別冊フレンドの感想・レビュー138件<<23456>>ストレスフリーで感じられるギャップ男子の魅力 #1巻応援カワイイなんて聞いてない!! 春藤なかばsogor25少女マンガの"かわいい年下男子"が大好きな女子高生の河原まどか。 ただ現実の彼女は、実家の食堂の手伝いもあり、なかなか新しい出会いがありません。 そんな折、その実家の食堂に1つ年下の男子・志倉百喜がバイトとしてやってくるところから物語が始まります。 初対面のまどかに対する志倉の態度はとても悪く、第一印象は最悪。 しかし、志倉のその態度が“ただ女性を警戒していただけ”ということが判明し、それと同時に彼の可愛らしい素顔が顔を出してきます。 この作品、出会った瞬間の印象は最悪だった無愛想なイケメン男子のかわいい内面が徐々に見えてくるというギャップが魅力の作品ですが、志倉が無愛想だった理由が序盤に説明されて、それによって彼の本来の性格の良さがすぐに読者に伝わる作りになっています。 また、志倉が女性を警戒する理由についても特に暗い過去があるような描かれ方をしておらず、作品に対して余計なストレスを感じることなく、純粋に志倉のキャラクターのギャップ、そしてまどかとの関係性の変化を楽しむことができる作品です。 1巻まで読了三角関係なんだろうけど…今日も彼らのお隣で 小麦なぎさ名無し※ネタバレを含むクチコミです。イングランドの農村の小さな恋と友情物語セント=ブラウンの童話 美村あきの天沢聖司先日、庄司陽子先生の『にいさまどなた?』を読んですっかり1970年代の西洋が舞台の少女漫画にハマってしまい、マンバの詳細検索で「1970年代 少女漫画」を眺めていたら見つけたのがこのセント=ブラウンの童話。 カンカン帽 ワンピース エプロンドレス 「明○のナージャ」じゃん…と、絵の癖はちょっと強いけど表紙がとても可愛くてひと目で気に入ってしまいました…! とか言って、自分はガッツリおジャ魔女世代なのでナージャが始まった当時は目もくれなかったんですけど。「赤毛のアン」といい、今見るとすごく可愛いですよねこのファッションって。 この物語の主人公の少女・マディケーンはセント=ブラウンという小さな村に住む女の子。13歳にもなってスカートを捲って川遊びをするようなお転婆で、弟のネッドと幼馴染で1つ年上の男の子・ジムと一緒にいつも遊び回り、ちょっぴり意地悪なロディとは勉強で競っている。 そこへ美人で優しいヴェア先生と、ロンドンから静養しにきた少女・セーラが加わり、マディの生活は少しずつ変わっていく。 セント=ブラウンの子供たちが3年間で少しずつ成長し、人間関係が変わっていく姿がすごく良かった。 恋のこの字もわからないお子様だったマディがジムへの想いを自覚して、それでも教師になるという自分の夢を叶えるためにロンドンへと旅立っていく…というエンディングが素敵だった。 やっぱ「19世紀イギリスの田舎に暮らす少女」っていう設定あまりによすぎるな〜。いくらでも読みたい。オタクと幼なじみ2次元オタクのリア恋 黒月悠名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ハンサムな三兄弟の中から実の兄を見つけるドタバタラブコメ♡ #完結応援にいさまどなた? 庄司陽子天沢聖司もうメチャクチャ最高のやつだった…!!マンバで1970年代の少女漫画を眺めていたらかわいい表紙と「にいさま」の文字が目に入り読んでみることに(兄キャラ大好きマン)。 孤児になった15歳のシシリーは、亡くなった母が貧しい時にルース家のお屋敷の前に捨てた息子のことを気に病んでいたことから実の兄を見つけることに。 シシリーはお兄ちゃんの可能性がある3人とともに暮らし始めるわけですが、このルース三兄弟がまぁ〜〜素敵…! https://i.imgur.com/5jxGPS8.jpg (『にいさまどなた?』庄司陽子) 美しいブロンドの長髪が似合う大学生で、毎日違う女の子とデートしているプレイボーイ長男のディンドン。 黒髪短髪、頭脳明晰で兄と同時に大学に入学する秀才でいつも難しい本を読んでいる次男のクルー。 ブロンド短髪で一番シシリーに年が近く、スポーツ万能で柔道クラブに入っている末っ子のアンディ。 