迷い込んだ森の中、少女を待ち受けるのは、牙と尻尾とモフモフと……? 少女と野性少年が織り成すジャングルコメディ! “迷いの森”には、初めてのことがいっぱい!!
ハコネのネコハ
足が遅い。絶望的に遅い。それでも「駅伝」に心揺さぶられ、憧れの先輩・葉山と「箱根」を走ることを夢見る高1・猫谷太一。だが、いくら自主練を重ねても、太一は陸上部の入部要件タイムすらクリアできない…。そんな中迎える葉山の卒業式。太一は衝撃の一言を聞く。「お前にタスキは預けられねえ…。」“才能”なんて言い訳だ! 果てなき逆境の中、止められない“夢”が走り出す!!
マイアミ★ガンズ
舞網市最大の財閥、桜小路家当主令嬢にして美少女高校3年生、桜小路 妖(ヤオ)。正義のためなら手段は選ばず、財力、権力、お色気なんでも利用して、発砲、爆破、カーチェイス! 同い年の美少女警官、天野ルウ巡査とテロリスト、犯罪者相手にハチャメチャ大暴れする超キレキレ・ポリス・アクションコメディ! 連載前発表の読み切り版も所収。
星天(せいてん)高校へ転校してきた鬼咲悠(おにさき・ゆう)は、周りに恐れられ、ひとりも友達のいないヤンキー娘。彼女がアイドル部の部長・桃川明(ももかわ・あきら)に出会ったとき、夢への道がはじまった!! フツウより、やや残念な女の子たちがステージ目指して奮闘する、アイドル育成スクールラブコメ開始!!
時は203X年。謎の探偵・明智小五郎の下に集う「少年探偵団」は数々の難事件を持ち前の行動力で解決してきた。ある日、メンバーの花崎健介は謎の少年・小林芳雄と出会う。「正体不明のモヤ」により「死ねない」身体となってしまった小林は、自ら死を望み、他人との接触を拒んでいた。そんな彼を気に入り、少年探偵団へ入れようと誘う花崎だが…!? 二人の運命の出会いが、世界を揺るがす事件の始まりを告げる!!
「漫画王にオイラはなる!」全く芽の出ない漫画家志望者・キングが一念発起。“まんが道”の第一歩を踏み出そうとアシスタント先の門を叩いた。そこで彼を出迎えたのは……、「喋るブタ」、そして「セクハラ魔の売れっ子漫画家」だった! 〈大罪〉たちが漫画界で大暴れ!? 『七つの大罪』公式スピンオフ・4コマコメディー!!
ありとあらゆることを論理的に考え論理的に行動する男、田中論理! そんな男が、一世一代の恋をした!? 恋をかなえるべく、論理的に行動を開始する論理だが…はたして彼の恋は成るのか!? ロジカルで幸せは訪れるのか!? すべての男子に捧げる超実践的恋愛ギャグ、開幕!!
戦国学園
強い者がすべてを支配する学校“戦国学園”に殴りこんだ風雲児、厚木羅刹。刀を抜かず、拳だけで己の正義を示す男が掲げる旗は“下剋上同好会”! 明るく楽しく男らしく、学園サバイバル、開幕!!
EX~少年漂流~
主人公の聡たち仲良しグループは中学生最後の夏休みの思い出作りに雉島旅行へ出発。順調な航海が続いていたが、突然、空が血のように赤く染まり、直後、船は津波に飲まれてしまう。目の前で親友が死に、ショックで意識を失ってしまった聡。気が付くと一人、無人島に漂着していた。食料も水もない島で、生きる術はあるのか。一方、沈没を免れた船内では、恐ろしい殺人鬼が誕生していた…。戦慄のパニックストーリー開幕!
ゲスのポリス
正義なんてクソ喰らえ! 俺様主義で、勤務態度も素行不良、超絶フリーダムなお巡りさん・八王子春透。でも交番がある池袋では意外と愛されキャラ…!? ニュ―ヒーローお騒がせポリスコメディ登場!!
溶解人間
高橋孝太郎が目覚めると、そこは廃墟の一室であった。首には、取り外し不可能な首輪。そして隣には、見知らぬ少女。戸惑う二人に携帯電話から謎の「指令」が下る。「『写真』に映った男に注射器を射せ。行動を起こさねば、あなた方を『処分』する」。ドロドロの凶気が渦巻く閉ざされた空間で、戦慄のサバイバルが始まる!!
君が死ぬ夏に
夏、幽霊、キミへの想い。山野は恋する高校2年生。ある日突然、彼の前に想いを寄せる同級生の谷川さんが現れた。それも、幽霊になって。どうやら彼女はある事件に巻き込まれ、その末に死んでしまったらしい。谷川さんを死から救うため、山野は未来を変えようと奔走するが──。淡く儚い青春ミステリー。
タイトルを見ただけで 「ああ下衆極まりないようで実は人情深い警官が 色々な問題を解決する話なんだろうな」 と想像した。 それは殆どは当たっていたと思う。 だが想像が外れた部分もあって、それが良かった。 予想に近いベタな設定だったが、 違う意味でベタではない部分があった。 ベタ(ありきたり)な設定だったが ベタべタした薄甘いストーリーではなかった。 それが良かった。 警官なのにそんなことしていいの、という漫画には 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という 先駆者にして大御所が存在する。 先駆者なので当然、当時にその設定は斬新だった。 そのうえ「こち亀」は下町人情話的な温かい部分もあった。 「こち亀」の両さんはオ下劣な面を出すこともあったが、 時に人間くさい面もだし、人情味を醸し出していた。 そして「こち亀」が40年の連載を経た今では そういう設定の漫画はベタな設定ということになるだろう。 「ゲスのポリス」の主人公・八王子は題名通りに ゲス(品性が下劣)だ。 それでいて実は思慮も人情も深そうなところは 垣間見せる。 このへんは「こち亀」と共通する部分があると思う。 だが、八王子は基本的にはゲスであることを貫く。 ゲスであり続けるので人間関係は湿っぽくはならない。 だから問題が解決してハッピーエンドになっても ハートウオーミング過ぎて湿っぽくなりすぎることはない。 ゲスなままでやりぬくから。 なのでストーリーの途中やラストなどで人情味を 感じる部分は結構あるが、全体的には 殆どベタベタしたイメージを感じることがない。 むしろゲスだからこそ爽やかだとも感じた。 第一巻の後半なんかは、それこそ 「踊る大走査線」の青島と室井の話か、というような ストーリーが出てくる。 良く言えばオマージュされた、 悪く言えば焼きなおした、みたいな話。 青島や室井ほどの熱さは感じないが、 ゲスな面が混じると、暑苦しく感じることがない。 その方が良い、とまでは思わないが、 こういうのも良い、とは思った。 ゲスな部分が適度に爽やかさを演出する漫画だと感じた。