ビッグコミックの感想・レビュー259件<<7891011>>短い小説が元の壮大なドラマ墨攻 森秀樹 久保田千太郎 酒見賢一starstarstarstarstarマンガトリツカレ男春秋戦国時代の中国が舞台、墨子の思想を受け継ぐ「革離」が主人公 革離が趙の大群から燕の梁城を守るべく城に行くところから始まる。 「青空しょって」の初期のあだち充みたいな絵と違い、力強い劇画タッチになっていて、最初は同じ作者とは気づかなかった。 燕の梁城編、その後も含めて面白いし、最終回もよかったマンガ。 実戦さながら空母いぶき かわぐちかいじ 惠谷治T中国軍が尖閣諸島へ攻め入るということは実際にありえる話だが、それをマンガ化していることに驚き。 はたして日本は勝てるのか、今後が楽しみである。ストレスで人間がアメーバ状になってしまう世界のバイオホラー粘菌人間ヒトモジ 間瀬元朗名無し※ネタバレを含むクチコミです。ビッグコミック2017年23号アイスバーン 西村ツチカマンバ運営【掲載誌】 ビッグコミック2017年23号(2017年11月25日発売)に掲載 【代表作】 『北極百貨店のコンシェルジュさん』 『さよーならみなさん』 【受賞歴】 『君の動き』 月刊COMICリュウ 龍神賞 銅龍賞 受賞 『西村ツチカ作品集 なかよし団の冒険』 第15回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞 受賞 【公式ページなど】 西村ツチカブログ http://tsuchika.exblog.jp/ Twitter https://twitter.com/tsuchikamanga pixiv https://www.pixiv.net/member.php?id=602741 動物がお客様の百貨店で働く新米コンシェルジュ北極百貨店のコンシェルジュさん 西村ツチカマンバ【掲載誌】 ビッグコミック2017年3月増刊号(2017年2月17日発売)より連載開始 【代表作】 『さよーならみなさん』 『かわいそうな真弓さん』 【受賞歴】 『君の動き』 COMICリュウ 龍神賞 銅龍賞 受賞 『なかよし団の冒険』 第15回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞 受賞 【公式ページなど】 ビッグコミックBROS.NET https://bigcomicbros.net/comic/concierge/ Twitter https://twitter.com/tsuchikamanga Pixiv https://www.pixiv.net/member.php?id=602741 西村ツチカ ブログ http://tsuchika.exblog.jp/海自の救難飛行艇の苦難に満ちた開発秘話 US-2 救難飛行艇開発物語 月島冬二マンバ【掲載誌】 ビッグコミック2017年3月増刊(2017年2月17日発売)より連載開始 【代表作】 『道玄坂アリス』イワシタシゲユキ 名義 【公式ページなど】 ビッグコミックBROS.NET https://bigcomicbros.net/comic/us2/ 月島冬二 Twitter https://twitter.com/lockunder 《公式》US-2 救難飛行艇開発物語 Twitter https://twitter.com/us2andbigcomic US-2 救難飛行艇開発物語 Facebook https://www.facebook.com/US2andBIGCOMIC/ 人生ドラマを描いた読切五編男の船出 青柳裕介starstarstarstarstarマンガトリツカレ男読む人を選ぶとは思うけど、俺は凄い好き みかえり桜/下駄割り坂/流れぼっちは爽やかな良い終わり方をしているが、一代/さくらさくらの二編は全く爽やかとは言えない終わり方をしている 流れぼっちが特に俺好みだ 昔は読んだ時よりも面白い 救難飛行艇を開発する漫画ビッグコミック増刊での新連載US-2 救難飛行艇開発物語 月島冬二なまこデラックス※ネタバレを含むクチコミです。とてもおもしろい!BLUE GIANT 石塚真一名無しすすめられて読んだけれど、 とてもおもしろかったです。 