女性マンガの感想・レビュー3218件<<107108109110111>>原作へのリスペクトを感じますおっさんずラブ 山中梅鉢 TVドラマ「おっさんずラブ」(制作:テレビ朝日 脚本:徳尾浩司) 徳尾浩司名無しドラマ「おっさんずラブ」を原作としたコミカライズ。 はるたんの可愛らしさ、部長の乙女ぶりが忠実に再現されていて、 原作をちゃんとリスペクトしていて好感を持てます。 漫画ならではの魅力的なキャラクターになっていて、きちんと名場面が再現されているのが嬉しい。 ドラマを見た人でも再度楽しめる内容だと思います!絵はキレイめでクセがないので、読みやすいです。 流行りって怖いなぁと…大人の問題提起シリーズ かわき ももち麗子aico流行りって怖いなぁと。流行ってる、みんなやってる、とついつい手を出しちゃうけど、リスクに責任とれない若者ってたくさんいるんだろうなぁと。そんなことを考えさせられる1冊でした。発達障害について理解しやすい&とっつきやすいこりずに毎日やらかしてます。発達障害漫画家の日常(分冊版) 沖田×華名無し発達障害の方自身が日常で感じることを、大げさでなく自然に描いているので、読んでいると「発達障害の人って、悪気なく、そこが分からないものなのかー」「そこが気になるの?」「言われた言葉のとおりに受け取ってしまうのかー」など、発見が多いです。 絵のタッチはギャグ漫画っぽいライトな感じで、描きこみ具合もあっさりしているのですが、だからこそ重い気分にならずに、とっつきやすく読めます。 発達障害について何も知らないという人や、身近にいるけどどう接したらいいか分からない、理解したい、という人にも。すべての狂えなかったひとたちへ黒真珠そだち【単行本版】 意志強ナツ子野愛こういうのから解放されるのっていつなんだろうか。 はやく狂ってしまいたくて、新しい世界を開いてしまいたくて、アブノーマルに傾倒していく気持ちは正直わかる。溺れることで自分の精度が高まっていくような気がするのだ。 でも振り切れてるひとなんて滅多にいない。乳首にピアスを開けて女装AVに出てそらに見られながらワカマツとセックスをしたところでユウキは振り切れていない。側から見たら狂っている部類のひとかもしれないけど、ユウキは結局そっち側に行けない人間だ。おそらくそらも。 だからこそユウキはそらに見たいものを押しつけ、そらはワカマツに見たいものを押しつけ、都合よく崇拝するみたいに恋をしたんだろう。 あの人のようになりたい、あの人に受け入れられたい。それが実際のあの人とは違うものだったとしても。 自分の見たいものだけを見て、恋い焦がれることは間違っているのだろうか? ずっと、狂って振り切れて突き抜けてしまえば楽になれるんじゃないかって思っていた。 私は、おそらく多くのひとは、ユウキのところにすら届かない。狂えないことに気がついて、溺れるのを諦めて、うまく泳ぐしかない。 狂おしい日々に若気の至りとか青春とか名前をつけて忘れる日を待っている。 でも、忘れる日なんてくるんだろうか? そんな日々のことを「僕は今からでも輝けるのだろうか?」なんて眩しく思っているうちはきっと忘れることなんてできないんだろうな。 狂えないまま大人にもなりきれないひとに読んでほしい。 悪い人が出てこない純粋な心が戻ってくる。アラサーだけど、初恋です。 310Pom ただ一言。読んでるこちらが照れ臭くなって、むず痒くなりました。 28歳優海と32歳叶多、お互い交際初めて同士の物語で、感覚としては大人の青春を楽しませてもらっている感じ。 よくあるライバルも悪者もいない、ただただ純粋に素直で幸せな恋愛ストーリー。 キュンキュンしたのとも違う、この読み終わった後のむず痒くなる感じなんだろうな。 アラサー初恋って、ある意味羨ましいような。 こうゆう恋愛に憧れた時期もあったなあと思い返しました。笑テンポよく読めるだから私はメイクする シバタヒカリ 劇団雌猫名無しいままでメイクに関心のなかった腐女子の子がメイクに目覚めるというお話。マンガに出てくるおすすめコスメとか見ていると、自分が20代だった頃を思い出してなんだか懐かしく感じます。