全員実子として別け隔てなく育てられとても仲良しなうえに、イケメンで優しく特技を持っているんですよね。 イケメン兄弟が出てくる少女漫画やゲームなんて今どき山程ありますが、「兄弟仲がよく、格好良すぎずコミカルなところもあり、母親への愛情を隠さない」という親しみやすい温かみにあふれているところが最高でした。 朝に家を出る前にパパと息子たち全員がママにキスするところ…優しい世界で大好きです。 当然、この三兄弟を育てたルースご夫婦も素敵な方なんです。 「全員実の息子だと思っているから絶対に誰が養子か言わない」と最初に宣言し、シシリーを養子に取ることを申し出るけれどシシリーの気持ちを尊重し決して押し付けず、実の母への気持ちを考慮しつつ距離を縮めるために「エリザベスママ、セオドアパパと呼んでちょうだい」と頼む。 あの息子たちが育つのも納得の人格者で、あんな素敵な男の子に育ててくれてありがとうという気持ちになりました。 https://i.imgur.com/mhtkOM9.jpg (『にいさまどなた?』庄司陽子) ルース三兄弟がシシリーについて夜中話し合うシーン大好きですね…兄弟感がすごい。 結局シシリーを妹として扱うと決めてからは、ディンドンがお洒落と遊び担当、クルーが勉強担当、アンディが運動担当として面倒をみることになるのですが、その過程で無事順番に1人ずつシシリーを好きになってしまうのが微笑ましい。 そしてシシリーもまた、3人のうち1人に恋をすることになるのですが……結末はぜひご自分の目で確かめてください! いや〜〜もう、王道オブ王道な設定のはずなんだけど、新鮮にメチャクチャときめいてしまいました。庄司陽子先生すごい。犬に優しいヤンキーと箱入りお嬢様の恋!お世話になりますオオカミくん 茜音かや天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。全くタイプが違う二人の命がけの恋愛MARS 惣領冬実名無し※ネタバレを含むクチコミです。 自分の想いを封じるために"彼女の恋が叶えばいいのに" #1巻応援彼女の恋が叶えばいいのに 歌鳴リナsogor25モデルとしても活動している生徒会長のレンに恋をしている女子高生のミサキ。そんなミサキにはヨウという親友がいて、時々彼女に恋の相談をしている。ボーイッシュで自分とは全然違うタイプだけどいつしか親友と呼べる仲になっていたヨウのことををミサキはとても信頼していて、ヨウのほうもミサキの恋を応援してくれている。 しかし、実はヨウはミサキの恋を応援している素振りを見せながら、彼女のことを密かに想っていた…という物語。 この作品、同性相手に叶わぬ恋をする女の子が主人公の百合作品ではあり、タイトルの『彼女の恋が叶えばいいのに』という言葉から推測されるように、ヨウはミサキに対する想いを胸にしまい込んだままミサキの恋が成就すればいいと思っている、切ない恋物語でもある。 ただ、物語は2人の関係性だけでは収まらず、物語が進むにつれてミサキが恋をしている相手・レンが徐々に2人の間に入り込んでくる。それも、ヨウとミサキ、おそらくは2人ともが望まない形で。その結果としてどんどん人間関係が複雑になっていき、ヨウの想いも変化していく。 最初は「ミサキの恋が叶ってしまえばいい」と思っていたヨウが今後その恋心をどう変化させていくのか、目が離せない作品。 1巻まで読了ふたりとも良い子で好き!世界で一番いたらぬ恋 北川夕夏名無し※ネタバレを含むクチコミです。いまどき古風な超純愛に尊死…!花と紺青 防大男子に恋しました。 西香はち天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 えーらしすぎる博多弁男子!えーらしいね、志崎くん 苺谷しげる天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。恋文をめぐるステキな恋のはじまりのオムニバス恋文日和 ジョージ朝倉名無し恋文=ラブレターをテーマに、様々な恋の始まりを描いた作品集です。