あふれんばかりのチョコレート。氾濫するロマンティック。――チョコレート好き紳士をめぐる、ある愛の物語。パリに暮らすやり手の弁護士、ジャン=ルイ。彼が世界で一番愛するは――チョコレート。彼の向かうところ、いつも悩める人々が待ち受ける。果たしてジャン=ルイは、チョコレートで人々を救うことができるのか?そして、彼の秘められた過去とは……?えすとえむが描く、スウィート&ビターな大人の寓話。
W推薦!!志村貴子&橋口亮輔涙をこらえつつ読みましたが壮ちゃんの涙に持っていかれてしまいました。おとこのこもおんなのこも、みんなが幸せになってくれたらいいな。――志村貴子人は、みんな何かになりたい。張りつめて、途方に暮れて、すりむいて、ひりひりして、それでも生きて行く。そして、自分になっていく。それだけのことだ。――橋口亮輔性に悩む二人の青年の葛藤と成長を、みずみずしく描いた単行本デビュー作。あらすじ女装してクラブで働く淵野辺壮と、ピザ配達のバイトをしている菊名修次。ある夜偶然出逢った二人には、それぞれ秘密があった――。※「ぽこぽこ」連載時、反響を呼んだ『ふぞろいの空の下』を改題。
こんな奴らとは付き合いたくない。半グレアウトローの実態。――久田将義(日刊ナックルズ編集長)◆悪ガキどもV.S.百戦錬磨の殺しのプロ。ヤクザとマフィアも参戦、血みどろ抗争が行き着く先は――!体当たりの裏社会ルポで名を馳せる村田らむ原作、本格クライム・アクション。◆凶悪な闇金に借金を背負わされて四面楚歌のアツシが思いついたのは、ラブホテルの盗撮。軽はずみな行動が、やがてマフィアとヤクザを巻き込んだとんでもない事態に発展していく……実在する「伝説の殺し屋」を描き、裏社会の闇に迫った問題作!
「めェが捨てた命、この国芳が拾おう」田坂伝八郎は、ひょんなことから浮世絵師・歌川国芳の弟子となる。門下の絵師として頭角を現して伝八には、国芳に言えない過去があった――。岡田屋鉄蔵の描く江戸娯楽時代劇、ここに開幕ッ!!
ミミクリ
私たちみんな、ここにいるよ。突然変異的異才が産み落とした、新食感ダーク・ファンタジー。少女たちは、食べる。叫ぶ。そして抱き合う。やっと、誰にも邪魔されずに。もうすぐ、みんなのところに行ける――。太田出版WEBマガジン「ぽこぽこ」連載時から話題を呼んだ新鋭、衝撃のデビュー作。エロティックで、少しグルメな未確認飛行寓話。どうぞ、ごゆっくりお召し上がり下さい。西島大介も絶賛!「アンダーグラウンドなのにポップ。明らかに才能ある!」
かつてこの世界には“道具として使用される巨人”が存在し、歴史の変わり目で重要な役割を果たしていた。その秘密の鍵は、モンゴルに隠れされているーー。「文明」と「動力」の奏でる暗黒シンフォニー。鬼才渾身の疑似歴史超大作!推薦・古屋兎丸:「とんでもない異世界っぷり。駕籠真太郎は日本のダリだ。」2013年スペイン・バルセロナ漫画賞受賞凱旋第1作。「ぽこぽこ」連載にお楽しみ番外篇を加筆して単行本化!
『金魚屋古書店』の著者がオムニバスで描く、Tシャツにまつわる人間模様。幸村誠氏(『ヴィンランド・サガ』)、大推薦! 「面白い! Tシャツは、ソウルの在りかを示す指標たり得るのですね。奥深いなあ。」◆『おろち』『魁!!クロマティ高校』『ジョジョ』Tを着る資格? ――漫画家・押崎(おしざき)先生が語る「漫画Tシャツ三ヶ条」。◆『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』制作時、庵野総監督の覚悟を支えた一枚。◆未開の惑星に降り立った青年とエイリアンの心をつないだローリング・ストーンズT。◆アレハンドロ・ホドロフスキー監督の作品を愛する男女の青春と、映画Tシャツ。web連載空間「ぽこぽこ」での連載分に加え、描きおろし漫画20ページを収録。
すれ違い、勘違い、思い違い。あらゆる間違いの渦の中で、ただ我武者羅に走り続け、時に塞ぎ込み、ひたすらにうずくまった青春の日々。あの頃の僕等がここにいる。――氣志團綾小路翔なにもできない、なにも起きない、こんなに美しい青春漫画がかつてあっただろうか?――大根仁各業界から絶賛された幻の作品がリニューアルされて単行本化!ごく普通の高校3年生“フトシ”が友人たちと過ごす、どうしようもない、でもかけがえない日々を描く青春の物語。
6畳2間の秘密の恋。美少女・悠里と漫画家の「せんせー」が繰り広げる、切なくてエロティックな物語。WEB連載空間「ぽこぽこ」にて大反響の本作が、おまけページを加えて単行本化!
飯漫画における料理の力は相当強い。道を間違えた人が生き方を改めたり、仲違いした夫婦や友達が絆を取り戻したりというのが日常茶飯事だ。 そこまでの力を日常生活で実感することはなくとも、香りや味で記憶が蘇ることは割とあるんじゃないかと思う。いわゆるプルースト効果ってやつ。 もしかして、味覚や香りが経験したこともないような甘美な記憶を生み出すこともある? 少なくともこの作品を読めば、味わったこともないような官能的なショコラの味を呼び起こすことができます。 ショコラを食べたあとに挟まるエロティックな描写も実際の出来事ではなく味の比喩として描かれているんだろうな、と思っている。 ジャン=ルイがそこにいれば、ヌテラのクレープも板チョコも至極のショコラに変わるのかも…? 結局のところ、ショコラそのものよりもジャン=ルイが纏うショコラの香りに惹かれてしまったんだろうな…。