「おはよう 早く死んでね お姫様」今日もまた差出人不明の嫌がらせメールで美羽ちゃんの朝は始まる。おそらく西条先輩の痛いファンからだろう。西条先輩は高校生にして人気小説家。美羽ちゃんと西条先輩は、美羽ちゃんの弟の蒼介の紹介で付き合い始めた。だけど蒼介は、西条先輩に美羽ちゃんを紹介した事を後悔しているみたい。美羽ちゃんたち家族がウチの隣に引越してきた三歳の時からずっと蒼介ひとすじの私には、正直美羽ちゃんの存在は邪魔で、彼氏が出来たって聞いた時はホッとした。これで蒼介を自分だけの物に出来ると思ったから。なのに蒼介は相変わらずで、身体を重ねても私の名前は呼んでくれない。蒼介はいつも、誰の事を見てるの… 一話~六話までを収録。
「おはよう 早く死んでね お姫様」今日もまた差出人不明の嫌がらせメールで美羽ちゃんの朝は始まる。恐らく西条先輩の痛いファンからだ。西条先輩は高校生にして人気小説家。美羽ちゃんと先輩は、美羽ちゃんの弟の蒼介の紹介で付き合い始めた。だけど蒼介は先輩に美羽ちゃんを紹介した事を後悔しているみたい。三歳の時からずっと蒼介一筋の私には正直美羽ちゃんは邪魔で、彼氏が出来たって聞いた時はホッとした。これで蒼介を自分だけの物に出来ると思ったから。なのに蒼介は相変わらずで、何度身体を重ねても私の名前は呼んでくれない。蒼介はいつも、誰の事を見てるの…。大人気作『弟の顔して笑うのはもう、やめる』を完全フルカラー化!
「そんな顔されたら今夜は帰せない」 年の差、一夜の過ち、再会愛……涙の数だけ恋がある。「快感」×「感涙」アンソロジー!! 神寺千寿 カバーイラスト&特別描き下ろし2P 美波はるこ「胸、…貸して?」失恋オトコの涙にほだされ、慰め一夜。ほり恵利織「好きになっちゃダメな人――…」姉の彼氏と知りながら、代理デートでキス…。茨芽ヒサ「先生…あの日の続きをシテ…?」おじ様小説家が綴る官能な世界に心と体が痺れて。雨倉ニコ「泣き顔かわいい、もっと見せて」強がりOLと毒舌上司との再会オフィスラブ。笹塚だい「…俺は、忘れられなかったよ」妹の婚約者となった元カレと切ない逢瀬。夏生恒「お客様と一線を越えてしまうだなんて…」船上限定の身分違いの恋に溺れて。東河みそ「部長も、余裕のない顔するんですね」まじめ女子が虚勢を張ったスーツを脱ぐ時。
ニューヨーク、マンハッタンの対岸に位置するキングスー通称ブルックリン。日本との時差14時間。こっちに来て半年、今でも無意識に俺は、人混みにいない筈のアイツの影を探して、全く吹っ切れていない自分を再認識する。あの別れを後悔はしていない。だけど、心がおかしくなりそうだ。そんなある日、母が倒れた。病状は大事なかったけれど、母が出席する予定だった日本での親戚の結婚式に代理で俺が出る事になってしまった。アイツから逃げてここまで来たのに、今、日本に帰ったら…。感涙の名作『あいくるしいから壊したい』の番外編ついに登場! 兄妹で愛し合ってしまった義之とあゆみの決意の別れから半年後のストーリー!!
いろんなタイプの彼に愛されて溺れちゃえ!エリート都会系男子とほんわか地元友達、クールな彼とヤンチャな彼、あなたならどっちを選ぶ!?カゲキなLOVE&Hを詰め込んだ、人気作家大集合のアンソロジーコミック!!
