完結したマンガの感想・レビュー16272件<<109110111112113>>ボール2ゴースト 内山まもる あや秀夫名無しあや秀夫漫画家は、現在は、ボール2コミックならなかったチャンピオン俺の嫁と書かれたら処分しにくい死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話 秀starstarstarstarstar_borderゆゆゆ失踪し、遠い地で病死して帰ってきた息子・明宏。 両親のもとに届いた遺品には「俺の嫁」と書かれた手紙を持つ、スリープ状態のアンドロイド・ケイコが入っていた。 訂正。 ただのアンドロイドでなく、アンドロイド型ラブドールです。 とはいえ、健全なコメディなので、ラブドール要素はオマケです。 ケイコさんは普段からアンドロイドらしからぬ振る舞いをしているため、読者が普通の人と勘違いしかけるタイミングでロボット感あふれる性能を発揮します。 それに対して登場キャラクターたちがボケたりツッこんだり。 ケイコさんにそんな改造をした明宏くんの話になって、ふと故人を偲んだり。 笑いだけでなく感動もできる漫画です。 主に登場する人物は明宏くんの妻かつアンドロイドのケイコさん、明宏くんのご両親、明宏くんの幼馴染の田中くん、田中くんの子供。 個性的な面々が揃っています。 全2巻なので、サクッと読めます。 コメディなので1巻の流れがずっと続くかと思いきや、物語は予想外の方向に向かいます。 気持ちがあふれすぎて、とっ散らかった感想になってしまったため、どんなお話か気になった方は第一話を読んでみてください。 https://twitter.com/hide_pau/status/1167429975122690048?t=5qfYS07UzGTYGuvAP4teMA&s=19嘘から人生一発逆転!で死んだ心と向き合うラブストーリー?人生最大の嘘ついた 梅サトstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)真面目が取り柄でパッとしなかった芸術家人生の逆転劇であり、偶然の出会いから始まる同居ものラブストーリー!? 30半ばにして画家として花開かず焦ってニューヨークへ行くも「いいひと」として便利に扱われ、いよいよ追い詰められたときにとった行動がなぜか著名クリエイターに評価され、あれよあれよと天才芸術家になってしまった主人公。 しかし、良くも悪くもその一つの嘘から全てが変わっていき…。 https://bigcomics.jp/series/17bc2f08d091b 一発逆転できるビッグウェーブが目の前に来ていたら、評価される対象・行為が真実だろうが偽物だろうが乗っかるしかないのかもしれない。 ただそれが偽物だった場合、真面目な人ほど心が死んでいくが…。 という、まさかの人生逆転の一手を手にした真面目な男の話。 しかしそこには魂はなく、表面的に評価され祭り上げられたことで罪悪感、空虚さが込み上げてくる。人生最大の嘘をついたことで犠牲にしたのは芸術への情熱だった。 ただただ日々を過ごすなかで、非常勤講師を務める大学の食堂の女性と妙な接点を持っていく。 「嘘は嫌い」「嘘はひとの心を殺すから」と語るこの女性との出会いが、果たして主人公の人生にどういった影響を与えるのか、今後が楽しみで仕方がない! 1話ラストでこれは!と思いましたが、恋愛に発展するのかどうかもまだいまの段階では分からないです。 が!楽しみにしてます!!美人で仕事ができて、おとなりに銀河 雨隠ギドstarstarstarstarstar_borderゆゆゆしばらく、五色さんを宇宙から来た人だと思っていました。 異様に仕事の手が早かったり、世間知らずだったり。 不思議な点はすべて「宇宙人だものね、そんなことあるよね」と思っていました。 履歴書の住所も架空のものだと思っていました。 なぜなら、タイトルに「銀河」とあり、「わたしは、とある王族の姫。あなたと婚姻関係の契りが結ばれた」とのたまっていたからです。 まさか、作中では存在する島出身で、姫宣言も誤っておらず、やたらめたら仕事が早い、ただの世間知らずなお嬢様だったとは。 姫&超神アシスタント・五色さんの前では、ハイパー苦労人・久我くんの、大家で家賃収入ありという設定すら霞みます。 五色さんの姫設定が異次元過ぎて、最近ラブコメばかり読んでるなあという、私の感慨も霞みました。五色さん、すごい。 かわいい久我くん弟妹も登場するのですが、五色さんが私には強烈でした。 2巻目を読み始めたところなので、これからの展開が楽しみです。 