完結したマンガの感想・レビュー16123件<<176177178179180>>戻れない日々を思うあんずのど飴 冬川智子野愛何か大きなきっかけがあったわけでもないのに、離れてしまった友達がいる。恋愛なら自然消滅なんて既存の言葉に当てはめられるけど、友達と他人の境目ってよくわからない。 やり直せたら、傷つけないのに。大切に丁寧に間違えないようにするのに。 そういう甘くてほろ苦い高校時代の思い出を描いた作品。 とある出来事がきっかけで仲良くなった要とはるか。 進路や家族の悩みを話したり、学校の裏の川をお散歩したり、何気ないことが幸せだった。 やがてはるかはお洒落や恋愛に夢中になって、クールな要との間に少しずつ隔たりができていく。 一瞬だけ心がつながったけれど、結局それっきりになってしまった。 はるかは子どもだったし、要は言葉が足りなかった。ただそれだけのこと。 過ぎ去ってしまえば見えてくるものもあるけれど、取り戻すことはできない。 戻れない日々を懐かしむような、素敵な作品だった。作者の実体験をもとにした「依存症」との闘いの物語セックス依存症になりました。<決定版> 津島隆太mampukuタイトルで引いちゃったり偏見を持つのは非常に勿体ないし危険です。なんらかの依存症になることは誰にでも起こり得ることだからです。ましてや経験未経験にかかわらず性欲は誰しもが持つものだし、作中でも言及がありましたが"疲労"や"空腹"などのストレスがトリガーとなってタガが緩む感覚というのは私も身に覚えがあります。抑うつ状態とも関連が深いと何かで読んだことがあります。 https://wpb.shueisha.co.jp/comic/2018/04/13/102935/ … こちらで全話無料公開されています。 作者の実体験を元に、専門家の監修を受けて書かれています。「性依存症」そのものや互助会のような組織の存在など知らなかったことがたくさんです。また性依存症の種類もさまざまで、主人公(作者)はセックス依存症と診断されましたが露出症("狂"と呼ばれがちですが医学的にはこう呼ぶみたいです)の女性や痴漢行為に依存する男性も登場し、「痴漢は犯罪です」「ストップ冤罪」に加えて新しい見方ができるようになりました。 作中ではあまり触れられていませんが、調べると違法行為を繰り返してしまったり社会的地位を喪失してしまったりするリスクが高いようです。予防法などがあるのかはわかりませんが、多くは認知の歪み(痴漢犯罪者が「相手も喜んでいる」と思いこむ等)が認められるそうなので、これは性依存症に限らず気を付けたいですね。『性依存』の恐ろしさを描く、週プレから移籍新連載 セックス依存症になりました。<決定版> 津島隆太名無し新連載の扉絵、どう見てもハーレムエロコメにしか見えませんが…中見を読むとかなり深刻で依存症の恐ろしさがわかります。もし自分が…と想像するだけで生きていたくなくなる。 週プレで描かれたものを総括し、主人公の歩みを新たに辿りなおす、とのことなのでこれを機に更に認知度が上がりそうですね。グラジャンだけでなくめちゃコミックで読めるらしいです。 https://sp.comics.mecha.cc/books/130968 まず方言が素敵ましろのおと 羅川真里茂やむちゃ三味線どころか楽器とは縁のない人間ですが、この漫画を読んでいるとストイックな世界に憧れます。主人公セツの朴訥とした雰囲気と津軽弁もしっくりきて読みやすいので、いろんな方がじっくり楽しめると思います。 RiN完結したのでネタバレ込みで総決算RiN ハロルド作石名無し※ネタバレを含むクチコミです。荒木飛呂彦 格闘の歴史②バオー来訪者 荒木飛呂彦TKD@マンガの虫『ジョジョ』の荒木飛呂彦先生の連載2作目の今作 イタリア旅行で肉体美にこだわった ルネサンス美術に出会い、 そしてリドリー・スコット監督の 『エイリアン』を見て究極生物という 概念に気づき作り上げられた作品です! バオーという寄生虫みたいな生物に寄生され超人的な生物に変身できるようになった育郎を主人公に小さな女の子を助けるために戦う超王道ストーリーです! 『エイリアン』のイメージを少年漫画的な フォーマットに昇華させた見事な作品です。 