何かがむしゃらに頑張りたいと思えるマンガです墨子の存在を知ることができた名作墨攻 森秀樹 久保田千太郎 酒見賢一霧兵衛良かった点 ・墨家という存在を知ることができた ・梁城編の城との人間関係や城民と付き合い方が好き 総評 梁魁の死体の気持ち悪さはさすが森秀樹という感じだ 1つ1つに様々な要素が濃密に詰まった逸品SF短編集アフター0 岡崎二郎鳥人間SFといってもジャンルに多少の幅があり、王道なSFの他に、ファンタジーっぽいもの、超常現象や超能力など色々ある。岡崎二郎作品は宇宙家族ノベヤマを読んだことがあるけれど、あの作品のようにとても気持ちがほっこりとするような話が多い。このアフター0もバッドエンド的なお話はほとんどないと思う。 これでもかというくらい示唆に富んだストーリー、感情表現、舞台設定など多種多様な要素がみっちみちに詰め込まれている。「そうきたか!」と唸らざるをえないひねりや、なるほどと思わせる登場人物の考え方(たぶん作者の考え方なんだろう)など、読むと自分の世界が広がるような漫画だ。こういう感覚を抱いたのはグレッグ・イーガンの「ディアスポラ」を初めて読んだとき以来かもしれない。比較的ゆるい感じの絵なので、いわゆるハードなSF好きな方々はそこで敬遠してしまうかもしれないが、騙されたと思って一度読んでみてほしい。 「これも学習マンガだ!」にも選出されているようで、なるほど確かにお子さんが読んでもほぼ安心だし、かつ、多くの驚き・発見が得られる良書だと思う。しかもわかりやすい話が多い。自分も、もっと子供の頃に読んでみたかった。 http://gakushumanga.jp/manga/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC-0/トレーニングシーンがかっこいいな捜索者 谷口ジロー霧兵衛良かった点 主人公の何気ないトレーニングシーンがかっこいい ヨシオに味がある ビルの壁面を登るシーンが緊張感があった 総評 失踪した知り合いの娘を探すために、山からおりて聞き込みをして最後に高層ビルの壁面から登る山男が主人公のマンガ。渋谷とか若者の描写が古い気もする郷里のある幸せと父子のわだかまりを描いている父の暦 谷口ジロー名無しあとがきでも語られるが、谷口ジロー自身の体験が物語にかなり反映されている。それもあってかやり取りや心理描写が細かくてリアル。 ストーリーは結婚の挨拶以来実家に帰っていない男が父の死を機に里帰りをする話。通夜で昔世話になった母方の伯父や姉から、家に帰らなかった間の父の姿や、幼い日には理解できなかった父の心情などが語られて、後悔とともに父とのわだかまりがほぐれて行くという話。 読み終わると、実家に帰るかという思いになる。あとがきも結構いいので是非呼んでもらいたい。 細野不二彦の新連載バディドッグ 細野不二彦くるみ割り人魚※ネタバレを含むクチコミです。少年少女の何気ない日常が恐怖の扉を開く感じの楳図かずお作品集ねがい 楳図かずお地獄の田中お手製の人形に愛着が湧き友達になってほしいと願う少年や、恐怖映画を撮るためにすごく怖い仮面を作った中学生、彼氏にデブって言われて絶食してダイエットを行った女の子など、少年少女としての行動としてはどこでも見られるようなものばかりだが、それがバケモノなどを呼び寄せてしまい恐怖体験に結びつく感じの話の短編集。 どれも楳図かずおらしいホラーマンガで面白いんだが、「Rojin」は近未来SF的な設定が背景にあるようで、バケモノの怖さではなく管理統制社会に殺される恐怖のマンガで、社会像をを前面には押し出さないながら、キャラクターの行動やセリフの節々から恐怖が伝わってきて1番好きだった。 楳図かずおの独特の間の取り方とかセリフのチョイスとか急激な展開とかについては今更だけどやっぱりすごく好きだな。高座に上がる噺家たちの生き様を見事に描いている寄席芸人伝 あべ善太 古谷三敏地獄の田中昭和の落語家たちの生き様を描いている漫画。基本1話完結で、それぞれ違う落語家が主人公になるが、そのどれもが面白いというすごい漫画。 前座・二ツ目・真打(一人前)・名人と全ての段階の噺家たちを描くだけでなく、名人と言われる人付きの人力車を引く男や、帳簿係にもスポットを当てていて、寄席に関わる全ての人のドラマを描いている。 一生かけて磨いて行く芸だから、どの段階でも苦しみや壁やおごりがあって、それと自ら向き合ったり、師匠の助けを得たり、あるいは蕎麦屋が助けてくれたりして道を切り開いて行く様は、人生を学べるような深みがある。 