絵がうますぎるBL純情でなにが悪い 冬縞しぐれ名無し表情きれいだな〜ぐらいで買いました。 いやいやいやいや…絵、うますぎん!!?!? はちゃめちゃに絵が上手いのでBL好きなら買ってみてください!!助野先生のラブコメはやばい...先輩が僕を殺りにきてる 助野嘉昭 らふすけっちstarstarstarstarstar_border宮っしぃ双星の陰陽師作者が描くToLOVEるです 女の子可愛いし、内容も完全にトラブル寄りなエロラブコメで、個人的にはかなり続きに期待してたが、あえなく3巻で終了... ヒロインはエロやドジっ子などなど、色々な手段で主人公に想いを伝えようとしたり、誘惑したりと、トラブル好きならハマる要素もりもり 3巻で打ち切りっぽく終わったのがマジで残念な個人的に推せる隠れたラブコメだったんだけど...かなしい...疾走感がたまらない世界は寒い 高野雀starstarstarstarstar野愛銃を拾った女子高生6人組。どうせなら1人1発殺したいやつを殺してしまおう。 わちゃわちゃコミカルな会話劇もありながら、ヒリヒリするストーリー。 上下2巻で終わってしまうのがもったいないけれど、この疾走感が心地よくもある。 女の子が6人もいたらキャラ被りが起こりそうなものなのに、6人全員ビジュアルも性格も全然違う。 記号化された可愛さや面白さがあるわけではなく、それぞれ弱さも賢さも愚かさも意地悪さも持っていて魅力的。 殺したくなるのも理解できるクソな大人もたくさんいるけれど、まともな大人もちゃんといるのがまたリアルでよい。 巻末のおまけ漫画も含めて非の打ち所がない面白さだった。岡村さんかっこよすぎる。 『ダーウィン事変』の入門にふさわしいハードボイルド漫画ピンキーは二度ベルを鳴らす うめざわしゅん名無し『ダーウィン事変』以前の前作の中では、もっとも『ダーウィン事変』に近い作画・作風をした漫画だったので読んでみたら、一気に引き込まれて読破しました。 収録されているエピソードの中で一番好きなのは「OVERSELL」です。嫌いからはじまるグルメ漫画桐切蛍の嫌いな食べもの 木綿八十子六文銭主人公は超がつくほど偏食家のOL・桐切蛍。 パンの耳とブドウ糖とかしか食べない。 偏食を超えてなんかもう色々ヤバイ感じ。 そこに、嫌いな食べ物がない新人の衣袋が現れて、ひょんなことで食べることの楽しさを教えて彼女の偏食を変えていってくれる流れ。 これまでの人生で1度も食べたことがないくら嫌いだったのに、ちょっとしたことで食べてしまう蛍さんのちょろさが一周回って可愛い。 ふだん生真面目なところのギャップも良い。 最初のうちはそう思っていたのですが、嫌いなものはやっぱり嫌いなママだったりするので、そこまでガバガバでもない 食べるも食べないも自分で決める、意志もしっかりもっています。 嫌いだった食べ物が美味しく感じる瞬間の喜び、食べ物を通した人間模様など読み応え十分で、全3巻とすっきり読める作品。 とってつけたような終わり方もしてないのも良かった。 嫌いな食べ物がある人はもちろん、グルメ漫画としても十分も面白いので、おすすめしたい1冊。お前の魂いただくよソウルイーター 大久保篤starstarstarstarstar_borderNano職人であるマカと武器であるソウルは、99個の人間の魂と1個の魔女の魂を集めソウルに食べさせ、死神様の武器デスサイズを作るため、今日も街を駆けていた。 アニメめちゃ見てたなつい~~~ マカの独特のあの声が好きでした。 エクスカリバーだっけ、あの歌?うざさ?はいまだに記憶にあります。 アニメも原作も良い作品。 衝撃的なスタート...BLOODY MONDAY ラストシーズン 恵広史 龍門諒starstarstarstarstar_border宮っしぃシーズン2から、いきなりの主人公の変わりっぷりに衝撃を覚えたが、シーズン1・2から続く本当の黒幕が明かされていき、ブラッディマンディの最終章としてしっかり盛り上げてくれた ちゃんとどんでん返しや、今までの伏線もしっかり回収してくれていて(少し後付け感はあるけど)、3作通して結構筋の通った話しは高評価 ちょっと古い作品だけど、まとめて読んだら楽しめるので、ぜひオススメしたいなかなか衝撃的だった1シーズンが終わり...BLOODY MONDAY Season2 絶望ノ匣 恵広史 龍門諒starstarstarstarstar_border宮っしぃハッカーとして成長し、さらなるテロリストと戦う主人公たち 味方や敵やら敵の敵やら、色々な人・国の思惑が交錯していて、サスペンス物としてかなり良くできてる面白さが続いてる 1シーズンはすごい高校生がテロリストに挑んでいく〜程度だったが、2シーズンからは主人公もテロ対策チームにドップリ足を使っていて、1シーズンとは違った面白さがあるので、ぜひ通して読むのを推奨月子ちゃんはかわいいルサンチマン 花沢健吾starstarstarstarstar_borderゆゆゆおもしろいから読んでみなよと言われたのが、2016年くらい。