当時B級と呼ばれながらも画期的なアイデアが詰まったホラー映画のエッセンスを 少年漫画の中に持ち込むという 革新的な荒木流創作術が開花した 荒木先生の歴史の中、そしてマンガの歴史の中でも大きな転換点となる作品だと思います ので、荒木ファンだけでなく全マンガファン必見の作品ではないでしょうか? 主人公の育郎が戦闘中は喋れないので、 代わりにナレーションが心情などを説明してしまうので感情移入がしにくいという問題点があるからか、打ち切りとなってしまった 作品ですが、この打ち切りは後の『ジョジョ』での大爆発に繋がるので、 意義のある打ち切りだったと思います。女オタクなら大体知ってる(通った)テニス漫画テニスの王子様 許斐剛starstarstarstarstar_borderNanoといえばやはりテニプリじゃないかなあと。 私の中学時代も先輩にテニプリオタクがいて色々影響を受けました。テニミュやキャラソンの歌詞覚えたりとか…。ちなみに私はアニメを軽く見たことある程度の超にわかです。 久しぶりに一話読むとま~~リョーマがかっこいい。スポーツ漫画定番の圧倒的強さを見せつけてくる、ワクワクする。 個性豊かでかっこいいキャラクター達ももちろん魅力だけど、普通に試合の描写が面白い。 この機会に一気読みしたいな…。 何者にもなれなかった男が始めるセカンドライフリセットのない世界より 若菜七弓名無し「うぅ〜つれェ〜沁みる〜!!」と思いながら読みました、当方もウーノくんと同じくアラサーです。魔物を倒す「コレクター」(ハンターみたいな感じかな)を目指しているものの奮わず、実家の花屋で渋々仕事をして夢と現実の間で生きている姿がファンタジーとは思えないほどにリアル。「リセットのない世界」というタイトルも、いい意味でも悪い意味でも人生一度きりだということを教えてくれますね。 父親が好きだった花を見てコレクターを目指すきっかけを思い出して、その夢がもう叶わないとふと思ってしまって号泣するところ、クるものがありました。 ゆるい雰囲気ですが、中身は誰しもに響くしっかりしたテーマだと感じました。応援したいです、ウーノくんを。クリーチャーを集めて世界を救え!!!クリヒロイ オイユウタ名無しすごい乱暴に言うとドラクエモンスターズみたいな感じ。ダンジョンに潜って色んなクリーチャーをなつかせて使役するクリフが主人公。ゾンビとかキノコとかクリーチャーがかわいいです。たしかにこういうゲームでラスボス(魔王)も仲間にできたらテンション上がるよな。男子高校生のくだらないアホでバカな日常男子高校生の日常 山内泰延starstarstarstarstar_borderNanoいやもうタイトルが全てなんよな…。 頭使わず読める男子高校生たちの愉快な日常漫画。 実際の男子校の生徒もこんな感じなんだろうか…楽しそうだな…。 文学少女は今でもセリフ覚えてるくらい好きな話です。 アニメはなぜかめっちゃ声優が豪華だった。 林、いいやつ。東京ヒゴロ 松本大洋starstarstarstarstar_border酒チャビンマンガ家マンガ&編集者マンガが大好きなので、オススメされたこちらを世田谷線内で読みました! 序盤、全然違うっちゃ違うのですが、少し編集王と共通して通底する何かを感じました。まぁ同じ編集マンガなのでそうなのかもしれませんが、絵柄も違うっちゃ違うのですが、何か共通するものを感じたり。 ただ、表面的な作風は全然違いますね、編集王はシリアスなテーマ等も扱いつつ、基本的にはふざけるのですが(狂気の天才でおなじみの晴海先生の作品が「対パンダ」とか)、こちらは時折ギャグは交えますが、軸足は陰鬱なムード側です。 わたし基本的に陰キャで暗い男ですので、こういうムードは自分の気持ちともピッタリ合います。まだ2巻で、このマンガはまだ描ききっていないと思うので、まだ続くと思うので、先が楽しみです! あとこれはできたらでいいのでのお願いなのですが、単行本がかなりの高級品になっているので、もう少し手加減した値段設定にしてもらえると、よりありがたいです。出版社の方、よろしくお願いします。無理なら大丈夫です。実質手塚マンガ!