エレガンスイブの感想・レビュー73件<<1234>>スダチさんがポジティブなのがいい! #1巻応援10年シてないスダチさん 高田ローズ名無し※ネタバレを含むクチコミです。感情移入しながら読める酒と恋には酔って然るべき 美波はるこ はるこ 江口まゆみ名無し普段飲まない人間だけど楽しく読めました。絵が好きっていうのもあるので引き込まれました。主人公の松子がアラサー女あるあるすぎて、流されやすい所がありながらも、自分をしっかり持っている感じが良かった。わたしもお酒が飲めたらなぁと少し羨ましく思ってしまった。お暇から見える大事なもの凪のお暇 コナリミサト名無し空気を読みすぎて恋人や会社の人などの人間関係に疲弊した主人公の女の子、凪。凪は会社を辞め、郊外の安いアパートで「お暇」を始めます。そこで見えてきたのは空気を読みすぎて頑張りすぎていた自分や、他人に気を遣い過ぎて結局は他人のことなどちゃんと見えていなかった自分。「お暇」を通じて知り合った人たちや、今までの生活では見えてこなかった大事なものに気づいていく凪の姿には学ぶものや胸が痛いものがありました。 「なんでうまくいかないんだろう」という誰もが抱えうる悩みを、凪の生活を通してすこしずつ、ひとつずつ、向き合うことのできる作品です。おいしそうサチのお寺ごはん 久住昌之 かねもりあやみ 青江覚峰名無し住職の道源さんが作る料理がとにかく美味しそうで真似をしたくなります。それと、サチたちが思い悩んだときに、道源さんが送る言葉がとても温かくて、わたし自身も何度も救われました。わたしにも道源さんのような人が身近にいてほしいと思ってしまいます。サチと道源さん、くっついて欲しいです。 じんわり伝わるねぇ、ママ 池辺葵名無し昔の自分と、今の自分が両方感じられる。 年齢を重ねたからわかることと、年令を重ねて忘れてしまったことと、・・・。 この短編には、現在の色々が詰まっている。 『stand up』が好き♬はなちゃん。花のズボラ飯 久住昌之 水沢悦子Pom 花ちゃんのご飯を美味しそうに食べる姿がとにかく可愛くて、ダイエット意識してるけどすぐ諦めちゃうところとか、愛おしく思える。ダンナのゴローさんはいつ出てくるのかな。。?わかる、激しくわかる!酒と恋には酔って然るべき 美波はるこ はるこ 江口まゆみむガチで同年代アラサーでありますが最近スパークリング系しんどくなってきて日本酒いいなぁと思ってます。 ワンカップとヅケマグロとすりおろしたワサビ!それを家飲み!最高では?! ワサビはすりおろすとなぜかそこまでツンとしません。ヅケマグロ、ヅケアボガド、煮卵と自分も作ってしまうので共感しかない…。 酒と肴とオフィスラブ! 飾らないけどキュンときて共感できる社会人読め読め漫画。 お酒片手に読みたい本〜! 名もなき人々が奏でる美しき水辺の組曲『どぶがわ』どぶがわ 池辺葵原正人どぶがわ。この言葉から想像されるのはどんな物語だろう? 例えば、昭和を感じさせるさびれた町と因業な人間のさが。丸尾末広に「童貞厠之介」(『薔薇色ノ怪物』所収)という怪作があるが、極端な話、“どぶ”という言葉はあんな作品にこそふさわしい気もする(念のために言っておくがホメ言葉である)。 だからこそ、池辺葵の『どぶがわ』を手に取り、ページをめくった者は肩すかしをくらう。 **Our life is connected.** 冒頭に登場するのは、ある洋館に暮らす4姉妹。表紙にも描かれた人物たちである。女中のロゼッタを除き、身の回りには誰もいないらしい。かといって生活に困っている様子もなく、彼女たちは、毎日のように送られてくる招待状を、あーでもないこーでもないと吟味しながら、ロゼッタが作ってくれるおいしい料理に舌鼓をうつ日々を送る――。 ところが、実はこれ、ある老婆が見ている夢なのだ。2人組の少年たちに起こされた彼女が現実に生きる場所は、タイトル通り、どぶがわが流れる町。その臭気は近隣でも語り草になっている。少年の1人が言う。「こんなくさい川/ゴミバコとかわんねー」。その川辺のぼろアパートで、身寄りもなくひとり暮らしをしている彼女は、どぶがわの対岸にちょこんと置かれたベンチで、洗濯物を干しながら居眠りすることを日課としていた。 現実生活がいかに寂しく貧しいものであったとしても、夢の中でなら王侯貴族のように豊かに大らかに生きることができる。老婆は決して多くはないだろう知識や経験を総動員して、夢を美々しく飾る。だから、古い西洋を思わせる豪奢なロケーション(ヴィクトリア朝風?)で主人公がアボカドにかけるのは“わさびじょうゆ”で構わないし、いかにも定食屋にありそうなしょうゆさしが出てくるのもうなずけるのだ。