完結したマンガの感想・レビュー16033件<<610611612613614>>復活連載するらしいいちご100% カラー版 河下水希地獄の田中ジャンプギガで復活連載するらしい。EAST SIDEってことは東城編かな?超感覚ヤクザと謎の透明人間の戦いアダムとイブ 池上遼一 山本英夫名無し五感のいづれかが異常に優れている五人のヤクザが秘密の会合をしていたら、突如襲いかかってきた透明人間との戦いの漫画。2巻完結で、ヤクザと透明人間の戦いの漫画と言っても過言ではないほど、それだけに終始したシンプルな漫画。 ヤクザたちのセリフと優れた5感の表し方がゲスっぽいのに妙に洗練されたようなところがあって、真面目なシーン(基本的にギャグはない…はず)なのに爆笑してしまう。 池上遼一と山本英夫のタッグということもあって絵も内容も申し分ない最高の出来。将来有望な精神科医とテロ組織のリーダーの運命がクロスする第1巻殺さざる者、生くべからず 中丸洋介名無しヤングマガジンで連載中のクライムサスペンスだが、1巻を読み終わる頃には少し違った印象になっていると思う。 主人公は顔もよければ将来有望な精神科医の桜井。国会議事堂自爆テロを皮切りに続く爆破テロの首謀者ユキオの精神鑑定を請け負ったことから、大変な事件に巻き込まれていく。 1巻の後半で「え?なんで?」ってなる超展開が待っている。それまではクライムサスペンスとして普通に面白いなって感じだったけど、そこからが色々な謎がどんどん深まっていったり、状況がどんどん悪くなっていってもっと面白くなる。とてもいい終わり方をする打ち切りマンガSWORD BREAKER 梅澤春人小松菜290円ジャンプで連載していたが、2巻で完結してしまった。打ち切りだろう。ソードブレイカーという伝説の盾を使い、邪悪な魔法使いアバルを倒した勇者ルルドが主人公。姿は10歳なのだが、それは異世界で赤子として転生してしまったから(アバル復活に際して戻ってきた) ベタなファンタジー展開だが、主人公の設定が少し読取りづらかったり、冗長な展開も災いしたのか、2巻で終了してしまった。だが最終回、ルルドが敵の親玉を倒すシーンは必見。駆け足な幕引きながら、補って余りある感動的なラスト。2巻で完結するし、多くの人に読んでもらいたいラスト。 途中からエクストリーム化する格闘学園漫画天上天下 カラー版 大暮維人名無し腕っ節が強い奴が学園の支配者となる統道学園で最強を目指す凪宗一郎とボブ牧原の話。 当初はそんな学校あるか!と思う程度で、格闘シーンは現実の範疇にギリギリ収まる程度だったが、生徒会執行部と凪たちが所属する柔剣部の因縁、そして凪一族の宿命などが折り重なって話がどんどん壮大になっていき、それに伴いチャクラの解放や魔術的な技、最新兵器などがどんどん投入された結果、終盤はもはや格闘漫画という枠では語りきれないほどの激しさ。 戦闘の派手さ・激しさ・魅せは大暮維人の持ち味だし、そういう大暮維人が好きなので天上天下は結構好き。キケンな男ほど潜熱 野田彩子バナメタな『わたしの宇宙』(全2巻)、神々の『いかづち遠く海が鳴る』(全2巻)もめちゃくちゃ面白かったけど、今回は恋愛もの。 日常から始まるヒリヒリした話。これはモテるわー!ってセリフがたくさん。キケンな男の笑顔と悲しい女の顔の魅力ったら。廃れない名作BANANA FISH 吉田秋生やむちゃ名作ですが、連載が少女漫画なので読んでいない男性も多いのでは?と思いオススメします。 アメリカのストリートで生活する少年達とそれを仕切るマフィア、少年に取材をしに来た日本人のライターと弟子。もうこの時点で期待できると思いませんか。ここにBANANA FISHの謎が絡んで、問題は複雑に…。 まずストーリー云々より、主人公アッシュ(容姿端麗・頭脳明晰・銃の腕、身体能力最高・仲間想い)の魅力がとんでもないんです。可愛くもあり、かっこよくも、哀れでもある。こんな友達がほしいです。 