物心ついた頃からお互い意識してたけど、ずっとそれに気付かないふりをして過ごしてきた。…俺は妹が好きだ。義之とあゆみは実の兄妹。同じ高校に通っている。お互いに惹かれ合っているけれど、今までなんとか均衡を保ってきた。その均衡を破ったのは、遊び人で有名な遠藤先生だった。ある事がきっかけで遠藤先生に弁当を作るようになったあゆみに、義之は心を乱される。妹にちょっかいを出すなと言いに行ったが、逆に心を見抜かれ、近親相姦するくらいならあゆみは自分がもらうと宣言されてしまう。その事が引き金となり、心を抑えられなくなった義之は、あゆみを無理矢理抱いてしまう。俺がお前の初めての男だ…!独特の世界観とムードで、切なく揺れ動く兄妹の想いを描いた長編。
親どうしの連れ子再婚で、義理の姉弟になったふたりの微妙な関係をメインに、まわりの恋人や友人や教師も絡んでくるお話です。 まず思ったのが、絵がきれいだということ。人物がかわいいのはもちろん、透明感があって、キャラクターのふわふわした性格や、曖昧で危なっかしい関係に全体のムードが合ってます。エロい描写もあるけど、そこまでどぎつくなくて、二人の関係性をメインに描いている感じなので、あまり抵抗感なく読めると思います。 たまに、表紙はいいんだけど中ページはいまいちな作品がありますが、この作品は中まで一貫して綺麗なので、表紙の絵が気に入った人は試しに読んでみることをおすすめします。
姉の美羽と弟の蒼介は、両親の再婚で家族になった義理の姉弟。美羽には蒼介の紹介で知り合った西条くんというカレシがいて、蒼介は蒼介でお隣に住んでいる百華から好意を寄せられている。遠目から見るとお似合いない2組。ただ1点、蒼介が美羽に対して"異性としての好意"を抱いていることを除いては…。 この作品はいわゆる義理の姉弟の関係を含めた三角関係、四角関係の物語ですが、それだけに留まらない複雑な人間関係とその心情描写がこの作品の特徴です。 美羽は西条のことを彼氏として大事な存在として思っていつつ、蒼介に対しても姉弟以上の感情を抱えているというアンビバレンツな思いを内面に抱えていて、その感情の上にさらに「家族の関係を守りたい」という別の感情が蓋をすることで体裁を保っているという状態。なので蒼介から明らかに姉弟以上の関係を思わせるアプローチを受けても"姉としての振る舞い"に徹しています。一方、蒼介と西条はそれぞれ美羽のことを一途に想っているのですが、蒼介が西条のことを紹介したということからも分かるとおり、元々蒼介と西条は親友同士。そして西条と百華は美羽と蒼介が"義理"の姉弟であることを知らない。という、それぞれが内なる思いを隠したり、蓋をしたり、もしくは堂々と相手に伝えたりしながらどんどん複雑な方向へ進んでいくというのがこの作品です。それを神寺さんの繊細な絵柄とモノローグ多めの心情描写で丁寧に表現しているため、関係性の複雑さに比べてドロドロな感じはあまり受けず、純粋に登場人物に感情移入して読める作品です。 この作品、少女マンガ好きには是非オススメしたい作品なのですが、このクチコミをご覧の方で作品のことをご存じだった方はほとんどいらっしゃらないのでは無いでしょうか。 実はこの作品、松文館という出版社のガールズポップコレクションというティーンズラブレーベルから出版されている作品です。しかも、松文館から紙書籍で発売されている単行本はこの4年間でこの作品のみという状態で、そのため書店でこの作品に出会うことは非常に困難な作品となってしまっています。ティーンズラブのレーベルではありますが過激な描写はほとんどなく、少女マンガを読まれる方であれば広く楽しんでもらえる作品だと思うので、もしこのクチコミを見て興味を持って頂いた方は是非、まずは電子書籍からでも良いのでお買い求め頂ければ幸いです。 ちなみに先日、異例のフルカラー版単行本が電子書籍で発売されました。そちらももしよろしければチェックしてみてください。 5巻まで読了。
親どうしの連れ子再婚で、義理の姉弟になったふたりの微妙な関係をメインに、まわりの恋人や友人や教師も絡んでくるお話です。 まず思ったのが、絵がきれいだということ。人物がかわいいのはもちろん、透明感があって、キャラクターのふわふわした性格や、曖昧で危なっかしい関係に全体のムードが合ってます。エロい描写もあるけど、そこまでどぎつくなくて、二人の関係性をメインに描いている感じなので、あまり抵抗感なく読めると思います。 たまに、表紙はいいんだけど中ページはいまいちな作品がありますが、この作品は中まで一貫して綺麗なので、表紙の絵が気に入った人は試しに読んでみることをおすすめします。