テーマのわりには意地悪な人とか出てこないので、嫌な気持ちにならずに読めました。お暇から見える大事なもの凪のお暇 コナリミサト名無し空気を読みすぎて恋人や会社の人などの人間関係に疲弊した主人公の女の子、凪。凪は会社を辞め、郊外の安いアパートで「お暇」を始めます。そこで見えてきたのは空気を読みすぎて頑張りすぎていた自分や、他人に気を遣い過ぎて結局は他人のことなどちゃんと見えていなかった自分。「お暇」を通じて知り合った人たちや、今までの生活では見えてこなかった大事なものに気づいていく凪の姿には学ぶものや胸が痛いものがありました。 「なんでうまくいかないんだろう」という誰もが抱えうる悩みを、凪の生活を通してすこしずつ、ひとつずつ、向き合うことのできる作品です。 #1巻応援 温泉旅番組を見ている感じ49歳、秘湯ひとり旅 松本英子Pom 旅番組を見ているようだった。 温泉に行きたくなりました。 温泉ひとり旅、いいなぁ。 年齢を重ねても楽しめる、行きたいと思える場所があるって人生彩られると思うし、本当に素敵だなと思った。 筆者さん、これからも温泉行き続けるんでしょうね〜 この生き様、貫いていってほしいです。 描写と言葉から行った場所を想像することができたので、一瞬逃避できました。笑 良かった!青春時代を追体験できる。同級生シリーズ 中村明日美子華子BLファンなら読んだことないんじゃないの?というレベルの認知度で、今更レビュー?という気もしますが。。。 絵柄の美しさもありますが、中村明日美子さんのすごいところは、漫画でありながら「行間を読ませる」ところです。 コマの余白にまで、物語を感じる事ができる漫画を描かれます。 演出が本当に上手いです。 同級生シリーズは、これ以外に三冊スピンオフ作品が出てますが、本編のこちらは現在もOPERAで連載中になります。 残念ながら次号で最終回との事で、まだ終わってもないのに、終わると知って泣きました。 いよいよか、と。 草壁と利人の二人が色んな困難を乗り越えながら、愛を育んでいく物語です。 簡潔に言いますと。 ただ、この二人の困難は大袈裟なものじゃありません。普通に生きていたら、誰にでもある、ちょっとした引っかかりだったりするのです。 そういった日常の延長線上に描かれる物語ですので、まるで自分の身近で起こった事のように、感じられます。 誰もが通る道だからこそ難しい、そんな青春時代を美しく再現しています。 未読であれば、男女問わず読んで頂きたい、そんな漫画でございます。主人公は80歳傘寿まり子 おざわゆき名無しとうとう漫画の主人公も80歳か、、とちょっと気が引けてしまいましたが、読んでみるとまり子さんのかわいいこと。高齢でも仕事をしていて一人でも生きていける人です。しかし年齢の問題は切り離すことはできず、老いにまつわる様々なエピソードは後を追う者として考えておかなければならない大事なことです。 平安貴族が現代にやってきた!いいね!光源氏くん えすとえむ名無し源氏物語の世界から出てきたキャラが、現代日本に順応していく姿がすごく独特で面白い。 特にちょいちょい挟まれるオリジナル短歌のクオリティが高くて好き。おいしそうサチのお寺ごはん 久住昌之 かねもりあやみ 青江覚峰名無し住職の道源さんが作る料理がとにかく美味しそうで真似をしたくなります。それと、サチたちが思い悩んだときに、道源さんが送る言葉がとても温かくて、わたし自身も何度も救われました。わたしにも道源さんのような人が身近にいてほしいと思ってしまいます。サチと道源さん、くっついて欲しいです。しあわせなイメージば…妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ 橘ちなつaicoしあわせなイメージばかり先行する妊娠出産ですが、リアルでは色んなことが母体には起こり得るんだなぁって勉強になりました。 美少年と堅物刑事が猟奇殺人事件を追うサスペンスブラッディチャイナタウン 杉本亜未nyae※ネタバレを含むクチコミです。こりゃあいいぞおとなになっても 志村貴子やむちゃエロカテゴリの百合とは違って、すんなり読める。 2人が近づく過程も自然で、異性愛と同性愛の境界もぼやけているのが良いですね。