リライアンス
一年間のブランクを経て同じクラスで再会した志木葵を意識する同級生・橘さんの視点で描く「14歳の恋」からスピンアウトした葵ちゃんと灰島先生の「その後」の物語。「気になる」は恋の始まり? な第1巻。
衒学始終相談
読み進むほどに謎が深まる不思議な時空間。胡乱な蘊蓄が華麗に舞う研究室で交わされる師弟関係にある女性二人の常在戦場な会話。「人類の心の復興計画」の行方は!?な第1巻
北国の寂れゆく観光地の老舗旅館の跡取り娘と音楽の才能を持ちつつも思いを絶って就職した彼女にとってかけがえのない先輩。二人の女の学生時代から社会人を経て星霜を重ねた思いの航跡を振り積む雪のように描いたガールズラブ長編。全1巻。
模型の町
「楽園」からの8冊目のpanpanya作品集。表題作含めた「模型の町」シリーズ四部作はじめ「ここはどこでしょうの旅」1~5「登校の達人」「ブロック塀の境地」「夜ぼらけ」など読み手を事象の彼方へ誘う16篇。日記も併収。
「楽園」本誌&web増刊で発表されたいずれも値千金の読み切り作品10本を収録した著者久々の作品集。SFから昔話、ロシア近代文学まで幅広いジャンルを軽妙に描いた読み応え抜群の一冊。
『花と頬』で注目の新鋭が放つ9本の読み切り作品で構成した初の作品集。「楽園」web増刊で発表した8本に同人誌で刊行された「ニュークスの子供たち」も収録。
「花と頬」で注目の新鋭による8本の読み切り連作シリーズ+「花と頬」の人気キャラ・モグちゃんの青春時代を描いた「雪も積もらない」三連作も収録。静かな余韻が長く続く読後感は唯一無二です。
「表現の自由」とは、かくも失われやすかったのか――。「重版未定」の川崎昌平が放つ「もしも」の世界。表現規制のディストピアをふんわりしたキャラクター達のコミックと描きおろしエッセイで綴る。「未来」とは「未ダ来タラヌ」。来てほしくない、でももしかするとすぐそこまで来ているかもしれない暗黒。
行きずりの恋・刹那の恋・カラダから始まった恋・忍ぶ恋――コミックス未収録の恋愛ショート25本を中心に「楽園」表紙イラストも多数カラーで収録した著者初のワイドなA5判コミックス。
『児玉まりあ文学集成』が個人的な感情や関係性についてデタラメをこねくり回す漫画だったのに対して、こちらは世界に関するお話だ。 スケールがデカく感じられて良い。