借りて読んだら、たしかにおもしろかった。設定に目新しさはないけれど。 そう、VRとかMRとか、身近にたくさん出始めた2016年頃だと、設定に目新しさはなかった。 しかし、他の方も書いているように、「ルサンチマン」は2004年にコミックス化した漫画。 2000年代半ばはまだ、VRゴーグルやヘッドギアなんて、普通に生活していたら出会わない。 発行年を知ったあと、「目新しさはない」だなんて大きな勘違いだったと知った。 それこそ映画「バーバレラ」をありきたりの設定詰め合わせのB級映画と思ってしまうくらい、わかっていなかった。 2004年当時に読んだ人たちは、もっと強い衝撃を受けたと思う。 いったいどうして、ヘッドギアをつけて部屋の中を動き回って遊べて、さらに専用グローブで仮想空間の女の子に触れるギャルゲーだなんて、あの頃描けたんだろう。 そして主人公は、団塊ジュニア世代の悲哀を感じるおじさん(でもまだ30歳になっていない)。 なんだか清潔感を感じない見た目。 人を馬鹿にしていても自分も同類。 生活が生活故に、漏れ出てしまう感情。 誰とでもないけど、既視感を覚えてしまうおじさん。 でも、このおじさん(今考えるとまだ若手)がかっこよく見えるときがあるのだから、花沢健吾先生の漫画は不思議だ。 「おもしろいよ」と勧めてもらったとおり、おもしろくて楽しめる漫画。 もし読まれる際は、これが2004年当時の漫画だと念頭に入れて読んでいただけたら、いろいろなシーンで、よりくすっとできると思う。 なぜか引き込まれた18=80(エイティーン エイティ) 岩渕竜子starstarstarstarstar_borderママ子80歳の幸子が突如18歳に若返り、それまでの人生でやり残したことに挑戦していく。よくありがちなストーリーなのになぜか引き込まれた。若返った喜びと同時に、若者としての苦悩もあり、もし自分が幸子のように人生をやり直すことになったら何をしたいか…などと自分の人生と重ねて想像しながら読み進めた。幸子の第二の人生の結末が気になるし幸子を応援したくなった。特殊能力ってレイジング・ヘル 荒木光名無し2巻まで読了。 秋葉原の衝撃的なテロからの導入があって、日常の高校生活があって、いつもたむろしているナオのお家の情報があって、とても分かりやすく面白い。 それにしても、プチでびる~んを歌いながらのテロ攻撃は怖すぎる。 そして、そのテロリストの本当の姿も・・・。 小さい頃に一時的に記憶が無くなった人たちが、持つ特殊能力。 これから出てくる人たちの能力も気になるが、峯尾さん家族が気になりすぎる。 さらに、ケンジとりず、ナオの闘いがどうなっていくのか・・・。 色々楽しみな作品♬仲村さん…( ゚Д゚)惡の華 押見修造ママ子仲村さんがキーマンで展開が進んでいき中学生の心情が垣間見えます。体操着の匂いを嗅ぐ…ありがちだけど本当にやってまう主人公。この先どんな制裁を受けてしまうのかと試し読みをしてみると実写もとても気になりました。 展開がおもしろい!実写もぜひ見たい。アンナさんのおまめ 鈴木由美子starstarstarstarstarママ子リリの面白いくらい自信過剰でド天然な感じが憎めない、そして展開がとても面白くてどんどん読み進められました。安室、トモちゃん、江角が出てくるあたりは昭和生まれじゃないとわからないかもと感じるあたり良きです。サレタガワの気持ちサレタガワのブルー セモトちかママ子妻の不倫に気づかないイケメン夫。収入も見た目も充分な人と結婚するとなにか足りない人のが魅力的に見えるのだろうか。料理のできる夫なんて素敵すぎるのに藍子さんは…。主婦の味方のような優しいのぶくんを応援したくります。野菜とお菓子の交換しませんか?食べちゃいたい タケチイチコstarstarstarstar_borderstar_borderママ子野菜とお菓子の交換が成立するのは田舎あるあるだけど少女漫画での設定が気になりました。そして食べてる姿が微笑ましい少しぽっちゃりな「たまき」と学校で一番人気の「ユウ」がどのように恋愛を進めて行くのか気になります。 可愛くなりたい女子の気持ちクラスで一番可愛い子 山中ヒコstarstarstarstarstar_borderママ子「可愛くなる」の意味が衝撃的でした。