法律家マンガの感想・レビュー39件裁判を傍聴する人のエッセイを漫画化裁判長! ここは懲役4年でどうすか 松橋犬輔 北尾トロstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ未知の空間である裁判所。 そこで繰り広げられるリアルをお手元で再現できる。 裁判で語られる事件もドラマチック。 事件がドラマチックでなくても、眠そうにしている裁判に関係する人たちの描写がなんだかリアル。 下世話な理由で傍聴する裁判を決めたため、最初のストーリーは、「男ならそう思うことあるよね」と被告人に同情的過ぎるきらいがあるものの、だんだんと、どちらが悪いとわからない事件や信じられない被告人による事件も見ていくことになる。 事実は小説よりも奇なりというし、主人公のように傍聴にハマる人はものすごくハマってしまうというから、裁判がリアルというのは本当なんだろう。 のめり込んでしまうと、逆にフィクションが物足りなくなってしまうんだろうか。弁護士れいな先生の百面相が素敵ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー ヨウイチ 高崎俊(弁護士法人原法律事務所)starstarstarstarstar_borderゆゆゆものすごくにこやかな表情から、通常モード、セリフと相まって自身の心の闇を見せる表情、少し昔のハードボイルド漫画のような男前っぷり。 れいな先生がとても良いキャラクター。 強そうなのに、「ご自身を一番大事にしてくださいね」という気持ちも分かる。 しかし、ものすごく短いタイトルであっても、作品の内容がちゃんと表現されていたのに、ちゃんと理解しきれなかったのは、昨今の長いタイトルに慣れきった弊害だろうか。 ギャルで弁当でなくギャルで弁護士だし、ギャルなのに弁護士っていうおふざけ系かと思いきやサスペンスだし、コミックス表紙は怖い話のような様相だし、実際(人間が一番怖い的な)アングラな怖い話だし。 なんだこの作品は。すごいぞ。 初連載でこんな勢い、すごいぞ。 第一話は常に無料公開とあったので、興味を持たれた方は第一話だけでもぜひご一読を。 こういうアングラな作品を描かれる方っていうのは、どういう取材や生活をされていて、ストーリーを思いつくんでしょう。知りたいような、知りたくないような。トー横キッズに優しいギャル弁護士 #1巻応援ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー ヨウイチ 高崎俊(弁護士法人原法律事務所)starstarstarstarstar_border兎来栄寿近年は「トー横界隈」が何かと話題になることも多い歌舞伎町。2023年4月には新たなシンボルである東急歌舞伎町タワーが開業し、さまざまなマンガにもその姿が描かれ始めています。 歌舞伎町が舞台の本作でもしっかりと描かれていたのを見たときには、「マンガは時代を映す」という某氏の言葉を思い出しました。 本作の主人公は彼方総合法律事務所で働く、中卒のギャル弁護士れいな。「ギャル弁」はギャルの弁当ではなく、ギャルの弁護士です。彼女が歌舞伎町のアンダーグラウンドを駆け巡り、ちょっと変わった報酬をもらいながらさまざまな事件に関わっていくストーリーとなっています。 第一話から『闇金ウシジマくん』ばりのテンションでアングラの怖さ、痛々しい行為が描かれます。作者のヨウイチさんは新鋭ですが、絵に非常に迫力があります。れいながかわいいだけではなく、この世界で渡り合っていくだけのモノをもっていることを表情で描いているのが良きです。 いろいろな事情を抱えてはいるのですが、れいなは弱きを助ける側。お金の代わりに「捨てるに捨てられない思い出の品物」を報酬としてもらうプロボノ活動をする弁護士という変わった立ち位置にいる人物で、その特殊性だけでも面白いです。 弁護士の監修も受けながら描いていることで、法律周りの部分も精密で知識を得ながら楽しむことができます。近年に実際にある犯罪の手口も描かれていますが、悪用はダメ、絶対。 1巻にはトー横界隈の女の子を助けるお話も登場。パパ活など、まさに今の世相を反映しながらもその中で見せてくれるドラマが王道ながら良いです。庄屋や柏木など脇役も魅力的で、特にれいなと庄屋の関係性は好きです。 しっかりとツボを押さえた作りがなされており、今後も楽しみです。ネットを使うすべての人に読んでほしいしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平starstarstarstarstar_borderこめつぶテンポ良くサクサク読めて面白い。話のリアルさに吸い込まれ、どんどん読んでしまいました。 