預言者ピッピ

預言者ピッピ

「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?鬼才が描く長編ストーリーが、満を持して登場!ピッピは地震を予知し、災害から人類を救う為に開発されたロボット。親友・タミオとともに成長していくピッピは、衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。そして再び目覚めたピッピが語る畏るべき預言とは……傑作SFコミック!
コスモス

コスモス

家を出た母親。気落ちする父親。それでも日常は静かに、またにぎやかに回っていく。思考する小学3年生・花さんが見た家族や親族、クラスメイトたちとの日々。業田良家・石塚真一・浅野いにおの各氏も絶賛する光用(みつもち)千春、待望のデビュー単行本。連載分に新たなエピソードを描き下ろして収録。
メカ豆腐の復讐

メカ豆腐の復讐

ギャグとエッセイとトリビュート、そしてSF…『ロボ道楽の逆襲』以降の「企画モノ」短編の集大成! シン・ゴジラパロディの表題作、週刊少年チャンピオン創刊40週記念企画『クルクルくりんfeaturingるんるんカンパニー』、筒井康隆原作『わが良き狼(ウルフ)』、震災後の問題作『ダブル・ストーリー』『MightyTOPIO』ほか約50 作を収録。 雑貨屋さんを楽しむような感じで読んでいただければ幸いです。(とり・みき)
ロボ道楽の逆襲

ロボ道楽の逆襲

蟹工船ブームを予見した表題作から、筒井康隆、小松左京、みなもと太郎作品のパロディ・カバーバージョンまで、カラー34ページを含む盛りだくさんの内容です。■すっとぼけたメカが好きです。(伊藤理佐)■ねっとりした背景が好きです。(吉田戦車)■あれこれ工夫してまとめてみました。バラエティ感をお楽しみいただければ幸いです。(とり・みき)
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さんだる
2020/05/31
コスモスってタイトルってさ
なんでこのタイトルなんだろうって途中まで分からなかったのですが、最後の話で離婚して別々に住んでるお母さんと花ちゃんが一緒に買い物に行って、花ちゃんが選んだコスモスの飾りがついたヘアピンをお母さんに買ってもらうんですよね。それでタイトルがコスモスなんですけど、コスモスって漢字で書くと「秋桜」だから、お父さんの「秋彦」って名前と、お母さんの「桜」って名前を、花ちゃんは意識して選んだんだなってことに気づいた時にぶわ〜っと涙が出てきました。クールに見える花ちゃんもまだまだ子供で、無条件にお父さんとお母さんが大好きなんですよね。 私は花ちゃんと転校生のタチバナ君がブランコに乗って会話するシーン「あっちコーヒー、こっちココア、こいつすげえな」が一番好きなんですけど、頭脳明晰で理論武装なタチバナ君としゃべっている時の花ちゃんはいつもと違う雰囲気を感じます。でもこの時の感情に素直な花ちゃんはお母さんに似ているなと思いました。お父さんとお母さんがいて自分がいるから、どっちにも似てて当たり前なんだけど、離れて暮らしていたりすると気づきにくかったりしますよね。 私はもう大人になってしまいましたが、子供から大人に変わる明確なタイミングってなかったなと思ってます。いつの間にかそうなったという感じで、実は子供の頃から何も変わっていないのかもしれません。花ちゃんのお父さんとお母さんを見ていてそんなことを思いました。大人だって元子供なんです。誰だって未熟で当たり前だし、お互い完璧じゃないままで繋がっている、そういうものだ。コスモスを読んで感じたのはそういう肯定でした。とても面白かったです。
預言者ピッピ

預言者ピッピ

「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?鬼才が描く長編ストーリーが、満を持して登場!ピッピは地震を予知し、災害から人類を救う為に開発されたロボット。親友・タミオとともに成長していくピッピは、衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。そして再び目覚めたピッピが語る畏るべき預言とは……傑作SFコミック!
大王

大王

「黒田硫黄氏は、キャラクターやエロに隷属された漫画界にあって、真にセンス・オブ・ワンダーを持った作家である」とあの大友克洋先生も大絶賛!今まで見たこともないマンガがここにある!
コスモス

コスモス

家を出た母親。気落ちする父親。それでも日常は静かに、またにぎやかに回っていく。思考する小学3年生・花さんが見た家族や親族、クラスメイトたちとの日々。業田良家・石塚真一・浅野いにおの各氏も絶賛する光用(みつもち)千春、待望のデビュー単行本。連載分に新たなエピソードを描き下ろして収録。
おかえりピアニカ

おかえりピアニカ

ちょっと元気が出る短篇集。この町に暮らすぼくたち私たちの、友達や学校や家族のこと。笑ったり、悩んだり、いろんな事件が巻き起こったり――。新鋭・衿沢世衣子の初短篇集。「誰かのことを大人だと思っていた子供が、自分で歩き出せる、そんな物語が好きみたいです」(衿沢世衣子)

