ビッグコミックスピリッツの感想・レビュー879件<<3233343536>>完結!ドルメンXは永遠にドルメンX 高木ユーナ名無しドルオタ必見の名言連発。最終巻4巻は500p越えで2巻分以上のサイズでした。 リキミュが盛り上がり、サイやニイのソロ活動も充実し、ドルメンXとしてのグループ活動、 これまで謎だった部分も全て詰め込んだという感じ。やや駆け足気味ではあったけど、フィナーレは感動的だった。 ヨイについてはもうちょっと触れて欲しかったなぁという気もする。 もっと長く続いてほしかった作品。6巻!どっちの立場もデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 浅野いにおバナ戦う人、怯える人、そそのかされる人、助かりたい人、日常を続ける人…。いよいよあの子が動く!?(大葉くんかっこいいな)「彼女をスマホで撮りたくて」特集の特別読み切りがスピリッツ掲載あげくの果てのカノン 米代恭名無しスピリッツの青山裕企のグラビア特集「彼女をスマホで撮りたくて」と連動して読み切りが掲載されている。 話的には『あげくの果てのカノン』3巻の北海道旅行でカノンが先輩のことを盗撮しまくるっていう話。わりと先輩が好きすぎるカノンのコミカルな面が押し出されている感じ。 柱のところとかで、スマホでの撮影テクニックも紹介されている。 企画と被写体が男女逆転しているのも面白い『カラスノエンドウ』石山さやか ヒバナ 2017年8月号カラスノエンドウ 石山さやか地獄の田中たぶんそこそこ田舎の弱小カフェチェーン(12店舗展開)店の本社でパートのデザイナーとして働く菱木さんの話。 デザイナーが1人しかいないから、色々な仕事が山のように降ってきて残業とかもあるし、パートのおばちゃんと微妙にノリが合わなくてちょっと浮いている。 通勤路に咲いている花をスマホで写真を取るのが好きで、おばちゃん達にいっても理解されなかったんだけど、最近入社したウェブデザイナー?の末次さんはなんか独特な雰囲気で「もしかしたらわかってくれるかも…」と勇気を出して打ち明けてみる話。 そんなに激しい起伏はないし、読み終わった時にスカッとするかというとそうでもない。けど、日常を切り取ったときに人それぞれで違うけどたいしたことじゃないけど日々の潤いになっていることってあるし、理解してくれればいいけど、くれなくてもいいかみたいなことってあるなぁとじんわり思えるいい読み切り。 鬱、過食、拒食の作者が風俗に行き、「いい子」の殻をぶち破った前作「レズ風俗~」の、その後の日々。一人交換日記 永田カビ南 光裕前作を闘病記とするなら、今作は共感を呼びかけるのではなく、現状そのままを描いた日常エッセイ。 作品を家族が理解してくれそうにない。孤独で泣けてしょうがない。呼吸が苦しい。 家族との意思疎通がうまくいかず、鬱というフレーズを簡単に使った父に怒り、部屋でひとり暴れる。 ヒット作を出した直後とは思えないボロボロの精神状態だが、観察力のアンテナはONのまま。部屋で暴れて「いなりずしの酢飯が傷にしみた痛み」、その一瞬を逃がさず描き残す。 前作で異様な迫力を見せた、「過食時にかじった、血に染まった生麺」。 体験した人にしかわからない、痛くて醜い一瞬を切り取る。作者の精神は血だらけなのに、まだ、私を見て、わかりやすく説明するから読んで!と身を削る。精神状態に比例して荒れるタッチ、酒量が増え、突然ぶちっと終わらせたような不完全さには、異様な迫力がある。滅亡した国の文字を守る、壮大な歴史ロマンシュトヘル 伊藤悠starstarstarstarstarひさぴよ現代日本の男子高校生が、13世紀初頭のチンギス・ハーンが生きた時代のモンゴルの世界へと繋がり、西夏文字をめぐる壮大な戦いに身を投じるお話。 祖国の西夏を滅ぼされた女、シュトヘル(悪霊という意味)と意識が同居する形で、当時のモンゴルへと接続する高校生スドー。 西夏の文字のすべてを記した玉音同を奪いたいチンギス・ハーンと、西夏の文字とシュトヘルに魅せられ、それを守ろうとするハーンの息子ユルールを中心に、登場人物の様々な思惑が複雑に絡み合う。 歴史モノとしての骨太さはもとより、戦闘シーンの迫力はさすが伊藤悠先生という他ない。 特にハラバルの戦いぶりは必見。ややファンタジックな弓使いであったが、個人的には一番カッコいいキャラだと思っている。 