COMICメテオの感想・レビュー34件<<12>>目を奪われる美しい色彩の終末世界で鍵つきテラリウム 平沢ゆうな兎来栄寿平沢ゆうなさんと言えば『僕が私になるために』という実録性別適合手術エッセイマンガが非常に面白くためになったのですが、それからいくつかの短編を経て始まった待望の連載が『白百合は朱に染まらない』、そしてこの『鍵つきテラリウム』です。 『鍵つきテラリウム』は、(コミックスにも掲載されている)webで掲載された0話にあたるフルカラーのプロローグを初めて読んだ時、そこに描かれていた美しいポストアポカリプスのコロニーの風景に一瞬で心奪われました。元々、私は廃墟萌えの性質があり終末世界系は大好きですし、特に人の手によって造られた建造物が崩壊してそこに草花が生い茂っている感じも大好物。それはもう堪りません。 更に、人間とロボット的なテーマも入ってきて心の奥底まで優しく、時に切なく響き渡るストーリー。それらが生み出すハーモニーは非常に上質で心地良いものでした。ずっとこの世界に浸っていたいと思える稀有な作品です。平沢ゆうなさんのカラー背景がとても良く単行本の店舗購入特典各種も素晴らしいので、ずっと描いてて頂きたいと願ってしまいます。 『少女終末旅行』、たつき監督作品、ニーアオートマタなどが好きな方にもオススメしたい一冊。寂しくもあり優しくもある…ロボットと人間の話鍵つきテラリウム 平沢ゆうなむ終末漫画の名作にまた1作品はいったな、という感じです。 ロボットと人間の寿命は違う、それを突き詰めて考えていってこの話を生み出されたんじゃないでしょうか。 人間が死んでても看病し続ける医療用ロボット…悲し寂しすぎる! 無理矢理破壊して停止させない主人公が優しい。解決策見事です。読んでください。 ロボットに感情持たせたらロボットと人間の違いなんてないのかも。 優しい話でした。 JKがゾンビ相手に無双する…だけではない!!ゾンビバット 松林頂ANAGUMA女子高生+バット×ゾンビっていうパッと見のB級感は大いなる勘違いでした! これはエモい…エモいですよ。 ゾンビを殺そうとする少女がゾンビを守ろうとする少女と出会い…っていう百合・ゾンビ・アクションです。 個人的にイチオシなのはゾンビもの御法度の圧倒的武力、 謎のアサルトライフル使い「隊長」(※異常に強い)の存在です。 彼が画面に居てくれるだけでめちゃくちゃ安心できるのが萌えポイントですね。 スピード感のある描線のアクションも超かっこいい! 1巻は閉塞感のあるセーフゾーンの状況が描かれてましたが、2巻のヒキで一気に世界が広がる予感。 少女たちの冒険と隊長の活躍を要チェックですよ!崩壊した世界で描かれる人間とロボットの不思議な共存の形鍵つきテラリウム 平沢ゆうなsogor25※ネタバレを含むクチコミです。 現地で感じたくなるエーゲの風エーゲ海を渡る花たち 日之下あかめ兎来栄寿美麗な絵で描かれる15世紀ヨーロッパ紀行。それだけでも堪らないのですが、内容的にもとても良くお薦めしたい作品です。 イタリアのフェラーラから始まり、ヴェネツィアやクレタ島など諸国を少女たちが旅して行く様子が描かれて行きます。 ヴェネツィアのゴンドラやクロアチアの民族衣装などの名物が華やかなヴィジュアルで紹介され、実際に旅をしているような楽しい気分にさせてくれます。特に、丁寧に描かれる世界各地の名物料理は実食したくなること請け合いです。 丁度個人的に今年の初めにアテネからエーゲ海を渡ってギリシャの島に行ったり、そこからローマやヴェネツィアを旅して来たこともあって「あー、ここはこの前行った!」と、より楽しめる部分が多かったです。またいつか行きたいと思ったのですが、この作品を読んだことでその想いがまた一際強くなりました。 明るく和やかな雰囲気で進行する物語に、読んだ後は心も解きほぐれます。 中心人物が二人の少女なので、百合好きの方にもお薦めです。15世紀、"優しい世界"を旅する2人の物語エーゲ海を渡る花たち 日之下あかめsogor2515世紀を舞台にある目的のためにフェラーラからクレタ島まで旅する女性2人の旅行記。物語自体は穏やかに進んでいくので、作画カロリーの高さもあって、この時代の雰囲気を存分に楽しめる1作。 世界史に疎いので私は詳しくわからないんだけど、ルネサンスや大航海時代等、定番の時代や地域からは微妙に外れてるそう。その設定のチョイスや、敢えて"優しい世界"で物語を進めている辺りから、作者が本当にこの時代、この地域が好きで描いてらっしゃるのが伝わってくる。やっぱり好きの力は強い。 1巻まで読了。可愛くて面白い愛があれば××の差なんて U-temo大トロ収入格差カップルかわいいです! 危ノーマル危ノーマル系女子 真田ジューイチ名無しヒャッコのカトウハルアキ先生の別名義です! ヒャッコもそうでしたが、キャラが可愛いですね!実はアニメ化もしてるヒャッコ カトウハルアキ大トロとにかくカトウハルアキ先生の絵とギャグが大好き! かっこよくてかわいい女の子たちの学園モノです。 カトウハルアキ先生はキャラ設定が独特ですよね。 大好きな作品なのですが、最終巻は評判が悪くて怖いので読んでないです。ニヤケ顔不可避理系が恋に落ちたので証明してみた。 山本アリフレッドmampukuこれは萌えますね。二人とも可愛すぎる。そして底抜けにアホ。お互い照れまくりながらも大真面目にやってるのが、なんだか想像してたより斬新だった。期待以上 もっと「ヲタ恋」みたいに冴えないオタクをイタい感じに美化したラブコメかと思ってたが(あれはあれで好きだけどもw)こっちはもっとシリアスギャグ調で、愛すべき馬鹿共って感じで親しみやすい。 あと表紙のタイツやシャツの皺に並々ならぬ熱い魂を感じるが、白黒の中身も一貫して魂がこもっていた。少女漫画のような話でありながら端々に青年漫画らしい濃い部分もある。 <<12>>
平沢ゆうなさんと言えば『僕が私になるために』という実録性別適合手術エッセイマンガが非常に面白くためになったのですが、それからいくつかの短編を経て始まった待望の連載が『白百合は朱に染まらない』、そしてこの『鍵つきテラリウム』です。 『鍵つきテラリウム』は、(コミックスにも掲載されている)webで掲載された0話にあたるフルカラーのプロローグを初めて読んだ時、そこに描かれていた美しいポストアポカリプスのコロニーの風景に一瞬で心奪われました。元々、私は廃墟萌えの性質があり終末世界系は大好きですし、特に人の手によって造られた建造物が崩壊してそこに草花が生い茂っている感じも大好物。それはもう堪りません。 更に、人間とロボット的なテーマも入ってきて心の奥底まで優しく、時に切なく響き渡るストーリー。それらが生み出すハーモニーは非常に上質で心地良いものでした。ずっとこの世界に浸っていたいと思える稀有な作品です。平沢ゆうなさんのカラー背景がとても良く単行本の店舗購入特典各種も素晴らしいので、ずっと描いてて頂きたいと願ってしまいます。 『少女終末旅行』、たつき監督作品、ニーアオートマタなどが好きな方にもオススメしたい一冊。