主人公の弁護士の仕事スタンスがタイトル通りの他人事なので、第三者から見てそこまで感情移入しなくて済む。 おちゃらけキャラの弁護士ですが、ただの他人事ではなく現実に向き合った最善の道をいく上での他人事に徹する、 というプロ意識の仕事をするのがみどころ。 最初のストーリーはある主婦がネットのブログに誹謗中傷を書き込まれて相手を突き止めて賠償してもらう、という話で実際の法的な話も詳しく書いてあり読んでためになりました。 インターネットで誹謗中傷。した側、された側のその後。しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平starstarstarstarstar_borderゆゆゆリツイート(リポスト)も誹謗中傷しているうちに入ると聞いたのはいつだったか。 作中2巻でも、ばっちり開示請求行きになっています。 物語の端々で、こうするとこうなるのか、ああそうか、と思ってしまいます。 教科書代わりに漫画で勉強したり、子供に覚えてもらうのも良いかもしれないですね。 もう数年したら、この漫画に書かれている内容も「今はこんなに甘くないからw」と言われるのかもしれませんが、良い勉強になります。 法律や裁判という点では、添付画像のシーンも印象的でした。 裁判は「私は悪くないのにどうして!」と言っている段階の、次の段階だとよく分かります。 X(Twitter)でお医者さんアカウントが続々と開示請求をし始めた時期を思い出してしまいます。 家族をも巻き込むので、自分はトラブルに足を突っ込まぬよう気をつけたいです。 それから、一巻最後のおまけ漫画にあった 「身内といえどしょせん他人事…そのときが来るまで分からない人が多いのです」 のコメントは、何事にもいえることだったので、そうよねと染み染み実感してしまいました。他人事でないと思う場面もしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平starstarstarstarstar_bordermotomiよくある、先生が凄腕で、どんな相手でも勝つスーパーチート弁護士の話ではありません。 いい意味で他人事、俯瞰的、かつ冷静。 私は普段おちゃらけてる人がしっかりした仕事をするギャップに弱いです。笑 そのフィルターがかかってるかもですが、面白かったです。爆笑するような面白さではないです。 ネット問題は現在進行形であり、今後も頻発すると思います。 裁判とまで行くと身近に感じにくいですが、誰でも加害者になり得るという事実は心に留めておくべきかなと思います。量産スカッとジャパンかと思ったら良質な寓話ホラーだったしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平mampukuネットの誹謗中傷、犯人はまさかの〇〇だった…!?開示請求で人生崩壊!ざまぁ!的なよくあるやつかと思って読んでたら思いのほか中身があって面白い漫画でした。法律の勉強にもなる。 見えない悪意と戦うことのしんどさを描いた1巻、何気ないRTが破滅を招いた2巻、今なお変わり続けるネット社会に翻弄される3巻。どれも誹謗中傷に加担してしまう人は老若男女問わずいろんなところにいる、ということを非常にわかりやすくビジュアライズしてくれている漫画でした。これを読んであるある、と「他人事」になるのではなく「自分も気をつけなければ」と思えるかどうかでこれからの社会を乗りこなせるかどうかが決まるのかもしれません。 面白いとても!しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平starstarstarstarstarママ子裁判の攻撃シーンがアクション漫画のようで面白い。ネット関係の損害賠償請求はSNS利用している人ならいつか自分が被害者になる可能性がある。裁判にするには時間をお金がかかり全くクリアになる保証もないから今後の展開がどうなっていくのかリアルに気になります!いなかのはなし島根の弁護士 香川まさひと あおきてつおまみこ※ネタバレを含むクチコミです。なかなか勉強になるイチケイのカラス 浅見理都starstarstarstarstarこめつぶ竹野内豊と黒木華の主演ドラマが面白かったので、マンガも読んでみることに!!男女ではなく男性同士の裁判官コンビだったので、また違った面白さで読むことができました。 登場人物の設定が違っていて、内容にも違いがあったけれど、世界観は似てた。竹野内豊がこのセリフ喋ったらどんな感じだろうと想像掻き立てられて、かえって楽しみながら読めました。 単にユーモアがあって面白いだけではなく、日本の刑事裁判制度の課題を取り上げていて、なかなか勉強にもなる。 