ビッグコミックスピリッツの感想・レビュー879件<<12345>>ガーリッシュハードパンチ #推しを3行で推す #読切応援ガーリッシュハードパンチ 助野嘉昭名無し・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ …トゥルーエンドかー… ・特に好きなところは? ①主人公「吉田薫」の繊細さ ②キーパーソンの名言(直接ご自身の目で確認してください=お察しください) ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 本作(前編/後編)がトゥルーエンドに終わってしまって「惜しい」と思いました…前編/後編をエピソード0にするなどして時間がかかってもいいから連載化してほしいです!!小説家がいなくなった未来で #1巻応援100年の経 赤井千歳兎来栄寿AI関連の議論を見ない日はないというほど、世間にAIが浸透している時代がやってきました。地続きの現実を生きていると実感が薄いですが、今や小学生でもAIを使って作文やデータ解析ができる時代です。自分の子供のころを思うと、『ドラえもん』で夢見たような未来の一端が実現されていると言えるでしょう。 ただ、テクノロジーの進歩が輝かしく照らす道の端には、その陰で失われていくものもあります。多くの職業がAIによって代替され消えていくのは必然で、人類の歴史上でも繰り返されてきた出来事です。 この物語は、余命1年を宣告された売れない小説家・菅井櫓を描く物語です。コールドスリープをした100年後の未来では、彼の作品が21世紀のベスト10に選ばれており国中が彼の新作を心待ちにしているという状態でした。 生成AIを利用して小説を書く「呪言師(ソーサラー)」の台頭により小説家を含む物書きがいなくなってしまってしまった世界を舞台に、創作の意義や様態にまつわる問いかけがなされていきます。 また、この物語を牽引するのはヒロインの更科結衣の存在です。自分の作品を処女作からすべて読んで愛し、生きる糧にしてくれていた女の子。櫓は、他の誰のためでもなく彼女のために小説を紡ごうとします。コールドスリープして100年経った世界には普通に考えれば結衣がいるはずはないのですが、直筆の手紙が届いたことで存命の可能性があると解り、彼女にまつわる謎と彼女との関係性という部分も本作のポイントとなっています。 小説がテーマになっている作品らしく、「経」と書いて「たていと」と読ませるタイトルから、作中で櫓が発するさまざまな言の葉まで文学的な表現に溢れているのも特徴的です。 「一流の文学者なんてのはもっと残酷な人種であるはずだ。彼らは、青春期の若者たちに一生彼らの心臓を掴んで離さない鮮烈なトラウマを、いかにして植え付けようかと苦慮するような人種であるはずだ。文学の持つ毒を、持てる限りの文才で、いかにも12月の針葉樹のように美しく飾り立てて…」 「インクの木になった果実でお腹を満たしたい」 といった表現は好きです。私も、電子の海に漂って生きながらも槙島聖護のように紙の本を愛し続けていくことでしょう。 ミケランジェロの言葉や『ソクラテスの弁明』を引用して、創作における芸術家の役割は実は本質的には変わっていないのではないか、と考える節など芸術の根幹に触れる部分は特に興味深く、AIが隆盛を極めていく時代にあって今一度向き合っていきたいテーマに歴史を俯瞰しながら正面からぶつかっています。その上で、AIには成し得ない、AIを超える創作をしようとする姿が堪りません。 純粋な小説家との仕事をする機会が失われた編集者ニールセン・叶エが、ノウハウもまったくない状態で初めての作家とのやり取りに苦慮するのも面白いです。AIによって現代よりも圧倒的に大量の物語が作られるようになった時代であるなら、その良し悪しもまた人間ではなくAIが判断するようになっているはずです。編集者という仕事は名前は同じでも仕事内容は大きく変わっていそうで、他の編集者がどのようなことを行っているのか気になります。 自動運転車は当然実用化されているとして、SF好きとしては端々に登場するであろう未来ガジェットの数々にも興味津々です。 小説の、創作の、創作者の未来に肉迫しようとする意欲作。