デジタル時代の今、アナログの代表とも言える手紙を書いたり、もらったりすることは稀になってしまいましたが、この作品を読んでいると、手紙ってただの紙切れじゃないんだな、心がそのまま文字になって贈られるものなんだな、と今更ながらその特別さに気付かされます。ロマンティクなんだけれど甘すぎないストーリーで、さらっと読めるのに、話のひとつひとつがなぜかとても心に残るのは、ジョージ朝倉さんの個性的な画風と、主人公たちの気持ちや行動が、恋をしたことがある人なら誰でも共感できるものだからでしょう。女の子だけだなく、男の子にも読んでもらいたい漫画。全3巻ですが、私としては1巻と3巻がおススメです。高校生に振り回される警察官のラブコメPとJK 三次マキ名無し主人公と警察官という異色のカップルのお話です。 幼い主人公が甘えまくって彼氏を振り回すような感じかと思っていたのですが、読み進むにつれて女の子の方も成長し、年上の警察官を支える素敵な女性になっていきます。 主人公が公務員の奥さんやるような真面目なタイプではなく、天真爛漫で明るい感じなのが逆に好きです。 ちょっと背伸びした感覚で読んでいたあの頃生徒諸君! 庄司陽子名無し私がまだ小学生(高学年)の頃や中学生の頃に、ちょっと背伸びした感覚で読んでいたのを覚えています。主人公のナッキーは天真爛漫で、スポーツも出来て、勉強も出来る女の子なので憧れる気持ちで読んでいました(私とは真逆だったので)。そしてナッキーが色んな試練を乗り越えて行く姿にも勇気づけられた漫画です。恋する女はきれいさ〜お待たせしました、初恋です。 大友なな名無しファミレスでバイトを始めた美々ちゃんは、まだ初恋もしたことがないとってもウブな子なのが好感がもてました。研修してくれたのは大学生のチャラそうな男の子。こいつに一目惚れしてしまう純粋な美々ちゃんのドギマギしている様子がとても瑞々しくて可愛いです。めでたく初恋体験ができて一人前になった美々ちゃんの成長が眩しかった。不思議なタイトルぼっちJKはお弁当を作ることにした。 柚井ふうこ名無し普通に過ごしているつもりなのに、勘違いされることってありますね。見た目と雰囲気って大切だと想います。転校したばかりで、ヤンキールックで近寄りがたい感じだと、余計に溶け込み難い。なのに見た目は変えずに、お弁当を作って仲間に混ぜて貰おうっていう発想が何だか可愛い。料理の腕は確かで読んでいて美味しそうでした。 ナースの成長日誌天使になりたい ひなのナース日誌 愛本みずほ名無し2002年に「看護婦」という名称が正式に「看護師」となる少し前の時代になるナース物語。ナースを目指して頑張るひなの姿が、とても一生懸命なものに感じられました。ハードな実習や難しい試験など、一人前になるまでの苦労を明るいタッチで描いています。ちょっとドジなとこはありますが、患者に寄り添い、向き合ってくれるひなのような看護婦は、まさに天使に見える瞬間がありました。こわくてサスペンスでちょっとだけ百合校舎のうらには天使が埋められている 小山鹿梨子mampuku 第1話から恐ろしいいじめの嵐が吹き荒れ、読み進めるほど(しかもかなりのハイペースで)絶望が深まっていく。この物語に希望はないのかと思われた矢先、2巻でついに真の主人公が現れる。これまでの悪意がどろりと渦巻くホラーから、光本菜々芽という聡明で高潔な少女がクラスの悪意を束ねる"白い悪魔"蜂矢あいと対峙する構図へと変貌をとげるのだ。 (これを読み返して気づいたのですが「校舎の天では悪魔が嗤っている」の作者・蜂矢あいというのは「校舎うら」の彼女の名だったんですね) ときに大人すら欺き利用し、勇気ある告発者をさらなる悪意で踏みつぶす。いや~~蜂矢あい、悪役として完成度高すぎて小学生とは思えない!wいっそ格好いいとすら思えてしまう。相対する光本菜々芽もイケメンすぎる!そんじょそこらのヒーローよりかっこいい… 間違いなく思うのは、「この先どうなってしまうんや!??」と頁をめくるスピードを速めるにはキャラクターを好きになるのが一番いいということ。とりわけこの「校舎うら」は、冷静に俯瞰しながら作品の粗削りなぶぶんを見とがめつつ読むよりも、思いっきり感情移入して没入しながら読んだほうが絶対に面白い。不眠の美形男子を寝かしつけ…!!!