旅行マンガの感想・レビュー43件外国人視点の開国後日本ふしぎの国のバード 佐々大河starstarstarstarstarゆゆゆ原作となるイザベラ・バードの本は読んだことがある。 でもこれほど情景豊かに想像はできなかったし、イザベラ・バード視点のみなので、やはり周辺情報が客観的に描かれる漫画はやはり違う。 絵があると、それがすべて本当のように引っ張られてしまうのが弱点と何かで読んだ。 でも、自分だけの想像力では描ききれない、田舎の恐ろしいほどのノミやその他虫、そして不衛生さ。 それらが日常の様子として描かれ続けているので、漫画とはすごいものだなと思い知らされた。 そもそも、バード女史、よく行ったな。肉もないのに。 また、環境だけでなく、懐からボトルに入れた筆を取り出し記録をしたためる鶴吉の一連の仕草。 大人になったことを誇りに思う女の子の表情。 細やかな当時の人々の日常が、ドラマの何気ないワンシーンのように描かれていて、今は消え失せた文化を知らされる。 ちなみに、ヨーロッパより難儀な雑草が多い日本で、バード女史が農民が勤勉に働き雑草を刈るから「雑草がない」と表現したコマに、フフとなった。 有名な場面ですね。 キリスト教的な倫理観が根付いている現代の我々が、当時の日本へ気軽にトリップできる、すてきな漫画です。ちょっと憧れるけど想像するとだいぶ怖いつかれたときに読む海外旅日記 五箇野人starstarstarstarstar_borderさいろくジャパニーズニンジャを匂わせる甚平姿で各国を旅して各地で声をかけてくれた人達との交流を楽しんでいる、結構すごい人のエッセイマンガ。 『海外 縁にまかせて歩くだけ。』の方でも同じような雰囲気ではあるものの、こちらは基本的に1つ1つの出会いをショートにまとめたもの。 ゴカ(五箇野人というPN)と呼ばれているこの先生。 ジャパンは面白い旅人がいる国なんだなー(自分だと出来ないなー)と感じるけど、やってみたいなぁとも思う。 危ない地域でもなんとか犯罪に巻き込まれず?に済んでるっぽいし、やっぱり目立って好感持たれる格好は効果がありそうwディープなインド旅行記ぢるぢる旅行記 ねこぢるstarstarstarstarstarかしこずっと読みたかった漫画の一つです。Kindle Unlimitedで公開されていたので速攻で読みました。こりゃすごい。想像以上にディープなインド旅行記でした。調べたらバングラッシーは今でも普通に飲めるみたいですね。中盤のトリップ出来るのも才能だと描かれていたシーンのが印象的でしたが、あの描写を見てるだけでなんかそんな気分になれるので、私にインドは行かなくてもいいや…と思いました。この漫画を読んだ人にはインドへ馬鹿がやって来たもオススメします!「歴史」が好きな人なら手に取らない理由がない傑作!ふしぎの国のバード 佐々大河starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 明治初頭に日本を旅し記録する女性の物語。 <ここがオススメ!> 実在人物である「イザベラ・バード」の「日本紀行」をベースにした物語。 いま、自分たちが住んでいるこの国の過去のお話。 「生きること」が今よりもずっと大変だった時代で、「日本」といえど異文化とも言えるような状況を主人公バードの目を通じて眺める。 バード女史の真っ直ぐな瞳と魂が、僕には気付けないであろう、そこにいる人々の強さと優しさを見せつけてくる。 記録に残すことの意義を見せつけられる傑作。 <この作品が好きなら……> ・へんなものみっけ! https://manba.co.jp/boards/79053 ・乙嫁語り https://manba.co.jp/boards/10108 ・絶滅動物物語 https://manba.co.jp/boards/138405 誰かの、近所の、好きな店鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstarhooperテレビでネットで見ただけで、行ったわけでもないのに知った気になっていたわけです。 過去にした「アメリカの食べ物ってさぁ〜」みたいな半笑いの言い回しを、本書を開くたびひっそり恥じ入り心が土下座陳謝する。 そらそうよ。