自分が裁かれる際は、こんな裁判官が良い家栽の人 毛利甚八 魚戸おさむ名無し裁判官の話です。 とっても優しい裁判官で、自分が裁かれる際にはこんな裁判官だと良いなと思っております。 離婚や10代の妊娠、家庭崩壊、引きこもりと、金八先生で扱うような設定をしっかり考えて裁いています。 暖かい作品です。 知らない世界イチケイのカラス 浅見理都starstarstarstarstar_bordermotomi裁判官目線の物語って新しいと思いました。 全然知らない世界のお話しなので、勉強にもなるし、色んな考え方があるんだなぁと思います。 弁護士・検察官・裁判官。とても憧れる職業で、本当に正義の味方って思います。 でも中には腐った人もいるんですよね。悲しいことで。。 正しく生きる人が報われる世の中であって欲しいと思いました!!わかりやすい法律の話そこをなんとか 麻生みことstarstarstarstarstar_borderママ子ロウスクールのためにキャバ嬢をやっていたラッコちゃんが弁護士になって・・・弁護士というとエリートと思いがちだけどとっても苦労人な彼女。 内容的にも身近な相続のことや自己破産、認知やクーリングオフ等のおはなしが出てくる。 新米だけど情熱的で駆け引き上手な彼女、現実にいたら救われる人が増えそうだけどボランティアじゃないから難しいでしょうね。 ちょっと前の話だから法律変わってるとこもあるみたい SNSやってる人みんな読んだ方がいいしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平starstarstarstarstar_borderNano弁護士が監修してるしっかりとした法律漫画。何気なく呟いたことが人を傷つけ裁判まで起こしてしまう…こういうことが実際に起こっているんだな…と勉強になる。本当に誰にでも起こり得る話だから読んで損はないと思う。SNSって便利だけど、だからこそ気を付けなければいけないこともたくさんある。明日は我が身…。 最新3巻読んだけどヌーヌーの2人良すぎて存在してくれ~!推させてくれ~!となった。楽しくハッピーにご安全に推し活しよう…!!気になるところで終わったし次巻も楽しみ。裁判官のお仕事イチケイのカラス 浅見理都名無し世の中には本当に親切な人と、自分の利益のために親切にする人の2通りがある事がよくわかる漫画です。 裁判や法律の事はよく分かりせんが、この漫画を読むとわかった気になりますね。 裁判官はマリオワールドのハンマーブロスが投げてくる武器を机に打ち付ける仕事だと思っていましたが、どうやら実情は違うようですね。 裁判官自らが、現場に出向き公正な判断をする為に情報を集めることもしているようです。 「へぇ」がたくさん出る漫画ですね。 ナニワ金融道の名シーンナニワ金融道 青木雄二starstarstarstarstarかしこ全巻読むからメモっとこうと思って https://www.sukima.me/bv/t/BT0000342956/v/5/s/13/p/1 金融漫画の金字塔ナニワ金融道 青木雄二名無し人生は紙一枚で簡単に終わる。 借金が全て悪いとは言わない(企業はみんな借金しているし)けど、悪い借金は本当に人生を狂わすし、知識がない人は皆騙される。 この漫画で騙されている人を見て、学ぶことが大事。 絵が下手で、キャラの顔がギャグ漫画っぽいけど、金融に関しては非常にわかりやすいです。 騙される人の顛末というよりも、金融側でどうやってその人から金を取り立てるか?という部分にフォーカスを当てているのが面白いです。所詮他人事だが身に迫るしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平名無し一言、めちゃくちゃ面白いです。 買って良かった。 誹謗中傷されたブログ主とした加害者から始まります。弁護士を介して一連の事件起こりから解決までいくんですが、「した」側も「された」側も謝罪してても腹の中では不満タラタラだったりリアル。 弁護士は「所詮他人事だから」とサバサバ発言はありますが法廷ではきっとこのスタンスこそ正しいのでしょう。 両者の心情が書かれているから他人事なのに身に迫る感じがするし、他人事だから人は人に非情になれるんだなと思いました。SNSの闇を知れるしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平六文銭SNS上の誹謗中傷によって自殺まで発展する事件をみると、他人事でありながら得も言われぬ不快感を覚えます。 実際、すごいですよね。 会ったこともない人間に対して「死ね」だの「消えろ」だの直接伝えられるとか。 恐ろしいです。 本作は、そんな被害者と法的措置をサポートする弁護士の話。 