老婆はこんなふうに夢見ることを生きがいに余生を送っていた。 どうやらその町では、富裕層は丘の上、低所得層は川辺というふうに住み分けがなされているらしい。やがて物語は、老婆の暮らしと彼女の見る夢を主旋律に、町に住む人々の人間模様を映し出していく。川辺に住んでいると思しい2人の少年、丘の上に住むある家族、もともと丘の上に住んでいたが、両親の離婚がきっかけで、母親と一緒に川辺に移り住む高校生、彼の隣人でレンズ工場に勤める青年。いつしか小学生たちは中学生になる。月日が経過するとともに、登場人物たちが直接間接につながっていく。池辺葵らしく表紙や目次ページに慎ましやかにある英文が記されている。Our life is connected. **水辺の組曲** 人々はどこか鬱屈した気持ちを抱えながら日々を過ごしている。だが、老婆を軸にゆるやかにつながっていくことで、わだかまりがとけていく。圧巻は第4話。「ダンス」と題されたこのエピソード後半の畳みかけるようなサイレントのコマの連続。登場人物たちは言葉を交わさずとも共感し合し、このシークエンスにセリフがないことによって、私たちもまた、その場に居合わせるような気持で彼らの体験を共有できるという至福。このエピソードはきっと作者にとっても思い入れの強いものであるに違いない。この本のジャケットを外した表紙には4姉妹とロゼッタが、裏表紙にはその他の登場人物たちが、それぞれ踊る姿が真上から描かれている。 この場面のBGMはヘンデルの名曲『水上の音楽』。管弦楽組曲と言うそうだが、冒頭に序曲が置かれ、複数の舞曲がそれに続く構成である。なるほど、ならば、全6話のエピソードとエピローグからなる『どぶがわ』も、水辺の組曲と呼んでみてもいいのかもしれない。そういえば、不思議なことに、『どぶがわ』の登場人物は、老婆の夢に登場する女中のロゼッタ以外、名前が与えられていない。老婆も、少年たちも、夢の中に登場する老婆以外の3姉妹も。逆になぜロゼッタには名前が与えられているのだろう? 彼女は夢の中に登場する老婆自身によく似ている気がするのだけど。これはそんな名もなき人々が奏でる、現実と夢がたゆたう水辺の音楽。 **やさしきどぶがわ** 池辺葵が描くどぶがわはいわゆるどぶがわではない。老婆の半生が夢というフィルターを介して甘美に加工されているように、池辺葵の筆から描き出されたどぶがわは、どれだけごみだらけであっても、愛らしく懐かしい。ちなみに、エピローグの最後に記された言葉から、作者が想定している『どぶがわ』の英訳がThe Dark Riverであることがわかる。Ditchなどではないのだ。 雑誌『ハツキス』創刊記念として、コミックナタリーが池辺葵に敢行したインタビューの中で、池辺は次のような発言をしている。「でも最近は、作り上げたマンガの世界くらい、もっと幸福感に満たされていてほしいって思ったりします」。これは『どぶがわ』について語った言葉ではないが、池辺作品はどれもこのやさしさに貫かれている。『サウダーデ』でも『繕い断つ人』でも、登場人物たちは、『どぶがわ』の登場人物たちがそうであるように、どちらかと言えばぶっきらぼうで、決して感傷に浸ることはないが、常に誇りを持って生き、限りなくやさしい。そんな彼女が描く一編の寓話のようなこの物語がどんな風景を見せてくれるのか、続きはぜひご自身でお読みいただきたい。 **『バベットの晩餐会』のほうへ** 物語の冒頭、寝しなに老婆がぼろアパートで読んでいた本は『バベットの晩さん会』(ママ)だった。夢の中のロゼッタの料理に誘われるようにして、イサク・ディーネセン『バベットの晩餐会』を読み返してみる。終盤、ある登場人物がこんなセリフを語っている。「われわれ人間は先が見えないものです。この宇宙には神の恵みがあることを、われわれはよく知っております。しかし、先を見ることのできない人間は、神の恵みを限りあるものと思うのであります。だからこそ、われわれは怖れおののくのであります――(……)しかし、われわれの目が覚まされるときはかならずやってくるのです。そして、神の恵みは果てしないことを悟るのです。(……)われわれにはわれわれが選んだものが授けられております。しかしまたそれと同時に、われわれが選ぼうとしなかったものも、われわれには与えられているのです。そう、われわれが拒否してきたものまでがわれわれにはあり余るほどに与えられているのです」。しかり、私たちの人生には、「われわれが選ぼうとしなかったもの」、「われわれが拒否してきたもの」があふれている。