完結したマンガの感想・レビュー16265件<<1718192021>>幼馴染BL明日の朝はキスしたい 村上左知starstarstarstarstar_borderるる村上左知先生は間違いないね! 幼馴染2人とも可愛い!!! お互い相手のことが好きなことを気づかないまま進路で離れ離れ。 成哉が気づいたのは吉沢くんからキスされそうになった時。 これも未遂だからそこまでモヤらずに安心して読める。 大河は再会した成哉が可愛く見えて仕方ない。でも吉沢くんとの出来事を聞いて自分も同じことをしそうだと勘違いで自重してしまう。 このすれ違いもアッサリ解決して可愛い両思い😻 同じ学校に通うアイドルと普通DK狼くんの愛はちょっと不機嫌【電子限定特典マンガ付き】 二目starstarstarstarstar_borderるる芸能科に通うアイドル鳴と偶然知り合った普通科の陽斗。 鳴は信じていた人の本音と建前を知って心が折れて人を信じられなくなってしまった。 陽斗は両思いだと思っていた先輩から「襲われた」と周りに嘘をつかれて孤立。 (この先輩ク◯だな💢) 雨の日だと鳴の心の声が聞こえる不思議な現象のおかげで2人は両思いに。 鳴はめちゃくちゃイケメンだけどチャラチャラしてなくて好感度高いし陽斗は健気で可愛い。 イラストもキレイ可愛い😍今を生きる喘鳴が聞こえる短編集 #1巻応援天国に生まれた僕らの話 石田ゆう短編集 石田ゆう兎来栄寿『妄想フライデー』の石田ゆうさんが、これまで描いた短編5つを雑誌・出版社の垣根を越えて収録した短編集です。 「光のゆくえ」 やっと就職できて半年働くことを続けられたと思ったら、大規模な電波障害により街の人々と共にみんなスマホが使えなくなり途方に暮れているところで「ネットを使える場所を知っている」というバニーガールに出逢う一夜の話。 「美人は三日では飽きない。」 大学を中退し就活23連敗中の25歳フリーターで、美人にトラウマと嫌悪感を持つ青年が新たに美人と出逢う話。 第84回ちばてつや賞ヤング部門大賞。 「犬も喰わない僕」 8年ぶりに東京から帰ってきた地元で、昔馴染みの画家を目指す20歳の女の子に自分は今漫画家であると偽る天才になれないアシスタントの青年の話。 ヤングマガジン月刊賞入選作。 「彼女とわたし」 外国人のような風貌の転校生が、クラスのアイドル優子の一言をきっかけに不登校になり「魔女」と仇名されるようになって、本来カーストは下なのに優子のグループに属する主人公が同じ団地に住んでいる魔女とある契約を交わす話。 「ブルーブルースプリング」 高校卒業以来7年ぶりに学校の制服を着て遊んでいたら、夜の公園で女子高生と知り合うお話。 個人的には『コミックビーム』に載っていた「彼女とわたし」がとても好きで、去年読んだ読切の中でも特に印象的だった作品のひとつです。 かわいくて穏やかなのに端々から性格の悪さを感じさせる優子ちゃん。彼女を中心とするグループに必死にしがみつく主人公。学校生活における人間関係の息苦しさのリアルさ。脆い尊厳を容易く踏み躙られた悔しさや悲しさ。それでも、そこから始まるシスターフッドの美しさ。 写実的な画風で、全作品を通して背景や小物も緻密に描かれているのもリアルさを底上げしています。生きることに向いていなかったり自分や他人を受け入れられなかったり、それぞれに思い悩む現代の人間たち。おのおのの蟠りを煮詰めながらも、最後の「ブルーブルースプリング」と巻末のおまけで読後感はすっきりとしています。 若々しさ溢れる部分もあり、今後のさらなる活躍も楽しみになる1冊です。小学生のときに食い入るように読んだ嵐のJボーイ ぶっとび闘人(ファイト) 樫本学ヴ六文銭小学生の時にサッカー好きの友人がいて、彼に紹介されて読みハマったことをふいに思い出し、懐かしさでイッキ読み。 子どもの頃は、ボンボン派で、最近読み返すまで、ずっとボンボンで連載していたと思っていただけに探すのに手間どった(「ボンボン サッカー漫画」でずっと検索してた) 結果、コロコロコミックだったし、また、作者が『学級王ヤマザキ』とか『コロッケ!』の樫本学ヴ先生だとは全然知らなかった。 これも、大人になって読み返す醍醐味だなと痛感。 内容は、サッカー少年の主人公・闘人(ファイト)が、架空のJJリーグ(ジュニアJリーグ。