角川コミックス・エースの感想・レビュー344件<<1011121314>>君はエウレカセブンのプレイリストを作っただろうか?交響詩篇エウレカセブン 片岡人生 BONESせのおです( ˘ω˘ )君はエウレカセブンのプレイリストを作っただろうか? スーパーカー、ジョイディビジョン、ニューオーダー、oasis、ビョーク、ハービーハンコック、Beastie Boys、コーネリアス、坂本龍一…などなど、 この名々を見るだけで人生がいかに豊かになったか分かるだろう、 君はエウレカセブンを観て何を始めたか?何に憧れたか? 思いっきりボードを蹴ってみたい、メットなしでスクーター走らせて「この最悪な街」から逃げ出してみたい、音楽に体をあずけて思いっきり踊ってみたい、みんなでサッカーをしてみたい、 一つずつ叶えた日々は、今でもかけがえのない日々である 君はエウレカセブンを観て誰に出会ったか? 吉田健一というアニメーターを初めて強く意識した。彼の描く人物の表情に涙した。彼の関わった作品を夢中で観た。それだけで多くの出会いになった。 君はエウレカセブンを観て何を学んだか? 「ねだるな、勝ちとれ、さすれば与えられん」! そして「ア〜イキャ〜ンフラ〜〜イ!」と叫べば好きな子の元までひとっ飛びで行けちゃうかも?! エウレカセブンを学べばサブカルチャーを一周できちゃうくらいには、様々な要素が散りばめられています。これほど青くさい10代の為になるアニメ・漫画はないでしょう… そんなエウレカセブンにトリコジカケニナったわたしの人生は、まだまだ「つづく」!!メカも人も上手い神絵師が漫画を描いたらやはり凄かったエイルン・ラストコード 貞松龍壱 東龍乃助 みことあけみ 汐山このむmampuku 「このラノ」でも高い評価を受けたライトノベル原作のサイエンス・ファンタジー作品です。なんと原作のイラストレーター本人が漫画を手掛けています。イラストを描く能力と漫画を描く能力はまったくの別物とはよく云われます。それだけ聞くと「イラストレーターが漫画なんて描けるの?」と思われるかもしれませんが、この「エイルン・ラストコード」では神絵師にしか描けない神作画が実現しています。 精緻な絵で紡がれるギガンティックなメカアクションももちろん大きな魅力ではありますが、私が推したい一番のポイントは「女性キャラの美しさ」です。線や塗りがシンプルなスッキリとした絵柄にもかかわらず滲み出る色気が凄い。 ■神絵師ならではの正確無比のデッサン ■アニメーター顔負けの表情豊かさと演技力 ■白黒の漫画に描かれる美少女にしては珍しくメイクがキマっていていい匂いがしそう ■顔が可愛かろうが極限状態では白目剥くわ鼻水垂らすわ鼻血垂らすわ、平時とのギャップがえげつない と、他ではなかなか見られないみことあけみ先生の魅力を挙げればキリがない。。同じく人気イラストレーターであるヤスダスズヒト先生やokama先生による漫画にも、近い魅力を感じます。題名通りの漫画!宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが ビーノまさお共感できないと意味不明すぎてすごいと思う。ちなみにバリバリ共感して楽しく読めました。基本、題名通りです。ウルトラどうでも良いことを掘り下げる。でもあるやん?そういうどうでも良いことが気になるし、共有して欲しい時って。そういう漫画だと思います。耳毛はソヨってしたくないよね。重厚なファンタジー狼は眠らない かかし朝浩 支援BIS 新川権兵衛 田ヶ喜一名無しレビウス的なペンのタッチで描き込みが多い。 なろう発なんですね…。 かっこいい 異世界から異世界へ、なのかな 残念な美人三姉妹のハイセンスコメディ宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが ビーノ兎来栄寿『女子高生の無駄づかい』のビーノさんがまたやらかして下さいました(褒め言葉)。 本作の中心となるのも、美人姉妹ながらそれぞれにそこはかとなく残念な要素を持ち合わせた三姉妹です。 三姉妹以外に出て来る脇役も、万物を脳内でエロに結び付けてしまう14歳の神社の息子であったり、咀嚼音が好き過ぎるイケメン眼鏡男子な大学生であったり、大体強烈な個性を有しています。コミックス描き下ろしの幕間では更に細かい解説もあり、個性がより強固にされています。 そんな彼らが入り混じって織り成される笑いの協奏曲、否、狂騒曲は一度味わうと病み付きになること請け合いです。