検察審査会の事務官・縁(えん)は、理不尽だと訴えてくる「お客」から怒りをぶつけられる毎日。そんな日々も、夫から勝手に別れを告げられた過去も、流して呑み込んできた。が、ある日、隣に日本オタクのイギリス人が越してきて、何かが変わり始める…!笑いあり、涙ありで、心のデトックスができる!と評判の、非リア充たちのヒューマン・コメディ。
「パタリロ!」の作者がつづる爆笑エッセイコミック第4弾は、親バカ妻バカ全開の「ミーちゃんち」を始め、「結婚できない女たち」「コイヌール・プロダクション秘話」など蔵出し作品満載! 元バレエダンサーで俳優の小林十市さんとのスペシャル対談も収録。
美大を卒業したものの就職先が見つからなかった江南多朱紅(えなみ たすく)は、京都で知り合った着物の染屋、二代目・野宮蒼光(ののみや そうこう)の影響で、京友禅の染色師になろうと決意する。蒼光の知人・澪の家に下宿し、伝統工芸の専門学校で、同級生の比良たちと染色の勉強をする多朱紅だが、師匠である蒼光の元へは、芸妓の紅栄や茶道宗家の娘・静が足しげく来るし、更に、ここ嵯峨野では、よく不思議な事件に遭い…!?
大地と香月は卒業して就職活動をしていたがなかなか良い仕事にめぐり合えず、事件解決の依頼をこなしていく毎日! そこで正式に『私立探偵』としてやっていく決意を固めたが、初めての『仕事』は思いもかけない展開に…! 進化を続けるNo.1ミステリー、プロとして走り出した2人を描く最新シリーズがついに待望のコミックス化!
障がいがある姉と介護する妹の間には喜びも悲しみも…。71ページの表題作ほか、盲目の父を支えたいと思っていたのについ反発してしまい…という読者体験「お父さんの杖」を同時収録。
みんながあみちゃんに元気をもらった99P!先天性四肢欠損症という障がいにも負けず、笑顔をみんなに届けています!<主婦と生活社刊「手足のないチアリーダー」より>表題作のほかに読者体験「ちびたまパンダ」も同時収録。
不況でリストラにあったOLの愛梨。次に見つけた仕事は、なんと名門男子校の理事長!?初めての赴任先には、あろうことか海辺で知り合ったサーフィン少年が、生徒会長&超優等生として待ち受けていた!!!表題作イケナイLOVEコメディ。
BSL(ベッドサイドラーニング)と呼ばれる病院実習に勤しむ医学部5年生の倫子。人の生き死にを目の当たりにし、学生としての無力さを痛感、早く本物の医師になる決意を固める。一方、憧れの小児科医・生方先生への恋心は募るばかりで…?涙と笑いと衝撃に満ちた女子医大生たちのキャンパスライフ!
明治時代の横浜。外国人の現地妻の娘として育った杏。周囲の偏見や差別にさらされる彼女が見つけた新しい世界とは!?運命と闘いながら力強く生きる女性を描いた長編2作を収録。
龍鳳
20世紀初頭革命前夜の中国。上海の娼館に売られた欣伶。逆境を跳ね返した少女は美貌と才覚で強く逞しく人生を拓いていく。ドラマの名手が激動の世紀に題材を得て、全力で挑む大河歴史ロマン!!
女医のタマゴ
お医者になるため、憧れの女子医大に入学した倫子を待ち受けていたものは…!?飛び散る血潮!!自分の体で人体実験!?蓄尿しながら合コン!?涙と笑いと衝撃のキャンパスライフ物語!!
誰もが「理不尽なしうち」は経験する。 仕事でも、私生活でも。 そして漫画やドラマの中では、それらの理不尽を スカッと解決してくれるヒーローが多数登場する。 頼れる家族や仲間、プロフェッショナルな弁護士や医者。 仕事人や魔法使いやドラえもんなど。 だがこの漫画「理不尽のみかた」の主人公・佐倉縁は、 凄腕だとか敏腕だとか豪腕だとかの解決人ではない。 検察審査会事務局員。 ザックリ言えば裁判所の事務員さん。 不起訴になった案件について、その判断が適当だったか 再検討をする場の運営に携わる公務員だ。 佐倉自身が理不尽に白黒をつけるわけではない。 はなからそんな裁量や決定権がない。 むしろ、徹底して第三者でいなければならず、 被疑者側・被害者側、どちらにも利益を提供しては いけない立場の人間だ。 あえて言うなら問題に対して無力だ。 その場の空気でいなければならない存在だ。 普通ならドライな感覚に徹して、 仕事を事務的にこなせばいい。 いっそ、他人の不幸は蜜の味、と楽しむことも可能。 だが佐倉は自身も過去に体験した理不尽を引きずっており、 毎日毎日、目の前で繰り広げられる理不尽群像劇を 見せつけられ、かなり疲れていた。 そんな佐倉のアパートの隣の部屋に、 イケメン外国人留学生が越してきて、 成り行きでボランティア的に観光案内をしたり、 天然ボケに振り回されることに。 より疲れてしまう佐倉だが、偶然の作用もありながら、 迷惑をかけたりかけられたりしたときの 心の持ち方など色々なことを考えるようになる。 そして「なにもしない」とか「できない」とか、 「仕方ない」ということにたいしての、 自分なりの答えを見出していく。 主人公は理不尽に対してオールマイティな解決策や 必殺技を持っているわけではない。 だからといって無気力無関心には逃げない。 空気の立場で出来ることを模索し、 カン違いや結果オーライなだけなこともあるが 理不尽なめにあって心臓がいたい人を 空気な立場で「味方」になって支える。 また、その空気感が適度に(自虐的だったりもするが) 明るくて前向きで良い。 理不尽話を少しだけれど笑い飛ばせる。 ちょっと独特な「理不尽の見方」をする個性的な漫画。