少年マガジンRの感想・レビュー27件絵が可愛い虚構推理 城平京 片瀬茶柴名無し漫画喫茶でたまたま絵に惹かれて読み出すと、マンガに比べて内容がややダークでとまららなくなる、森博嗣系の考え込ませる萌え小説っぽく、ときめきや恋愛が一切介入してこない。読んでいて謎が深まって、つい続きが気になってしまう。期待外れ虚構推理 城平京 片瀬茶柴starstarstar_borderstar_borderstar_borderパイナップル期待したミステリー系ではなかった仲良すぎて母子白聖女と黒牧師 和武はざのstarstarstarstarstar_borderゆゆゆただし母は牧師で、子は聖女。 しっかりしているように見えて、寄せられる好意に鈍感な黒牧師! 向けられた好意にこれほど気づかないのは、それだけ自己評価が低いのか、おじいさんが愛情たっぷりだったのか。 オラオラ系牧師がデレるストーリーかと思いきや、全くそんなことなく。 聖女様と牧師の甘甘な掛け合いも、ほのぼのいつまでもみてしまう。 そして、服装を変えても聖女様はとてもかわいい。 キリッとした聖女様っぷりはだんだん減っていくけど、ふにゃふにゃした聖女様もまたかわいい。 かわいいがいっぱい詰まっている。もどかしさ1000%白聖女と黒牧師 和武はざのstarstarstarstarstar宮っしぃ牧師の男性のもとで暮らす可愛らしい聖女の女の子、牧師の事が好きだが朴念仁過ぎて全く気持ちが伝わらないが、聖女もシャイでいまいち自分の気持ちを伝えられない、でも牧師は聖女を大事に思ってて、そこがさらにもどかしくて... 一言でいうと最高、一生見てられるわ! 可愛いイラストも相まって、聖女の子はめちゃくちゃ可愛いし... こんな素晴らしいラブコメいただいてありがとうございますとしか言えませんね ポンコツラブコメっていいよねどろぼうちゃん ひととせひるねstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃヒロインのどろぼうちゃんが、主人公の家に侵入して盗みを働こうとするが、ポンコツすぎて盗めず、さらに同じクラスの子で〜と、ラブコメの題材としては結構面白い ポンコツっぷりも可愛いらしくて、絵も個人的に好み 物語はすげー面白いとかではないけど... 頭からっぽにして読めるので、ただほっこりしたいだけな時に読むとなお良い作品可愛いいいい!白聖女と黒牧師 和武はざのむ聖女と牧師のほのぼの、ちょっぴり恋愛漫画。 可愛い〜!聖女は当然可愛いけど牧師も可愛い。 そんで相手にドキドキするのが両方可愛い。 二人まとめて可愛い! 変わり果てても大切な人を守る変わってしまった随伴者 奈良漬け11号名無し今月のマガジンRに載っていた読み切りだとこれが一番好きでした。 キャラクターの姿がどう見えているのかを作中の人物視点でどう描くか、マンガであることを活かしてうまく表現されてると思いました。 切なくてビターなオチも好みです。 好きな先輩を密かに守る陰キャオタガールの変身ヒロイン(虫)もの!ムシジョ あにき天沢聖司虫と合体して変身するJKって性癖丸出しで最高。警官の「そんなエッチな格好で人助けするやつなんているわけないだろ!」が好きすぎる😂 ・正体を明かさずに守る ・先輩の目の前で変身が解けていつも裸になっちゃう 古典的様式美はやはりいいですね…! 1話なのになんか説明少ないなと思ったら読切の続きで実質2話目でした。月マガのQRはリンク切れてるので読切版は↓からぜひどうぞ! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496734003001かなり好きな狂い方です #1巻応援ときめきのいけにえ うぐいす祥子nyae※ネタバレを含むクチコミです。「ときめきのいけにえ」感想ときめきのいけにえ うぐいす祥子ニーナまともな人がほぼ出てこないし、出血多めのイカれた漫画なのに、ちゃんとラブコメしてるの逆にスゴくない?(…褒めてます) ヒロインの想い人がかなり天然なのも良き! 相変わらず素晴らしいの一言ときめきのいけにえ うぐいす祥子starstarstarstarstarマンガトリツカレ男うぐいす祥子の描くラブコメ?