先生とこんな関係になる以前、私はまだ処女だった。私は高嶺の花で知られる学園のマドンナ的存在で、しかるにその実態は、生まれてこの方恋愛経験ゼロ…。見た目の派手さと完璧なキャラが災いして、逆に縁遠くなってしまった(泣)。それに同世代の男の子はガツガツしていて無神経でちょっと苦手…。でも、あの人は…あの人の事だけが何故か気になった。その人が、先生だった。そんなある日、私は友達の代理で届け物をしに准教授室へ行く事に…。そこは様々な植物が生い繁る温室の様な部屋で、先生はまるで眠りの森にいるみたいに深く寝息を立てていて…思わず見とれていたら、突然…! どうしてこんな事に…!? 私…男の人…知らないのに……!!
彼の歌はセイレーン、私を惑わして荒れた海へ引きずり込む魔物…。私、小島小鳥。歌手を目指して上京したけど鳴かず飛ばずでもう一年。先の見えない状況ですが、なんと今日は私の誕生日。友達がカラオケBOXで誕生日会をしてくれるそうなので行ってみると…何このVIPルーム! 私を励まそうと奮発してくれたの? 気を良くして自分が落ちたオーディションの課題曲だったナンバーを歌っていたら、突然目の前に有名音楽プロデューサーの藤堂仁が!! しかもこれは営業プレゼンだと言う。訳が分からないけど、もしやデビューのチャンス!? でも世の中そんなに甘くなかった。営業は営業でもそっちの営業。もうそれしか私に残された道は無いの…!?
天涯孤独の青年、悠輝。ある雨の夜、彼は見知らぬ少女、咲夜と出会う。初対面の筈だが、咲夜は悠輝を見るなり涙を流し、抱きついてキスをしてきた。その勢いに流され、つい咲夜を自宅に連れ帰ってしまった悠輝だが、咲夜の淫らな躰に溺れる内、彼女が何者か等どうでもよくなってしまう。いつしか悠輝は咲夜をかけがえのない存在だと思い始めていたが、その頃から町に異変が起こる。度々男性の変死体が発見されるようになったのだ。そして悠輝の目を盗み、夜間に外出する咲夜…。咲夜の行動に悠輝は思い悩むが、聞く事ができないでいる内に彼女は何者かに攫われてしまった…! ※この作品は『ヴァンピール・ドール~淫らな性夜~』の改訂版です。
『大切だから閉じ込める。大切だから足を切る。大切だから食べてしまう。大切すぎて殺したくなる――。』高三の秋、私は一人ぼっちになりました。人の死なんてあっけない。母は普段から注意深い人だったのに、暴走車に突っ込まれるなんて…。これからどうすればいいのか途方に暮れていると、突然兄と名乗る男性が現れて、私は大きなお屋敷に連れて行かれました。そこには他に6人も兄達がいて、全部で7人…? 微かに昔兄達がいた記憶はあるものの、母にその話をすると夢を見たのだと言われていたので、全く実感が湧きません。それにこの兄達、やたらとスキンシップが多くて…この家ではこれが普通なのでしょうか? なんだか逆らえなくて、怖い…。
ニューヨーク、マンハッタンの対岸に位置するキングスー通称ブルックリン。日本との時差14時間。こっちに来て半年、今でも無意識に俺は、人混みにいない筈のアイツの影を探して、全く吹っ切れていない自分を再認識する。あの別れを後悔はしていない。だけど、心がおかしくなりそうだ。そんなある日、母が倒れた。病状は大事なかったけれど、母が出席する予定だった日本での親戚の結婚式に代理で俺が出る事になってしまった。アイツから逃げてここまで来たのに、今、日本に帰ったら…。感涙の名作『あいくるしいから壊したい』の番外編ついに登場! 兄妹で愛し合ってしまった義之とあゆみの決意の別れから半年後のストーリー!!
