よみタイの感想・レビュー11件恋愛漫画より人間ドラマかも?さいごの恋 野原広子かしこ2024年に読み逃していた作品。何かの賞にノミネートされて気になったはずなんだけど、調べても分からなかったので記憶違いかも…。 著者の野原広子さんって「妻が口をきいてくれません」で有名になりましたが、最近では「消えたママ友」が話題になりましたよね。今回の作品は40代女性の最後の恋の話だと聞いたのでキュンキュンするつもりで読んだのですが、やっぱり人間の裏側とかサスペンス要素がありましたね。もしも主人公と自分が同じ年代だったらもっとキュン的に感情移入したかもしれないです。 主人公がマッチングアプリで知り合った男性から約束をすっぽかされたりするのが読んでるだけでしんどかった。でも彼女が出会った最後の恋はそういう風に人間を値踏みするようなものじゃなくて救われました。漫画アプリ「マンガMee」で全話見ました #完結応援沼の中で不惑を迎えます。 輝くな!アラフォーおっかけレズビアン! 竹内佐千子名無しマンガMeeで本作を読んで、オタクとしても、非オタとしても、アラフォーとしても、あまりにも切実すぎる事情に共感してしまいました…けど、人の幸せはそれぞれなので、もがいて、あがいて生きるのは決して悪いことではないと思えました。竹内先生はセクシャルマイノリティーとしても、一人の大人の女性としても立派な人です。竹内先生の余生が幸せなものになることを願います。悲しい今朝もあの子の夢を見た 野原広子starstarstarstarstar_bordermotomi愛がなくなっても、一人で暮らすよりも、家族がいることに感謝してます。 一緒に生活するって、愛情だけでは続かないと思います。 子供は血がつながっているけど、夫は法律上のつながりだけなので、ずっと一緒に暮らすには我慢する気持ちが出てこない、空気のような関係が良いと思いました。 あ、あと経済的にそれぞれが自立していることも大事だなと。 お金がなくて離婚出来ない夫婦にならないようにしたいと思いました。口はきかない、不幸を望む。でも家事は夫の分も手を抜かずにする。すごい。妻が口をきいてくれません 野原広子ゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。 話せばわかるは甘えです妻が口をきいてくれません 野原広子starstarstarstar_borderstar_border野愛怖い話だなあと思う反面、割とあるあるだなあとも思う。 妻がいきなり口を聞いてくれなくなったと言うけど、本当にいきなりなの? 怒ってるなら言ってくれればと言うけど、ずっと言われてなかった? ああしてこうしてと優しく言ったり厳しく言ったりしてもどうにもならなくて、もう何も言うまいと心を閉ざしてしまう気持ちはよくわかる。 しかも何も言わなくなってから優しくされたら逆に腹立ってしまうと思う。私ならケーキとお花顔面にぶち込んじゃうと思う。 むしろこの妻は優しいし可愛い人だ。 こういうのを男女の違いで分断してはいけない。お互いに敬意を持って接したいれば、相手の言葉をしっかり受け止めていれば起こるはずのないことなので。 話せばわかるって言うけど、その言葉が出た時点で問答無用なんだよなあ。 是非、世の旦那様方に妻が口をきいてくれません 野原広子starstarstarstarstar_borderこめつぶ読む前からなんか想像出来ました。 いきなり無視はされる側としては辛いと思いますが、妻の気持ちは痛いほどわかる。ゆっくりご飯を食べる時間さえ取れない事にも気がつかないし、睡眠がとれていなくて疲れがピークな事にも気づかない。話すだけでもイライラしてしまう、もう無視しないとやっていけない、限界を通りこしての対応なんだろうな。でも旦那さんもよく耐えたと思う。 最後は和解?のような終わり方だったので、よかった。ふたりに会話が戻って良かったです。 悲しいけど、現実はこんなものかも今朝もあの子の夢を見た 野原広子六文銭野原広子先生のエッセイが好きで基本全作網羅しているマンですが、本作は父親目線として、特に刺さりました。 主人公は、バツイチの子持ち。 しかし、別れるとき、奥さんが子供と一緒に失踪当然でいなくなったことで、離婚後は子供に会えず、どこに住んでいるかもわからない状況で10年が経過する。 勤務先のスーパーで、鈴木さんという若い子が入り、彼女と娘を重ねて親密になっていくなかで、物語が少しずつ進んでいく展開。 鈴木さんの行動力と助言で、娘と再会し、そして・・・という感じ。 主人公の立場、奥さんの立場、そして娘の立場で、それぞれ描かれており、読めば読むほど真実はどこにあるのかわからなくなって、まさに 真実は人の数だけある 事実は小説より奇なり とはこのことなんだと痛感します。 というのも、最初は、娘に会えない主人公に同情してました。 しかも、主人公の言い分としては、 「元奥さんが娘を洗脳し、誘拐している」 とか言うし、また娘を思い 「お腹すかせていないか」 「寒くないか」 と夜な夜な考えては眠れなくなっている様子は、子を思う親の気持ちに共感しかなく、読んでいて苦しい気持ちでいっぱいでした。 