この作品をモーニングの読み切りで読めるってすごい贅沢体験だと思う。 森泉岳土さんはずっと絵が好きで読んでいたのですが(実はとても独特な方法で描いていらっしゃいます)、これはストーリーもド直球で好みだった…。 市川崑監督の映画とか好きな人はたまらんと思う。 美麗な画面とスリリングな展開…はぁ、単行本でたら絶対買わないと。
キャンバスの前に立つ愛治朗の絵を見て、読み飛ばそうとしていた手を止めて読んだ。 温かみと迫力の両方を備えた絵と、画伯・愛治朗のナイーブな描写がすごくよかった。
※ネタバレを含むクチコミです。
姪に携帯で呼ばれた叔父が向かうと、そこには……。二人のどこにもいけない逃避行が始まる。 モーニングの読み切りは表現力に長けた作品が多いが、これもそう。暗めのトーンにより醸成された雰囲気、会話のリズムと乱れ、表情の躁鬱とした変化。どうしようもない行き止まりの感覚と胸のざわつきが蓄積されていく。読者はその「どうしようもなさ」を感じることしか出来ない。読後感になんともいえないシコリが残るような、考えさせられる作品。
この「天才なのでは!?」という感想を誰かと共有したい… まさか料理漫画と思うわけないじゃないですか!なぜだろう…今まで読んだ料理漫画の中で一番美味しそうな気がしてくる…
絶妙なテンポかと思えば懐かしいもの出てくるし描写はちゃんとおどろおどろしいし全く飽きさせない面白い!
僕はお笑い芸人だ。 7年目でもまだ若手で、まだ売れてもいない。 今年で30になるが、意識するとふと他の生活を考えてしまうことがある。 そんなとき、いつも思い出すのは僕がお世話になった先輩と、この読切漫画だ。 この漫画は、売れていくイケメン芸人と、真剣にお笑いに向き合っていたが苦悩の末にアイドルにハマって辞めていった主人公を描いている。 イケメン芸人は主人公・清水の才能を羨み、清水はイケメン芸人を妬んだ。 僕の先輩は、心底面白くて、芸人の誰からも愛されていて、でも地味で人気がなかった。 僕なんかのことを可愛がってくれた「大久保たもつ」さんという大好きな先輩だ。 深夜のバラエティに少しずつ出始め、ドラマ化した芥川賞受賞作の「火花」で売れていく若手芸人役を演じて、去年の冬に、突然芸人を辞めた。 「ODD FUTURE」の主人公・清水は、実はこの大久保さんがモデルだと聞いた。 当時、まだ芸人を辞める前に、この漫画を読んだ大久保さんがTwitterで感想をつぶやいたところ、作者から返信があったと喜んでいた。 この漫画がいいのは、もがいた闇の向こう側に一筋の救いを見せてくれているところだ。 僕たち若手芸人はその一筋の光にすがって売れるか辞めるまで、もがき続ける。 おそらく都内にいるであろう1万人ほどの売れていない芸人が抱えている苦しみ、葛藤、光と闇を生々しく描いてくれている。 主な収入はアルバイトで、睡眠時間削ってたくさんライブに出ていっぱいオーディションを受けても売れなければお笑いでの給料は雀の涙だ。 それでも頑張れるのはひとえにお笑いが好きだから。 しかし好きでも結果が出ないと疑念が首をもたげ、自身の才能を疑い、貧しい老後、孤独死を考えない人はいないだろう。 僕が大好きな先輩も芸歴10年目にして辞めてしまった。 夜道で泣きながら必死に自転車をこいで気持ちを紛らわせた記憶がまだ生々しく残っている。 しかし、実はいまその大久保さんは就職して幸せそうに暮らしている。 人生何が起こるか分からない。 この漫画はあくまで可能性だ。 再び立ち上がることもあるかもしれない、そうじゃないかもしれない、もっと向いていることがあるかもしれない。 この漫画を読むと、それでも自分が思う幸せに向かって頑張ろうじゃないか、少しでも報われることもあるかもしれないよね、と語り掛けてくる、気がするのだ。 そう思うとまだ頑張れる。 今年で30。 結構じゃないか。 80で死ぬとしてもまだあと50年。 余裕余裕。 折り返し地点にすら来ていない。 まだまだやれる。 やってやる。 読切がずっと読めるモアイさんはありがたい。 http://www.moae.jp/comic/chibasho_oddfuture
【掲載誌】 モーニング2018年7号(2018年1月18日)に掲載 【公式ページなど】 http://www.moae.jp/comic/morningzero_shumatsutricolor
定義や仮説、計算に夢中になるあまり当初の目的とずれていく理系脳わかりみが深い
モーニング35周年記念企画 CARNABAL