女性って友情でもベッタベタだから、よくありそうな状況だなぁと思うんです。 志村貴子さんの描く、ちょい吊り目+猫目みたいな女の子が大好き。知っておかなければいけない親なるもの 断崖 曽根富美子名無し貧しい時代、東北の娘達は家族のために自分の意思と関係なく身を売られた。実際に起こっていた話です。 全ての日本人、特に女性は読んで欲しいと思います。 読んでいてとにかく痛く苦しい。 ごく普通にご飯を食べられて、自分の意思で人生を生きられることがどれほど恵まれていて幸せなのか。 無意識に贅沢に生きていたことを確認出来る、そしてそのことに感謝出来る。それだけでも価値のある作品です。 そして、それぞれ色々なことを考えるでしょう。正解は無く、それぞれが正解だと思います。 精神的に強いときに読んでください。弱っているときは厳禁です! 娼年は映画で見てたの…逝年 石田衣良 幸田育子aico娼年は映画で見てたので、まさか続きがあったなんて!!実写より漫画の方がおもしろいなーと思った!これは前編から読んだ方が絶対にいい話。 小説だとまた一味違うんだろうなぁ。石田衣良さんの小説はおもしろいから、小説も良いかも!おとななじみおとななじみ 中原アヤゆ ゆ ゆ※ネタバレを含むクチコミです。胸が痛む爽快感ゴミ屋敷とトイプードルと私【単行本】 池田ユキオ名無しネット広告で知っている方も多いと思われる作品。 ネットで虚構の見栄を張ることに命をかける女性たちの話です。 読んでいて痛々しさを感じながらも、どこかそういう自業自得で痛い目に遭う他人をみる楽しさ(かなり性格悪いですね笑)も味わえます。 しかしこれは赤の他人の話ではありません。どんな人にもついついくだらない見栄を張ってしまうことはあるものです。インスタ映えとかキラキラ女子とか関係無く誰でも陥ってしまうかもしれない立場。 そんな風になって大事な人生を無駄にしないよう、全ての人が読んでおいた方が良いかもしれません。 若くて綺麗な女性はたまたま一番陥りやすいというだけで全ての方がその可能性を持っているのですから。 どこに向かうのか?おとなになっても 志村貴子名無し綾乃は、どうしたいのだろう? 旦那のことは、きっと好きではないだろう。 でも、家族なんだよね。 面倒なのは、こんな状況で、同居しなきゃならないこと。 私だったら、同居は、何が何でも断るけどなぁ~。 きっと、姑から今後も孫の顔が見たいとか色々言われそうで、面倒くさくなるだろうし・・・。 フィクションを超える豪奢で壮絶な人生漫画版 選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の華麗で激動なる人生 花糸 デヴィ・スカルノ兎来栄寿「デヴィ夫人」という名前を聞いた時、どのようなイメージを抱くでしょうか。若い人であれば「バラエティでよく見るセレブ」や「過激な言動でたまに炎上している人」といったくらいの認識の方も多いのではないかと思います。 ただ、そういった方がこの本を読むとデヴィ夫人へのイメージはかなり変わるでしょう。 本作は、デヴィ夫人の自伝をマンガ化したもので、丁度今年の2月で御歳80歳を迎えられたデヴィ夫人の誕生日に発売されました。 マンガを担当する花糸さんの美しい絵に目が引かれますが、過剰な美化ではなく実際のデヴィ夫人も大統領や名のある王族・貴族の男性を虜にする美しさを誇っていました。 創作であってもこんな豪華な相手役を置いた華々しい恋愛劇はそうそう描かないだろうし、こんなに酷い苦しみを味わわせることはないだろうという悲劇も同時に描かれます。正に、事実は小説より奇なり。読んでいて面白くないはずもありません。 デヴィ夫人に対する感情は人それぞれだと思いますが、少なくとも戦後間もなく貧しい家庭で育ちながら15歳で流暢な英会話ができるまでに勉強し、17歳で大統領に見初められるほどの教養を得ていた努力、そして「人生はワクワクする方を選ぶべき」「幸せはいつもあなたの心が決める」という前向きなメッセージには敬服すべき点があると思います。