人気クチコミ

(とりあえず)名無し
(とりあえず)名無し
2019/05/06
磨き上げたセンス
マンバで江口寿史の作品一覧見たら、『パイレーツ』と『ひばりくん』と『キャラ者』と、この『お蔵出し』しか登録されていなくて驚いた。 ほとんどクチコミも書かれていない。 つい最近も、雑誌のillustration (イラストレーション)2019年3月号【特集:江口寿史】がよく売れて増刷されたとか聞いていたので、人気は衰えないなあ…と感心していたのだが、やはり漫画家としては、忘れられた存在になっているのだろうか…。 江口寿史って、むちゃくちゃ「センスの良い」漫画家です。 「センス」という曖昧な言葉が、なにを意味しているのかは、実は結構難しい問題なんですが、やっぱり江口寿史は、「センスが良い」としか言いようがない。 私見ですが、「センス」には二種類あると思ってます。 例えば、ジャンプで同時期に活躍した鳥山明みたいな、もう「生まれつき」としか言いようがないような才能を持った天才タイプのセンスの良さ。 もう一方は、自らの趣味性や嗜好を大切に捉まえて、その大きくはないかもしれないけれど堅固な才能を、多様な方法で一所懸命に磨いて磨いて、「センス」として花開かせた努力型のタイプ。江口寿史は後者だと思うのです。 漫画家としてもイラストレーターとしても、江口寿史は本当に磨き上げたセンスを持つ、優れた表現者です。 絵については、多くのかたが今も魅了されていて知られていると思うのですが、ホント、ギャグ漫画のセンスが良いんですよ。 テーマも演出もすごく考えられていて、読んでいてとても快適で、ちゃんと笑えて、読後こちらもセンスが良くなったように思える、風通しの良さがある。 もちろん、いろいろ「悪名高い」人ですから、未完の作品も多いですし漫画を描かなくなって長いので、作品世界の風物に少しアウト・オブ・デイトなところもありますが(ジャンプ系は特に)、彼のイラストは好きだけど漫画を読んだことがないというかたがもしいたら、とりあえず、この『お蔵出し』とかショー3部作(『寿五郎ショウ』『爆発ディナーショー』『なんとかなるでショ!』)あたりの短篇集で、そのセンスの良さに触れていただきたいです。
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
2019/01/19
素敵な短編集
cameraどこか海外の香りがするなーと思っていたらロンドンで美術学んでらしたんですね、衿沢世衣子さん。 いろんな雑誌に載っていた短編をギュッと集めた短編集。 表紙の素敵さがヤバい。 ポスターにして飾りたい。 タイトルは掲載された短編のタイトル3つを合わせたもの。 衿沢世衣子さんを初めて知って読んだのが、『うちのクラスの女子がヤバい』だった。 思春期の性だったり関係性など彼女らにそっと寄り添ったような悩みを淡々としているようですごくいいバランス感覚で描くなーと思っていたんだけど、それももしかしたら海外にいたことで培えたものもあるのかもしれない。 すごく勝手な話だけど、こういう価値観をもって描けるような大人が親戚の叔母あたりのポジションで自分と仲良かったらいいのになと思ってしまう。 いや、違うか、こういう人と結婚したい。 短編はどれも素敵で健やかで愛しい。 8本ある短編だけど、ちょうどタイトルの ・ラ・フランス ・難攻不落商店街 ・ベランダ が好きだった。 その中でも特に「ベランダ」。 たわいない会話にグッとくる。 そして見た目から推測できることはあくまで推測でしかなく、心配することは大人の自分勝手な善意の押しつけのようなもののしんどさや重さと表裏一体だ。 何かから逃げてきた子供の「別の国じゃなくなっちゃった」のセリフを描けるのは本当にすごい。 自在に特定の年代の人間と同じ目線になれるんだろうか。 よっぽど深く潜れないとその言葉は引き出せないと思う。 しかし、ここで見せたいのは少女の方ではなく、あくまでそれを聞いた大人の女性の表情だ。 僕たち読者は一緒にハッとさせられる。 それまで呼んでいた「テキサス」というおちゃらけたあだ名が耳の奥で響き宙に浮く。 このあと、結局最後までストーリーには一切関わってこなかった主人公の杖が気になるようになった。 彼女も過去に何かあったのかも、とは深読みのし過ぎか。 誰にだって何かの事情はあるものだ、ということかもしれない。 梅雨が明けた頃、この短編をもう一度読もうと思った。 画像は僕が一番好きな、なにげない会話のシーン。
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さんだる
2020/05/31
コスモスってタイトルってさ
なんでこのタイトルなんだろうって途中まで分からなかったのですが、最後の話で離婚して別々に住んでるお母さんと花ちゃんが一緒に買い物に行って、花ちゃんが選んだコスモスの飾りがついたヘアピンをお母さんに買ってもらうんですよね。それでタイトルがコスモスなんですけど、コスモスって漢字で書くと「秋桜」だから、お父さんの「秋彦」って名前と、お母さんの「桜」って名前を、花ちゃんは意識して選んだんだなってことに気づいた時にぶわ〜っと涙が出てきました。クールに見える花ちゃんもまだまだ子供で、無条件にお父さんとお母さんが大好きなんですよね。 私は花ちゃんと転校生のタチバナ君がブランコに乗って会話するシーン「あっちコーヒー、こっちココア、こいつすげえな」が一番好きなんですけど、頭脳明晰で理論武装なタチバナ君としゃべっている時の花ちゃんはいつもと違う雰囲気を感じます。でもこの時の感情に素直な花ちゃんはお母さんに似ているなと思いました。お父さんとお母さんがいて自分がいるから、どっちにも似てて当たり前なんだけど、離れて暮らしていたりすると気づきにくかったりしますよね。 私はもう大人になってしまいましたが、子供から大人に変わる明確なタイミングってなかったなと思ってます。いつの間にかそうなったという感じで、実は子供の頃から何も変わっていないのかもしれません。花ちゃんのお父さんとお母さんを見ていてそんなことを思いました。大人だって元子供なんです。誰だって未熟で当たり前だし、お互い完璧じゃないままで繋がっている、そういうものだ。コスモスを読んで感じたのはそういう肯定でした。とても面白かったです。
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