要は小学生版のJリーグみたいなもの)を舞台に、仲間有りライバルありの王道スポーツ漫画。 「消えるシュート」など少年漫画には必須の必殺技もしっかりおさえてあります。 コロコロコミックの少年漫画なので、とんでも設定など色々ご愛嬌ではあるが、それでも小さい頃ハマった記憶と相まって、やっぱり面白い。 闘人の「少年漫画の主人公然とした姿」(負けず嫌いで、誰よりも努力する姿など)も、心焚きつけられます。 また当時、Jリーグ発足したばかりで、その熱をリアルタイムで感じていた自分としては、JJリーグという設定には心が踊ったもんです。 こういうのが電子書籍でまた読めるのも良い時代だなと思います。 「仏師」のタイトルに偽りなし!仏師 下村富美かしこマンバのクチコミを読んでからずっと気になっていた作品です。 https://manba.co.jp/topics/17278 Kindle Unlimitedで公開されていたので早速読んでみました。 母親が暴徒に襲われたことで産まれた自分の生い立ちに苦しみながら、仏を彫ることで生きることへの救いを見出していく…という話。おそらくアシスタントなしで描かれたであろうシンプルで洗練された絵が印象的です。クライマックスで主人公が彫り上げた仏像が心の迷いから抜け出したことを象徴するような素晴らしい出来で「仏師」のタイトルに偽りなし!と思いました。個人的に坂口尚のあっかんべェ一休を読んだばかりだったのでそこに通じるものも感じました。ただ先のクチコミにもあるようにもっと色んなジャンルを読んでみたかったです。青年誌も合いそうなのになぁ…。ちょっとハードなケンカップルコントラディクト 大島かもめstarstarstarstarstar_borderるるケンカップルは嫌いじゃないので数々読んできたけど、これは甘さ少なめかもしれない。 両思いになってもあまりベタベタした溺愛はないかな。 矢島がいかにも女性対象の男って感じだからそこまで急な方向転換できてないのかも。 鳥飼は自分の心の持ちようというか対人をどうしたら良いのか迷走中。 自分の心のままにいれば無神経な嫌味と取られるし、謙遜しても嫌味に取られる。 矢島が良い意味で単純バカwで鳥飼が素直に行動しても対抗心はぶつけてきても去ることはしないから自分のままでいられる相手に出会えた。連載になっても毎回撃ち抜かれちゃう阿久津さんは推しに似ている 白川すみれstarstarstarstarstarNano最高~~~によかった「阿久津さんは推しに似ている」連載版!もう6話まで公開されてるから読んでください!!!?? 読切版から二人のキャラの良さは変わらず、連載版になってむしろ秋原さんの陰キャオタク度があがってより面白いし(歯茎むき出しスマイル好き)、阿久津さんはかっこいいけど可愛い!最高!たまらん!二人とも可愛い!尊い!!感謝!! 阿久津さんのするどく冷静なツッコミと、ころころ表情が変わる楽し気な秋原さんが、もうこれでもかというほど毎回見れます。このたまらん尊さが定期的に摂取できちゃうの、マジで最強栄養剤すぎるし毎回可愛すぎて私は心を撃ち抜かれてます、読切版以上に。ぜひ読んで…なんなら白川すみれ先生の他作品も読んでください…どれも最高なので…なにとぞ…。 吸血鬼と「運命の相手」君はごちそう 佐久本あゆstarstarstarstarstar_borderるる自分の生い立ちとそれ故の劣等感で目を隠している廣人は、美しいけど偏見もされる吸血鬼の莉央と偶然出会って「運命の相手」だと言われる。 親しくなるうちにお互いが相手の表面的なものではなく中身を認めて評価していることに気づいて気持ちが改まる展開がとても前向きで良かった。 良かっただけに足りなかった。(←褒めてる) 廣人と兄の今後、伊波くんと先生、木原さんと寧々くん、全部気になるまま終わってしまった。人生が嫌になっても男女は惹かれあうのか。犬とサンドバッグ 尾崎かおりstarstarstarstarstar_borderPom 日子の都会を捨てた勇気、すごいと思う。 若い時って勢いってものが本当にあったんだと、自分が歳を重ねて感じる時が多々ある。 島へ戻って、チマキくんと出会って、チマキくんも背中に十字架を背負ってて(責め続けちゃうよね)惹かれるべくして惹かれた二人なんだろうなぁ。 