一方でで、ストーリーがすすむと、奥さん側の言い分もでてきて、そこには、主人公とその家族との不和で一緒にやっていけなくなったこと、弁護士を通してありもしないこと吹聴している主人公の様子が出てきて、どっちもどっちな感じになっていきます。 ただ、一つ言えるのは 夫婦、双方の言い分があるにせよ、一番ツライのは、それに振り回された子供という点は共通していて、それもまた読んでいて胸が苦しくなりました。 最後は仲直りしてみんなハッピー、なんてことは起きない。 壊れた関係は修復なんてされない。 悲しいけどこれが現実。 何が正しくて何が悪いのか一概には言えない、夫婦、親子関係の難しさを実感する、そんな作品でした。 生き地獄妻が口をきいてくれません 野原広子starstarstarstarstar_bordermotomi6年間も口をきいていないことにびっくりしました。 このマンガによって、自分の夫婦は仲良くて良かった…と、つくづく感じてます。 もっと大事にしよう、細かい配慮もちゃんとしよう…と、反面教師にもなりました。 最初の頃の旦那の言動やデリカシーには問題あるけど、途中からは同情に変わってしまってました。 散々無視していたのに離婚は望んでいない奥さんが理解できなかったです。 まさしく離婚よりきつい生き地獄です。アラフォーオタクの切実な生き様…沼の中で不惑を迎えます。 輝くな!アラフォーおっかけレズビアン! 竹内佐千子starstarstarstarstarnyae“アラフォーオタク”と言ってもそれは一括りに語れるものではなく、同じ人間がいないように同じアラフォーオタクもいないのであって…。 ただ、何かに熱狂的にハマったことのある人には確実に大きめな刃物で腹を刺されるくらいの衝撃は得られる、そんな一冊、かもしれない。 「推しがいる生活」ってとても充実していて楽しいというイメージが強いかもしれませんが、というかそれで間違ってないんですけど、その愛が強ければ強いほど身体と心が負うリスクも高くなるんですよね。それが10代や20代ならまだ良いのですが、アラフォーだとまた色々と事情が変わってくるというのがこれを読むとよーくわかります。 これを読んでも未来に希望を抱けるわけでもないですが、アラフォーオタクとしての振る舞いを間違えないように自分で自分をコントロールできるようにならないとなと思いました(若い子は止めてくれる大人が周りにいるけど、アラフォーはいないから自分で止めないといけないというのが地味に一番刺さった)。ちょっとしたホラーです妻が口をきいてくれません 野原広子六文銭「ママ友がこわい」に続き、本作も読了。 書影をみていただければと思いますが、絵柄がふわっとしているのに、内容がリアルでエグいので中毒性があり思わず作家縛りしました。 タイトルどおり、ある日を境に妻が口を聞いてくれなくなった夫の話。 しかも、通算6年。 そう、数日とかではない。6年なのがポイント。 もちろん、ちょっとした挨拶や返事くらいはするので完全に口を聞かないとかではないが、それでも会話らしい会話がないまま6年がすぎる。 ヤバくないっすか。 自分だったら耐えきれず発狂するかも…と最初は思ったのですが、読んでいて、たしかに、子供がいて子供と会話する、ないしは子供を通して会話をするとかであれば、こういう家庭も案外ありうるのかもと納得してしまいました。 最初は夫側の目線で、妻が口を聞かなくなった状況を描き、 後半は妻側から、この背景を描いていく展開が、 謎解きをしていくミステリーのようでひきこまれます。 すべてに理由があるんですよね。 何気なく発した言葉でも相手を傷つけていたり、他人より近い夫婦だからより一層許せないことだったり、身に覚えがある分、思わず共感してしまいました。 自分自身、我がふりを考えるよいきっかけになりました。 夫婦生活がうまくいっている人も、そうでない人も、見直すきっかけになると思いますので、是非最後まで読んで欲しい。 最後のオチに、自分はざわつきました。 視点が切り替わった瞬間、全てがひっくり返る妻が口をきいてくれません 野原広子ポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。
2024年に読み逃していた作品。何かの賞にノミネートされて気になったはずなんだけど、調べても分からなかったので記憶違いかも…。 著者の野原広子さんって「妻が口をきいてくれません」で有名になりましたが、最近では「消えたママ友」が話題になりましたよね。今回の作品は40代女性の最後の恋の話だと聞いたのでキュンキュンするつもりで読んだのですが、やっぱり人間の裏側とかサスペンス要素がありましたね。もしも主人公と自分が同じ年代だったらもっとキュン的に感情移入したかもしれないです。 主人公がマッチングアプリで知り合った男性から約束をすっぽかされたりするのが読んでるだけでしんどかった。でも彼女が出会った最後の恋はそういう風に人間を値踏みするようなものじゃなくて救われました。