ヒーローマンガの感想・レビュー99件ジャンプ暗黒期で育った自分アイアンナイト 屋宜知宏starstarstarstarstar山城 航※ネタバレを含むクチコミです。暴力の子は暴力―現代のカインとアベル―仮面ライダーBlack 石ノ森章太郎starstarstarstarstar_border阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)2024年3月18日 ヒーロー番組のコミカライズなのに、主人公の暴力に治安維持や革命と言った肯定的な因子を持たせず只管陰惨で凄絶な暴力と陰謀の坩堝であるのが異色過ぎる。 正直その方が、リアルな紛争の隠喩なんだろうが、これがリアルだと達観するのも、そこから突破口を見出すのも困難極まりない。喉に刺さった小骨のような漫画。戦隊ヒーローが裏で握ってるかもしれない戦隊大失格 春場ねぎstarstarstarstarstar_borderさいろく戦隊モノに限らずヒーローものは必ず敵がいて、それらが悪巧みするのを防ぐことで被害者を助け、世界を守るのがヒーローだと思う。 だが、実はヒーローが裏で敵と結託していて、あらすじが最初から出来ていたら? 悪者成敗の実態は産業として成り立っていると知ったら、そんな戦隊ヒーロー(実質国防軍?)は正しいのだろうか。 そして悪役は何故黙っているのか、何故悪役は悪になったのか。 などなど、本作では悪役を演じている彼らは一度侵略に失敗して敗れ、その後その罪を問われて結果としてヒーローに支配された関係が出来ていた。 日々の暮らしがある意味担保になっているとはいえ、これでいいのか?と考える悪役が出てくるのは当然のことだが、力で押さえつけられている現状を打破できないのも事実。 じゃぁどうするんだ!というのが本作の面白いところ。 そしてコレはヒーローが実は裏で握ってるあくどい感じのやつらでしたー!で終わるような浅い話でもなかった。 まだ読み途中ですが、1人1人の裏の話や、素顔の見えないヒーローの新陳代謝なども含め非常に濃ゆい物語になってますねー 作者が春場ねぎ先生ということで、『五等分の花嫁』の後にこんなプロパガンダ的な戦隊モノを生み出しているのも面白いです。漫画慣れしている超人X 石田スイ名無し当たり前だが東京喰種1巻と比べるとかなり漫画慣れした描き始め。遊んで余裕があるようなセリフ回しやキャラクター、コマ使いにすげーなぁとなります。 話よりもキャラクターが楽しいので分厚いですがスイスイ読めますバジーノイズ完結全5巻4.0starstarstarstarstar_border著者:むつき潤導入は最高戦隊大失格 春場ねぎstarstarstarstarstar山下真司※ネタバレを含むクチコミです。最近主人公を見かけなくなったが・・・ワンパンマン 村田雄介 ONEさいろく相変わらず面白い。 29巻でもなかなかのピンチ(いつもだけどターゲットが毎回違うから良いのだきっと)が訪れるが、そこを乗り越えるのがヒーローだなぁ・・・と毎回思う。 しかしこの数のキャラクターは憶えきれない。歳を感じるね。。 推しはやはりタツマキちゃん。ある意味倫理的な原典アイアンナイト 屋宜知宏starstarstarstarstar阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)2023年11月2日 中学生最後の学年に「少年ジャンプ」で読んで、しばらくして思い出したように単行本を買ってもらった記憶がある。そしてこの時この作品に『暗殺教室』は元より『ONE PIECE』より世界の真実を描いているような衝撃を受けた事を覚えている(尤も今は『ONE PIECE』に対する軽視は不当であった気がしている(笑)) この作品、ある種の受難劇として読んだ。全ての人間に流れる悪魔の血をより濃く引いた少年が生きる導を求めて盾となり誰よりも傷ついていくという展開はベタだがやはり響くものがあり、屋宜の作品に出てくるヴィランが「それが公然であるゆえに美学を志向しない」事もそれを対比している。 