物語を愛するひとりの人間として、目が離せない作品です。前編かい!!!ガーリッシュハードパンチ 助野嘉昭名無し勿体ぶらないでくれー!!早く後編が読みたい…自分を偽っている人間達へホムンクルス 山本英夫starstarstarstarstar線セーショナル※ネタバレを含むクチコミです。 藤田先生のエッセンスを1巻で楽しめる傑作邪眼は月輪に飛ぶ 藤田和日郎starstarstarstarstarマンGA藤田和日郎先生といえば長期連載の名作が多いですが、この本はそのエッセンスをギュッと濃縮還元した一冊。 とりあえず終始ワクワクのイケジジイエンタメを楽しんでみては!大切な人との別れ米蔵夫婦のレシピ帳 片山ユキヲ名無し亡くなった奥さんのレシピ帳で料理を始めた 遺された旦那さん。 悲しみが時間差でやってくる描写が何ともリアル。 近所のシングルマザーとその娘、編集者の人が 救いになってくれればいいけど。人生が嫌になっても男女は惹かれあうのか。犬とサンドバッグ 尾崎かおりstarstarstarstarstar_borderPom 日子の都会を捨てた勇気、すごいと思う。 若い時って勢いってものが本当にあったんだと、自分が歳を重ねて感じる時が多々ある。 島へ戻って、チマキくんと出会って、チマキくんも背中に十字架を背負ってて(責め続けちゃうよね)惹かれるべくして惹かれた二人なんだろうなぁ。 日子さんも中々上手な女性ですね。 上下巻で、最後も皆んな幸せで前を向いていける結末。 人間生きてたら男と女しかいないんだな何てことを思った作品でした。 巧みな構成と意欲的なテーマチ。―地球の運動について― 魚豊starstarstarstarstar江戸川※ネタバレを含むクチコミです。失った音と生きる意味を取り戻していく物語 #1巻応援やがて、ひとつの音になれ 草原うみ兎来栄寿新鋭・草原うみさんの初商業連載作品です。 路草で公開されていた珠玉の短編をまとめた『mothers 草原うみ短編集』も6月に発売となるようで、併せて推したいです。 本作の主人公は、5歳からコンサートに出演し10代前半からプロとして活躍しながらも局所性ジストニアという脳の病が発症したことをきっかけにピアノを弾けなくなってしまった越智奏(かなで)。 かつての仲間たちが華々しい活躍をしているのを尻目に、印刷工場のバイトをして日々を凌ぎながら誰とも話さず下を向いて耳を塞いで過ごす日々。 そんな彼を変えるきっかけになったのは、隣の部屋に引っ越してきた33歳のライターの横野絵里と、その6歳のピアノに憧れを持つ息子の陽向多の親子。7年ぶりに向き合ったピアノの音色と人との触れ合いが、奏の失ったものの大きさと大切さを気付かせていきます。 音楽という軸がまずあり、その上で人生で最も大切なものを失くしてしまった青年の再起の物語という軸も並存しています。夢も未来もすべてを無くしてしまい、無気力になり周囲に呪詛を撒き散らすことしかできなくなってしまっていた奏の姿は痛々しいですが、理解もできます。 草原うみさんは、短編からも本作からも痛みや悲しみを掬い取り、そうしたものを描いた上で前に進む普遍的で大事な人間の営みを描くのに長けている方であるという印象を受けます。どうしようもなく人生に訪れる不条理や不遇、他者からの心ない扱いを受ける瞬間。そういったものもありながら、勇気を出して前へ進んでいく人間の気高さや尊さを描ける方です。 この物語のもうひとりのキーパーソンは、かつて奏の音に心酔していて、今は「ネオピアニスト」として動画配信サイト経由で大きな人気を博すようになった真琴。彼との再会によって物語は動きを見せ始め、互いの存在が互いに大きな影響を与えていきます。 個人的には、横野親子との日々の交流シーンが好きです。現代では希薄になりがちな隣近所との関係ですが、そうした赤の他人との繋がりが大きな支えになることもあるというのも良いなと思います。 単行本の表紙絵も非常に良く、回収されるであろうタイトルを表すシーンへと辿り着く瞬間がとても楽しみです。場面展開激しいチ。―地球の運動について― 魚豊starstarstar_borderstar_borderstar_borderパイナップル漫画好きお笑い芸人が勧めていて、読んでみた。 