シャウエッセンの件は声を出して笑ってしまいました。そこから更に発展していくのも予想外でした。 ちなみに私は好きなおでんはちくわぶ、次点で玉子と大根です。時代ごとに変化するヒロイン像時をかける少女 TOKIKAKE 筒井康隆 貞本義行 琴音らんまるマウナケアもう30年近くになりますか、映画「時をかける少女」が公開されたのは。主演・原田知世の雰囲気が映画の世界観にピタリとはまっていて、これ以外考えられない組み合わせだなあと、しばらくは思っていました。ところが月日は流れて、内田有紀主演のドラマ版を見たところ、あれ?これもいいじゃないの、ヒロイン像って時代ごとに変わっていいんだ、と認識を改めた次第です。だから、数年前に公開された同じ名を継ぐ実写やアニメ映画に、初代のイメージがなくなってしまっても、変に別物と意識せずに楽しめましたね。で、これらを原作にした漫画は本家も含め3作品あります。3作とも現代が舞台、またはアレンジがなされており、それぞれ良い部分がありますが、完成度の高いのはやはりこの作品。評判になったアニメ版のコミカライズであるものの、こちらも負けず劣らずの出来で、明るく伸びやかな主人公が、新しい時代のヒロインを演じてくれてます。また、巻末にはちょっとしたサービスが。これは初代を見ていないと?なエピローグなので、初代ファンはホロっとしてしまうかもしれませんよ。面白少女漫画ブスに花束を。 作楽ロク名無しトミヤマユキコさんのマンバ通信で知ってからずっと読みたいと思っていたのですが最近やっと読みました! 最近の少女漫画ってこんなに面白いの!?と驚くレベルで面白かったです。恋愛にキュンとするより笑わせにきてるコメディ要素ガンガンでした。 が、しかし。男性が女心を理解するには少女漫画を読めっていう試みをたまに聞くのですが、その場合にはだいぶ役立つと思います。 黒鷺死体宅配便黒鷺死体宅配便 大塚英志 山崎峰水マウナケアうわあ、これは読む人をえらんじゃうなあ。タイトル通り、全編に死体がゴロゴロ。バラバラ死体やミイラはまだいいとしても、ウジ付き腐乱死体や臓器を抜かれたツギハギ死体、生首ご一行様に耳人間(?)…。スレスレですね…。しかしながらこれがちゃんと漫画として成立しているのは、登場人物がそんな死体を特別なものだと思ってないから。生きている人や単なる物質と変わらない接し方をしているのです。また、設定も寺の跡継ぎではない仏教大学の学生が特技を生かして起業する、とい今ふうで、湿っぽいところがない。さらにその特技もハッキングやチャネリング、エンバーミングにダウジングと横文字でなんともクール。主人公・唐津だけは日本古来の降霊術・イタコなんですけどね。そんな彼が死者の声を聞き、望む場所へ死体を運ぶことで、さまざまな人間ドラマが生まれるという寸法。唐津に憑く謎の霊など先への伏線あり、ニヤリとするサプライズあり、シャレの効いたオチもありと乗せ方もうまい。なので先入観なしに読んでほしいなあ。良くある異世界ものじゃ無い狼は眠らない かかし朝浩 支援BIS 新川権兵衛 田ヶ喜一まさお最近の漫画は異世界で最強!が溢れ買っている気がする。この漫画もそう。でもそれだけじゃ無い。主人公の心情や心の動きを丁寧に描いているから映画を見てるような満足度がある素晴らしい漫画。多芸多才なマンガケロロ軍曹 吉崎観音nyaeギャグはもちろん、戦闘、メカ、SF、萌え、ツンデレ、ヤンデレ、二重人格、オタク、忍者、お色気、パロディ、百合、そしてたまに泣かせにくる何でもありなオールマイティ漫画。 アニメはサンライズ、漫画は少年エースということで、ガンダム、エヴァあたりのパロディをこれでもかとしてます。 まず主人公のケロロがガンプラオタク(かなり重度の)です。 今や人間とは絆も深く仲良しだけど、依存関係にないところがいいですね。 吉崎先生が生きてる限り、続いて欲しいマンガです。 ある意味ライト文芸的萌え系ジュブナイルとして王道を行っている打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 楓月誠 岩井俊二 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会mampuku 読解力と想像力を働かせることにより、2倍にも3倍にも面白くなる作品でした。1993年に放送された岩井俊二監督のテレビドラマを原作としたアニメーション映画をさらにコミック化したものです。コミックも悪くない出来ですがやはり映画を忠実になぞっているだけなので映画観るべきですね。 