州があり市があり街があり村だの川だの大自然だのがあり(ブラジル回)、そこに暮らす個人とその人の生活、現地の習慣や、行動範囲がそれぞれあり。 そして、友達が来たら「美味い店連れてってやるよ!」という日々のご近所グルメがあるわけで。 例として3巻11話の「ホットドッグ・アンド・フライ」。上に揚げたてフラポを載せ、その上から塩を振ってあるホットドッグ。 だよね。アメリカ全土で"いわゆる"なホットドッグしか食べてないわけがない。 もっと素敵ィ〜な外国グルメもあるが、とにかくこの話に衝撃を受けた。(単に私が愚かなだけか)。 ちなみにこの漫画をクルッと裏返しにすると、個人的に『米国人一家、美味しい東京を食べ尽くす』になると勝手に思っている。ブラックサンダーアイスを絶賛するサイズ感の滞日グルメ本です。活字ですが、グルメモノが好きならおすすめ。 とにかくジュンターロサン、これからも私めの蒙を啓いてください、応援しています。土下座陳謝で。 2次元の過剰摂取の結果はオマケだが鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstarさいろく『鍋に弾丸を受けながら』略して「鍋弾」は、原作者の青木ジュンターロさんが"治安の悪い場所の料理は美味い"という謎の根拠を身を持って実証していってくれるグルメマンガ。 青木潤太朗さんは二次元を接種しすぎたせいで脳がおかしくなっており、すべての人類が美少女に見えるので本作は美少女しか出てこない。素晴らしい。 今回4巻が出た事で改めて感想残しておこうと思ったんだけど、4巻では明らかに老体と思われる医者が出てくるのだが、それですら美少女である。 都合のいい脳で羨ましい。 また、グルメマンガとしても面白く、普通には出てこないであろう危険地帯のローカル飯を紹介していく漫画なのだけど、Twitterで実際に作って食べてみる人が続出していた。 カロリー爆弾のようなエルビスサンドとかイタリアンビーフとか、簡単そうなのだとグリルドチーズとか。これ実際やってみたくなるぐらいレシピは簡単で、そして実に美味そうに描かれている。 潤太朗さんのリアクションがいい(かわいい)のだけど、身体を壊さないように心配もしてしまう漫画です。食文化への敬意鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstardjsouchou※ネタバレを含むクチコミです。 今鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstardjsouchouこういうのを作ってます。 妙にリアルな近未来ウィズコロナ #1巻応援旅に出るのは僕じゃない いけだたかしあうしぃ@カワイイマンガまさかの「204X年まで続くコロナ禍」という世界観は、枠組みから細部に至るまで徹底していて驚く。 技術が進んでいたり、変わらない伝統があったりという世界各国の楽しさを、明るい絵柄でたくさん描きつつシリアスな内容も多い。 例えば「日本人を嫌うベトナム人」という描写がある。技能実習生の問題を知っていれば「こういうことはありえる」と想像できるはずだが、何故か誰もそれを口にしない。他にもこういった「つい目を背けてしまいがちな可能性」を描き、考えさせられながら世界観に引き摺り込まれる。 奇妙にリアルで楽しいけれどシリアスな近未来を、主人公と共に旅行する。そこには創作物にしかできない、心を動かす実感がある。 VR旅行のための「体験」データを集めてまわる主人公の青年。彼の旅に強い印象と深みを与えるのは、各地で出会う女性たち。その出会いは彼にとっても女性たちにとっても、忘れたくない重要さを持つはずなのだが……。 旅の記憶を保持できない主人公の特性が、これらの出会いをより強く、切なく印象付ける。これらの旅は一つひとつバラバラに見えるが、今後もそうなのだろうか、それともこの先……?近未来の世界旅行 #1巻応援旅に出るのは僕じゃない いけだたかし兎来栄寿昔、PS1の『MYST』、『RIVEN』や『ワールドツアーコンダクター』といったゲームをプレイしながら「世界中をリアルな3D映像で自由に巡れるゲームがあったら良いな」と思いました。何なら、他にやらない人がいれば将来自分で作ってみたいと思ったほどです。 しかし、2006年にはGoogle earth日本語版が出現、その後street viewも登場し革命が起きました。