嵐士くんの抱きマクラ 渡辺あゆ名無しベビーシッターのバイトをしているので「寝かしつけ」はお手のもの、な女子高生・宙が、ひょんな事から美形男子(16歳児)の寝かしつけをすることになる…という最初から近距離すぎる新連載が始まっちゃいました。 その相手の同級生・嵐士くんは少々訳アリっぽく、グランドピアノが置かれているタワマン最上階にひとり暮らし。たぶんピアノの腕は相当だけど、素性はまだよくわからない。そんな彼の身の回りの世話と寝かしつけを週一ですることになったのでさあ大変ですよ… ツンデレな彼にハートズッキュン16歳、婚約してます 時名きうい名無し「ウソ婚」のプロトタイプ版ともいえる作品です。幼なじみ瑛人の強引なアタックで、主人公の鈴木みうが彼のペースに巻き込まれ、話が進んで行きます。瑛人のようなゴリ押しタイプの男性って最近は希少価値がありますから、やっぱり女子ならだれでもこういうツンデレで強引タイプの男子に惹かれるものです。最終的には、みうも瑛人の押しに負けて婚約するのでハッピーエンドです。全1巻でテンポ良くて楽しめる漫画でした。啓弥に守られたいお嬢と番犬くん はつはる名無し主人公の一咲がクールな見た目とは裏腹にピュアな性格の持ち主で可愛いです。啓弥が一咲をほっとけなくなる気持ちがよくわかります。いつも一緒にいるからこその難しい恋心を応援したくなる。啓弥が高校に入って一咲のそばにいてる設定は現実離れしているけど、それほど大事にされているのが羨ましいです。コミュ症なキラーT細胞はたらく細胞フレンド 清水茜 和泉みお 黒野カンナ名無し『はたらく細胞』も気が付くと色々と増殖して、なんと少女マンガ枠にまで! 本編でも大活躍していたキラーT細胞がメインということで、少女マンガなことと『フレンド』の文字に訝りつつ読みはじめました。 白血球に負けず劣らず格好良いイメージだったキラーT細胞のイメージが大分変りました。コミュ症ゆえの外面とのギャップが面白いです。 ももちゃんの不器用さ…ピーチガール 上田美和aicoももちゃんの不器用さがかわいくて、悪役なのに憎めないさえこに、なんかキャラそれぞれを好きになってしまう漫画。おもしろくて青春時代印象に残った漫画の1冊! オタクの名はヲタドル 推しが私で 私が推しで ぢゅん子mampuku重度のドルオタ少女が推しと「入れ替わってしまう」話。 まずなにより、キモオタ少女・あずさのキモオタっぷりがぶっ飛んでいて勢いに圧倒されます。少女漫画だけあり主人公の女の子が(見た目は)可愛く描かれているにもかかわらず、言動と行動でここまで気持ち悪くできるとは作者の覚悟とこだわりに感服します。 ストーリーを進める上で致し方ないとはいえ警備の静止を振り切って楽屋に乗り込んだりしたら「次やったら出禁ですよ!」では済まない気がするのですがw 諸々ガバガバなぶんギャグには躊躇がないので勢いに押されて楽しめてしまうパワータイプなマンガですね。 あと本筋とは関係ないのですが、身体が入れ替わってしまったらとりあえず「君の名は?」と言わせておくお約束が出来上がってしまっているあたりかの作品の影響力の凄まじさを実感します<<23456>>
少女マンガの"かわいい年下男子"が大好きな女子高生の河原まどか。 ただ現実の彼女は、実家の食堂の手伝いもあり、なかなか新しい出会いがありません。 そんな折、その実家の食堂に1つ年下の男子・志倉百喜がバイトとしてやってくるところから物語が始まります。 初対面のまどかに対する志倉の態度はとても悪く、第一印象は最悪。 しかし、志倉のその態度が“ただ女性を警戒していただけ”ということが判明し、それと同時に彼の可愛らしい素顔が顔を出してきます。 この作品、出会った瞬間の印象は最悪だった無愛想なイケメン男子のかわいい内面が徐々に見えてくるというギャップが魅力の作品ですが、志倉が無愛想だった理由が序盤に説明されて、それによって彼の本来の性格の良さがすぐに読者に伝わる作りになっています。 また、志倉が女性を警戒する理由についても特に暗い過去があるような描かれ方をしておらず、作品に対して余計なストレスを感じることなく、純粋に志倉のキャラクターのギャップ、そしてまどかとの関係性の変化を楽しむことができる作品です。 1巻まで読了