面白かったのだが、場面展開が激しかったイメージ。 新刊が出た時とか、思い出したように戻ってきて読んでも…アレ?的な、私は着いていけず、そのまま興味も失ってしまった。 続きバンビ~ノ! SECONDO せきやてつじstarstarstarstarstar_borderパイナップル前半の方が好きだけど、こっちも面白い。美味しそバンビ~ノ! せきやてつじstarstarstarstarstarパイナップル主人公は暑苦しい性格なので、好き嫌いありそう。 ご飯美味しそうなので、好き。 こちらは「second」という続編でています。 やっぱこちらの方が成り上がっていて盛り上がる。主人公にちょっとイライラしていますが、読むべきマンガです。健康で文化的な最低限度の生活 柏木ハルコstarstarstarstarstaralank4巻までの感想です。 いまのところ主人公のえみるが鈍臭すぎてイライラしながら読んでます。できるか確証ない状態で多分大丈夫ですって言っちゃうシーンがよくあり、助けになりたいという純粋な気持ちからきてることはわかるものの。。。 先輩職員のメガネが、グルグルで描かれる時と、眼差しまでクリアに描かれる時と、メリハリ効いてて好きです。 生活保護を考えるまで至るかは別として、事情や苦労は人それぞれ世帯それぞれに全員が持っていて、それらが合わさって社会なんだなと、身につまされました。 久々に"どストライク"な予感!サイキック小娘!なんくるなんない! 野原多央starstarstarstarstarさいろくなんくるなんない! つまり、どうにもならんってことか。 沖縄が舞台でちょいちょい島の言葉が出てきてたりもするのがいいアクセントになっているんだが、それ以前に絵柄とスピード感とアクションシーンの迫力がイイ! キャラもみんな可愛いので(女子orおっさん)癖がわかりやすい! 1巻読み終わって、期待大です。ヒトという、幼い種族のジュブナイルデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 浅野いにおstarstarstarstarstarmampuku【5巻まで読了】 浅野いにお先生、達観しすぎて、言語化もビジュアル化もあまりに上手すぎて、才能が暴発しまくってる感じがあまりにも尊い。 世界をより高い視座から見渡すべきだというリベラルな思想と、それを万人たる読者に伝える難しさが、ある意味ハレーションを起こしたように、意地悪で冷笑的にも映る全方位射撃的な描かれ方が、序盤は特に強く感じられる。 しかし、ここまで散りばめられてきた伏線が回収され、少女が異邦人と果たして出逢い、ぼかされ続けた衝撃の真実が明かされた5巻は、感情を揺さぶる◯◯シーンで締めくくられる。 人間、特に現代人は、こと思想とかの話になると、言語化と説明能力(アカウンタビリティ)が不可欠であり、言語による対話の力を盲信しているフシがある。しかし実際には、身体感覚や感情の揺さぶりも同じくらい立派なコミュニケーションなのだ。 『デデデデ』は、お互いに言葉が通じない同士の、非言語コミュニケーションの物語であり、それがここまででもっともわかり易く表れた5巻だったように思う。和×西洋美術竹光侍 松本大洋 永福一成starstarstarstarstar_borderかしこ竹光侍こと瀬能宗一郎はものすごい剣の腕の持ち主ですが、死んだ母親の言いつけを守って偽物の刀を鞘に収めています。長屋の住人達にも慕われる穏やかな人柄なのに何者かに命を狙われているのは、瀬能本にも知らない過去の秘密があったからなのです…。 やっぱり絵がすごいですね。墨で描かれた勢いのあるタッチもそうなんですが、江戸時代のお話にキュビズムを取り入れるセンスがすごいなと思いました。ゲルニカをオマージュしている場面もありましたが、「SAMURAI×ART」な感じではなく「和×西洋美術」になっていたのがカッコよかった〜。漫画って自由ですね。こんなの松本大洋じゃないと出来ないけどさ!! 人生の最期と引き換えに、束の間の自由を得た彼女の戦いを刮目せよ!この世は戦う価値がある こだまはつみstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 自らの生と引き換えに人生の総決算に挑む女性の物語。 <ここがオススメ!> 有給中に味わう晴れた空の開放感と言いようのない罪悪感を感じる作品。 主人公が真面目だからこその自我の解放の躍動と微妙な不自然さが、より胸を打つ。 だからこそ余計に、常識も何もかも取っ払って、the end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dになって戦うお前!さぁ頑張ろうぜ!などとエレファントカシマシが聴こえてくる訳で。 不器用にこの日々と戦うお前に幸あれ!と願わずにはいられない。 ってか、表紙がクソエモいな!この表情、物凄いな!? と思うほどに見入ってしまったので、まずは手に取って見ていただけると嬉しいです。 <この作品が好きなら……> ・あくたの死に際 https://manba.co.jp/boards/183978 ・アイドリバティ https://manba.co.jp/boards/136386 ・スーパースターを唄って。 https://manba.co.jp/boards/180020クライマックスがいい花男 松本大洋かしこ小学3年生の茂雄は別居していた父親と一緒に暮らすことになった。父親の花男は30歳を過ぎてもプロ野球選手になることを目指していて、茂雄は自分の父親のことを変わり者だと思っていた。1、2巻は都会育ちでクールな茂雄が花男との暮らしによって子供らしさを取り戻していく話ですが、3巻からはクライマックスに向かって展開が変わっていきます。あれよあれよという間にそうなっていくので魔法にかけられた気分になります。あのカタルシスをぜひ味わってみて欲しいです。面白いんだけど、続きが…恋と国会 西炯子starstarstarstarstar斎藤政治漫画というジャンル自体数が少なくそれを目的で追っかけようと思うと結構大変なのですが、この漫画は貴重な政治漫画で現代的な描写で面白いと文句なしの作品でした 過去形なのは2巻発売は2020年夏!と告知が出てから2巻が出ないまま4年が経過してしまったからです 2巻が出てまた連載が再開するのをいつまでも待ってます 人を呪わば穴二つ不幸TVショー 丹羽庭名無し希望の相手を不幸にしてくれるテレビ番組「不幸TVショー」に電話をしてしまった3人の小学生の話です。不幸の度合いが交通事故で怪我をする程度でよかったなと思ったけど、このままだと誰かの不幸を願ってしまう負の連鎖が終わらない気がして嫌〜な気持ちになりました。自分と繋がりのある人のことを誤解していないか?改めて他者との関係を見直してみようと思いました。丹羽先生の新作読切が読めて幸せです!あの最終回どう思った?デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 浅野いにお名無し※ネタバレを含むクチコミです。よくこの時代にこの漫画を描けたのが凄い!わたしは真悟 楳図かずお名無し切ない。 奇跡は誰にでも1度おきる だがおきたことには誰も気づかない 令和で初めての名作。チ。―地球の運動について― 魚豊名無し今まで当然のように習って来た事が、いろんな人の経験や意思があって自分の知識の一部になってると考えると中々考え深いものです。 今までにない視点の漫画。 令和に入ってからの作品で圧倒的に面白かったです。 作者もまだ若いのでこれからの作品も楽しみです。あしたのジョー+バリバリ伝説?F(エフ) 六田登starstarstarstar_borderstar_borderたき序盤が完全にあしたのジョー あと何故か女性キャラが皆酷い目に合う<<12345>>
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ …トゥルーエンドかー… ・特に好きなところは? ①主人公「吉田薫」の繊細さ ②キーパーソンの名言(直接ご自身の目で確認してください=お察しください) ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 本作(前編/後編)がトゥルーエンドに終わってしまって「惜しい」と思いました…前編/後編をエピソード0にするなどして時間がかかってもいいから連載化してほしいです!!