パルシィの感想・レビュー63件好きになったネコ科男子は気まぐれにつき 藍川さくら名無し※ネタバレを含むクチコミです。ちょろすぎないか?冷血旦那様に口づけを~大正かりそめ婚姻譚~ うさ沢妹子starstarstarstar_borderstar_borderパイナップル2巻まで。 “旦那様”が恋心に気づくの、萌え〜 でも旦那様ちょろすぎないか? ツンデレ男×素直女子の恋愛ラブロマンス。目の前に現れた、亡くなった恋人と瓜二つの双子の弟 #1巻応援その顔で愛さないで 星窪朱子sogor25成富家の使用人として働くノラという女性は、当主の息子であるマコトと愛し合っていました。 しかし、結婚の約束をした翌日に彼は交通事故により他界。 身分違いの秘密の交際だったため、2人の関係は誰にも知られぬままとなってしまいました。 マコトの墓前で哀しみにくれるノラ。 そんな彼女の目の前に現れたのは、他家に養子に出されていた、マコトと瓜二つの双子の弟・ノゾムでした。 ノゾムは姿形はマコトとそっくりだけど性格は明らかに別人で、彼と接するうちにマコトとの思い出を壊されていくような思いを覚えるノラ。 そんなノラの様子に何かを察したノゾムは、彼女にある提案をします。 身分違いの恋、その恋人との死別、そして瓜二つの弟の登場と激動の展開が畳み掛ける中で、ノラはノゾムとどのような関係を築いてゆくのか、果たしてこの物語はラブストーリーとして紡がれてゆくのか、今後の展開から目が離せない作品です。 1巻まで読了このクーデレ女子が熱い! 2024 #1巻応援日向さんの恋する温度 須野ゆき子starstarstarstarstar_border兎来栄寿『私の愛した母の恋人』の須野ゆき子さんが描く、クーデレ女子と冷え性男子のオフィスラブです。 早い、強い、かわいい。 三拍子揃っている理系女子の日向こはるは、いわばクーデレ界の吉野家です。 まず、早さについて。本作は展開がとても早いです。自分にはない社交性を持っていて周りを明るくすることのできる蒼井涼介への秘かな憧れが結実して、1話からこはるはデレを見せてきます。友人・同僚以上恋人未満の期間特有のもだもだ感を長く楽しみたいという方には向かないかもしれませんが、その分熱いイチャイチャを長く楽しむことができます。 次に、強さについて。27歳化学メーカー勤務のこはるは、昔から一人で勉強や研究に没頭していたタイプで人とのコミュニケーションに難があるタイプです。それ故に、恋愛についても疎い。理系女子として面倒くさい思考もしがち。しかし、だからこそ距離感がバグっていて強ムーブをしてしまうこともあります。通常だと女の子が冷え性で男の子がそれを温めるのが定番ですが、逆であるのも面白いです。1度燃え上がると実は激しいこはるの強火のデレをたくさん味わうことができます。中学生のような恋愛でありながら、大人なので健康的にやることはやる熱々さが良いです。 そして、かわいい。シンプルに須野ゆき子さんの描く女の子がかわいくて、ここぞという決めシーンでの表情が好(ハオ)なのはもちろんなのですが、社内でのイメージと実際のこはるのギャップはクーデレの真骨頂。おまけマンガなどでも非常に積極的ですが、不器用さも残したこはるの様子がたまりません。初々しくも大好きムーブを連発するこはるのかわいさを堪能してください。 クーデレヒロインが好きな方、理系女子の恋模様を見たい方にお薦めです。ハル派? 漣派? #1巻応援ハルメイ 雨宮うりstarstarstarstarstar_border兎来栄寿大人気の『ハルメイ』連載マンガ版の1巻が発売となりました。元々、作者の雨宮うりさんがSNSで連作イラストとして上げていた一連の物語が『ハルメイ 雨宮うり ILLUSTRATIONーBOOK』として2022年に発売されており、それをベースにしたマンガとしての連載が2023年より始まりました。 高校1年生の主人公・橘芽衣と、幼いころから親しくしている近所の10歳年上のハル兄。タイトル通り彼女たちの関係性を描いた作品です。 ただ、こちらの連載コミック版では表紙絵が示しているように芽衣と同い年のもうひとりの幼馴染でその美貌が他校生の間でも話題となっているほどの漣との三角関係の色合いが強くなっています。 漣もまた、非の打ち所がないヒーローなんですよね。外見だけでなく性格も良いことがエピソードを通して描かれていて、もしハルがいなかったら心置きなく推せるタイプです。でも、このマンガ『ハルメイ』なんですよね……。漣は漣で幸せになって欲しいと心から願います。 なお、そんな漣の存在によって恋愛感情を意識し出して変わっていく芽衣の姿に危機感を覚えて大人気のない嫉妬を見せるハルはとてもかわいいです。 また良い少女マンガには良い友人キャラがつきものですが、芽衣の友人の環もナイスキャラで好感が持てます。 