篠華まゆと蒼葉宗馬は幼なじみで、同じ高校に揃って進学。明るく元気な天然少女のまゆ、そして個性豊かなクラスメートに囲まれ、面倒見の良い宗馬は振り回されっぱなし!? ハイブリッド幼なじみ学園コメディ、ここに開幕!!
推理小説「マッドネス探偵」に憧れて中二病全開のポンコツ探偵・晴野律歌(20歳)。食欲旺盛で嗅覚が鋭いワンコ系助手・音都を引き連れて、数々の事件を華麗に解決…できるのか?猫探しから大怪盗まで、私たちにお任せあれ。少女たちが繰り広げるハイテンション探偵コメディ!
滅亡した世界に偶然にも生き残った人間嫌いのハカセと、しっかり者の相棒AI・クマノミ。祖父の遺した“宝物”のデータをさがして電子の世界を冒険する二人の日常は、さみしくてやさしい、一期一会の旅。ヒトとAIの終末日常ファンタジー、第1巻。
とある女子高の中庭に建つ小さなプレハブ小屋。そこでは「特撮」に魅入られた厄介なオタクたちが日々ヒーローや怪獣の制作に励んでいた!バツグンの運動神経を見出された1年生・海城あかねは、スーツアクターとして廃部寸前の特撮研を救えるか?王道でありながら先鋭! 青春を駆ける映像制作まんが、第1巻です。
演劇部の王子様として女生徒たちに大人気の玲音。その実態は演じているとき以外は気弱で人見知りの女の子。そんな彼女の元に弟子入りしたいとやってきたのは自称「タヌキ」の少女・豆子で!?野性と癒しに溢れたぽんぽこ演劇ストーリー、第1巻!
ばっどがーる
(自称)不良高校生、風紀委員長にコヒュらされる日々!?※「コヒュ-る」【動詞】…驚きやときめきによって息がコヒュッとなる。【あらすじ】風紀委員長・亜鳥に憧れ、気を引きたい一心でなぜか不良を目指すことにした高校一年生・優。しかしワルくてカッコいいところをアピールするはずが、天真爛漫で人たらしな亜鳥の言動に小動物のごとく翻弄される…!?ぜんぜん悪くない不良少女の学園4コマ、第1巻!
みこへんげっ!
悩める人々の心に巣食う「悪鬼」がはびこる世界。神の使い・スズラに偶然にも目をつけられたえりかは、「まじない神子」となって「悪鬼」から人々を救うことに!?食いしん坊でマイペースなサポート役・スズラ、えりかを一途に慕う天然系クラスメイト・蝶とともに、過去に飛ぶ力で人々の人生を書き変えていく…。変身の合言葉は「みこへんげ」!
転校先の慣れない生活と、持ち前のネガティブさで、不眠に悩んでいた中学生のしずね。そんな彼女が買った安眠できそうな抱き枕は、何故か自我を得て少女の姿になり、しずねの世話を焼きだして…!?新鋭・逸見があたたかなタッチと軽妙なギャグで描き出す、癒やし力1000%ミッドナイト・ストーリー!
またぞろ。
留年生×3が送る人間へたくそ青春コメディ。約1年間引きこもりだった殊は、春から2回目の高校一年生。病弱で同じく留年生の詩季、奔放でこれまた留年生の巴、マイペースで遅刻癖の留年予備軍・楓とともに送るスクールライフは普通とはちょっと違ってちょっとイイ。
インプロ!
スポーツ万能少女の優希が高校で出会った部活とは…演劇部!? 練習内容はちょっと変わっているけれど、仲間たちと一緒に舞台に立つのはとっても楽しくて――。女の子×コメディの名手がおくる、本格青春ストーリー4コマついに開演!
2020年10月12日よりTVアニメ放送開始の「おちこぼれフルーツタルト」の公式アンソロジーがついに登場!表紙を飾るのは「ゆるゆり」(一迅社刊)のなもり、裏表紙は原悠衣が担当します。その他にも葛西尚、ルッチーフ、南高春告といった豪華執筆陣が勢ぞろい、個性たっぷりのキャラ達が繰り広げるアイドルストーリーをお楽しみください!
あやしびと
妖怪がヒト型に変化した「妖人(あやしびと)」の世界に迷い込んでしまった高校一年生の言ノ葉アヤ。 人間であることを隠して妖人の高校に通うことになったけど、そこで出会ったのは雪女やゾンビなどなかなか危なそうな妖人ばかり!? アヤはこの世界で生き残り、元の世界へ帰る方法を見つけることができるのか…?個性豊かな妖人たちと人間約一名が繰り広げる不思議な学園ストーリー、笑いと衝撃の第1巻!
2022年に始まったきらら系作品の新連載の中でも、個人的に特に大好きな一作がこちらの『メールブルーの旅人』です。 遠い未来の世界、滅びた人類の中で唯一生き残ったハカセが「せっかく生き残ったなら最後にやっておきたい」と、AI搭載人型探査機クマノミを作り「情報の海(メールブルー)」に眠る祖父の残した宝を探し求めてさまざまな「情報世界(チャンネル)」へと向かわせるSFストーリー4コマ。 01 隔離の世界 02 保存の世界 03 本の世界 04 画一性の世界 05 階段の世界 06 ゲームの世界 07 情報の海の世界 08 部隊の世界 09 外の世界 10 レストランの世界 11 学校の世界 という目次を見ても解る通り、「情報世界」は非常に多種多様で1話1話異なる読み味を提供してくれます。感覚としては、『キノの旅』でさまざまな理の世界を旅してさまざまなものに出会い続けるのに似ています。 その中でも、私はエピソード3の「本の世界」がとても好きです。 「本って誰かが綴ってきたものでしょう? これって世界の誰かをひとりぼっちにしないためにあるんじゃないかしら! だから私は一人じゃないの! むしろ恋人がいっぱいって感じかしら!」 「たしかに研究は引き継がれたけど 過程にたくさんの思いがあるのよ でも研究には関係ないから省かれた でも省かれた思いは本(ここ)にしか無いから残したいの」 といったセリフは、本を愛する人にとっては非常に響くものではないでしょうか。 また、エピソード4の「画一性の世界」における特徴的なヴィジュアルや哲学性、そしてホラー感も良いです。 怖さを感じさせる世界もあれば、和むような世界もあり。AIのクマノミが、さまざまな世界や情報に触れることによって変わり育っていく様、また人間である博士がいつかくるクマノミとの別れを予感する様も合わさってエモーショナルです。 唯一である現実世界の人間は滅びてしまっているという根幹の設定が、何とも言えない切なさを帯びさせています。SFとしての味が確かに存在していて、ひとつひとつの言葉やシチュエーションに意味が付与されており、切り取ってそこだけ見れば何気なく見えるシーンでも深い意味を賞翫できるように作られています。 1冊を読み通した後に、冒頭で描かれる各情報世界のカラーページを読み返すと何とも言えない良さがじんわりとこみ上げてきます。 画力や演出力、構成力的にそうとは思えないレベルですが、作者のこだまりさんは初連載・初単行本ということで今後も応援していきたいです。4コマという制約の中ですら画面を上手く使った演出の上手さを感じさせてくれるので、4コマ以外の作品も見てみたいです。