「うぅ〜つれェ〜沁みる〜!!」と思いながら読みました、当方もウーノくんと同じくアラサーです。魔物を倒す「コレクター」(ハンターみたいな感じかな)を目指しているものの奮わず、実家の花屋で渋々仕事をして夢と現実の間で生きている姿がファンタジーとは思えないほどにリアル。「リセットのない世界」というタイトルも、いい意味でも悪い意味でも人生一度きりだということを教えてくれますね。 父親が好きだった花を見てコレクターを目指すきっかけを思い出して、その夢がもう叶わないとふと思ってしまって号泣するところ、クるものがありました。 ゆるい雰囲気ですが、中身は誰しもに響くしっかりしたテーマだと感じました。応援したいです、ウーノくんを。
絵柄とタイトルに惹かれました。 仏像をカッコいいとかで見たことなかったから、純粋に楽しい話だと思った。 やっぱりこんなにハマれるものがあるって良い! まほろはチャキッとしていて、先生に恋する所から奈良の大学に通うことになり仏像に興味を持ち、サークルも立ち上げ、何故か人間になることができる鹿とも出会い(彼が謎すぎる)読みどころが盛り沢山!でも、飽きなくてとても面白かったな。
あの朝霧の巫女、猫瞽女を描いた宇河弘樹がアワーズに帰ってきた。それだけでありがとうございますと言いたい。 元々かなり社会問題に切り込む(主題の物語とは別に)作者が、今の現代で抱えている問題を近未来の少年少女たちと共に描いている。2巻も楽しみです
コロナという文字を目にしない日は恐らくないのではないかと思いますが、パンデミックが世界を覆うという百年に一度の出来事を迎え、我々の日常も変わってしまいました。 クリエイターの作品にもその影響は避けられないと思いますが、このタイトルは作者の安堂先生の思いが率直に込められているのではないかと思います。 コロナに対する憤りは、言挙げする必要も無いことと思います。愛する人が命を落としても、遺体と対面することが叶わない恐ろしい病。コロナをぶっ飛ばしたい、という思いは、誰にでもあるものだと思いますし、その思いを託している作品として、広く読まれて欲しいと願っています。 コロナ禍において作品を描く、その描き方はクリエイターにとっても千差万別だと思います。ビターなテイストを持ち込んで描く方もいるかと思いますし、憂鬱な日常を快刀乱麻を断つような描き方もあるかと思います。 文字通り、ウィルスをぶん殴るというアイディアでもってアクション活劇を描く、その辺りに安堂先生のユーモアの素晴らしさを感じますし、この憂鬱な日常を生きていく糧として、コロナが終息するその先まで、作品が続いて欲しいと願っています。
登場人物全員が報われない片思いをしてるオムニバス漫画です。1話完結ですが、好きな女の子に6回告白して振られた男の子のことを、よく行くコンビニの女の子が好きだったり、少しづつ繋がりがあるのが面白いです。 お互い好きなのに2人が一緒にいる姿を電車の窓ガラス越しに見た時にしっくりこなくて別れたカップルの話を読んでいて、そんな経験したことないはずなのに「うわっ…分かるわぁ…」と思いました(笑) よくよく考えてみると人生で何人を好きになるかはそれぞれですが、そのうち一生を添い遂げる程の関係になれるのは1人いるかいないかですよね。みんな上手くいかなかった恋を経験してるんだと思うと背中を押された気分になりました。
※ネタバレを含むクチコミです。
ヤングキングアワーズの新連載! 『踊る千年家族』のタイトルからも漂ってくる不老不死感! まさにそんな内容で、描かれるのはイギリス出身の不老不死7人兄妹! まずは、妹の一人がさらわれ研究所で解剖・実験されるのを兄弟たちで100年ぶりに集結し救いにいくが…。 内容的にシリアスな方面にもいくかと思いきや、アクションコメディなので軽快なテンポで読めて楽しいです! 身バレして芋づる式に捕まって実験されないように100年も会わないようにしていた彼らがここから共同生活していくようになるのもなんだかいいんですよね。 1000年も生きてるような人だったら悟って仙人っぽくなってるのかなと思ったらみんな俗っぽくていいんですよね。 数か月監禁・拘束・拷問・人体実験されて救われた時の一言目が「コミケ」だったり。 不死身の身体が再生するところは自分で体のパーツ集めたりしててやはりコメディ感あって読み味軽くて好きです! これからいろんな組織に追われていくのか、救出に現れなかった兄弟はどうしているのか、楽しみです!!