チェイサー コージィ城倉starstarstarstarstar酒チャビン手塚治虫を異常にライバル視したマンガ家の物語、ということですが、主人公の手塚への粘着がすごすぎるので、記載内容の9割くらいが手塚先生の話になっており、実質手塚先生の半生を振り返るマンガとなっております。 このマンガ、マンバの自由広場でオススメしてもらって読んだのですが、普通に生活していたらまず出会わない作品ですよね。オススメしてくだすった方、名無しだったので、どなたか存じませんが、ありがとうございます。 たぶん世間的には知名度がそこまである作品ではないと思いますが、最近この作品がメジャーな気がしてきている自分がなんだか怖いです。 知名度いかんによらず、内容は自信を持って全国6億9000万(どうぶつや虫、亡くなられた方含む)の手塚ファン全員にオススメすることができます。走ることに憧れた孤独な少女の恋と青春ひとりじめしたい、恋なんだ 夏園豪華名無し父親が残した借金のせいで、中学時代は特待生として高校に入るために勉強だけに打ち込み、家計のためと自分の時間を犠牲にしてきた主人公のあゆみは、高校入学とともに憧れだった陸上部に入部。しかしそのことを母親に報告すると、贅沢だと非難されてしまう。お金に苦労してきた家族にはもう、あゆみを愛する心の余裕がなくなっていた。落ち込むあゆみに、同じ陸上部でみんなの憧れの的・唯愛(いちか)が接近。あゆみは彼をライバルとして「いつか追い抜いてみせる」と意気込むも、唯愛はちょっと態度が違うようで… 一周まわって新しい 北斗の拳 原哲夫 武論尊toyoneko「北斗の拳」はこれまでマトモに読んだことがなくて、最近になって初めてきちんと最後まで読んだのですが、いやぁ最高ですねコレ!! 濃すぎる絵柄と、世紀末核戦争後という世界観は、一周まわってもはや斬新です(添付)。 登場人物の大半がムキムキの男なのに、どストレートに愛(しかも男女愛)や自己犠牲が描かれるストーリーは、1歩間違えればギャグですが、ギリギリのバランスを保つことで、読者を感動させます。 キャラクターも魅力的! 特に、とにかくケンシロウがかっこいい。地獄で綺麗事を貫き通すその生き様は最高です。 読んだことがない人は是非ご一読を! 「究極版」だと連載時のカラー(2色カラー含む)も完全収録されていてオススメですホテルの上野さんが大絶賛の「ラブホ漫画」これを愛と呼ぶのなら 都陽子名無しラブホの上野さんが、都陽子先生の「これを愛と呼ぶのなら」について書評を書いています。「ラブホの上野さん」が好きなので、こちらも読んでみました。コロナ禍のことを描いていて、登場人物たちが皆マスクをしているのも新鮮。たしかに、ラブホテルって一番密な場所かも。ゾクゾクしました。 https://www.news-postseven.com/archives/20220327_1738303.html?DETAIL ホロライブ初のマンガ化!ホロックスみーてぃんぐ! ~holoX MEETing!~ おかだアンミツ カバー株式会社 合同会社オムカレー名無し自分は全然ホロライブ知らないのですが、賑やかで楽しそうだなーと1話を読みました。でもやっぱり知らないキャラのマンガを読むのって結構大変だなと思ったり…。ホロライブに親しんでる人の感想が聞いてみたいです! 哲学的な要素もあり、命とはと考えさせられる寄生獣 岩明均宮っしぃ自分の中のベスト漫画の1つ ただ寄生された人間が化け物になり、人を喰うだけだと思ったら大間違い 確かにちょっとグロい要素もあるけど、それを超える濃密なストーリーには必ず入ったら出て来れないパワーがある 命・生物・食物連鎖、この3つが重要な要素になっており、最後まで読むと命って何だろう、尊い物なんだなぁ...と深く考えさせられる哲学的な面も 読む人は少し選ぶかも知れないが、絶対に人生で1回は読んで欲しいオススメ漫画 ミギーいいよね、自分も寄生して欲しいって思える...最終回のその後を描いた番外編ちはやふる 末次由紀名無し※ネタバレを含むクチコミです。「思春期男子はどうかしている。」感想思春期男子はどうかしている。 アメノニーナホントにどうかしていた(笑)。みんな女子がいなさ過ぎて思考がどんどんヤバい方向へ…(笑)来年定年を迎えるトミ江が何気に小悪魔でウケる。 