大友克洋が好きな方にも是非読んでほしい。モロに影響を受けている1巻→最終巻までの絵の変化も楽しめます。 抑圧された願望のままに暴れる壊人を撃ち殺すダークヒーロー誕生ジャガーン 金城宗幸 にしだけんすけ名無しキチガエルに寄生された人間は抑圧された願望のままに暴れる壊人になってしまう。主人公の蛇ヶ崎晋太郎もキチガエルに寄生され、ムカつくやつらを「ぶっぱなしたい(銃で撃ち殺したい)」という願望から、右手から幽白の浦飯やコブラのようなビームを撃てるようになる。 普通の人間に戻るため、壊人を殺し、相棒のフクロウ毒山田惨死郎にキチガエルを食わせるために戦うマンガ。 壊人の造形はかさぶたが折り重なったような物質で構成されていて結構気持ち悪いんだが、そういう壊人同士が戦うバトルは激しくて見応えがある。金城宗幸らしい人間の薄暗い感情みたいなものが壊人の武器やフォルムに影響されておりダークさを際立たせていて良い子供が主人公回の黄昏流星群っぽいパパと生きる 弘兼憲史starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男最初はダスティンホフマンの「クレイマー、クレイマー」っぽい感じ漫画だなと思ってたけど、小料理屋の女将が関わり始めてから、あれこの感じ「黄昏流星群」の1シリーズでありそうだなと思い始めてから黄昏流星群にしか見えなかった。 連載時期を調べると連載当時に読んでたはずなんだが、その当時のことを全く覚えていない... 壁村さんファン必見のマンガブラック・ジャック創作秘話 吉本浩二 宮﨑克starstarstarstarstarマンガトリツカレ男週刊少年チャンピオンの有名編集長 壁村さんを取り扱っている数少ない漫画の1つ 内容はタイトル通りブラックジャックの創作秘話がメインになるが壁村さんのエピソードが読めるし、「週刊少年チャンピオン編集部の漫画」としての方が好き。 ジャンプやマガジンは編集長が当時を語る本出しているけどチャンピオンはそういうのが少ない 昔のインタビューぐらいしか残っていないのが残念だ 他に壁村さんが登場する漫画を教えて欲しい 漫画好きがこれの広告を目にしない日は無い【新装版】グランブルーファンタジー 楓月誠 Cygames cochomampuku 特典アイテムのおかげで漫画がおまけのように語られたりもしますが、とんでもない。十分すぎるほど見ごたえがありますよこのコミカライズは。 アプリ発とは思えないほどみっちりと作りこまれた美麗な絵、原作のイメージを保ったままより魅力的になったキャラデザ、適度に膨らませたストーリー、アクションシーンに至ってはアニメ版を凌駕する出来(アニメ版はエフェクト作画が良かったな~) これといい神撃のバハムートといい「たかがソシャゲ原作」と侮れないものを世に繰り出してくるサイゲ。さすがはユヴェントス史上初の背中スポンサーなだけはある…のか?最近コミック誌の裏表紙みんなサイゲですもんねw4巻で第一部完結!うらたろう 中山敦支名無し旅に出たばかりの頃はどうなるんだろうって思っていたんだけど、最近はうらたろうの態度もかなり軟化して、4巻ではどんどん人らしい感情が出てきて、さらにはちよも元気になって、さぁクライマックスだ!というところでまさかのどんでん返し。 こんなに早く完結するわけはないとは思ったけど、意外すぎる第一部の終わり方に言葉もないほど驚いた。 アクションは相変わらず派手でテンポも良く、程よくダークな感じはあるけど胸糞悪くはならないので、ちょうど区切りもいいし一気に読みたい人は4巻はいいタイミングかも。実写映画化したのもあって銀魂 モノクロ版 空知英秋冷やし葱そば銀魂って学生時代にジャンプを買っていたときになんとなく読んでいて、まあまあ面白いなって認識でコミックでは読んだことなかったんですが、実写映画化したのもあって、コミックスで読んでみると、コミックスで読んだほうがおもしろかったです。 