もがりのくび
もがりの首
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あらすじ

時代に咲いた仇花一輪 怨んで結ぶ種ひとつ カラカラ音を立てながら 刻の狭間に転げ込む 晴れぬ恨みの澱ならば もがりが拾うて陰供養

うまとしかきおろしつき
うまとし【描き下ろし付き】
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あらすじ

【描き下ろし付き】牧場の一人息子・ヨシは、同性の恋人のダルタとの結婚を両親から反対されていた。「男同士で結婚して何になる。子供はどうするんだ」と詰め寄られたヨシは、うまやを飛び出したところで馬に蹴られ、胴体がちぎれてしまう。最愛の恋人の悲惨な状態を見たダルタはその馬を殺し、ヨシと馬の身体を繋げることを思いつき…。新鋭・内川千尋が描く、一度読んだら忘れられないシュールで不気味な短編集。

笑えて笑えない短編集

これはホラーなのかギャグなのか。思わず笑ってしまうけど、笑えない。面白いけど不安になる作品が詰まった短編集。 ・うまとし 「男同士で結婚して何になる。子どもはどうするんだ」に対する完璧な答え。 瀕死の恋人と雌の馬を繋いでケンタロウスにしたら結婚もできて子どもも産まれてこれ以上ないハッピーエンド。 なんて納得できるわけないけど子どもが可愛いからどうでもよくなるあたり人間味あるようなないような。 ・押し人 埋葬に関する法律が改正され、押し花の要領で死体を飾る「押し人」が流行した未来のお話。 じいちゃんの死体まじ映え〜リビングに飾ろ〜みたいなノリ。 故人を偲ぶ気持ちがあれば形はどうであれと思うけど、流行が廃れて残るのは死体が飾られたリビング。 弔いとか何それ?な世界観でも死の禍々しさは変わらないんだなあ、と。 ・マリオネットイズム 不慮の事故にあったアイドルが奇跡の復帰。 しかしそれはクローンで、本体は頭と脊椎だけになって培養されている状態。 偽物が生まれたら本物が消えるわけではなく両方存在していたら、アイドルとして生きているのが本物…? 本物は偽物の体を奪って本物を取り戻そうとする、ってやっぱりどっちが本物なんでしょう。 まあアイドルなので見たい姿を本物だと思えばいいか。 などなど。 考えすぎるとしんどくなりそうなので表面の楽しさだけを掬って読むようにしたけどそれでも抉られること間違いなし。 笑えて笑えなくて不気味で不穏で面白い短編集でした。

野愛
野愛
とおりすがりのかいじけん
通りすがりの怪事件
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あらすじ

転校先は出逢いがいっぱい!? 目に見えない高次の存在を敏感に“感じる”女子高生・紫津宮由葵。そんな由葵が出逢ったのは、“やや鈍感な”神職の美青年・小野大介。転校する先々で起こる様々な怪異! 否応なしに不可思議な事件に巻き込まれる由葵のため小野は癒しの祝詞を紡ぐ──。ファンタジーゲーム界の超人気イラストレーターが描く本格神事系ゆるコワ・ラブコメディー!!

SIREN 赤イ海ノ呼ビ声
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あらすじ

血塗れの集落──羽生蛇村は、都市伝説『三十三人殺し』により影でそう呼ばれていた。周囲を山に囲まれ独特の信仰と土着の伝承が根付いたこの土地に、オカルトマニアの少年・須田恭也はほんの好奇心から足を踏み入れてしまう。それは決して終わらない悪夢の始まりだった…。

あうたーぞーんりびじてっど
アウターゾーン リ:ビジテッド
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あらすじ

アウターゾーン――それは現実と空想の狭間に存在する未知の世界。時間も空間も確かな意味を持たないその場所においては現実を超越したあらゆる事象が起こります。摩訶不思議のホラーミステリー復活!!

かいだんひゃくものがたりしんみみぶくろ
怪談百物語 新耳袋
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あらすじ

N県にあるその家は、建て替えても建て替えても幽霊屋敷と化してしまう家だった…。原作では語られなかった“この地で起きた最初の怪異”がコミック版で初めて明らかに! ベストセラー現代怪談集『新耳袋』のコミックシリーズ、ここに堂々のスタート。表題作のほか「約束」「アヒル」「見捨てられた」など、全9編を収録。 【コミック版監修:木原浩勝】