個人的に好きなのは、「三流の真打になるくらいな一流の前座になる」って行ってお情けの昇進を蹴り続けた男の話とか、技を磨き切って噺の全てを誤差秒以内でいつも話切る「秒の勝負橘屋文吾」の話だな。 在宅診療所の臨終を看取る医師を描いたマンガはっぴーえんど 魚戸おさむ 大津秀一名前はまだない臨終の場に自宅を選んだ患者のための在宅診療所の医師が主人公のマンガです。若くしてガンにおかされてしまった患者さんや、あるいは年配ながら喧嘩の絶えない息子との二人暮らしの家庭での在宅医療患者さんなど、もともと重たいテーマですが生きている人間事情や人生が加わって血の通った重さのあるマンガです。主人公の天道陽が看取りの医師になった経緯も1巻では語られています。 重たいテーマながら読後感は悪くありません。特に1巻では「クソババア」と言いすてる息子のシーンは感動しました。表面的ではなく患者が最期の瞬間を慣れ親しんだ家を選んだという意味ときちんと向き合っている天道陽がとても良いです。これからも楽しみなマンガです。2巻発売!BLUE GIANT SUPREME 石塚真一 NUMBER8地獄の田中ミュンヘン編が終わってハンブルグ編に突入した。1巻の終わりのタクシードライバーとの話から繋がってくる。(サイドストーリーだと思ってたがそうじゃなかった) ミュンヘンは終始クリスがいいやつだなって感じがしたが、ハンブルグでの草の根かき分けるようなは仲間の探し方の実の結び方が感動した。あと、週刊ポストの特別番外編はちゃんとカラーで収録されていたので見逃した人には嬉しいはず。さいとう・たかを賞創設インタビューゴルゴ13 さいとう・たかを名無しさいとう・たかを賞が創設されたことを記念してビッグコミックにインタビューが掲載されている。 内容はさいとう・たかを賞を創設した理由と賞の紹介、そして今の漫画界に対する思いが語られている。 賞自体も編集者に対しても賞を用意しているようなので、今までにない斬新な賞になりそう。 贈賞式が来年1月になるようなので、まだ当分先だけどどんな受賞作が出てくるのか楽しみ 浅田真央引退に寄せたマンガ赤兵衛 黒鉄ヒロシ地獄の田中ビッグコミック2017年vol.10の赤兵衛は浅田真央引退に寄せた漫画だった。 タンポポの花と綿毛が徐々にアイススケーターの形になっていってだんだん浅田真央になって行って浅田真央の思い出に浸る感じの漫画。面白いというかすごくよかった。巻頭カラー記念 細野不二彦×庵野秀明空想科学対談&『庵野カントク会見記』バディドッグ 細野不二彦くるみ割り人魚ビッグコミック2017年vol.10にバディドッグの巻頭カラー記念で細野不二彦×庵野秀明空想科学対談が掲載されている。最初のカラーページの対談だけじゃなくて、バディドッグの後ろに対談の続きと細野不二彦の1pマンガ『庵野カントク会見記』があってかなり豪華。 対談もマンガも面白かった丼漫画丼どん飯 ちくやまきよし 夏緑starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男外航客船のシェフをやりたかった主人公が埋立作業船の司厨員になる話。 毎回作業員の体調不良を丼レシピで解決する。 獣医ドリトルといい ちくやまきよし/夏緑のコンビの漫画は面白い 岡崎二郎の漫画なんだけどなんか岡崎二郎っぽくない気がするんだよな時の添乗員 岡崎二郎マンガトリツカレ男時間旅行の漫画 日記の話とかは好きだけど、なんか岡崎二郎の漫画っぽさを感じない気もする。 2巻はいつでるのか『奈緒子』や『ラストイニング』の中原裕の「自選」短編集オンリー・ユー 中原裕 自選短編集 中原裕 神尾龍starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男野球、サッカー、時代劇、音楽、タイガースと色々ネタがある短編集。 個人的には一番最初の、「クロコダイルダディ」が特に好きかな。 一番最後の「虎風想」は「ビッグコミックオリジナル タイガース特集号」で読んだやつだった どうもでいい話だけどペンぱらエースに「ペンだこパラダイス」のフレーズがあったけど、山本おさむが書いた漫画と関係があるかが気になる<<7891011>>
春秋戦国時代の中国が舞台、墨子の思想を受け継ぐ「革離」が主人公 革離が趙の大群から燕の梁城を守るべく城に行くところから始まる。 「青空しょって」の初期のあだち充みたいな絵と違い、力強い劇画タッチになっていて、最初は同じ作者とは気づかなかった。 燕の梁城編、その後も含めて面白いし、最終回もよかったマンガ。