おそらくは老婆の人生もそうだったに違いない。彼女はどんな風に自分の人生と折り合いをつけたのだろうと、ふと思う。それにしても、『どぶがわ』を通じて『バベットの晩餐会』を読むというのは(あるいは、第5話に登場するあの歌を聴くというのは)、なんとステキな体験であることだろう。 関連リンク: 出版社書籍情報ページ https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253155502 第18回メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞(2014年) http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2014/manga/works/18m_Dobugawa/ ハツキス創刊記念!池辺葵「繕い裁つ人」インタビュー http://natalie.mu/comic/pp/hatsukissマンバがクチコミマンガ描きました!凪のお暇 コナリミサトマンバどうもマンバです!ドラマ「凪のお暇」がTBSにて7/19(金)よりスタート! https://www.tbs.co.jp/NAGI_NO_OITOMA/ というわけで、おいとま原作より**「んあ゛あ゛~〜!!わかるッ…!!」**と共感してしまうセリフをピックアップしました。 みなさんはどのセリフが好きですか? マンバが凪のお暇の共感ポイントを勝手に紹介するよ!!!(1/3)心残りなく亡くなる人はいない。HOTEL R.I.P. 西倉新久名無し心残りがあるまま死んでしまった者たちを、いかにして成仏させるかという設定の話は多いが、この作品はその方法が非常に面白いし、よく思いついたなーと感動。 死んだ直後に連れてこられるホテルでは、必ずツインルームに宿泊させられ、基本的には見知らぬ相手と一緒に過ごさなければらない。 しかし、何の共通点もないと思われる2人でも、交流をするうちにどこか引っかかりが生まれる。それを糸口に、どうしたらお互いが成仏できるのかを、ときにはぶつかりながらも探っていき、最終的には見事に成仏できるというお話。 「死んだのはいいけど、なんで知らないやつと同室なの?」と死んだこと自体はすんなり受け入れるキャラが多いのもポイント。 各話のうしろに、AnotherLifeとして、彼らが現世で繋がっていたらというもしものお話がおまけで載っており、クスッとしたりグッときたりできる。 2巻が読めるのを待っている人は多いのでは。 セルフお灸で健康になりたいきょうの灸せんせい 村瀬とみ 鋤柄誉啓名無しお灸ってすごく簡単みたいで自宅でセルフお灸する描写が多かった。東洋医学の豆知識をはさみながら風邪とか花粉のツボを教えてくれる。マンガなので分かりやすくてよい。主人公はデパート勤務で立ち仕事だから足の疲れで悩むことが多いんだけど、着圧ソックスを履いてもどうにもならなかったむくみが解消されてた。これはやらねば!気持ちよくなってる様子を読んでるとこっちも癒されて眠くなってくる。キャラの内面もちゃんと描いててマンガとしても面白かった。ちひろさんに会いたくなるちひろさん 安田弘之名無し1巻あとがきで「ちひろさんは本当に存在する」的なことが書いてありました。実在の人物ということではなく、こういう人はどこかに必ずいるということだと思いますが、ちひろさんが身近にいたら、すごく影響を受けてしまうような気がします。 ちひろさんは、嫌われることを恐れず、誰に対しても差別をしない。 おかしいと思ったことはおかしいと言い、嫌なことをされたら仕返しする。正直で明るくて仕事もできて、男女問わずモテる。 元風俗嬢だから、家庭に複雑な事情があって、過去に何かしら大変な思いをしてて、人とは違う人生経験をしてて、人生の酸いも甘いも知ってるから、悩みとか相談したらいいアドバイスくれるんじゃないかって思いがちなのはなんとなくわかります。 へんな目で見てくる人、差別的な言動を取る人、不潔なもののように扱う人もいるなかで、最初から「元風俗嬢」を明かして町の中に入っていくちひろさんの覚悟のようなものも見えてきます。 押し付けないけど、強い意志を感じるちひろさんの言葉が、今までなんとなく蔑ろにしてしまっていた感情とか行動を見直すきっかけになると思います。アラサー女子これを読め…読んでホント…凪のお暇 コナリミサト名無し友人がこういう男に引っかかったことあるとか言っていたので気になって読みました。刺さる〜色々と刺さる〜!! クソ男可愛いじゃないか〜!職安行った行った〜!