コミックデイズの読み切り一覧ページ(https://comic-days.com/oneshot)をなんとなく眺めてたら目についた読み切り。 ドカベンの山田太郎っぽい見た目の主人公がうんことか出てくる小学生レベルの漫画を持ち込んで大失敗し、そこに不釣り合いに美人の彼女が主人公を連れてバイクで爽快に家までかっ飛ばす。 ところが、彼女は実は国家機密の生物兵器のキーパーソンであって..... 彼女の背中の刺青やどこかドカベンの山田太郎を想起させる主人公の「ズラ」、 昭和っぽいアパートのバランス釜、触手プレイ、島田虎之介の「ラスト・ワルツ」で見たような謎の黒い球体、二人のSMっぽい関係性ーーどこをとっても何か変である。 ジャンルで言うと多分SFなのかな、とにかく変。 アダチケイジは野球漫画、グラゼニの作画担当として一般的に知られているが、 もしこの変態的なニッチさを突き詰めていったら違った方向性もありえたのではないか? そんな可能性を感じさせる怪作だった
『刻刻』も大好きで本作も本当に楽しく読んでるのだが、先が気になり過ぎて我慢していたコミックDAYSを購読してしまった。今なら遡れば7巻の終わりから最新話まで途切れず読めるしめちゃくちゃ盛り上がってるから今ですよ今! 物語は終盤に差し掛かってるような気がする。7巻で「フクノカミは現代の人間の欲望や価値感覚が分からないのではないか?」という仮説が出てきた。我々は歴史を学ぶ時などに、過去を現在の感覚で捉えて「昔の人はこんなものを信じてたんだなぁ」などと上から目線になってしまいがちだが、実は「過去から現在がどう見えるか」という視点こそが重要なのだ。人間は昔からお金に振り回されてきただろうけど、今のように庶民がお金で頭がいっぱいな時代(株、FX、不動産、インフルエンサー、保険、仮想通貨…)ってあったのだろうか。 そういった「当たり前に過ごしているけど、よくよく考えたら変だぞこれ」っていうものを象徴的に表現するのに、ファンタジックな現象をうまく利用している。細かい描写に一貫性とリアリティがあって安っぽくならない。 堀尾先生自体はあんまりSNSとかやってなさそうなのに、IT系の話題もしっかり消化して小ネタに挟んでて面白い。あと個人的に恋愛描写が好き。心理戦とか駆け引きを描くのがうまいからかな。
堀尾先生の前作「刻々」もそうだったのですが、ある程度まとめて読むとこの世界観の奥深さや物語の展開のダイナミックさがわかるのでお薦め。一人の小さな欲望が他の人の欲望に火をつけ、多くの人を巻き込む経済発展につながり、逆にその発展に振り回される人たちがスピーディーに描かれています。昭和の経済発展とはこういうものだったのではないかと思わされると同時に、みんなが満足する発展とは何かを考えさせられます。
※ネタバレを含むクチコミです。
現役高校生がパパ活についてどう思っているか気になっちゃいます。 やっぱりやめて欲しい、そして止めに入って叱って欲しい そういうことですよね!? 自分はもう初々しさも一ミリもない大人になってしまってしまったので知人がパパ活していたらどんな感じなんだと興味が先行しそうな話を書いてしまいそうで…! 個人的に若い高校生ぐらいの子がバチバチな感性で内情吐露する漫画がもっと読みたいと思いました。
爬虫類好きは必読。 蛇人間のへビオと、学校の寄宿舎で同室の田中学くんの日々の記録。 ヘビオくんは蛇人間なので、食べ物を丸呑みしたり脱皮したりします。人から変な目で見られることもあるけど、学はヘビオにドキドキさせられる毎日で… 妖艶な空気をまとうヘビオと、すべてが平凡な学くんのふたりをどんな目線で見れば良いのかこちらもドキドキしちゃうって…
清野とおる漫画は本当落ち込んだ時に読めと言いたい! 以上なほどこだわりがある人物にインタビューし、それを漫画化するというもの。 どの「こだわり」もわかるとは思いつつも異常では?と思ってしまうもので面白い。 一番ふふっと笑ってしまったのはベランダのこだわりエピソード。 ベランダにこだわりすぎて最終的にベランダで寝た男の話w 人の「こだわり」というのは面白いものですね!
全然なんの前情報もなしになんとなく読んだんだけど面白い。別れた妻に久しぶりに再開したら、自分との間にできた6歳の娘がいたという話。 どうやら主人公の武文はより戻したいまではいかないまでも、また関わりを持ちたいみたいな気でいるらしい。 個人的には血縁上の父という立場で子育てに関わるくらいで、元妻と再び男女の中にはなってほしくないな(その方が面白いので) https://twitter.com/kawahara_info/status/1384884642428252163
コミックデイズの読み切り一覧ページ(https://comic-days.com/oneshot)をなんとなく眺めてたら目についた読み切り。 ドカベンの山田太郎っぽい見た目の主人公がうんことか出てくる小学生レベルの漫画を持ち込んで大失敗し、そこに不釣り合いに美人の彼女が主人公を連れてバイクで爽快に家までかっ飛ばす。 ところが、彼女は実は国家機密の生物兵器のキーパーソンであって..... 彼女の背中の刺青やどこかドカベンの山田太郎を想起させる主人公の「ズラ」、 昭和っぽいアパートのバランス釜、触手プレイ、島田虎之介の「ラスト・ワルツ」で見たような謎の黒い球体、二人のSMっぽい関係性ーーどこをとっても何か変である。 ジャンルで言うと多分SFなのかな、とにかく変。 アダチケイジは野球漫画、グラゼニの作画担当として一般的に知られているが、 もしこの変態的なニッチさを突き詰めていったら違った方向性もありえたのではないか? そんな可能性を感じさせる怪作だった