は長編の「死人の声をきくがよい」をはじめ短編も含めて全て面白い。主人公神業寺マリといいちょっとどころからかなり抜けている花水木シゲル、クレイジーすぎる弟、主人公の友達、ライバル、お手伝いさん、残酷描写も含めてすごい良い内容だった。この人の描く主人公のライバルや友達の性格がいつもいい。この人のマンガは毎回単行本を発売日の朝に本屋に行って買うくらい好き死者に挽歌を捧げる「非国民」の少年の物語 #読切応援BANCA まつげななさいたかあらすじから既に面白かったけど読んでみてやっぱり面白かった。三編みに花の飾りがついた麦わら帽子に、手には琴のような弦楽器を抱えている主人公のキャラデザが印象的ですごくいい。 ヒト意外の人種を非国民と呼び処分する世界で、シャーマンの主人公が師から受け継いだ生き方を貫く姿が描かれています。 スタイリッシュさがDグレっぽくてDグレ育ちの自分にはメチャクチャ刺さりました。 この世界がどうなるのか、これはぜひ連載で読みたいです…! 【作品掲載ページ】 https://bit.ly/3hhlqpv不思議な村で神さま(カエル)に相撲指南雨の日も神様と相撲を 城平京 戸賀環たか※ネタバレを含むクチコミです。 故障機の代替品としてやって来る半裸男カラダ電気店 馬田イスケ名無しカラダを張って電化製品を売るとか修理するとかの 電気店さんのお話かと思ったら、 カラダを張って電化製品になる男の話だった。 なぜか半裸で登場する主人公、 (毎回名前が変わるので本名不明) 外見はお笑い芸人の江頭2:50か、 エスパー伊藤か、といった感じだが、 中身はジョイマン高木に近いかな(微妙)。 炊飯器から暖房器具、街頭信号機からピッチングマシンまで、 ありとあらゆる電化製品の代替機として 我が家の片隅に、街角の交差点の頭上に、 この半裸眼鏡男は現れる。 それをみて驚く人と素直に受け入れる人の それぞれがいる、というのはいかにも シュールなギャグ漫画なんだが、 この半裸眼鏡男型の電化製品、 仕事をこなしつつ 「誰がそんな上手いこと言えと?」 とツッコミたくなる発言をしたり、 最期には 「おあとがよろしいようで」 とでもいうようなチョットいい洒落を言ったりする。 まさに人々の暮らしと心に役立つ製品?なのだ。 なお、なぜ半裸なのかは最期まで不明だった。だんだん理解が追い付いて、だんだん面白くなる虚構推理 城平京 片瀬茶柴mampuku ファンタジーとミステリーは相いれないと思われがちだが案外そうでもない。米澤穂信の『折れた竜骨』は中世欧州は海賊の時代が舞台のローファンタジーで、魔法ありバトルあり殺人事件の謎解きありのなんでもありなのに美しくまとめられており、魔法も込みで見事な推理で事件解決してみせている。世界のルールや常識を読者に押し付ける「説得力」とか「強度」が凄いのかもしれない。この『虚構推理』もそのような意味では面白いリアリティを持っている作品だと思う。 妖怪や幽霊のような存在と密接に関わり合いながら、都市伝説じみた事件を解決していく伝記ファンタジー。謎解きモノとして読者が掴まっていられる拠り所となるリアリティの線引き(世界観の輪郭みたいなもの)が1巻2巻と読み進めていくうちに徐々に鮮明になっていく。 たとえば、第1章『鋼人七瀬編』の1巻で登場する怪人「鋼人七瀬」は、それまでの流れ的になんとなく異物感があって腑に落ちない感じがするが、登場人物の思考や「七瀬」への感じ方を通して読み手が抱く「七瀬」に対する違和感の正体がだんだんわかってくる。これがなんとも快感なのだ。 本編には関係ないが、裏表紙の紹介文が1巻では「伝記×ミステリー」だったのが2巻で「伝記バトル」、3巻では伝記ミステリーに戻っている。変遷に意味はあるのかないのか・・・これこそ読みたかった、由緒正しきセカイ系たった一人の君と七十億の死神 ツカサ 松永孝之mampukuそれ以外に説明の必要がないくらいセカイ系です。 「最終兵器彼女」や「イリヤの空、UFOの夏」などのかつての代表的なセカイ系作品と違い、主人公の少年は蚊帳の外で無力感に打ちひしがれるのではなく、自ら力を手にして戦います。