誰でも可愛くなりたいと思うけど顔を変えるのは究極ですね。処置する側と整形する側で需要と供給が成り立っているけど内面的な需要と供給にはならずお金だけが動いていると感じます。主人公の心情がどのように変化していくのか気になるところです。クスっと笑ってしまうエピソード満載です。レイラの保護者はバンドマン! 灰音アサナママ子※ネタバレを含むクチコミです。ほっこりできる漫画でした。ぽんこつポン子 矢寺圭太starstarstarstarstarママ子※ネタバレを含むクチコミです。 男と、女と、オマァさん性別「モナリザ」の君へ。 吉村旋starstarstarstarstar_borderゆゆゆ主人公のひなせは、性別が決まっていない「準モナリザ症候群」の高校3年生。 性別を持たない子どもは、通常12歳から14歳で肉体的に男か女に変わっていくはずなのに、変わらないままでいる。 変わらない理由はわからない。 気にならなくなっていた無性別の状態。 でも幼馴染二人の思いを受け、18度目の春は激動のものへと変わり始める――。 読みながら、こういう存在がオマァさんなのかと思った。 オマァさんというのは、昔々、予備校の先生が授業で「ここに、男と女とそれ以外の性別。仮にオマァさんというのがあるとしよう」と言っていたのをきっかけに覚えている単語だ。 なんのくだりで、そんな話をしたかはわからない。 謎の音を発していたので「オマァさん」は私が聞き取れた音で、先生が本当は何と言っていたのかもわからない。 とにかく、男と女以外の、肉体的に存在している性別。 半陰陽でもなく、精神的にでもなく、難しいことは置いておいて、第3の性別であるオマァさんがあるのが当たり前の世界を考えてみようと、先生はいった。 この漫画におけるオマァさんは、無性別という性別になるんだろう。 ふんふんと読み進めていくと、無性別のひなせという存在があるからこそ、男らしさや女らしさ、恋愛について考えさせられると思った。 ひなせは男らしくも見えるし、女らしくも見える。 本人はどちらでもないのに、周囲の反応で性別が見えるような気がしてくる。 今、4巻ほど読めたところなのだけど、私には「ひなせ」の性別が今後どうなるのか、想像がつかない。 ひなせの恋愛感情に対する葛藤、幼馴染ふたりの恋の行方。 残り6巻、どのような展開になるんだろう。センシティブなシリアスからグルメコメディまで #1巻応援やがて明日に至る蝉 ひの宙子兎来栄寿先日、『最果てのセレナード』の記事で触れたひの宙子さんの短編集です。2021年から2023年にかけて『フィール・ヤング』に掲載された5つの作品が収録されています。 ただ、それらの作品の温度差たるや最近の三寒四温な気候に匹敵するほどです。作者自身があとがきで言及しているように「振り幅すごい」。でも、そんなところもまた短編集の味わいの良さの内であろうと思います。 14歳になった主人公が「はる」に手紙を送るシーンから始まる表題作である「やがて明日に至る蝉」は、一見青春群像劇のように見えます。が、読み進めていくとただのそういったお話ではなく、あるテーマに取り組んだ作品であることが解ります。苦心しながら描き切ったであろうことが伝わってくる内容ですが、相変わらず構成力が高いなあと唸らずにはいられませんでした。 続く「折って切らない」も、『フィール・ヤング』らしさを感じる1篇です。マイノリティの生き難さ、とりわけ一番身近な存在である家族から理解を得られない辛さは特別大きいものですよね。最終ページのメールの文面にとても共感してしまいました。同じような共感をするであろう、かつての友人たちが元気に平穏に暮らせていることを祈ります。 「ホタテガイの女」と、「タラバガニの男」はひの宙子さんがギャグやグルメに振り切っても素晴らしい作家であることを示すお話です。1コマ目のセリフが "あなた七輪持ってるでしょう" から始まる男女の物語、端的に大好きです。ここで描かれる、最高のホタテガイやタラバガニのシズル感たるや、並のグルメ番組が裸足で逃げ出しそうなレベルです。色も、音も、匂いも、存在しないはずのモノクロの画面からすべてが伝わってきます。最高のホタテガイを最高に美味しく食べるために、ジョルノ・ジョバーナのように敬語でまくし立てるところの愛しさよ。読んだら貝焼き味噌という犯罪行為を犯したくなること請け合いです。 総じて、お薦めの短編集です。連載の『最果てのセレナード』や、4年前に発売された『グッド・バイ・プロミネンス』とあわせてぜひ。<<109110111112113>>
あや秀夫漫画家は、現在は、ボール2コミックならなかったチャンピオン