今では当たり前のことで普通に使われていますが、最初に触ったときの感動の大きさは今でも覚えています。そして、近年でもたまにエズの街を散策したり、マチュピチュを遊歩したりします。果たして、私は満足してその道に進むことはなくなりました。 本作は、コロナウイルスが変異して世界中でまだ蔓延している2040年前後の近未来が舞台。VR技術が発達して、リアルな質感や匂い、温度などを感じる旅行を自宅で楽しめるようになった時代の物語です。 人々に仮想空間での旅行体験を提供するため、その元データとなる「旅の体験」を収集する新しい仕事が「無名旅行人」。その新時代の職務を背負う青年が、1話ごとにいろいろな国を巡る様子が描かれていきます。 ソーラーパネルが敷き詰められたパルテノン神殿前であったり、そこかしこにドローンが飛び交うセントラルパークであったり、その他の近未来ガジェット(翻訳機の設定なども凝っていて楽しい)が溢れている、世界各国の名所を眺めているだけで楽しいです。表紙も一生に一回は行きたいと思っていたギリシャのサントリーニ島っぽい景色で、思わず惹かれてしまいました。 時代が経っても変わらない名所や各国のグルメもいいのですが、旅の最大の魅力は「人との出逢い」だなあと感じます。私自身の海外旅行を思い返してみても、その土地その土地で出逢った優しい人達(あるいは犬や猫たち)との思い出が強く残っているのを思い起こされました。その部分がしっかりと描かれているのが好きです。 近未来の海外旅行を楽しんでみたい方にお薦めです。 旅行漫画で一番面白い鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎名無し作者の都合により登場人物は全部美少女変換されているとこにツッコミは入れたいですが面白い! というか世界の広がりを感じさせてくれます、不思議。 ブラジルやらなんやら普通に過ごしてたらいけないような場所でおいしいご飯を食べて現地の人と交流する。 やってみたいなと思ってもなかなかできないし知り得ないので興味ぶかいです。 羨ましい〜!行ってみたい〜!感覚がマヒしていても、食べ物はどこ行ってもウマい鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstarママ子※ネタバレを含むクチコミです。ハードボイルドグルメ&釣り漫画とハルヴァ鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstarゆゆゆTwitterで知ったマンガ。 釣りで知り合った現地の人たちに紹介された、ハードボイルドな環境やいかつい人々から提供される、現地の味。 シチュエーションのおどろおどろしさは、二次元のかわいい女の子に変換される主人公視点で消し去る凄腕技法。 各話で次々と紹介される聞いたことがない、外国の知らなかった習慣や美味しそうな料理や食べ物、飲み物。 作者Twitterに、漫画に出てくる料理を出すコラボカフェをしてほしいと要望している方がいたが、諸手を挙げて賛成する。 唯一、聞いたことがあった食べ物が「ハルヴァ」。 ロシア語通訳者である亡き米原万里さんのエッセイに出てきたお菓子だ。 子供の頃に食べて、とても美味しかったらしい。 「パレスチナ人が作ったハルヴァ」のお話で、あれは旧ソ連だから食べられた味ではないとわかった。 いつか、私にも食べられるときはくるんだろうか。 荒手の表紙詐欺鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎六文銭二次元の過剰摂取で道行く人が美少女にしか見えないという謎設定で、主人公もなぜか美少女になっているのですが、 内容がスラム街とか、マフィアがいるといった危険地帯のグルメ漫画というコテコテハードなもの。 内容が内容だけに、別におっさんでもよかったのではないかなと思ってしまうのですが、仕方ない。間口は広いほうがいいってことでしょう。 表紙にのっている美少女は、原作者の主人公で、本当はおっさんです。 しかし、その設定もさることながら、グルメ漫画としても一風変わっていて面白いし本格的。 原作者が、きちんと現地にいき、現地で知り合った友人と生の体験を描いているからか、表現される言葉や出てくる料理に謎の説得力がある。 