絵にしても、首一枚繋がった鬼が拳を振りかぶり、地下駐車場にて四天王の如く悪鬼を握りしめる主人公のような鮮烈なヴィジョンが垣間見れる所もあり、作者は寡作であるが、又違った性質の作品を読んでみたい気がするルサンチマンと「奴隷道徳」戦隊大失格 春場ねぎstarstarstarstarstarmampuku※ネタバレを含むクチコミです。戦隊モノヒーローに求めるもの公務ですから! 坂口いく 清水ユウstarstarstarstarstar_borderゆゆゆUターン公務員就職し、常に「公務ですから」と業務に全力で取り組むイケメンエリート。 それだけでも眩しい設定なのに、彼がローカルヒーローの中の人まで演じることに。公務で。 人の心はあるのかわからないほど、機械めいたように見える彼だが「公務ですから」とスーツアクターも公務として全力でやりとげていく。 イケメンは何を着てもイケメン。 ローカルヒーローといえども、かなり凝ったスーツが作られている。 そのローカルヒーローをプロデュースしたのがデビュー後泣かず飛ばず、戦隊モノ大好きな漫画家。 なんやかんやののち、漫画家の彼女からはイケメンエリートへ好意の矢印が出ているが、イケメンエリートは気づくことがあるんだろうか。 まあ、気づかなくても青里市の公務には問題ない。 それに「公務ですから」を決め台詞に、イケメンが漫画家にあんなことこんなことを御奉仕してキャッ♡な展開になってしまったら、掲載誌も変わってしまう。 そうならないあたりが、少年誌掲載ラブコメである所以なのかもしれない。 と、つらつらと考えて、私の妄想はどこへ向かおうとしているのかと悩んでしまった。堀越先生がTwitterにあげているヒロアカ画像を貼っていく僕のヒーローアカデミア 堀越耕平ヒロアカマン『僕のヒーローアカデミア』の作者、堀越耕平先生(@horikoshiko )が最新話がジャンプで掲載されたりするとTwitterに画像を投稿するんだけど、ヒロアカの日常みたいなのが垣間見えてすごいいいんだよね ちなみに、6話から始まった現実と地続きのヒーロー劇光仮面 山口貴由starstarstarstarstar_borderSS「特撮系か〜おもしろそう読もうかな!」とかあらすじ読んで軽い気持ちで手に取ったら『掛かったな!』と殴られた気持ちです。これはガチのやつ。ある意味あらすじサギです。良い意味で。 いわゆる特撮系ヒーローを題材にした漫画は多く、トクサツカガガとかサンレッドとか怪獣8号とか『ヒーロー』をどの角度から描くかで表現方法が変わりますが、これはガチで『特撮ヒーロー』を真正面から現実のものとして解体しているように感じます。一巻巻末のコメントが芯を捉えて暴露してくれてました。 そもそもの特撮がスタートした昭和の時代が、何を経てきて何を求め、表現者たちは何を吸収して産んだのか。そしてそれを受け取る、そうではない時代の人とそれを受け継ぎ渡そうとする中でどう解釈したか。 描き手の脳内レポートのように緻密かつ素直、そして愚直で偽りないものを含有し、ストーリーが描かれていると感じます。なので、読み手として受ける場合にはなかなか気合入れて踏ん張らないと対峙しきれないかも。足腰に力が入りました。 なかなかこうして講演のように、「これは私の考えなんですけどね…」とぐつぐつ煮込んだ話を読ませてくれる漫画を出されるのも久しくなっていたので、読み応えに放心しています。岩でも飲んだかな…という感じ。 誰かれともなくおすすめは難しいのですが、人がめちゃくちゃ煮込んで作った煮凝りみたいなものを摂取したい時にいいかと思います。 今のこの時代に、この漫画がいろんな媒体で話題作として紹介されることに、死なないサブカルのひゅうひゅうとした息を感じます。おれたちはしぶといな。よかったよかった。the王道僕のヒーローアカデミア 堀越耕平ユーカリ友情、努力、勝利!王道のジャンプ漫画です。 胸が熱くなるようなぐっとくる展開、読んでいて頑張ろうと思えるエピソード。たまに泣けちゃう。 アメコミを意識しているのかのような絵柄が好きです。 能力を持った人で溢れている世界だけど、能力を持っていない人もいるという設定が、残酷な世界だなと思いました。