日子さんも中々上手な女性ですね。 上下巻で、最後も皆んな幸せで前を向いていける結末。 人間生きてたら男と女しかいないんだな何てことを思った作品でした。みのりが可哀想で萌えない初恋から逃げられない 千葉たゆりstarstarstar_borderstar_borderstar_borderるる俊成がみのりの性別を勘違いしたのは自分のせいで、みのりは悪くないでしょう。 なのに一方的に逃げまくって、成長して再会しても同じこと繰り返してみのりに酷い言葉を投げつけてガキだし失礼過ぎるだろう。 イラストがとても可愛いからこの展開は残念だった。 BL風味でBL未満?同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です ウダノゾミstarstarstarstarstar_borderるる生活にも健康にも無頓着で思うままに仕事だけしている四宮先生を支えるべく同居を始めた担当編集の佐野くん。 イケメンで家事も仕事も完璧にこなすスパダリだけど無自覚に思わせぶりなので先生はドキドキしっぱなし😂 そんな2人がお互いの存在が当たり前になっていく(ほどに気が合う)ほのぼのとした空気感やクスッとしちゃう先生の動揺。 一度離れてそれを自覚するラスト。 この関係はどうなるのかなってとこで完結。 毎日ハグしている時点でそうなんだと思うけど!(思いたい😂)日本文化の不気味さ、穢を描いている?ガンニバル 二宮正明starstarstar_borderstar_borderstar_border江戸川途中で読むのを辞めてしまった。理由は、ただのホラーに終始しているように感じたからだ。村人を狂気じみた人相で描くのはおかしいのではないか。彼らにとっては当たり前の文化であり、そちら側の文化を、悪だと決めつけずに、なぜ悪なのかを問う漫画にしてほしかった。ただの娯楽作品。巧みな構成と意欲的なテーマチ。―地球の運動について― 魚豊starstarstarstarstar江戸川※ネタバレを含むクチコミです。 拳児2の感想 #推しを3行で推す拳児2 藤原芳秀 松田隆智 佐藤敏章starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ Webで連載していた時になんとなく読んでいたが全部読めていたかはわからないので今回まとめて読んだがなんか中途半端な感じはあった。拳児の登場人物のその後の話が出ていたがもっと続いたら違ったのかな。正直初代拳児の同じで最初の2巻はそうでもないがそれから無茶苦茶面白くなりそうな感じであったが終わってしまって残念だ。シナリオの佐藤敏章ってビッグコミックの元編集長の人かな。 ・特に好きなところは? トニー・譚が一応生きてきたようでよかった・・・ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 拳児が好きならおすすめですがいきなり読んだらよく分からないと思うので拳児を読んでからの方がいいと思います。 そういえばビッグコミック増刊に掲載された八極拳のマンガをまた読みたいね 誠実に向き合うことの大切さを物語る短編集 #1巻応援変声 はやしわか兎来栄寿『銀のくに』と、この『変声』はやしわかさんの初単行本が2冊同時発売となりました。 こちらは、表題作の「変声」と、それに連なる「変声~それから~」「変声~蕾(つぼみ)」、そして「モダンにめしませ」の4編を収録した短編集です。 表題作の「変声」については、以前に↓で書きましたのでご参照ください。 https://manba.co.jp/topics/43263 「変声~それから~」を読むと、サブキャラクターたちの掘り下げによって「変声」の魅力がさらに立体的になります。 「変声~蕾(つぼみ)」は、「変声」本編を読んだ人へのご褒美のように感じます。 「モダンにめしませ」は、恋する隼人くんがバイトをする古着屋で買ったコートに宿ったモダンガールの幻霊に戸惑う、20歳の女の子・陽奈の物語。 自分に自信のない陽奈でしたが、可愛くない女の子なんていないと鼓舞してくれるモダンガールの影響で、陽奈は少しずつ変化を遂げていきます。 