また、どれも美味しそうなんですよね。 高級というよりはB級、丁寧につくられたというよりは野性味のある感じ(切るだけ焼くだけなど)が産地直送って感じで、自分好み。 旅とグルメが一体となって、独特の雰囲気がクセになります。 ちょっと変わったグルメ漫画をお探しの方におすすめしたいです。琵琶湖を目指して自転車で走るところから始まりますたびみまん 赤樫名無し物語は滋賀県の琵琶湖を目指して自転車で走るところから始まります。 さて、ここから冒険の始まりだ。と期待に胸が躍る話かと思いきや、この冒険には何もイベントが起きませんwww ラダトーム城から、普通に竜王の城に着いてしまった感じで、お姫様を助けたり、毒の沼地の敵を倒したり、そういうイベントが起きないのですwww でも何も起きなくても良い。ゆるっとした感じがこの漫画の特徴です。 天気の良い日に、公園でゴロリと寝ながら読みましょう。 のんびりとした気分になれます。 海外旅行「超」上級者がぬいぐるみと行く世界一周の旅! #1巻応援世界一ぬい旅~ぬい撮りしながら世界一周して来ました~ 英治あかりたか「ぬい」という文化があることは前から知っていましたが、ぬいママが具体的にがどんなふうにぬいと接しているかは知らなかったのですごく勉強になりました。 そしてなんと言っても。英治あかり先生の旅力が高すぎる……!!! 行動力・コミュ力・語学力・トラブル処理能力・危機管理能力。どれをとっても一級で見ていてとにかく爽快。 (しかも絵やマッサージなど、いざとなったらその場でお金を稼げるスキルも持ってる) 個人で海外旅行をするうえで、出会ったばかりの人について行ったり治安の良くないエリアを訪れるなど、危ない橋は渡るのは避けるべきです。でもその橋を渡った先にでしか得られない、人とのふれあいや楽しさというのが確かにあるんですよね。 これだけの旅力を備えていれば、こんな痛快な旅ができるんだ…!!とただただ痺れ憧れてしまいました。 スポーツでも芸術でも何事においても、一流の方のテクニックを見るというのは楽しいものですが、この本を読むと同じような満足感を得られます。かっこいい。 そしてなにより、こんなに旅慣れしててしっかりオタクなところが好き(相棒のぬいちゃんも某超有名女性向け青春水泳アニメのキャラ) 旅を終わらせた理由がうた○リのライブがあるからというのがめちゃくちゃかっこいいです。オタクの鑑。 全オタクにめちゃくちゃオススメしたいエッセイ&旅マンガです! 実録ハードボイルド美少女グルメ漫画鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎野愛まだ見ぬ美食を求めて危険地帯に赴く実録ハードボイルドグルメ漫画を美少女でやるという不思議な作品。 主人公は二次元の過剰摂取により自分を含めた全ての人間が美少女に見える男・ジュンタロー。 そんな都合のいい話があるかと思っちゃうような設定なのに、何故だか全く気になりません。むしろ心地よいグルーヴ感が生まれています。 出てくる食べもの全て美味しそうでたまらないのですが、いちばん印象に残っているのは「サウダージ」という言葉の美しさです。つかれたときに読む海外旅日記の感想 #推しを3行で推すつかれたときに読む海外旅日記 五箇野人マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと 本当になんか疲れたな~って時に読むと最高だった ・特に好きなところは? 多少誇張などもあるかもしれないが文化圏での差や優しさが描いてあり面白い ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! たまにTwitterとかで見かけるが単行本でまとめて一気に読んだ方が面白いので是非読んでほしい 「食べてみたい!」的引力が強い鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎mampukuめちゃめちゃ面白い!! グルメ漫画・旅行記として解像度高くて知識欲刺激されるし、全員美少女な理由も狂ってて最高(○鳥屋さんなど実在男性も美少女化して登場する) 一生のうちに体験してみたい… 鍋に弾丸を受けながら - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype https://t.co/xBHhAwyWpy 滋賀を楽しむ女二人暮らし #1巻応援たびみまん 赤樫あうしぃ@カワイイマンガ私は琵琶湖周辺を撮る写真家・今森光彦さんのファンだったり、用事の空き時間に立ち寄った近江八幡に魅了されたりと、プチ滋賀県ファンだったりします。