雨宮うりさんの絵が良いのはもちろんなのですが、少女マンガとしての呼吸もすごく自然体で上手さを感じます。 個人的に好きなポイントは、両ヒーローが決めシーンで少しだけ敬語になるところ。思わず口角が上がってしまいます。 少女マンガが好きな方、歳の差が好きな方、三角関係や複数のイケメンに同時に迫られるシチュエーションが好きな方にお薦めです。 これは本格サスペンス【ネタバレ感想】愛しい嘘 優しい闇 愛本みずほstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。癒し犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉starstarstarstarstar_bordermotomi素直でかわいい犬くんの全力の可愛らしさと企んでいそうな猫さんが時折見せる嫉妬の眼差しに心を持っていかれます。 作者さんの2匹への愛情が溢れていて毎回癒され、笑わせてもらっています。 犬猫すきだけど飼った事ないので読みながら飼い主になった疑似体験をしています。 めちゃくちゃ癒されます。女性用風俗のセラピストという仕事 #1巻応援僕は春をひさぐ~女風セラピストの日常~ 水谷緑starstarstarstarstar_bordernyae最近、女性用風俗をテーマにした漫画が増えたなと感じていたけど、女性用風俗の店自体がコロナ禍をきっかけに急増したと書いてあり、そんなところにも影響があったことに驚きました。 「こころのナース夜野さん」を好きで読んでいたのもあり、同じ作者の新作として気になり読んでみました。 主人公のセラピスト(女性に直接サービスをするスタッフ)・悠はとても真面目に仕事に向き合っており好感が持てるものの、こういう人ばかりではないんだろうなと、風俗という業界である以上、警戒心は持ってしまいますね。一方で、女風きっかけで生活に様々な影響が出ている女性たちを見ると、コントラストの強い光と闇がある奥深い人間模様が描けるのは風俗業界特有の面白さだなと思います。 サービスをする側にも悩みはつきません。半年も持たないことが多いというセラピストの仕事を3年も続けている悠の今後も気になります。 ちなみに作者がこのテーマで漫画を描こうと思ったきっかけのひとつに渡辺ペコさんの1122があったといい、確かにいたな!と思い出しました。あまり詳しくないですけど、セラピストを重要なキャラに持ってきた1122って先進的な漫画だったのかなと思いました。タイトルに納得結婚は墓場かゴールかロマンスか 美波はるこ はるこstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi主人公が真面目で計画通りに進めるタイプです。 そんな彼女に合わない...となる中、チャラそうで適当そうな男性と出会い話が進んでいきます。 仕事ではバリキャラ一件クールのように見えるけど実はいろいろ悩んだり掻き乱されたりする姿が可愛いです。 続きが気になります。共通の敵によって結束する人類の本質 #1巻応援失敗家族 小宮みほ子兎来栄寿6年間引きこもっている上に月に20万以上の請求を負わせる息子。 高校を中退しそうになっているパパ活をしている娘。 そんな子供たちを放棄して不倫に専心する夫。 よそからは「子供が2人いて順風満帆の家庭を営んでいる主婦」と思われていながらも、内情は完全に破綻した「失敗家族」となっていて、半ば諦念しており限界に近づいていた妻が主人公の作品です。 ある日、夫が連れ帰ってきた上司の傍若無人な振る舞いに遂にブチ切れてしまい発作的に殴ったら死んでしまって、それまでバラバラだった家族が「殺人を隠蔽する」という目的で結束していくクライムサスペンスです。 普段、いがみ合っていたり無関心同士であったりしても、そこに共通の外敵となる存在が現れると結束して対処に向かうのは非常に人間的だなと思いました。 『マイホームヒーロー』はまだ明確に自分の家族が下手すると殺されるかもしれない危機が迫っていましたし相手はプロの手合いでしたが、本作は日常の延長線上にある言ってしまえば「嫌な言動をされただけ」で一般人を殺してしまっているところが差異化されているところです。 推理小説に造詣が深いでもなく、特殊な環境で鍛えられた経験もないごくありふれた家族が、自らが犯した犯罪をどう露見させずにやり過ごしていけるのか。 それまでバラバラだった家族が殺人を機に結束する部分もあれば、それを機に決定的に壊れてしまうものもあり、そこの収集もどうなっていくのか気になります。7人のカリスマ達のにぎやかシェアハウス物語カリスマ ~きょうもへいわです~ 萬田リン 入野イオリ名無しこの「カリスマ」というコンテンツ、良さげですね。