読みすすめるうちに、自然と文字が持つ「歴史の重み」のような物に思いを馳せるようになった。 ある意味「文字」そのものが主役とも言える異色の作品。 ぜひモンゴル人に読ませて感想を聞いてみたい。宇宙戦争をモチーフにしたSFボーイミーツガールマンガ地球戦争 小原愼司名無しスピルバーグ監督の『宇宙戦争』が映画であるからそっちの印象が強い人もいるかと思うが、同名小説を原案にしたマンガ。『宇宙戦争』では宇宙からの侵略がメインになっていたと思うが、宇宙人からの侵略を契機に人間同士の醜い争いがこの漫画では主題になっている。 そういった醜い争いのようなものがありながら、オリバーとアリスが信頼を深めていく。人間模様・宇宙人からの侵略・恋愛模様、色々な面で面白さがある名作。 新米訪問看護の奮闘記ナイチンゲールの市街戦 鈴木洋史 東裏友希名前はまだない主人公は病棟看護から訪問看護に身を転じたばかりの新米訪問看護士の宮間美守。病院での看護ではないため、規定の時間を1分でも過ぎれば保険の補助外になってしまうためかなり熟練した技術を求められたりしているのに四苦八苦しています。訪問看護を使うのは年金暮らしの高齢者が多いということで、訪問看護についてだけでなく老いや死とも向き合う場面が多かったです。 宮間美守がナイチンゲールに憧れすぎるが故に、利用者と仲が良くなりすぎ(それがこうじて看護師としての信用も得る一方で)サービスでケアをしてしまったりする、看護師という職業的な葛藤が描かれていたところがとても面白かったです。美術予備校を舞台にした淡い恋の物語ももんち 冬目景ハリネズミモモンガ美術予備校に通うことになった浪人生のももねの1年間の話。 ももねの恋模様が話の大きな筋にはなっているが、予備校に通う浪人仲間や失踪した自称美術家の父、過保護な兄姉母とのやりとりもとても魅力的。 というか、ぼーっとしているももねがこれまであんまり考えたことのなかった恋とかについて周囲に触発されてちょっとずつ考えたりするようになる相互作用のようなものを感じる。 恋愛がテーマの漫画だけど、くどくなく爽やかでコンパクトにまとまっているしとても面白い。グズなあさひが薙刀でどんどん成長していくあさひなぐ こざき亜衣渚ブルー映画化もして今更なところはあるけれど…中学の頃は美術部で引っ込み思案のあさひが「強い女になりたい」ということで薙刀部に入部して成長していく話。 序盤は涙と鼻水にまみれてドロドロになりながらきつい練習と情けない自分と向き合ってちょっとずつ成長していくところがとても面白い。「ちはやふる」が好きならハマると思う。 あと、部活もの的な面白さももちろんあるんだけど、キャラクターの口がとても悪いのもまた魅力。 前半はあさひが成長していく面白さとギャグ的な面白さ、後半(15巻以降くらい)は成長したあさひがどんどん強くなっていく楽しさ。真春は前半の方が魅力的かな。 今までのサッカー漫画にはない、ユースを舞台にした少年たちの熱い物語。アオアシ 小林有吾 上野直彦たたみ今までのサッカー漫画にはない、ユースを舞台にした少年たちの熱い物語。 田舎でくすぶっていた主人公が、凄腕のユース監督に見出されて上京。両親やチームメイトに支えられながら、天性の才能を発揮していきます。その描写が素晴らしい。何度も涙腺がゆるんでしまいました。サッカー好きではない人にもお勧めできる名作です!なんとなく読んでみたらラストイニング 中原裕 神尾龍まさしわたしは、野球好きで野球漫画もそれなりに好きなんですが、ラストイニングは巻数が多くてなんとなく読んでいませんでした。 しかし読んでみるとおもしろい!主人公が選手ではなく監督というのが他の野球漫画と違っています。サッカー漫画だとジャイアントキリングも似たような設定ですが、ラストイニングは試合に向けての過程である練習も描かれているところがいいです。試合もジリジリするような展開満載で手が止まらなくなります!!「犯され屋」につられてノコノコついていくと…ヒガンバナの女王 岡仁志太郎ミドリムシ※ネタバレを含むクチコミです。 アングレーム国際漫画賞にノミネート!