人生リセットした〜!家にホームシアター作るおじさんおばさんいるいる〜!赤くなったゴーヤって食べられるんだ〜! もう大きく首を縦に振るしかできねぇ。アラサー女子これ家の本棚に一式置いとき。私も凪ちゃんと一緒に頑張って生きよう。 凪のお暇4巻&コナリミサトによるロシア旅のエッセイマンガ凪のお暇 コナリミサト八木ダンゴムシ※ネタバレを含むクチコミです。現代人はみんなドキッとすると思う凪のお暇 コナリミサトななな現代人はどんな人でも場の空気を読んだり、無理に笑ったりすると思います。 主人公の凪ちゃんはそんな私達の生き方をかえてくれる先駆者です!想像と違ったけど凪のお暇 コナリミサトフルカワ虐げられ追い込まれている主人公が自由を手にして、人生をやり直すという単純な話かと思っていたら、皆それぞれに、理由があり登場人物を色々な角度から書くことによって深みのある物語になっていて驚いた。絶妙に涙腺を刺激してきます。 「空気を読む」って疲れるよねぇ凪のお暇 コナリミサトなまやかちゃん1巻の試し読みだけで「絶対に続きを読もう」と決心。 「空気を読むって疲れるなぁ」と、女性なら一度は感じたことがあるはず。私ももちろんある。 だから空気を読みすぎて爆発してしまった主人公『凪』は、空気を読むことを放棄した”違う世界線の私”を見ているかのよう。凪がこれから何を思い何に出会って過ごすのか、続きが気になって仕方ない! あと、読むと豆苗を育てたくなると思います。全部いいけど「きらきらと雨」が特に良かったねぇ、ママ 池辺葵starstarstarstarstarマンガトリツカレ男全部通してよかったんだけど、個人的には「きらきらと雨」がダントツに良かった。鯛の塩釜のシーンは、実家にいた時のことを思い出してしまった.... 母にまつわる短編集ねぇ、ママ 池辺葵地獄の田中母にまつわる短編集。主人公になるのは、母だけではなく息子や娘のものも半分くらいある。『かごめかごめ』のアフターストーリーに当たると思われる作品も3つ収録されている(『ザザetヤニク』『カラスの鳴く夜にヤニクは』『アンテルメ』) 個人的に特に好きだったのは就職して独り立ちする息子をもつ母親の話の『きらきらと雨』修道院に捨てられたヤニクと母の話の『カラスの鳴く夜にヤニクは』引きこもりの息子とその母の話の『stand up』の3つ。どれも悲しかったり感動している表情がとても強烈で、表情でキャラクターの感情がめきめき伝わってきてよかった。 母の話となると、(僕は)いわゆるお涙頂戴的なのを想像してしまうが、そういうのはあまりなく普通の母親と息子娘を描きながら、その時々に感じているだろう感情を逃さず描いているから、キャラクターたちに感情移入してとても感動するような作りになっていていい短編集だった。 今日マチ子先生の描く女学生を主人公にした戦争のマンガCOCOON 今日マチ子名前はまだない今日マチ子先生の描く戦争のマンガです。前線で戦う兵士ではなくひめゆり学徒隊のような女学生の看護補助員が主人公。舞台となった地は明示されていないがかなり沖縄を意識しているように思います。 戦争が激化する少し前から物語は始まり、看護補助員として兵隊の看護を行うようになり、終戦間際の集団自決を経て終戦までサンという少女の姿が描かれています。 うじが湧いたり、手足を切り落とす描写がショッキングですが、それに心を病んでいく少女たちの姿が痛々しい。叙情的な作風が持ち味の作家だから描くことのできる戦争の悲惨さだと思います。また、物語の中に変な救いを用意せず悲惨なものを悲惨なまま伝えたという点にも個人的には評価したいポイントでした。どぶ川沿いに暮らす人たちの群像劇どぶがわ 池辺葵リョーコどぶ川沿いに住んでいる人たちが色々出てくるけど、昼寝しているおばあちゃんがこの漫画の軸になっていると思う。一人暮らしの老人で、どぶ川の側でいつも昼寝をしていて住民からは笑われている、こんな最期は嫌だなぁって思いすらある人物像なのに、惨めさみたいなものを微塵も感じさせなかった。 空想に耽る最期をこんなに暖かく描いた池辺葵はすごいなーと思った。花が可愛いシーン花のズボラ飯 久住昌之 水沢悦子ハルキ美味しそうに食べてる姿っていいよな このおやじギャグがやばい花のズボラ飯 久住昌之 水沢悦子おとやっほー花さんのギャグセンス・・・飯というよりズボラを描いている感がすごい花のズボラ飯 久住昌之 水沢悦子goroごはん漫画かな?とおもって読み始めたらむしろこれはズボラを描く漫画だなと気づいた。なんなんだこの漫画は…!<<1234>>
※ネタバレを含むクチコミです。