奈良吉野の里山ごはんに癒される……14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 元町夏央あうしぃ@カワイイマンガ【「ごはん日和」作品ピックアップ①】 ぶんか社から出ている、「食」がテーマの「ごはん日和」という雑誌をご存知ですか?漫画誌でありながら、表紙に作品名や作者名がほとんど無く、代わりに描かれている料理名がふんだんに散りばめられている、という徹底したテーマ性がすごいこの雑誌。 幾つか単行本化された連載があるので、面白いものをピックアップしてご紹介してみます。(ちなみに先週レビューした『釣りとごはんと、恋は凪』もこの雑誌連載) ※※※※※ 仕事も婚約者も捨てた30前の男は、東京から奈良県東吉野村の祖父の家に逃げて来る。疲れ果てた男は、隣人の中学生女子に「すき焼き」をご馳走になる。……なんだこれ、美味っ! ※※※※※ このすき焼きの肉、実は地元のブランド牛。「ここは自然いっぱい、美味しいものいっぱい!」という女子中学生・海青子に、その後も美味しいご飯をもらい、彼は元気を取り戻していきます。 三輪そうめんなど特産品あり、季節の野菜や竹の子もあり、クレソンやハーブもその辺で採れ、素材は豊富。更に人助けするとお礼に色々もらえる田舎の食生活は豊かで、羨ましい! 食材は海青子の手で見事な料理になり、二人で感動しながら食べているうち……辛いことってなんだっけ? 海青子の方にも重い過去がありながら、そんなことは全く感じさせない元気さ。 色々あっても、ごはんの間は棚上げして、そのうち時間が解決してくれる……そんな食による「精神の回復」の過程を見せ、穏やかな気持ちにさせてくれます。 気軽に読めて、奈良吉野の食知識とリラックス効果を得られる、疲れた人におすすめの作品。本当に恋愛要素も犯罪要素も、面倒なことは全くないので、安心して! ----- 【「ごはん日和」作品ピックアップ】として、以下の作品を取り上げています。 ①14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 ② 笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん ③ 午前4時の白パン 【描き下ろし漫画付】 いつ読んでも素晴らしいオタ道。監督不行届 安野モヨコさいろく日本のオタク四天王(ヲタではない)の一人、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラの監督として名を馳せた庵野秀明を夫に迎えた妻・安野モヨコの2人生活ってどうなってんのーってのがユルユル描いてあります。 限定のDVD付きが出た時にも買ったし、自分としては紙の本2冊持ってる珍しい例でもあります。そのぐらい好きであります。 だって、もう「流行り」の話じゃなくて昔のオタク道なんだもの、これって廃れないんですよ。 いつ読んでも題材が廃れないコンテンツである安心感たるや。 エヴァンゲリオン世代なので庵野監督に素直にハマりました。車で古い特撮の主題歌を聞いたりするのが楽しくなりますのでやってみよう!私も小柳さんのような人と知り合いたい!(笑)やわ男とカタ子 長田亜弓名無し喪女と自分のことを卑屈している主人公の藤子にただただ共感しっぱなしでした。そんな藤子が"オカマ"の小柳さん…ではなく"オネエ"の小柳さんに調教させられている姿を見ていると読者も勇気づけられるというか、自分は性格ブスだったんだなと真正面からの指摘に藤子と同じリアクションをしていました(笑)小柳さんの毒舌がグサグサ刺さり心が折れそうになりますが、 読んだ後は自然と気持ちが前向きになる不思議な漫画です。結婚や恋愛に自分が縛られている人こそ読んでもらいたい作品です。<<107108109110111>>
ドラマ「おっさんずラブ」を原作としたコミカライズ。 はるたんの可愛らしさ、部長の乙女ぶりが忠実に再現されていて、 原作をちゃんとリスペクトしていて好感を持てます。 漫画ならではの魅力的なキャラクターになっていて、きちんと名場面が再現されているのが嬉しい。 ドラマを見た人でも再度楽しめる内容だと思います!絵はキレイめでクセがないので、読みやすいです。