いつか続きを描いて欲しいシャーロッキアン! 池田邦彦starstarstarstarstarnyae元ネタを知っていればもっと面白いんでしょうけど、シャーロック・ホームズにさほど興味のない自分でも楽しめる漫画です。シャーロッキアンに限らず、何かに狂うほどのマニアの人って面倒くさいですよね。でもそれが面白いんだよな!というのが伝わってきます。池田先生が現在連載中の漫画も面白いのでなんとも言えないですが、いつかまた続きが読めるのを待っている作品の一つです。ポスト寄生獣擬態人A 渡辺アカさいろくポスト寄生獣、とほんとに思った。 寄生獣大好きな自分からすると安易にそういう表現を使いたくはないのだけど、そのぐらい読みやすいし面白い。語彙のない自分が憎い。 キャラも立ってるし、一言で言うととても良くて、そしてギャグが混じっているのもまたいい。おまけマンガも超良い。 正直全く期待していなかったのに一気に2冊読み終えてしまった。 サイコーです。推し探しBLEACH モノクロ版 久保帯人starstarstarstar_borderstar_bordermotomiアニメで見てからの漫画だったので内容はだいたい知っていましたが 漫画で描かれる戦闘シーンはまた違う迫力があってとてもよかったです。 どんでん返しもあり、黒幕がわかるとき、人物の過去、複雑に絡み合っていてとても面白いです。 ありきたりな少年漫画ストーリーですけど、キャラがたくさんなので自分の推しがみつかるはず! 読めば読むほどきょうは会社休みます。 藤村真理starstarstarstarstar_bordermotomi引き込まれ どんどん面白くなるストーリーです!読み始めは 夢見るアラサー女子のファンタジー なのですが 徐々に 恋愛に縁遠かった女子のリアル描写と 初めての恋愛に臆病で戸惑いながらも 相手に向き合っていく様子に 夢中になります。恋愛漫画にありがちなドロドロ感もなく、スッキリ読めます。 アブトル・ダムラル オムニス・ノムニス ベル・エス・ホリマク三つ目がとおる 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン手塚先生の作品の中でもわりかし知名度は高い方だと思いますが、子供向けの作品としてナメてる方が多い印象です。 ですが、かなり面白いので、子供向けと思ってナメてる方は、一度騙されたと思って読んでみてください!ナメてない方も、読んだことがなければ、ぜひ読んでほしいと思います! 主人公の写楽くんは三つ目族の生き残りで、スーパー超能力を使えるし、ちょっとトッポい所もありますが頭もメチャ切れます!ですが、三つ目の目にバンソウコウをはられると中二とは思えないくらい子供っぽくなってしまって、幼稚園児と遊んでしまいます! その両人格を行ったり来たりしながらの冒険が楽しいです! テーマも古代文明や遺跡、古墳や各種オーパーツなど、わたしの心にビンビン響くもの多数で、これらが好きな方は終始わくわくしながら読み進められることと思います! ストーリーとしては、特に後半!!写楽くんがバンソウコウありの状態でも色々と頑張れるようになるのが感動で、すごく勇気をもらうことが可能です!!<<176177178179180>>
何か大きなきっかけがあったわけでもないのに、離れてしまった友達がいる。恋愛なら自然消滅なんて既存の言葉に当てはめられるけど、友達と他人の境目ってよくわからない。 やり直せたら、傷つけないのに。大切に丁寧に間違えないようにするのに。 そういう甘くてほろ苦い高校時代の思い出を描いた作品。 とある出来事がきっかけで仲良くなった要とはるか。 進路や家族の悩みを話したり、学校の裏の川をお散歩したり、何気ないことが幸せだった。 やがてはるかはお洒落や恋愛に夢中になって、クールな要との間に少しずつ隔たりができていく。 一瞬だけ心がつながったけれど、結局それっきりになってしまった。 はるかは子どもだったし、要は言葉が足りなかった。ただそれだけのこと。 過ぎ去ってしまえば見えてくるものもあるけれど、取り戻すことはできない。 戻れない日々を懐かしむような、素敵な作品だった。