能力がない人も救われる世界であってほしいなと。頭に浮かぶのは何故か努力マンの顔とっても!ラッキーマン ガモウひろしstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ「勝利」と書いて、「カツトシ」と読んだり、作中の女の子からの歓声で「ステキー」と言われたキャラクターが「ステーキじゃなくてトンカツだ」と訂正していたり。 ステーキのくだりは今でも時々思い出すくだりで、さらにここまで主人公のラッキーマンでなく、勝利マンのことしか書いていないのだけど。 全体的にキャラクターのアクが強くて、子供が真似をして容易に書けそうなシンプルな見た目&名前のキャラクターが多くて。 ストーリーは「へえ、そうなるのか」と意外性をつかれておもしろかったのだけど。 アニメ化決定と本誌に書かれたとき、「え、こういう漫画もアニメになるの?」と驚いた。 都会限定アニメ化とはいえ、驚いた。 グッズがスーパーで販売されたとき、本当にアニメ化していたと、驚いた。 アニメになるとビジュアルが激変するのかと思ったらそうでもなくて、驚いた。 ちなみに、こういう絵柄だからこそ、おもしろく読める漫画があると知ったのは、のちの話。ニチアサ✕転生漫画戦隊レッド 異世界で冒険者になる 中吉虎吉starstarstarstarstarゆゆゆ戦隊モノといえば、そう、レッド! 桃井さんも赤!! 戦隊モノといえば、そう、爆発! ドカーンっ!! 戦隊モノといえば、武器から聞こえてくる謎の機械音風ボイス! なんとかかんとかかんとか(うまく聞き取れない) なんだこいつは、と思った方は騙されたと思って、第一話を読んでみてほしい。 やたらテンションが高い漫画だとすぐにおわかりいただけると思う。 いやはや、見せ方が上手だなあと第一話で感激してしまった。 本作は空想(なろう系ファンタジー)✕空想(戦隊モノ)という世界観。 レッドも魔道士も、世界観的には間違っていない言動を続けている。 混ざってしまったのが悲運なだけ。 悲運と書いて、コメディもしくは喜劇と読むんだろう。 レッドというのは熱いヤツなんだぜ! 似たような奴は一度に二人もいらないんだぜ!! ――大変だからね。シンプルに合わないかも劇光仮面 山口貴由名無しまず読んでるだけで目が痛くなる。 絵柄が合わないのかもしれない… まだ3話しか読んでいないがセリフも何も入ってこない… 時間を置いて読みます…ギャグ味が強いヒーロー漫画!wワンパンマン 村田雄介 ONEstarstarstarstarstarこめつぶめちゃめちゃ笑いを取りにきますw ヒーローが敵を倒すTHEヒーロー漫画なのですが、展開やセリフのやりとりがシュールで面白いw アニメでもその面白さは健在でしたw アニメはちょっと暇なときに流し見しながらクスっと笑ってみていますw 漫画はちょっと疲れた時に読んでクスっと笑って眠りにつきますw アニメ、漫画どちらもおすすめ!トラウマを武器に戦う人たちラパス・テーマパーク 成家慎一郎名無しトラウマがでかければデカいほどメモリは大きいし創造できるものも変わってくる… なんか設定難しいけどトラウマを思い出して戦うのってかなり痛々しいですね 単純なデスゲームのようで全然ちがうハードな人間模様のストーリー おじさんヒーローが主人公の漫画って本当痛々しく描かれてるけどやるときはやる!って様はかっこいいです 女の子もえろくて可愛い バトルも勢いあるのでおすすめ!「エクゾスカル零」読んでみたエクゾスカル零 山口貴由starstarstarstar_borderstar_borderかしこ「劇光仮面」をより楽しむ為に「覚悟のススメ」に続き、こちらの「エクゾスカル零」を読んでみました! 一応「覚悟のススメ」の続編らしいですが、それぞれ単体で読んでも全く問題ないですね。むしろ間に「シグルイ」を描かれたからか、ポップさが減ってシリアスさが増し増しになってました。正直なところ自分には難しかったです…。 でも、このマンガがすごい! 