既にyoutubeチャンネルがあって、アルバムが出ているらしい。有観客イベントも開催済みらしい。全然知らなかった。コミカライズきっかけにもっと人気が出るといいですね。飼い主は啜り泣き必至老犬とわたし~妹は64歳になりました~ 青色イリコ兎来栄寿無理です、泣いてしまいます。 現在アラフォーの娘(ポメラニアン)と暮らしている私ですが、実際に犬を飼う前であったらここまでは泣かなかったことでしょう。 我が家に来たときにはまだアラサーだったのに、あっという間にアラフォーになってしまった犬の時間の進みの早さは、結構恐怖です。このままの勢いであっという間に老犬へとなってしまうのではないか……。 どうにも自分の子の未来と重ねて読んでしまいます。もし、自分の子がこうなってしまったら。辛い別れのときを迎えてしまったら。決断を迫られるときが来たら。そんな風に考えていたら、全編で涙が溢れてきました。 人間のことを気遣ってくれる健気な所作や、そんなところでずっと待っていなくてもというところで待っててくれているなども、あるあると共感してしまうところ。コーギーのコーギーらしい振る舞いもかわいい限りでした。飼っている犬種が共通する方は、より共感できるポイントも多くあるのではないでしょうか。 明日何があるかは解らなくとも、今日までに貰った笑顔や幸せは永遠。いつか来るその時を迎えるまで、まだまだたくさんの思い出を一緒に作って、目いっぱい幸せに過ごしてもらおうという想いを改めて強くしました。 登場人物の様々な思惑が絡み合うファンタジー #1巻応援ルート ~雪の王国 目覚める星たち~ 秦和生sogor25この作品の舞台は国王が亡くなったにも拘わらず、王妃が権力を維持するために、王子が国王に就任しないまま数年が経ったノルン王国。 国会議員であるルーシュを兄に持つ城の書庫番の少女・ルート・カッセルは、実は様々な国の言語を操ることができるマルチリンガルでした。 そんな彼女はある日、ノルン王国の王子・エミルの従者からエミルの語学の先生になってほしいと頼まれるのですが、ルートはそれをある理由から拒否してしまいます。 ルートが依頼を拒否した理由や兄・ルーシュとの関係性、そして、エミルが王子であるにもかかわらず本職の先生ではなくルートに先生を頼もうとした理由など、登場人物の様々な事情が絡み合い、やがて物語はノルン王国全体を巻き込む問題へと波及していきます。 この作品はそんな壮大な物語が美しい絵柄で繊細に描かれていく作品です。 1巻まで読了号泣した束の間の一花 タダノなつむ※ネタバレを含むクチコミです。犬くんがお空に🌈犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉名無し連載終わっちゃうのかな、と思ってたら今出てる7巻で一旦最終巻ということになってたみたいですね。 https://twitter.com/hidekiccan/status/1521297537181052928?s=20&t=LGPoEmu7Nw576T9l7y2W8w私も、褒められて伸びる人です。褒めるひと 褒められるひと たけだのぞむstarstarstarstarstar干し芋私も褒められたい人です。でも、人を褒めるのは苦手!! 坂東さんの褒め方は、特殊だけど、どうにかいいところを見つけて褒めてくれよう精神が、とってもいい💓 市川さんを褒めるキャンペーンって、とってもいい💓💓 このキャンペーンによって総務部が明るく風通しのいい部になったし、褒められて嫌な気になる人はいないし、褒めるってその人の事をきちんと見ていないとできない事だし、とってもいい💓💓💓 市川さんと坂東さんきっと癒し系カップルになるんだろうなぁ。 そして、無口な部長がとっても気になる。 2巻まで読了。もうネーミングがかっこいい東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー 黒丸名無しニッチな職業漫画読むの好きなんですが、警察の翻訳の職業があるとは! 言われてみれば外国人の犯罪者は事情聴取するにも言葉がわからないといけない。 翻訳の仕事をしてるからこそ、日本人ではわからないような事柄も知識として知っている。 聞き出せる。 対話して被害に遭われた方を安心させることもできる。 翻訳ってただ訳すだけじゃなくてコミュニケーションになっちゃうんですね。 バディものとしてもよし、仕事漫画としてもよし、警察漫画としてもよし。 なかなか面白くてドラマ化してほしいテーマだなと思いました。濃いキャラが勢揃い。褒めるひと 褒められるひと たけだのぞむPom これは面白い! 思わず吹き出してしまう面白さ。 坂東さんの褒め方は奇想天外だと思うけど、ある意味天才肌の持ち主なのかも。 