ちいさこべえ 山本周五郎 望月ミネタロウ名無しぜひ賞獲って欲しい〜 http://animationbusiness.info/archives/1553『居酒屋内戦争』真造圭伍 ヒバナ2017年6月号居酒屋内戦争 真造圭伍斎藤jr第三次世界大戦の最中、敵に追われて二人の兵士が居酒屋に逃げ込むんだけど、その居酒屋が平和なときに二一人は客として飲みにきたことがあって一人は店員として働いていた居酒屋だったっていうそれだけの話なんだが、切なさとか平和の良さとかが詰まっててめちゃくちゃよかったよポスト・ジャイキリはこれじゃないでしょうか。アオアシ 小林有吾 上野直彦練馬のロベカルJリーグのユースをテーマにした漫画です。スポーツ漫画の"ゾーンに入る"感じをよく描けてて、ドキドキします。 「朗読」で迫る表現の極致『花もて語れ』花もて語れ 片山ユキヲ 東百道兎来栄寿老若男女を問わず、普段漫画を読まないような方にも強くお薦めしたい漫画が、この『花もて語れ』です。 この作品には ・「表現」についての理解が深まりスキルアップする ・様々な名作文学に詳しくなる ・今後のあらゆる物語体験がより豊かになる といった効能があります。 そして、何より純粋に物語として素晴らしいのです! **朗読の世界** 『花もて語れ』の題材は、漫画初の「朗読」。 普通の人であれば、朗読といっても国語の授業位のイメージでしょうか。 しかし、この作品を読めばそのイメージも変貌します。 朗読とは、物語を最高度に楽しむ読み方であり、文章に最も真摯に向き合う姿勢、感受性を極限まで研ぎ澄ます所作なのです。 六種の「文章のカメラワーク」を意識した一文一文の読解。 作者の思想、その話が書かれた環境・背景まで酌んでの作品理解。 作品を他人事ではなく、我が事とするのが朗読という読み方。 それは、役者の役作りに通ずる部分があります。 私も経験がありますが、何かを演じる為に台本を精読して作品と対峙し続けたり、物語の舞台となった地に実際に立ってみたりすることで、極めてリアルな想像力が働くようになります。 すると、一見何気ないセリフでもその裏にある重みが見えて来ます。 そうした掘り下げにより、普通に読んでいては気付かない事柄が読み解かれます。 宮澤賢治の『注文の多い料理店』に出てくる二人の兵隊の性格にこんな違いが! と驚かされました。 今作では太宰や芥川から金子みすゞまで、様々な作品が取り扱われます。 総じて「この作品はこんな読み方が可能なのか!」と目から鱗がぼろぼろ落ちて行きます。 解釈自体への感動。 それに加え、その鮮烈な解釈によって訴えられる熱き「真意」に感銘を受けます。 こうして読み解いた奥深き世界を、朗読はどう人に伝えるのか。 音楽、絵画、彫刻、漫画…… 表現の方法は数多くある中で、朗読という手段が可能にする領域が開示されます。 **今にも飛び出してきそうな作画の前で** 多くの漫画は、原稿1枚で1ページです。 当たり前だ、と思うでしょうか。 しかし、この『花もて語れ』は80枚の原稿で38ページ、といった非常に特殊な形態を取っています。 1ページを構成するのに、複数枚の原稿が用いられているのです。 それは、「漫画という表現」で「朗読という表現」を表現しようとして生まれた挑戦。 普通の漫画賞の応募規定などでは禁止されていることも多い薄墨を用い、それを通常の作画と組み合わせて、珠玉の朗読シーンが作られているのです。 その結果、優れた音楽漫画から音が聞こえて来るように『花もて語れ』からは声が聞こえて来ます。 様々な意味で、漫画表現の極点に挑んでいる作品と言えます。 **『花もて語れ』のすばらしさは人間のすばらしさ!** 主人公は、両親を亡くし田舎に引き取られた何の取り柄もない女の子・佐倉ハナ。 彼女が、教育実習でやって来た青年に朗読を教わる所から始まります。 極度の引っ込み思案で友達も皆無。 OLになってからも、まともに仕事ができずミス連発。 自分は何をやっても駄目だ、と思い悩むハナ。 しかしそんな彼女は、朗読をすると驚くべき才能を発揮します。 普段はみそっかすの女の子が、圧倒的センスで大衆を前に凄まじいパフォーマンスを披露する爽快感は、さながら『ガラスの仮面』。 構造が似ているだけではなく、作品が持つ熱量、面白さも同等以上です。 『花もて語れ』の主要人物の多くは、ハナ以外もすんなりとは生きていません。 たとえばハナにとって無二の存在となる満里子は、妹の死によって家族と断絶し五年間引き篭もった女性。 ハナの師となる折口も、様々なものを抱えて生きています。 