【掲載誌】 モーニング2018年2・3合併号(2017年12月14日)に掲載 【代表作】 『黒博物館 ゴーストアンドレディ』 『双亡亭壊すべし』 【受賞歴】 『うしおととら』 第37回 小学館漫画賞 少年部門 受賞 『うしおととら』 第28回 星雲賞 コミック部門賞 受賞 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/ufujitakazuhiro
【掲載誌】 モーニング2018年1号(2017年12月07日発売)に掲載 【受賞歴】 『この広い様でせまい世界で。』第66回 ちばてつや賞 奨励賞 受賞
【掲載誌】 モーニング2017年52号(2017年11月22日発売)に掲載 【代表作】 『わたしの宇宙』 『いかづち遠く海が鳴る』 【公式ページなど】 モアイ http://morning.moae.jp/magazine/morning Twitter https://twitter.com/engraulis pixiv https://www.pixiv.net/member.php?id=23082 ブログ「0418 」 http://0418.azuma.her.jp/
【掲載誌】 モーニング2017年50号(2017年11月09日発売)に掲載 【代表作】 『あげくの果てのカノン』 『僕は犬』 【公式ページなど】 モアイ http://morning.moae.jp/magazine/morning Twitter https://twitter.com/cometakuzo
【掲載誌】 モーニング2017年48号(2017年10月26日発売)に掲載 【代表作】 『パタリロ!』 『ラシャーヌ!』 【受賞歴】 『パタリロ!』第28回 日本漫画家協会賞 優秀賞 受賞 【公式ページなど】 モアイ http://morning.moae.jp/news/3991 Twitter https://twitter.com/miichan28saipru
【掲載誌】 モーニング2017年47号(2017年10月19日発売)に掲載 【代表作】 『音楽と漫画』 『シティライツ』 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/osirioisosiru 大橋裕之 ブログ http://blog.livedoor.jp/ohashihiroyuki/index.html
【掲載誌】 モーニング2017年47号(2017年10月19日発売)に掲載 【受賞歴】 『ハネカクシ』第5回 THE GATE 大今良時賞 受賞 『スイカ』第34回 MANGA OPEN 奨励賞 受賞
【掲載誌】 モーニング2017年46号(2017年10月12日発売)に掲載 【受賞歴】 『グラスホッパー』 第71回 ちばてつや賞 奨励賞 受賞 【公式ページなど】 モアイ http://morning.moae.jp/news/3936
【掲載誌】 モーニング2017年46号(2017年10月12日発売)に掲載に掲載 【受賞歴】 『頑張れ内閣府』 モーニングゼロ 2017年8月期 奨励賞 受賞 【公式ページなど】 モアイ http://www.moae.jp/comic/morningzero_ganbarenaikakufu
【掲載誌】 モーニング2017年46号(2017年10月12日発売)に掲載 【代表作】 『鴆-ジェン-』 『心の国のアリス』 【公式ページなど】 モアイ http:// morning.moae.jp/magazine/morning イガグリ http://yayohi.gaburin.chu.jp/ Twitter https://twitter.com/igaguryyy Pixiv http://yayohi.gaburin.chu.jp
THE GATEで奨励賞を受賞したULTRA CLUTCHの読み切り。 数学オリンピックに出ることが目標の転校生小野田と、数学が好きな女の子麻木マミの数学青春ストーリー。 数学をきっかけに、クラスから浮いている問題児2人が友情を育むところが爽やかで良かった。 高校時代に戻って数学やり直したい。。
土用の丑の日にあわせ、ラズウェル細木の『う』が【CARNAVAL】に登場。 今回はうなぎの刺身を食べにいく話だった。蒲焼以外の食べ方があるのね。 うなぎの血には毒があるというのを初めて知った。
35周年読み切り祭り【CARNAVAL】第16弾
この作品をモーニングの読み切りで読めるってすごい贅沢体験だと思う。 森泉岳土さんはずっと絵が好きで読んでいたのですが(実はとても独特な方法で描いていらっしゃいます)、これはストーリーもド直球で好みだった…。 市川崑監督の映画とか好きな人はたまらんと思う。 美麗な画面とスリリングな展開…はぁ、単行本でたら絶対買わないと。