琵琶湖、好きです。 そんな滋賀で同居する、OLの春川さんと小説家の秋山さん。二人は日々の合間に滋賀の良い所に触れるのですが、『たびみまん』のタイトル通り、旅とも言えない程少しの移動で滋賀を楽しむ、力の抜け方が良いです。 琵琶湖は大きくて穏やかだし、滋賀は風景も良いし歴史もある。地味そうでいて見所たっぷりの滋賀を、めんどくさがりの秋山先輩を連れて回る春川さんは、実は秋山先輩がかなり好きな様子。では秋山先輩は……? 二人の関係に注目しつつ、くるくる変わる春川さんの表情と滋賀散歩にほっこりしましょ!ざつ旅-That’s Journey-の感想 #推しを3行で推すざつ旅-That’s Journey- 石坂ケンタ名無し・読むたびに旅がしたくなる! ・旅先での非日常がもたらす高揚感に共感。 ・いつか自分の地元を旅する鈴ヶ森さんを描いてもらいたい。美少女(おじさん)×危険地帯×ノンフィクション×グルメ!鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。 世界1周×カップルとかいう間違いない組み合わせ僕らの地球の歩き方 ソライモネ天沢聖司海外旅行×グルメ×恋愛な作品。「そんなん絶対好きだしおもしろいじゃん…!」と思って読みましたが本当に読み応えありました。 異国の街並はワクワクさせてくれるし、世界のローカルフードは美味しそうだし、海外旅行という非日常の中で疲れとトラブルで喧嘩しつつも2人でお互いを思いやって関係を深めていくところが本当に素敵。 結婚を考えている愛する人と笑いあって見る世界(の観光地)の美しさよ……! 幸せをおすそ分けしてもらっているような気持ちになります。 旅の終わりをどんなふうに迎えるのか今から本当に楽しみだし、ゴールの先に二人で歩む人生の始まりがあるといいな…と祈っています。 https://magcomi.com/episode/10834108156766452316(^_^;)いきたいわん! 台湾旅行同好会 ハヤシ名無し台湾好きなので、行った気分になれるかな?と思って手に取りました。 台湾の観光スポット&グルメガイドとしてはまあまあ機能してると思いますけど、ちょっと…これは完全に好みの話になります…(^_^;) 漫画において食べ物の美味しさの表現で、多少誇張することって普通にあると思うんですけど、この漫画のそれは、自分にとってはとても下品に感じてしまいました(^_^;) そこまでエロ漫画寄りに描かなくてもいいのになって(^_^;) 絵が抜群に上手いから今エロ漫画読んでるのかな?って錯覚する感じ(^_^;) これが良いんだよ!って人もいるんでしょうけど… 少なくとも台湾の良さがよく分かる漫画だよ!って、人に勧めることはできない(^_^;) <<12>>
原作となるイザベラ・バードの本は読んだことがある。 でもこれほど情景豊かに想像はできなかったし、イザベラ・バード視点のみなので、やはり周辺情報が客観的に描かれる漫画はやはり違う。 絵があると、それがすべて本当のように引っ張られてしまうのが弱点と何かで読んだ。 でも、自分だけの想像力では描ききれない、田舎の恐ろしいほどのノミやその他虫、そして不衛生さ。 それらが日常の様子として描かれ続けているので、漫画とはすごいものだなと思い知らされた。 そもそも、バード女史、よく行ったな。肉もないのに。 また、環境だけでなく、懐からボトルに入れた筆を取り出し記録をしたためる鶴吉の一連の仕草。 大人になったことを誇りに思う女の子の表情。 細やかな当時の人々の日常が、ドラマの何気ないワンシーンのように描かれていて、今は消え失せた文化を知らされる。 ちなみに、ヨーロッパより難儀な雑草が多い日本で、バード女史が農民が勤勉に働き雑草を刈るから「雑草がない」と表現したコマに、フフとなった。 有名な場面ですね。 キリスト教的な倫理観が根付いている現代の我々が、当時の日本へ気軽にトリップできる、すてきな漫画です。