彼らは皆、強い人間ではありません。 弱いけれど、強くあろうとする者たちなのです。 圧倒的に弱き者が自らの弱きを自覚し、絶望する。 しかし、そこから目を背けず受け止め、その上で強くなろうとする。 たった一つの武器だけを手に、勇気を振り絞って世界と対峙して行く。 その姿は理屈を超えて美しく貴いもので、普遍的に心を打ちます。 そんな人物たちの朗読によって、「失った居場所の取り戻し方」「真の友情」「想いを伝えること」「悩むことの意味」「かつて傾けたが実らなかった情熱の意味」など様々なテーマが謳われる物語。 私は近巻を読む度、想いの質量や熱に涙を流してしまいます。 それらは全て生の肯定。 この物語は、魂の込もった人間賛歌でもあるのです。 **終曲も劇的に奏でられる** 現在10巻まで刊行され、あと3巻で完結というクライマックス。 まだ間に合います。 奮えること必至の感動のラストを、共に見届けましょう。 個人的な願いとしては、全国の学校の教室や図書室に是非この漫画を置いて欲しいです。 今作を読めば、国語や朗読が更に楽しくなることは間違いないですから。 子供の国語の成績を良くしたいという親御さんにも、強く推薦します。 ちなみに片山ユキヲ先生の前作『空色動画』(全3巻)も、漫画で動画であるアニメーションの創作を描いた意欲的で面白い作品ですので、併せてお薦めです。 https://manba.co.jp/boards/58937リアルと空想がかけ合わさってすごい世界になってる映像研には手を出すな! 大童澄瞳名無し「その妄想を畳んでください。掃除をしましょう」ってシーンがこの漫画の好きなところを象徴している。自分たちが創り出す世界をフィクションのものとして疑っていないし、むしろ現実を侵食しているのが違和感ないどころかワクワクさせる。 2巻も楽しみだな3巻発売記念座談会がディープあげくの果てのカノン 米代恭ごっちん米代恭と主婦やOLとの座談会形式の記事だけど、よくこんなに濃い人たちを集められたなって気分 >どうして我々は好きな人の物を集めてしまうんでしょうね? 私も大好きな人からもらったリポビタンDの空き瓶を花瓶にして、花を活けてしまった過去があります...... http://comic-soon.shogakukan.co.jp/blog/interview/agekuno-hate-girls-crosstalk-1/ こういうハードボイルドバイオレンス復讐漫画すげー好き青猫について 小原愼司starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男戦後の闇市で女の子が、日本刀で惨殺し続ける漫画。 これだけ書くとただの残酷漫画と思うかもしれないけど、そんなことはなく内容も面白い 絵が可愛いのでそんなに残酷描写もきつくない ドラマがきっかけで読んでみた100万円の女たち 青野春秋だるまRADのボーカルがやるっていうので気になってドラマをみた。この人の漫画を読むのは初めてだったから絵でとっつきにくさがあったけど、慣れると女の子もかわいかったし、話も面白かった。 パーティー会場でみんなで煽りまくってるところが好きだったアイドルになって地球侵略ドルメンX 高木ユーナ名無し発想が優しい 単行本出て欲しいロッタレイン 松本剛名無し人の過去を簡単にネガティブキャンペーンできてしまう現代の閉塞感を絶妙に描いてると思う。どう考えても破滅に向かってる暗い話だけどその中のかすかな希望がめちゃくちゃ綺麗に光ってる。いや…その…何でよ?!?!ロッタレイン 松本剛ちゆう今日オススメされた作品。 面白い。これは面白い。 ただ…言いたいことは1つ。 なんで単行本ないの!?!? 生殺し感… 読みたい…これは読みたい… 買うから。買うから単行本を。 布教もするから。 単行本を…orz<<3233343536>>
ドルオタ必見の名言連発。最終巻4巻は500p越えで2巻分以上のサイズでした。 リキミュが盛り上がり、サイやニイのソロ活動も充実し、ドルメンXとしてのグループ活動、 これまで謎だった部分も全て詰め込んだという感じ。やや駆け足気味ではあったけど、フィナーレは感動的だった。 ヨイについてはもうちょっと触れて欲しかったなぁという気もする。 もっと長く続いてほしかった作品。