化物語の制作陣やDAOKO、米津玄師らによる主題歌などからターゲット層がなんとなく伺い知れますが、どっこい中身はかなり玄人向け。よく比較される「君の名は。」含む新海誠作品にも言えることですが、ある程度映画や小説を読み慣れてないと複雑なストーリーと情報量をアタマで処理しきれない恐れがあります。クライマックスからラストシーンまでの流れなんかは特に超不親切(笑) でも自分なりに読み解けたときには切なさでボロボロ泣けるのでぜひ"まとめサイト"などでカンニングせず自力で楽しんでほしいです。ディスカバー・ジャパン!ディスカバー・ニンジャ!ニンジャスレイヤー 田畑由秋 わらいなく 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ 本兌有 杉ライカ 本兌有+杉ライカ名無しディスカバー・ジャパン!ディスカバー・ニンジャ! ページの隅々からあふれだす「スリケン」「カチグミ・サラリマン」「スモトリ」といった謎の日本語に心を鷲づかみにされる『ニンジャスレイヤー』。ケバいアメリカ産のお菓子のような装丁で、本屋で異彩を放っていたこの『ニンジャスレイヤー』、コミック版も予想以上にぶっ飛んでいて、私もう夢中でございます。 『ニューロマンサー』がチバなら『ニンジャスレイヤー』の舞台は近未来のネオサイタマ(ちなみにネオサイタマは東京湾に浮かぶ“人工島”です)。犯罪組織「ソウカイ・シンジケート」が跋扈する「マッポー」の世にあって、超人的な身体能力を持ち「カラテ」と「ジツ」を操る超人的な「ニンジャ」は大企業の手先として数々の荒事をこなします。主人公は・ニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジ。妻子をニンジャに殺され自身も重傷を負った彼は、今際の際にニンジャ・ソウルに憑依され、ニンジャを憎むニンジャとして生まれ変わります。 この、サイバーパンク好きにはたまらない設定と、確かなアクションシーンが否応なく気持ちを盛り上げるうえに、いわゆる、外国人の間違った日本観によってつくられたステキ世界&日本語が、これまでのエンターテイメント作品ではなかった、謎の娯楽性を発揮します。 物語冒頭、ソウカイヤニンジャのアーソンと、彼を襲撃したニンジャスレイヤーが対峙する緊迫したシーン、ニンジャスレイヤーはいきなり「ドーモ はじめまして ニンジャスレイヤーです」とオジギします。アーソンも「ドーモ ニンジャスレイヤー=サン アーソンです」とオジギを返します。このあいさつは、ニンジャの礼儀として古事記にも書かれていることで、決しておろそかにはできないのです!! 全くの別世界ではなく、日本と関係しているけれど実態とはまったく違うエキゾチック・ジャパンは、一度嵌り込むと止まらなくなります。女性主人公の一人称が「アタイ」。何かというと「ユウジョウ」を繰りかえすサラリーマンや女子高生。謎の「オリガミ部」……。 まるで、キリシタンに伝わるキリスト教が、永年の鎖国によって独自の信仰・カクレキリシタンとなったのと同様といってしまうのは、やっぱり言いすぎなようなのでやめますが、ガラパゴス進化のような楽しみを味わえる一冊といえましょう。どハマりして真剣に読んでいた新世紀エヴァンゲリオン 貞本義行 カラー、、、アニメを1晩で見て漫画も買いに本屋へ行った記憶がある。 エヴァは漫画は漫画、アニメはアニメ、映画はまた別で楽しめる。 漫画も映像とはまた違ってそれなりに面白い。 表現媒体が違うとシンジのキャラクターも三者三様になってしまうのは不思議なところ。 可愛いNYANKEES 岡田淳司大トロ猫描くのめちゃ上手な先生ですね! みんな可愛いです。原作との違いパズル 三部けい 山田悠介nemuke原作の「パズル」とは、設定や登場人物のプロフィール等がやや違っていた。 男性のはずが女性だったりと、、、 冒頭あたりで「大丈夫なのかな?」と不安を過ったが感想を言うなれば、、、とてもおもしろかった。 内容は小説より少し薄い気もするが、絵で人物相関図や緊迫感を煽れていると思う。 オチはネタバレにになるので控えておくが、この物語は小説とは違う物語と捉えて読めば、凄く面白い。 強いて言うなれば、卑猥な表現は原作にはないので止めてほしかった。 読む価値有り!!!!Fate×本格ミステリーロード・エルメロイII世の事件簿 TYPE-MOON 東冬 三田誠 三田誠/TYPE-MOON TENGEN 坂本みねぢ大戦略アニメも始まるのでちょっと書いてみますね。 