当時と違って、歴史もある程度理解していて、この登場人物は誰を元にしているとか、知識も増えているので、パロディも理解できるようになっていて、今読んだほうが面白さを理解できます。少年ジャンプで連載されていますが、大人が読んだほうが面白く感じます。 セリフとか長いし、巻数も多いので敬遠しがりですが、是非今読んでほしい漫画です。 デビュー作を含む短編集大きい犬 スケラッコ名無しどれも面白かった。個人的には普段は気に留めてない、あるいはふと疑問に思うけど深くは探らないシステムの裏側を想像させるような話が印象に残っている。 10年間クリスマスケーキを売り続ける人、学校給食に熱意を燃やす人、きっとこういう人達がいるんだろうな(いて欲しい)と思わせてくれて、読んだ後に少しだけ世界が違って見えてくる。 全編通して散りばめられた神話的な要素に、科学的な解釈とはまた違った物語世界の豊かさがある。谷口ジローの文体坊っちゃんの時代 谷口ジロー 関川夏央影絵が趣味小説を言い表すのに文体という言葉があるが、これは小説にかぎったことではなくて映画にも漫画にも文体はある。ここでいう文体というのは単に文章の持つ調子のようなものではない。作者がどのように世界を見ているか、という問題としての文体である。つまり、どういうふうに書かれるかというよりは、何が書かれるかということに直結してくる。 してみると映画の場合の文体は、カメラが何を映すかというになってくる。映画というのは製作者の役割が分業されていて、たとえば脚本と監督がちがう場合がほとんどである。それでいて、その映画は誰がつくったものなのかということになると、そこには監督の名前がくる。それは当然で、映画の文体を握っているのが監督だからである。監督は脚本通りに撮影を進めていくが、そこで何をカメラに映させるかのすべては監督にかかっている。 漫画の場合の文体は言わずもがな、何が描かれているかである。ようするに、谷口ジローの漫画を読む私たちは谷口ジローの目を通してそこに描かれる世界を見ることになる。ところで谷口ジローはいまや日本を飛び越えて世界に愛される作家であるが、世界は谷口ジローの何に魅せられているのか。漫画作家としては珍しく谷口ジローは原作をおくことが多い。つまり、世界の谷口ファンはストーリーに魅せられているのではない、谷口ジローの世界の捉え方、すなわち文体に魅せられているのだ。吉祥寺という街吉祥寺キャットウォーク いしかわじゅん影絵が趣味この漫画のなにが素晴らしいって、作者のいしかわじゅんが実際に骨をうずめている吉祥寺という街が舞台であり、その街の模様が住んでいる者の目で丹念に描かれているからだと思う。 我々が人間が、やれ小説だ、やれ映画だ、やれ漫画だ、といくら物語をつくってみたところで、それは現実という名の途方もなく巨大な氷山の一角にすぎない。しかし、この吉祥寺キャットウォークという漫画を読んでいると、ふいに、なにかボロッと、物語の下にひっそりと佇む巨大な山脈の一端を覗いてしまったような気持ちになるのだ。それは物語と地続きでありながら話には描かれない吉祥寺という街の風景のなかで日々起こっている無数のストーリー。それは別に人間でなくて猫でもいいし、吉祥寺に生えている街路樹の四季の移り変わりでもいいのだ。 詩と哲学VERSION 坂口尚影絵が趣味魂の詩人こと坂口尚のおくるSF冒険活劇。 短編では漫画で詩を描くという前代未聞の試みを大成功させ一躍孤高の人になり、これがもうほんとうに凄まじい、色のない白と黒の漫画から色彩がほとばしり、部屋で読んでいながらそよ風がふわりとよせて、しかも草の匂いまでただよってくるという……。 そんな魂の詩人が長編を描いたらどうなったかといえば、哲学になった。詩と哲学はコインの裏表とよく言われるけれど、その言葉に反せず、白と黒のコマの連続がグイグイと真理に迫っていく。詩に書かれたものとは真理そのものであり、哲学とは真理に至る過程である。