モダンガールが語る ″己を知らずに合わないことや興味のないことを 無理にやってもダメよ 彼の好みの中で自分の好きを見つけなさい それはこの恋に限らず今後のアンタの武器にもなるわ″ というのは、すごく良いアティテュードだなと思いました。たとえ恋が実らなかったとしても、確実に自分は成長できる。10代初期かその前に知っておきたい言葉です。 恋をすることでより自分に向き合い、今まで知らなかった自分も知っていくところは「変声」の終盤に最後にラジオで語られた誠実な言葉とも重なりました。 『銀のくに』もそうですが、蟠るものもありながらそれを真っ当に乗り越えていく姿を見て心に風が通ります。 総じて「誠実に向き合う」ということの大切さ・尊さを語ってくれる短編集です。はやしわかさんは今後もますます活躍していくであろう方なので、今からぜひ注目してみてください。ディープなインド旅行記ぢるぢる旅行記 ねこぢるstarstarstarstarstarかしこずっと読みたかった漫画の一つです。Kindle Unlimitedで公開されていたので速攻で読みました。こりゃすごい。想像以上にディープなインド旅行記でした。調べたらバングラッシーは今でも普通に飲めるみたいですね。中盤のトリップ出来るのも才能だと描かれていたシーンのが印象的でしたが、あの描写を見てるだけでなんかそんな気分になれるので、私にインドは行かなくてもいいや…と思いました。この漫画を読んだ人にはインドへ馬鹿がやって来たもオススメします! あの時の時代だからこその名作美少女戦士セーラームーン 武内直子名無し※ネタバレを含むクチコミです。ずるい僕らアバウト ア ラブソング【単行本版(特典付き)】 夏野寛子starstarstarstarstarNano年の差BL良い~!からの「それって痛いですか」やばすぎ~~!!!そりゃあ手も出ますわ…ずるいよこの一言は…。濡れた髪を撫でるほんのちょっとの仕草にドキドキするし、描写が丁寧でめちゃ好きです。そんで瀬戸くんが本当に健気で可愛い。28歳からすれば学生ってだけで若くて可愛らしくて癒しになるよな~わかるな~いいな~…。 対して星名くんはちょい不器用だけど優しい人で、そんな二人が少しずつ距離を縮めていくさまが愛おしいです。しんどいけどタイトル回収のシーン好き…。涙や瞳の描き方もすごく好きです。ラストよかった~…。「ウチでは飼えません!」感想ウチでは飼えません! わたぬきめんニーナこれこれ!こーいうラブコメ好き! 女たらしの年下イケメンが、恋愛経験値ゼロの年上OLを軽いノリで口説こうとして、いつの間にか逆にハマってしまう…ってヤツね(笑)。 このOL七海さんがまたいいキャラなのよ。綺麗なんだけどわりと豪快で、めっちゃガード硬いくせに変なところで警戒心なくて…あげく食いしん坊キャラ(笑)。年下イケメンの方も、ただチャラいだけのヤツじゃない。 いやぁ~、2人の関係がこれからどう変化していくのか楽しみだわ。 心揺さぶるアートとは。。?ミモザイズム 松尾あきstarstarstarstarstar_borderPom 天才芸術家・花屋敷千雄の娘・ミモザは突出したある意味で天才なのかも。 お世辞にも、上手とは言えない絵を描いているミモザだけど何を誰に言われても、自分が天才だと、ネガティブワードも超絶ポジティブに脳内変換。父親が天才と言われるが故に苦悩する主人公じゃない。 己を表すことが出来るアートって、視る側に色んな想像力をもたらせてくれるし、感情を動かしてくれる良いものだと思う。ザワワとしたり、ドキドキしたり。 キュレーター(この作品で初めて知った)の福沢君とのコンビも凸凹で良い感じ。 コメディータッチで、現代アートって私個人は少し難しいなと感じてた所があったけど分かりやすく読みやすかったです。タイトルとのギャップ冥王様が通るのですよ!@COMIC 木口なん 苫ゆぎまる Genyakystarstarstarstarstar_borderゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。映画毒娘を見て改めて…ちーちゃん 押見修造 内藤瑛亮 「毒娘」製作委員会starstarstarstarstar生卵映画毒娘を見て改めてこのちーちゃんを読んだけど、ちーちゃんは毒娘の前日譚と言われているが独立したストーリーだ。 