少年漫画だからというのもあるでしょうが、個人的には「交響詩篇エウレカセブン」「ラーゼフォン」「ギルティクラウン」といったアニメ作品を連想する雰囲気を感じました。 逆にキャラ設定はどことなくラノベっぽさを覚えましたが、調べたら原作は『銃皇無尽のファフニール』の人とのことなので納得。作画の人はまだあまり実績がないようです。荒削り感はあるものの魅力的なキャラクターを描くので今後も応援していきたい作家さんです。 (2巻読了、3巻で完結だそうなので、この後買って読んで追記するかも) グリム童話の主役たちが魔女の呪いをめぐりバトル呪菓のグレーテル 神谷ユウmampuku「ヒロインズゲーム」と同じく、童話の主人公たちが登場するファンタジーです。 「魔女の呪い」をめぐる血塗られた戦いが巻き起こりますが、「ヒロインズゲーム」と違って少年漫画だけあってコミカルで親しみやすい感じです。 史実あるいは神話をモチーフにした話は多いですが、メルヘン童話を元ネタにした漫画ってあまり多くない印象を受けます。日本人にしてみれば聖書や北欧神話と比べたら赤ずきんやヘンゼルとグレーテルのほうがよほど親しみがあると思うのですが、、昔話の桃太郎や史実の信長みたいな英傑が出てくる話のほうがバトル漫画に仕立てやすいからなのか… 「ヒロインズゲーム」も「呪菓のグレーテル」も好きですが、グリム童話の雰囲気を活かしやすい頭脳戦やホラーといったジャンルに仕立てたものも今後読んでみたいです。"正解"のない問いの答えを探し求めるファンタジーピーチボーイリバーサイド クール教信者 ヨハネsogor25元々はクール教信者さんが2008年からwebマンガとして投稿していた作品で、作画としてヨハネさんを迎えてマガジンRにて商業作として連載を開始した作品。 ベースとなる物語は誰もが知る御伽話「桃太郎」。小国の姫・サルトリーヌ(サリー)の住む城に日本から来た少年・キビツミコトが訪れるところから物語が始まる。ミコトを追ってきた鬼が小国を襲ったことをきっかけに、ミコトとサリーの鬼との戦いの旅が始まる…というお話なのだが、単純なバトルものとして展開していかないのがこの作品。 「正義の反対はまた別の正義」という言葉があるが、本来"悪"として描かれるはずの鬼たちの背景もページ数を割いて描かれる。最初こそ人間の生活を脅かす存在として描かれるが、鬼たちが主人公一行を襲う動機も殺された仲間の敵討ちであったり、人間社会から迫害されたことにより生まれた羨望・怨念であったり、徐々に"完全悪"ではない存在として描かれていく。そして、主人公であるミコト・サリーの存在も"完全なる正義"としては描かれない。ミコトは鬼を全て討ち滅ぼすべき存在として捉え、サリーは鬼を対話により分かり合える存在として考え、共存の道を見つけるために旅をする。特にミコトの鬼に対する感情は強烈な怨恨として描かれており、少なくとも鬼に対する思想についてはサリーと完全に対立する形をとっている。(もしかしたらミコトのこの怨恨の感情が人間の心に巣食う"鬼"である、という意味もあるのかもしれない) つまりこの作品は「人間 vs 鬼」というバトルマンガの体を取りながら、ミコト・サリー・鬼という三者の"正義"同士の戦いの物語でもある。大方この鼎立の構造に明確な"正解"を出すことは出来ないが、対立する者同士の共存という恐らく三者の中で最も困難な道を選んだサリーが旅の果てにどのような答えを出すのか、それがこの作品の最大のテーマなのではないかと思っている。 と、すごい畏まった作品紹介をしてみたが、そもそもミコトとサリーの冒険譚として読んでも、亜人との遭遇や人間社会の内部にある差別の構造など様々な困難に直面し乗り越えていく様が面白い。ちなみに共に旅をしていくっぽい書き方をしていたが、ミコトとサリーは基本的には道中を共にしない(訪れた街でたまたま出会うことはあるが)。それは上記の考えの相違も一因なのだがもっと大きな理由もあって…それは本編を読んでからのお楽しみということで。 6巻まで読了「(カロリーを)殺ってやる」「(香りを)逃がさねえ」紺田照の合法レシピ 馬田イスケ名無し題名にもなっている主人公の名前 「紺田照」からして 献立をする、という洒落なんだろうけれど、 極道とグルメが美味く洒落になっている漫画だ。 