自分は恥ずかしながら原作は未読ですがFateシリーズは設定が凝っているのでミステリーとの相性はいいんだなと思いました。 絵も超達者。 きちんと殺人事件が起きて、ひとつひとつの情報をエルメロイが分析して解決に導いていく地に足ついた王道ミステリーの楽しさがあります。 魔術があるからと言って奇をてらったり突飛な方向にいかず、しっかりと理詰めでトリックと物語を見せていくのが真摯。 あとFate/Zero好きなのでウェイバーが頼もしくなってるのは嬉しい。ちゃんとグレイの先生やってる。 で、頼もしいかと思ったらちょいちょいヘタレなのも嬉しい。かわいいぞ! 京都和菓子漫画!感想であいもん 浅野りん卓上旅行京都土産、無難に八つ橋かバームクーヘンか阿闍梨餅に落ち着いてしまいます。 そこで出会ったこの漫画! そう言う選択肢もあったかと膝をうちたくなります。 和菓子職人の話ですが人間ドラマもちゃんとあり、お菓子に絡めてあってそうだ、京都行こ!と思い始めること間違いなし。 あんまり京都でこう言うちゃんとしたお店入ったことないんですが、憧れる京都像が書き表されてて和菓子の現場も多少はリアルだと思います。 一果ちゃんも和も可愛いし和む… あと京都弁がめちゃくちゃ流暢ですね 生粋の京都民の訛り 今度行ったら買ってみたい、いろんな和菓子! MTGやったことないけど面白い! 青春のマエストロ横田卓馬新作すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 横田卓馬 伊瀬勝良mampuku「オナニーマスター黒沢」以来横田卓馬先生のファンなので、マジック・ザ・ギャザリングやったこと無いけど読みました。 時は98年、「中二病」という言葉がまだ無い時代。オタクで秀才の主人公の少年と、隠れオタクで才色兼備のヒロインの少女が、MTGを通じてクラスメイト達には秘密の交流をする話です。 あらすじからして既に尊みで胸いっぱいなのですが、冒頭の意味深長な彼女のセリフに始まり、放課後の神社、夕暮れをバックに自転車の二人乗り、などなどベタなシチュエーションにいちいちグッとくる。90年代懐かしのネタも豊富にぶっ込んでくるので、30~40代のとくにMTGにハマってた人なんかにはたまらないのではないでしょうか。All for GUNDAM Fan機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより- 矢立肇 富野由悠季 ことぶきつかさナベテツこの作品が「ガンダム」というコンテンツに興味のない方は恐らく手に取る機会は全くない漫画だということは、嫌になるくらい理解しています。「ガンダム好き」で「漫画好き」という市場はニッチでしょうし、たとえガンダム好きでも若い年代に訴えかけるような派手さには欠けているとも思います。 しかし、この作品の存在は「ガンダム」という作品の成熟を示しており、読み終えた時に感じる充実感は、ちょっと他では味わえないなあと思っています。 カイ・シデンという名前は、ガンダムの世界でも異彩を放つ存在です。1年戦争を生き延び、軍に残らずジャーナリストという生き方を選んだのはオールドファンにとっては語る必要のないことですが、どのように生きたのか語られることはあまりありませんでした(基本、ガンダムというアニメが戦場を描いているからですが)。 本作では、ジャーナリストとして中年となったカイ・シデンが、1年戦争の展示のオブザーバーとして自身の体験を語るというスタイルになっています。 そこで語られることは、勿論「原作」に準拠している部分もありますし、知らないと厳しい部分も多々あります。ただ、勿論それだけではなく、行間を埋め、語ることぶき先生の語り口は本当に素晴らしく、漫画の表現としての巧みさを感じます。 正直、ガンダムを知らない人には勧め辛いタイトルではあります。ただ、宇宙世紀のガンダムをある程度知っている方には、是非とも読んで貰いたい作品です。 前述の通り、決して派手な作品ではありません。しかし、原作を持ちつつ、その世界を活かし、新たな魅力を作り出すというのは、メディアミックスにおける成功例であり、漫画という異なるジャンルでこれほど優れた作品に出会えたことの幸福は、まだ出会っていない人に広く伝えたいと思っています。 息子、いい子通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 飯田ぽち。 