というよりちーちゃんから毒娘はストーリーが繋がっていない。 毒娘の劇中の描写とちーちゃんの劇中の描写で矛盾があるというか、描かれ方が変わっている。 あくまでも漫画は漫画、映画は映画で独立して楽しむのがいいのかもしれない。 映画はマジで面白かった。 スプラッタホラーの皮を被った、家族ドラマの皮を被ったスプラッターホラーだった。 漫画もめちゃくちゃ面白いのだが、映画は本当に今まで見てきた映画の中でもトップレベルに好きだった(とはいえそんなに映画を見ない人間なのだが…) マジで良い… ひさしぶりに読んだらグッときたヒナまつり 大武政夫starstarstarstarstar_border野愛ひさしぶりに読んでみたらやっぱり面白い!! ギャグ漫画としてもSF漫画としても日常漫画としてもいいけど、アンズが身をもってお金を稼ぐ大変さを学ぶ回からのヒナも学ぶ回が改めてよかったなあ。 教育として素晴らしい回でグッときてしまった。 瞳ちゃんの不憫さもいい。以前読んでたときよりも自分が歳をとったからか瞳ちゃんとアンズの不憫さ健気さが沁みてくる……絶対そういう漫画じゃないのに!!汚泥のような現代を切り裂く刹那の光 #1巻応援 #完結応援幻滅カメラ 鳥トマトstarstarstarstarstar兎来栄寿「東京最低最悪最高!」の流れを色濃く受け継いで、現代を鋭利に刳り取ってみせる鳥トマトさんの新作が1・2巻同時発売となりました。同時発売の『アッコちゃんは世界一』とあわせて3冊同時発売ですが、全部オススメです。 主人公のジゲン(27)は売れないカメラマン。その姉・姫子は、新興宗教の教祖と仮面結婚をして莫大な財力を手に入れ、学生時代からの関係がある社長令嬢でビッチのアメリと恋仲。ジゲンが好きな5つ年上の男性・山田は、アメリと不倫する仲で奥さんとの離婚を画策中と1話目で提示される人間関係からドロドロの泥沼の様相を呈してきます。 そして、それだけでも成立しそうな人間ドラマにひとつまみ盛り込まれるファンタジーが、タイトルにもなっている「性欲を消すカメラ」の存在です。人間の根源を司る三大欲求のひとつを消し去ると、何が起こるのか。さまざまなシチュエーションの人間たちが、どこからどこまで性欲を原動力に駆動しているのかということを目の当たりにできるという意味でも非常に面白い作品です。 お金が無さすぎて資本主義の犬になるしかないジゲンは、生活のために姉や社会から多種多様なことを強いられます。マッチングアプリやブラック企業、メン地下や新興宗教、モラ男や家父長制など現代の象徴的なシーンを巡っていく中でさまざまな人間と関わっていきますが、「普通」とか「まとも」と呼ばれるような生き方をしている人がメインにはほぼ出てきません。 しかしながら、深い中身を見ようとしなければ、皆普通に生きているように見えるであろうという絶妙な状態の描き方が最高な作品です。あたかもカメラを通して切り取った一瞬が、現実よりも美しく見えるように。みんなみんな生きているんだ、友達ではないけれど。 ジゲンの恋愛に関するトラウマであったり、姫子やアメリの現在に至るまでの諸事情などが徐々に明かされていく構成、その上で描かれる主軸の人間ドラマも良いです。個人的には、1巻終盤のドライヴ感全開のセリフと展開が好きです。呪詛返しして強く生きていく力と魂を常に持っていきたいものです。 鳥トマトさんの絵柄とお話の相性も絶妙で、デフォルメが強いところとシリアス時のギャップがまた演出として強い効果を発揮しています。表情の描き方などもすごくいい瞬間があるんですよね。 唾棄したくなるような現実、人間、事象を描きながらも、読んでいると不思議とエネルギーをもらえる紛うことなき現代文学です。<<1718192021>>
村上左知先生は間違いないね! 幼馴染2人とも可愛い!!! お互い相手のことが好きなことを気づかないまま進路で離れ離れ。 成哉が気づいたのは吉沢くんからキスされそうになった時。 これも未遂だからそこまでモヤらずに安心して読める。 大河は再会した成哉が可愛く見えて仕方ない。でも吉沢くんとの出来事を聞いて自分も同じことをしそうだと勘違いで自重してしまう。 このすれ違いもアッサリ解決して可愛い両思い😻