最初はちょっとくどいかと思ったが、 読み続けると味わいが深くなり、 そして心が温かくなった。 料理ってある意味で肉魚野菜いずれにしろ 他の生命を奪って己の生命にする行為だ。 弱肉強食にして必要悪、必然としての生殺与奪。 そう考えれば極道と料理は共通項がある ・・・かもしれない。 少なくとも主人公の紺田照、 18歳にしてヤクザで高校生、は だからこそ食べ物を粗末にしない。 そして少しでも食材を美味しく無駄なく味わうために ヤクザ稼業の最中も学校生活の最中も 今夜の献立をどうするかで頭が一杯。 そしてわりと各話のラストは 紺田の周りの人達が幸福というか 「口福」を味わう話が多い。 極道がグルメという奇抜な面白さを 狙った単なるギャグ漫画ではなく、 生きることは味わうこと、 味わうことが生きること、 そう思わせる漫画 ・・・かもしれない。 悟り世代っぽいスマートさ紺田照の合法レシピ 馬田イスケやむちゃグルメ漫画がブームということで、様々な趣向のおいしい漫画がありますが、このマンガはしつこくないレシピ解説が読みやすかったです。 主人公紺田のスマートな振る舞いと、食事中のギャップも面白いです。 短時間で何も考えずにさくっと読める感じ。くく…大葉は合法ハーブの中でもとびきり最高だ紺田照の合法レシピ 馬田イスケひろりんぬTwitterで話題になってて読んでみたらうけるwありそうでなかった異世界転生グッバイ!異世界転生 サイトウケンジ ぱらボら名無し流行りの異世界転生物のパロディ。こういう作品が世に出回るくらい「異世界に転生して活躍する物語」が市民権を得ていることを実感する。誰もが異世界ものを読んでいるときに一回は考えた(妄想した)ストーリーが形になっていて結構面白い。 緻密かつ壮大なダークファンタジーTheSIX‐隻腕の奪還者‐ 大智そらmampuku 「進撃の巨人」「鋼の錬金術師」「終わりのセラフ」などに続く、少年漫画でありながらかなり重めのダークファンタジーです。超大作のポテンシャルを秘めているように思います。 1巻から腕や首がもげたり食われたり踏みつぶされたりと血がドバドバ流れますが思ったよりストーリー展開は丁寧で、主人公がが武器を取り戦いに身を投じていくのも2巻の後半くらいからということもあり、高い評価を受けて注目を浴び始めるにはもう少し時間がかかりそうです。 2巻までで現状「青の祓魔師」や「ギルティクラウン」のようなナイーブ主人公のアレックスですが、義肢の主人公というとエドワードやコブラといったカッコよくて気持ちのいいキャラクターが多いイメージありますし、彼にも成長してそうなっていって欲しいところです。1話のアバンタイトルで敵と対峙するクールな姿が描かれていたのでそれなりに期待できそうです笑グリッドマンにも負けていない「脚フェチ」コミック俺様ソルシエール 赤尾でこ ウラミユキmampuku表紙から内容が予想しにくいですが、美女装男子と少女たちによる異能力バトルです。文句なしで絵が上手く、いい意味でマガジンっぽい。言い換えれば「メジャー感」があります。「メイクをすることで魔女としての能力が発動する」設定はかなり大雑把というか活かしきれるか最初不安でしたが杞憂でした。「涙で魔法が解ける」というのもクライマックスでしっかり回収されていました。 味方の最強格である生徒会長の和音さんが何かにつけピンチに陥ってるところがガールズバトルファンとしては最高に推しポイントですね。この作者、わかってやがる!!って感じです。(最後のほうはさすがに気の毒でしたけど…… 巨大な敵の全貌が垣間見えたところで駆け足のビターエンド、という典型的な打ち切り的終わり方をしてしまいましたが、色々伏線を回収してキャラ立ちも大切にしてて誠実な全2巻だったなと感じました。ただ全7話はあまりにも短い…!終盤の展開は「悪食王」に似ています、巻数も同じ2冊。ただ俺様ソルシエールのほうが格段にストーリーの作り込みが良く、続きを読みたくさせるものでした。<<12>>
漫画喫茶でたまたま絵に惹かれて読み出すと、マンガに比べて内容がややダークでとまららなくなる、森博嗣系の考え込ませる萌え小説っぽく、ときめきや恋愛が一切介入してこない。読んでいて謎が深まって、つい続きが気になってしまう。