冥茶 井中だちまmampuku くっさいしょーもないタイトルだなぁと思いつつも絵が好みだったのでつい読んでしまった……。 ちゃんと「ゲーム内世界」という舞台設定だったので安心しました。「異世界」でスキルとか属性とかやはり言われると少し萎えるので。。 ともあれ内容ですが、最序盤の第一印象としてはまぁ読みにくいったら。キャラ付けのためにか皆よく喋るのですがそれが冗長というか、無駄なセリフが多すぎてテンポよく読めない。絵も構図もそれほど上手いとはいえないですが、やはりそれ以上に言葉選びのイマイチさが目立ちます。 とはいえ「親同伴で冒険に出る」というのはアイデアの勝利だと思うし、ゲーム内世界という特殊な環境をメタな笑いに昇華してるのは上手いです。最初に出会った王様が「だってNPCじゃし…」と説明を面倒くさがるくだりの脱力感(笑) あの一言でこの作品がなにを狙っているのかがだいたいわかりました。異世界へ旅立ってからが本領発揮ですね。メタネタだけでなく、思春期の親子の微妙な距離感がほほえましく、単なる「バブみ」を売りにした漫画ではないんだなと良い意味で裏切られました。これは萌え漫画じゃなくてギャグ漫画なんだなと判ってからはとても楽しく読めています。グルメ&漫画界あるある漫画家接待ごはん 瀬口たかひろ名無し主人公は九州在住の漫画家。連載作品がアニメ化もして絶賛売出し中の主人公が、地元九州や東京の名店で編集者に接待されまくります!訪れる店はどこも実在するようです。毎回とても美味しそうでストーリーを忘れるほど食欲が湧きます。新宿の焼きとんの店はいつか絶対に行こうと心に決めました。漫画業界のあるあるも頻繁に出てくるのですが、リアルかつダークな話もあり面白いです。絵がとにかく綺麗ネクストライフ 相野仁 市倉とかげ マニャ子 鵜飼沙樹 相野仁(ヒーロー文庫/主婦の友社) 鵜飼沙樹・マニャ子名無しアネットがかわいい。話の内容はなろうの異世界転生俺つええテンプレラノベ。しかし作画がめちゃくちゃ良い。表紙が美しすぎてずっと眺めてられる。 みんな大好き!創作の葛藤&熱いお仕事 小説王 早見和真 大沢形画たか仕事に懸ける2人の男たちの物語。 もうこれだけですでに最高なのに、1人は編集者、もう1人は小説家ということで「会社で働く理不尽さ」と「小説を書く苦しみ」の両方が描かれ、2人がそれぞれ壁を乗り越えていく展開が熱い!! そしてストーリーの熱さを、読みやすいコマ割と迫力のある見開きが盛り上げているのがさらに堪らない。 表紙から伝わる熱さを裏切らない作品です。あらゐ先生のセンスが詰まった物Helvetica Standard あらゐけいいち名無しあらゐけいいち先生のシュールさが全面に押し出された四コママンガから絵まで載っている簡単なあらゐ先生資料集みたいなもの(特に"絵"は最早画集に近い) 色鉛筆と水彩の暖かみのある絵だったりところどころのエッセイだったりと比類無き凄まじいセンスが全体から迸っている 個人的に特にお気に入りなのが"絵"の群馬マラソンポスターの絵 思えばこの頃からCITYの芸風の大元は決まってたのだろうか いずれにしろ、あらゐ先生の絵が好きな人は買うべし あらゐ先生は天才だ。<<1011121314>>
君はエウレカセブンのプレイリストを作っただろうか? スーパーカー、ジョイディビジョン、ニューオーダー、oasis、ビョーク、ハービーハンコック、Beastie Boys、コーネリアス、坂本龍一…などなど、 この名々を見るだけで人生がいかに豊かになったか分かるだろう、 君はエウレカセブンを観て何を始めたか?何に憧れたか? 思いっきりボードを蹴ってみたい、メットなしでスクーター走らせて「この最悪な街」から逃げ出してみたい、音楽に体をあずけて思いっきり踊ってみたい、みんなでサッカーをしてみたい、 一つずつ叶えた日々は、今でもかけがえのない日々である 君はエウレカセブンを観て誰に出会ったか? 吉田健一というアニメーターを初めて強く意識した。彼の描く人物の表情に涙した。彼の関わった作品を夢中で観た。それだけで多くの出会いになった。 君はエウレカセブンを観て何を学んだか? 「ねだるな、勝ちとれ、さすれば与えられん」! そして「ア〜イキャ〜ンフラ〜〜イ!」と叫べば好きな子の元までひとっ飛びで行けちゃうかも?! エウレカセブンを学べばサブカルチャーを一周できちゃうくらいには、様々な要素が散りばめられています。これほど青くさい10代の為になるアニメ・漫画はないでしょう… そんなエウレカセブンにトリコジカケニナったわたしの人生は、まだまだ「つづく」!!