なんとも今っぽい題材で、内容自体、非常に興味深いです。 特に、誹謗中傷を書きこんだ人間の情報開示までの流れの、困難さは度肝抜きます。 また、名誉毀損にあたるあたらないなども、世間一般(というか私の尺度)よりも大分厳し目なのがびっくりしました。 そりゃ、ネット上の書き込みが何でも名誉毀損になったら裁判所はパンクするでしょうから、なんでもかんでもそうしないのはわかるのですが、どうも釈然としない。 加害者が 皆やっていることだから全く悪気がない むしろ被害者は言われて当たり前だろ みたいな態度をとる感じが、ホント胸糞悪い。 もっとも、ジャンルとしては「もやスカ」な題材なので、最終的にはきちんと成敗されるので、その点も魅力です。 読んでいてスッキリします。 ただの主婦だったり、会社員だったりが、ふとしたストレスのはけ口でしてしまう感じはSNS、現代社会の闇だなと痛感します。 余談ですが、開示請求されれば、いつどこで書き込んだかバレるようなので、会社PCでSNSとかはやめしょう。そう心に誓ったのでした。 ムナクソ注意ですがスカッとさせてもらおうしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平さいろくネットの自称情報強者達からバカ発見器とも称される各種SNSツール。 現代にはモラルや倫理観が「今の時代」についていってないにも関わらず、SNSやブログコメントなどで他人を誹謗中傷する事で暇をつぶして他人の人生に泥を塗って楽しんでいる悪魔のようなバカが実在している。 そんなムナクソ悪くなるバカどもに、実際に然るべき制裁を加えるにはどうするのか?どうなるのか?というのをリアル弁護士が細かく監修して再現してくれているそうです。 正直制裁としては足りないし、これ犯罪者扱いじゃない世の中がおかしいんじゃないか?と思えるような状況なんですが、今できる最大限をぶっ放してくれます。 色々な事例が出てきそうですし、はよ続きを…「SNSで事実無根の中傷してくるゴミどもを裁判にかけるとこうなる」をリアルに見せてくれる最高のドラマしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 左藤真通 富士屋カツヒト 清水陽平名無し※ネタバレを含むクチコミです。今夜から月9スタートなので読んでみたイチケイのカラス 浅見理都名無し竹野内豊と黒木華の主演?見るっしょ!ということで予習してみました。簡単にいうと裁判官のお話です。弁護士が主役の漫画はたくさんありますが、そういえば裁判官っていつも脇役でしたね…。でも最終的に事件を裁くのはもちろん裁判官。そりゃあ面白くない訳がないです。法律の知識がなくても分かりやすいし、人を裁くって大変なことですが、重くも暗くもなく、ちょうどいい感じで読めるのがすごくよかった。感想をひと言でいうと「裁判官も弁護士も検察も被告人も、みんな人間なんだなぁ!」かな。裁判員制度の話はとっても勉強になりました。全4巻で完結なのはもったいないくらい面白いですね。でもドラマ化はしやすそう。今夜の放送が楽しみです! 面白い!イチケイのカラス 浅見理都クロキ最初は表紙に惹かれたが、ドラマ化すると知って期待して読んだ。 裁判官が主人公の、裁判をテーマとした漫画。社会科見学に来た中学生が裁判官に年収を聞くシーンが面白いと思ったが、確かにそれは知りたいことだなと思った。「法」と「人」、考えさせられるお仕事マンガイチケイのカラス 浅見理都mampukuモーニングらしいお仕事マンガ。ただ裁判官という題材はけっこう珍しいんじゃないでしょうか。 法律や裁判所というのは医療モノと同じで誰にでも関わりのある事柄なので興味が尽きません。法律や量刑の決め方、逮捕~拘留~起訴/不起訴に至る手続きの過程など、意外と知る機会が無く、知らないと損しそうな内容が盛りだくさんです。同誌の警察マンガ「ハコヅメ ~交番女子の逆襲~」とも併せて読みたい<<12>>
未知の空間である裁判所。 そこで繰り広げられるリアルをお手元で再現できる。 裁判で語られる事件もドラマチック。 事件がドラマチックでなくても、眠そうにしている裁判に関係する人たちの描写がなんだかリアル。 下世話な理由で傍聴する裁判を決めたため、最初のストーリーは、「男ならそう思うことあるよね」と被告人に同情的過ぎるきらいがあるものの、だんだんと、どちらが悪いとわからない事件や信じられない被告人による事件も見ていくことになる。 事実は小説よりも奇なりというし、主人公のように傍聴にハマる人はものすごくハマってしまうというから、裁判がリアルというのは本当なんだろう。 のめり込んでしまうと、逆にフィクションが物足りなくなってしまうんだろうか。