暗い夜空を彩る青い月は、恋の誘惑。輝く星は、恋人の瞳。だから、きらきらした夜が好き。月も夜も消えないで。郁実は振られてヤケ酒を飲んで帰って来た。恋が破れた夜は真っくらくら。この先、もう一生ときめきなんてないんじゃないかって、いつもながら思うのよ。アパートに付くと部屋の前に圭祐がいた。「何してんのよ、人んちの前で」「待ってたんだろ。郁実が泣いて酔っぱらって帰って来ると思って」「何よっなんで…」「俺のネットワークを甘く見るなよ」「なんであんたまで入ってくるのよ」「恒例だろ。ヤケ酒の翌朝、必ず飲みたくなる野菜ジュース。失恋した時にだけ吸う煙草。美味しい水。お決まりのビデオ。こんな所だろ」「…やな感じ」「いい加減覚えるさ。何回目?」 ――表題作「2人で愛しあうのなら」ほか、「It must be Love」「夜中の宝石」「君とこの夜に」「ジュ・テーム モナムール」を収録。
読むだけでヤセる実践的ダイエット&恋愛マンガ! 美味しい誘惑を退けて、理想の体と恋をつかめ! 制服のサイズがないことが原因で転職した桃恵、素敵な先輩のアドバイスで脱ぽっちゃりを目指す日々が始まった。たかが1センチ、されど1センチ…、女の幸せはここから始まる!
遺産相続人
「私だって……こんなとこ来たくなかった……!!」時代は大正――私・花那子(かなこ)は幼い頃誘拐にあって、孤児院に拾われそこで暮らしていたんだけど、祖父が他界したことで本家に呼ばれて――!?祖父には莫大な遺産があり、遺言状で資産の全てを4人の孫の内たったひとりに譲ると記載があり……。骨肉の争いに巻き込まれ、屋敷では次々と殺人事件が起こって!?
キャンパス・ラブ戦争
あまりにも素行の悪い大学生の息子と、毎度の大ゲンカ。売り言葉に買い言葉で、水上建設社長の水上登は、息子の通う大学に入学することになった。このまま放っておけば、いつか必ず桜田門の御用になる。というありがたい親心が分からんのかっ。などと考えなが入学式に出席したら、隣の席の女の子の笑顔にどっきん。「文学部の花森雪枝です」「俺は経済学部の…」いかん。名前が出て来ん~っ。この高血圧と不整脈と言語障害は、いったい…なんだっ…。惚れた…のか…。まさか息子より年下の娘に!? だいたい俺が子供くらいの娘に惚れるはずがない。ところが!? 真剣に講義を聴く彼女の眼。この眼だ。ところが彼女は息子のGFだった。仁義なき戦いが…!?