初恋
初めて愛した人は親友の父親だった──。お金と体、ただそれだけ。私を女にしてくれたのは由紀のお父さん。私……、おじさんと終わりをむかえようとは思わない。──娘いるんだ。──私に教えてくれたコト全部教えてあげる。私の中の空洞をこの人なら埋めてくれると思った。さようなら、初めて私が愛した男──。
HOLE
俺の筆おろしは風俗のお姉さんだった。友達数人でノリで入った店。そこでお願いして本番をヤラせて貰った。本当はダメなんだけど、お姉さんも初物に興味があったみたいで特別にシてくれたんだ!あの時の衝撃…快感!!スゴく良かった…。でもこの初体験も、色々な思い出と同じように、整理されて記憶の隅に落ち着くんだ…と、そう思ってたのに、俺は思わぬ形であの穴と再会してしまった。兄貴の結婚相手…義理の姉という形で!!…まさかこんな事になるなんて…。新婚の兄貴は毎晩のように彼女とヤル。知ってる穴だからタチが悪い。俺はあやうく間違いを起こしそうになってしまった。過ちを反省し、理性総動員でガマンしてるっつーのにあいつらは、玄関先で…。一体どういうつもりだよ…!どういう…?あれ、お義姉さん、俺に気付いてる…?俺にわざと見せつけてる…!?姉弟だからダメだとか言ってた癖に…!俺の反応を見て楽しんでたのか!?この淫乱がっ…!
楽園の檻
山岸リカ、フツーの高校生。ワケあって今から援交します。彼氏が勝手に中出ししたりするから、生理が来ないの。堕ろすにもお金が要るし……と思ってたんだけど、会ってみたらその相手・ヨシザキさんは、ちょーイケメン、おまけに紳士で彼氏とは大違い!ただ結構なドSで、私をペットにしたい、って言うの……それから、いろいろと調教されていくうちに、いつの間にか私は……!※この作品は『誰にも言えないマル秘』31アブノーマルH、33女子校生読者のH体験、36ペット志願……でもお読みになれます。
調教師
知らない男に襲われ縛られた私。裸にされて指やおもちゃでアソコを責められた。感じさせるつもりらしいけど、私はHで気持ちよくなった事がない。だから何も感じないはずなのに……!どうしてこんなに上手い男がいるの!?謎の男が獲物を絶頂に導く表題作「調教師」ほか、カゲキなHがいっぱい!
ボクらの嘘と恋
イケメンの智弥とミス嘉慶の郷子は幼なじみで、嘉慶学苑みんなの憧れカップル。恋人同士らしくエッチもしているし、何の不足もなさそうだが、まだ完全に互いを理解しているとは思えない、微妙な食い違いを感じていた。そんな時、これも幼なじみだった理子姉ぇが、智弥の家で暮らすことになる。彼女も智弥とエッチする仲で、しかもクラスの担任教師として嘉慶に赴任してきた! 大騒動の予感が…。収録作「ボクらの嘘と恋(1~6話)」シリーズ+短編「レンタルボーイフレンド」の全7話、「ボクらの嘘と恋」キャラクター相関図を収録。
大学生になってすぐ軽音部に入部届を出しに行き、その帰り道、彼に出会った。彼はアコギを弾いていた。同じギター弾きでもパンクの私には興味を惹かれない相手なんだけど、興味を持ってしまった。趣味も話も全く合わない男なのに、何故か私達はすぐに深い関係になった。別に付き合っている訳ではなかったけど。だけど偶然昔の男に再会してやるせない気持ちになって、気付いたら彼の家に来ていた。その時初めて思った。私は彼のことが好きなんだ。だけど…彼には他に好きな女性がいる…。私達はただのセフレ。今更恋だと気付いても、きっと遅い…。※この作品は【秘密の恋愛授業】vol.103でもお読みになれます。
さびれた商店街の時が止まったような写真館に飾られている私の家族。私の家は今どき珍しく毎年写真館で家族写真を撮る。撮られる度に写真館のショーウィンドウに飾られて恥ずかしい。でも私は黙って笑顔で写真に撮られる。私はお姉ちゃんとは違うから。癇癪持ちの父と病気がちの母を置いて、お姉ちゃんは家を出るという。お姉ちゃんはいつもそう。家族写真を撮る時も笑わない。お姉ちゃんは私に言う。「よく笑えるね」――私だって笑いたくて笑ってるんじゃないよ。そんなお姉ちゃんの引っ越し直前、父から母の病状を聞いた。でもお姉ちゃんは予定通りに家を出て行くという。どうして? お姉ちゃん。どうしてこんな時まで貴女はそうなの?