完結してしまった〜! 面白い設定だったので毎巻楽しみにしてました。 バトルアクションあり、濃厚でないのにドキドキする接触シーンありで 面白く読めました。 若干打ち切りな感じだったんでしょうか… 終わり方はバッツリという感じでしたがどのペアも「一緒にいよう」的なエンドでよかったです!! 自作に期待して待ちます!
夏目房之介やいしかわじゅんが高く評価していて、大友克洋に影響を与えもし、 一時代を築いた伝説的な漫画家。 宮谷について知っていたことはこんなところだった。 検索して出てくる絵はどれも暑苦しく、執拗な描き込みに満ちていて、 劇画の時代を体現していて........さっき名前を挙げた二人の漫画評論なんか読むと、なかなか凄いっぽいのはわかるけど、いまいち どう凄いんだっていうのが伝わりづらい、まあいわば近寄り難い人ってイメージを 否めなかったのよね。 しかしそんな彼が久々に新作を描いたとあって、門外漢である自分もどんなものを描いたのか、ちょっくら確かめたく思い、ヤングキングアワーズを手に取ったのである。 結論から言うとそれほど面白くは感じなかった、かな。絵がどうしても古くて、やっぱりその、世代が違うっていうか、なんだろうね。カッコいい無骨な男が訳有りな少女を守り抜くという、王道といえば王道な話が、しかし絵の古さでグルーブできない。 (主人公の相棒が襲ってきた二人組にガソリンをぶっかけ、逃げていくところを あえて主人公が挑発して発砲に追い込み、たちまち火に包まれるシークエンスや、敵の組織の鉄砲玉に対し、丸腰にも関わらず自身が銃を持っていると思い込ませて、迫力だけで相手を逃亡に追いやったりするところはカッコ良かったです。) もっと調べてみると、実は新作でもなくて、80年代に創刊まもないスピリッツで短期間連載したシリーズの未発表の前日譚だったらしく。 だからなのか、長期間新作を描いてこなかった漫画家がある時その空白を破った時、何かとてつもない風景を目の当たりにできるのではないかという衝撃、それが全然なくて、正直がっかりしてしまった。なんだ再録かよー、的な とりあえず宮谷一彦をほとんど読んだことのないひとが読んだ人の率直な メモ程度として、書き残しておきます。 (宮谷作品は他にも色々あるのでまたチャレンジはしてみたい!)
東裏友希さんって週刊漫画ゴラクで「しいちゃん、あのね」を連載してた方ですよね。あれは現代版クレヨンしんちゃんって感じですごく好きでした。もっと続いて欲しかったので完結した時はすごくショックでしたが、次はどんな作品を描かれるのかとても楽しみにしていたのです。それがまさかのファンタジーだとは!全く違うジャンルじゃないですか…。実を言うと自分はファンタジーものに疎いのです。なので楽しめるか分からないけど応援の意味を込めて1巻を購入してみました。 冒険者としての実力がほぼゼロな主人公・アリアリス。仲間から置いてけぼりにあったので地上に戻るまで魔物の子守をして生計を立てることになります。魔物のベビーシッター、それが「魔もりびと」です!ヘタすりゃ殺されるくらい元気すぎる魔物の子供達に始めは振り回されっぱなしのアリアリスでしたが、徐々に仕事に対するやりがいを見つけ出していきます。自分も最初はモンスターあるあるネタが分からず困惑していたのですが、読み進めるほどに魔物とアリアリスの成長が楽しくなってきました!これは2巻も読んじゃいますね。 #1巻応援
「うぅ〜つれェ〜沁みる〜!!」と思いながら読みました、当方もウーノくんと同じくアラサーです。魔物を倒す「コレクター」(ハンターみたいな感じかな)を目指しているものの奮わず、実家の花屋で渋々仕事をして夢と現実の間で生きている姿がファンタジーとは思えないほどにリアル。「リセットのない世界」というタイトルも、いい意味でも悪い意味でも人生一度きりだということを教えてくれますね。 父親が好きだった花を見てコレクターを目指すきっかけを思い出して、その夢がもう叶わないとふと思ってしまって号泣するところ、クるものがありました。 ゆるい雰囲気ですが、中身は誰しもに響くしっかりしたテーマだと感じました。応援したいです、ウーノくんを。