2023に「劇光仮面」がランクインした時に『まだ話の全体像が見えてないのに世間の人は気が早いな〜』と思ったんですが、「エクゾスカル零」を読んで、特撮知識ゼロでも山口貴由作品初心者でも楽しめる「劇光仮面」は本当に面白い!このマンガすごい!と思いました。ヒーローめしで強く生きようヒーローめし 石田敦子starstarstarstarstar_border野愛食事は心にとっても体にとっても大切なもの。大好きな人とご飯を食べると幸せな気持ちになりますし、憧れのヒーローと同じ食事をしたら強くなれる気がします。 男手ひとつで育ててくれたアニメ監督の父を亡くした涼太と誠也。 ショックで引きこもる弟の誠也を元気づけるため、兄の涼太がアニメに登場するご飯「ヒーローめし」を作るお話。 登場するヒーローめしはキレンジャーのカレー、ルパンのミートボールパスタ、ラピュタパンなど誰もが知っている作品ばかり。 アニメの話、父親の話、日常の話…料理を作りご飯を食べながら様々なことに気づき、成長していく兄弟の姿に心あたたまります。 可愛らしくてポップだけど家族のあたたかさに感動させられる作品です。もろmarvel僕のヒーローアカデミア 堀越耕平名無しmarvel作品✖️ジャンプコミックスっていう感じですね。 ロゴとかがもろmarvelです。 内容は子供むきかと思いましたが、意外と大人も楽しめます。 最近の漫画でここまでわかりやすい友情・努力・勝利・成長が溢れ出ている作品はなかったような気がします。 ど真ん中ストレートですね。 自分だったら、どんな特殊能力になるのかな? そんな事を想像しながら、おじさんが楽しく読んでいます。「覚悟のススメ」読んでみた覚悟のススメ 山口貴由starstarstarstarstar_borderかしこ「劇光仮面」を読んでいるなら「エクゾスカル零」を読んだ方がいいと耳にして、まずはその前作?である「覚悟のススメ」から読んでみました。 最後まで山口先生の熱量に圧倒されっぱなしでしたね。1巻はちょっと乗りにくいノリなんですが、2巻での主人公の葉隠覚悟が変身スーツ「零」を装着するに至るまでの過程からグッと引き込まれて、そこから最終11巻まではあっという間でした。ところどころに笑っちゃう場面があるのがよかったな〜。 完全版に収録された当時を振り返ってのインタビューに「当初は2巻くらいの短期決戦の予定だったけど、結果的に最後まで同じスタミナ量で取り組むことが出来てよかった」という内容のことが書かれていて、それをやり切った山口先生の覚悟すごいと思いました。シュールワンパンマン 村田雄介 ONEstarstarstarstar_borderstar_bordermotomiスカッとさせてくれるヒーロー漫画です!シュールで笑える場面もたくさんあります。 主人公はユルいのに強くて周りもほどよくアホであるが魅力的なキャラも多くとても面白いです。 予想外な展開は一切ない、無敵ヒーローが悪を倒す姿が気持ちいいです。 強すぎるヒーローをネタにしているところもあり、読んでいて飽きません。 すごい…劇光仮面 山口貴由名無し語り口調からなんか文学作品を読んでるようですね…。 自分は特撮について全く知識ないですがなんか肉体描写がストイックな体すぎて最初から凄みがあります。 これ特撮好きが読んだらどういう感想持つのか気になります…。東京喰種から継承されるヒーロー物超人X 石田スイstarstarstarstarstar_border宮っしぃ独特な絵のタッチとキャラクター、台詞回しと石田スイ先生の良さがしっかり出てる 面白い!のだけど、やはり東京喰種と比べてしまう... 今作も勿論面白い、ヒーロー物としてもダーク感も描かれつつも、正義と悪の狭間の様な独特な空気感はさすがの一言だが、あと一歩足らない印象... ぶっちゃけ1巻辺りは微妙だなと思ったが、4巻までいくと、お!これは面白くなりそうな予感!と感じるので、最初の掴み部分がいまいちだったのかなぁと いや、全体的には面白いんですけどね、石田スイ先生の良さ全開で、月山みたいな変態っぽいのも出てくるし、キャラデザも最高にスタイリッシュでカッコいいし これから面白くなると思うので、今の段階では星4止まりかなぁ...<<12345>>