描かれた人物や風景はほとんどその意味を失って白と黒とに回帰していき、しかし、そのギリギリのところでかろうじて物語がすすんでゆく。変なサービスがないのがいい!ヴァンパイア騎士(ナイト) 樋野まつりとしとヴァンパイアものにありがち(と思っている)エロいシーンとかBL的なシーンがないのがいい!絵も言葉もきれい♪「おじゃる丸」の生みの親、犬丸りん先生の記憶なんでもツルカメ 犬丸りんstarstarstarstarstarひさぴよりんちゃんこと、犬丸りん先生の子ども時代と、家族の日常をコミカルに綴ったエッセイ漫画。 ほんとうに小さな思い出ばかりが詰まっていて、誰にでもあったような出来事ばかり。 だけど感性全開のりんちゃんの目を通した世界では、なんの変哲のないことでも面白可笑しく思えてくるから不思議。 誰にでも絡んでいく人気者タイプの子どもだったようで、仲間に囲まれているときの様子は、まるでおじゃる丸みたいです。おじゃ。 家族構成はというと、果てしなく優しいお父さんに、おちゃめな母親と、凶暴な姉に、伝統に煩い祖母など、静岡のさ○ら家とはまた違う良さがありますな。 とても良い家庭だったのだなあというのを、読んでいて感じました。切ない。 これからもおじゃる丸と共に記憶に残していきたい作品です。 距離感が掴めない阿波連さんとのハイスクールコメディ阿波連さんははかれない 水あさと小松菜290円『デンキ街の本屋さん』などの水あさとがジャンプ+で連載しているマンガ。ラブコメかと思いきやラブ成分は控えめで阿波連さんとライドウくんの姿が面白かわいいハイスクールギャグの方がしっくりくる。 身長も声も小さい阿波連さんと隣の席になったライドウくんが彼女に声をかけてみたところすごく仲良くなれたんだけど、次の日になったらよそよそしくなっていて…という話の始まり方。 不器用で距離感の加減が出来ない阿波連さんと、物静かでたまに何考えてるかわからない阿波連さんの真意を探りながらどんなことがあっても全力で(楽しみながら?)受け止めるライドウくんのやりとりがとても微笑ましく楽しい。こんなに可愛い曹操がいるか!劉備徳子は静かに暮らしたい 仲野えみこmampuku 激しくデジャブを感じる設定ではあるが、少女漫画だけあって肩の力を抜いて読める。メタネタ小ネタが三国志に限らず節操なく満載で、と思えば人工呼吸で初キッスしたり隙あらばお姫様抱っこされたり、少女漫画であることを忘れない謎の安定感。 またご覧の通り劉備(表紙まんなか)がおにゃのこおにゃのこしていて可愛らしく、関羽(左)も彼は彼でイケメン童貞という少女漫画としてそれはどうなんだと突っ込みたくなるジャンルと、みんなキャラが立ってて面白いです。あごなしゲンさんと同じ作者だとは監獄学園 平本アキラクリーミーオニオンこの漫画の作者があごなしゲンさんと同じ作者だと知ったのは読み始めてだいぶ後のことです。画力が上がり過ぎていて驚きました。 内容は男にとっては共感できるんですが、すごい下ネタも多いし、アホらしいんですが、この圧倒的画力によってすごいギャグとして成立していると思います。特に裏生徒会編は名作です。 連載開始時はこんな長期連載になるとは思ってなかったです。いつまで、この作者がギャグ漫画を続けられるか期待して読んでます。ずっとアホなことを考えられるこんな大人になりたいものです。 ずっとお盆だけど毎日ちょっと違う盆の国 スケラッコ名無しずっとお盆だけど毎日ちょっと違う おしょらいさんがちょっとかわいい 絵とかも独特で、ちょっとほっこりする話とかも好きすばらしい!!舟を編む 雲田はるこ 三浦しをん五度寝原作への愛、言葉への愛、何かに夢中になっている人たちへの愛、何にも夢中になれないけれど自分ができる仕事を一所懸命頑張る人への愛……この漫画には愛しかないです! 本当に素晴らしい!!<<610611612613614>>
ジャンプギガで復活連載するらしい。EAST SIDEってことは東城編かな?