知識がなければ、あんなに沢山の例え出てこない。笑 現実に坂東さんがいたら、会話するの楽しそうだなぁ。 少し抜けてる、鈍感な感じがするのも、あぁモテそう。。そりゃ市川さん好きになっちゃうよ。笑 兎に角、とても面白い。褒めるのってムツカシイ褒めるひと 褒められるひと たけだのぞむ六文銭失敗してへコンでいるところに、一見無愛想だった先輩から飲みに誘われて、そこでなんと励ましてくれる流れ。 ただ、その励まし方に少しクセがあって・・・という本作。 読んでいてすごくほっこりしました。 マンガのなかとはいえドラマチックにすると何かとキツイことが多いのですが、本作はなんとも優しい世界で癒やされます。 ただ、褒め方が 「目がゾウみたいでいいよ」 とか、お茶の入れ方が上手だと 「千利休みたいだ」 とか、褒めているのかどうかイマイチわからないのでもやる。 それでも気持ち的には、励まそうとしている心意気を主人公は悟っているのですが、読んでいる自分もそうです。 不器用だけど、一生懸命フォローしようとしてくれる姿勢は、個人的に好きです。気持ちが大事ですよね。 社会人になると何かと褒めてくれなくなるので、これ読んで溜飲下げていこうと思いました。 褒めるひと 褒められるひとの感想 #推しを3行で推す褒めるひと 褒められるひと たけだのぞむポッティー・褒める、褒められるって大事 ・坂東さんの独特な褒めセンス、総務の連帯感 ・日々仕事にお疲れの皆さんにほっこりして欲しい刑事漫画に「まだこの手があったか」と思わされました 東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー 黒丸libro数々の名作を生んできた刑事漫画というジャンル。その深く広いジャンルの中で「この手があったか」と思わされたのが国際事件の捜査を手掛ける刑事×警察通訳という組み合わせ。しかも解決するのは東京というサラダボウル化している都市で起こる外国籍の人が絡む事件ーーということで面白くないわけがありません。まだ男性社会の中の女性刑事、同性愛者と解決側をマイノリティにしていることもまだ何かありそうな気がして先が楽しみです。#1巻応援 サラダボウル化した都市といえばニューヨークが有名ですが、いろいろな数字を見たり生活を振り返ったりすると東京も徐々にサラダボウルになっています。具材のひとつとして、わたしたちはどう振る舞うべきかも考えさせられます。実写ドラマ化まじか〜!ケイ×ヤク -あぶない相棒- 薫原好江nyaeキャストふたりいい感じなのかどうか正直ぜんぜんわかんないけど、とりあえず放送楽しみにしてる https://natalie.mu/comic/news/453960有一の女の人との関わり方、自分の保ち…誰かのことを好きなだけ 藤緒あいymzkrm有一の女の人との関わり方、自分の保ち方、母親との距離の取り方など、私も母子家庭で育ち、愛着障害を抱えているので共感する部分が多く、 唯衣子の投影や執着から解放されて、自分を取り戻していく様子にも、読んでいるこちらの心が救われるような気持ちになりました。 ひとつひとつの言葉も深くて、サッと流して読めるものではなく、かけてきた呪いが解けるような、本当はもっと別の道でもいいのかもと、肩の荷が下りるような、頭と心に留めておきたい言葉がたくさんで、読んで良かったです。 エーリッヒフロムの「愛するということ」読んでみます。犬飼いである私に猫も飼いたいと思わせるチカラがある犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉さいろくよく「チワワはうるさいよね」「トイプーは懐っこいよね」みたいに種類で偏見的な意見をお持ちの方がいらっしゃいますが(当てはまることが多いのは事実だけど!) 犬も猫も個性があり、表現があり、一つの個体・生命体として千差万別なのです。 一般的にチワワはよく吠えるし大人しくはないと(病院とかで大暴れしたり噛んだりする子はよく見る)いう印象ですが、うちのチワワは驚くほど大人しくて吠えないし家族以外が大の苦手の引っ込み思案です。 世の中のすべての犬猫も個性に溢れていて、家族として迎えることはそうかんたんなことではないのですが、松本ひで吉先生は「迎えることが出来たらこんなに幸せなんだよ」というのを本作で存分に教えてくれてます。 犬も猫も誇張表現があるであろうけれども、本当にこういう子なんだろうなーというのも想像しやすくて萌え死ぬ。 先生の描く猫のツンデレぶりやドジを誤魔化す様がたまらんです。 犬は無償の愛をくれるよねーそうだよねーうんうん、ってうなずきまくり。 本当にタイトルの通りでそれ以外の何者でもないんだけど、それが素晴らしい。 そんな作品です。<<123>>