※ネタバレを含むクチコミです。
昔読んだときはなんか合わなくて読むのやめちゃったんだけど、アニメ観たらドハマリしてしまいました。動物図鑑を読み込むタイプの子供じゃなかったから、今更大人になって動物の魅力に夢中になっています。 動物がその姿や生態である理由、形態に込められた工夫や意味なんて考えたこともなかったなー。 馬と牛の生態の違いとか、体の縮尺を単純にでかくすると体の熱で熱中症になってしまうとかすごく勉強になる。 デザイン部のみんなが生き物をデザインしてる途中(基本的にかなりエゲツない生態をしてる)で「あっ、これ〇〇作ってるな」って気づけたときちょっとテンション上がる。 老けない(死なない)生き物、子供の餌に自分の子供を使う生き物、オスがメスの体に取り込まれる生き物、親が子供にウンコ食わせる生き物、子供の布団係として生きる生き物…。 毎日毎日、SNSでニンゲンのクソつまらない生態なんか見るより地球の珍しい動物見るほうがよっぽど楽しいなと気づいてしまった。 世界は広い。
まず、この本を企画した人の発想と、本当に実現させてしまう力量が凄いと思います。士郎正宗原作を黒田硫黄に依頼するなんて考え方、一体全体、何をどうしたら思い付くのでしょうか。私はアップルシードも、黒田硫黄作品も好きでしたが、何かが激しく合いそうな気がする一方で、これはどうなんだという両方の気持ちが同居する作品でした。 蓋を開けてみれば、作風は真逆ながらしっかりとハードSFしてまして、特にごちゃごちゃした「雑多さ」なんかは、本家とは別の方向でしっくりくるものがあります。いやいや、原作版アップルシードと全然違うじゃないか!とおっしゃる方もいるかと思いますが、私にはこのアップルシードαはもう一つの世界のアップルシードとして存分に楽しめました。 とはいえ、アップルシードの世界観にはいまひとつマッチしてない部分もあったのは確かです。特に戦闘シーンは泥臭くスタイリッシュさがないなんてことは言いませんが、黒すぎて何が何だかわからない場面が少なからずありました。まぁ元々、相反する性質のものが融合してるので、それくらいは仕方ないという気持ちもありつつ、何ならアクション抜きの「アップルシード」でも全然良かったのになぁと思ったり。
> 「国民クイズ」「バカとゴッホ」で知られる加藤伸吉「惑星スタコラ」4巻と最終5巻が、本日12月22日に同時刊行された。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151222-00000116-nataliec-ent 国民クイズすげー好きだった
私、ワコの気持ち凄くわかる! 無いものねだりで、今付き合っている人にはない年下の真っ直ぐさとか、一生懸命さとか、本当に可愛くて愛しくて何でも許せちゃう感じ。 でも、長く付き合っていくと面倒くさくなったり、最初魅力的だと思っていたところが、頼りないなぁ~と感じたり。 私だったら、土屋くんの所に行っちゃうかも? 傷心の時にタイミングよく連絡くれる人って運命感じるし・・・。 にしても、イコくんとの付き合い始めは、高校生とはいえまだまだ子どもだし、ちょっと考える。 高校3年生だと卒業したら大学生だからまだ、男性としてみられるかな? 7巻で母親が入院中に言ってくれた言葉は、本当に優しさの塊で、心がほぐれる。
とにかくすごい漫画が生まれたなと思います。語彙力ないので、このクチコミ読んでもストーリーは理解できないと思いますが(自分もそんなに分かってないかも)、興味のある方だけ読んでください。 まず、特徴として舞台が深海なので1巻の3分の2ほどのページがほとんど黒くて暗い(内容がではなく)。紙の単行本見ると一目瞭然。あるところから突然紙が白くなるので、ここから何かがガラッと変わるんだなというのがわかる。 いざ読み始めると、前半はひたすら命の危険が伴いながらも目的のために深海の底を行くリビティナとジャック2人の様子が描かれます。ここまでで既にそこそこの長旅をしてきた様子。リビティナは深海で生まれ浅海を知らないので、ここを抜け出したいと思っている。一方ジャックは、浅海で生まれ育ち、とある出来事(これもまだ謎)をきっかけに、深海から故郷への帰還を目指しています。しかし、2人はいつどこでどのように出会ってなぜ共に行動するようになったのかは、1巻には描いてありません。そんなところも含め、謎がとにかく多い。 前述のガラッと変わるところからは、事情がありジャックと別行動になったリビティナの正体が明かされます。その姿が予想外すぎて驚きました!同時に登場人物も一気に増えるとともに、深海の歴史と知られざる秘密も徐々に暴かれるが…と、ざっくりいうとそういう話。 他のコメントにもありますが、常につきまとう不安感・得体の知れない感がメイドインアビスやBLAME!ぽさがある。ダークファンタジー好きにはたまらない内容だと思います。謎が多い分、なにか凄いものが隠されていそうな気がしてとても興奮します!
マンバのオンライン読書会で学級文庫にオススメの漫画として紹介されていたのがきっかけで読んでみました。 主人公の長見良くんは中学生ながらマジシャンとして超一流の腕を持っていますが、難読症(ディスレクシア)で読み書きが苦手な為に学校生活や両親との関係が上手くいかずにいました。良くんのマジックの師匠の孫である北條と出会ってからは本格的にプロのマジシャンとして見出されるようになりましたが、才能を活かすのも簡単なことではなく、様々な問題と向き合いながら成長していく物語です。 世界で活躍するにはメディアに出るべきということで途中から芸能界入りをしますが、良くんが抱えている悩みは普通の中学生だった自分と重なるところがあったりして勇気づけられものがありました。社会にはいい大人ばかりいる訳じゃないというのも勉強になりますね。実際にマジックを観に行ってみたいと思ったし、難読症について学んだことがたくさんありました。ラストも素敵です。 大人になってから読んでも面白いですが、良くんと同じ年齢くらいの子にオススメしたくなる作品ですね。ぜひ感想を聞いてみたいです。
好きというのはただの感情であって、誰かを縛りつける理由にはならない。 とは思うものの、山下の心情を思うと胸が締め付けられる。 恋の重さも好きの重さも人それぞれで、山下の好きも小谷の好きも優劣がつけられるものではない。それでも、苦しくなる。 小谷は掴みどころがなくてふわふわしてるけれど、凄く現実的な女の子。 めんどくさいから休日でも制服で、特売のスーパーが好きで、気持ちいいセックスが好きで誰とでも寝る。なんとなく複雑な家庭環境を想像してしまうけれど、詳しくは描かれない。 山下はごく普通の純情な男の子。小谷に恋をして、セックスをして、小谷が誰とでも寝ることも知っていて、傷ついてもなお小谷に恋をしている。 好きな人とセックスできたらそれでいいじゃない、自分と過ごす時間を気に入ってくれていればそれでいいじゃないか。 って思わなくもないけど…山下には言えないな。 山下が想像する以上に小谷は山下のこと好きなんだと思うけど、それじゃ足りないんだよな。 先日、『気持ち悪いんだよ、死ね。』という漫画を読んだ。 純粋な好きとか純粋な恋愛は偉いのか?まるで正義のように振りかざしていいものなのか?そんなの気持ち悪いんだよ、というテーマの作品だった。 山下を見ていると胸が苦しくなる。でも、小谷の生き方だって間違いじゃない。 好きの純度も重さも人それぞれだから、誰のことも否定できない。 でもなあ、恋に落ちたら独占して執着して閉じ込めてしまいたくなるんだよなあ。 青春の甘い痛みだなあ。苦しいなあ。
※ネタバレを含むクチコミです。