青年マンガの感想・レビュー15378件<<8788899091>>4巻まで読んだ感想です大蛇に嫁いだ娘 フシアシクモかしこ※ネタバレを含むクチコミです。風よ雲よ剣よの感想 #推しを3行で推す風よ雲よ剣よ さいとう・たかをstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んでいまさら気づいたけどこれ「武芸紀行」のリメイクなんだな。 主人公が風吹波之進がいろんな出会いを繰り返し成長し同時に剣の道とは悩み続けていく劇画だった。「無用ノ介」とどっちがすきかと言われたら「無用ノ介」だけどかなり好きな内容ではあった。あと「武芸紀行」に比べて性描写がかなり多かったな ・特に好きなところは? 赤彦の兄貴。風吹波之進とは対立しつつも最終的には風吹波之進を助けるあたりがいいね。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 風吹波之進の関係者が軒並み不幸になっているような気もするが終わり方が俺の好きな「行く末は誰もしらない」の終わり方だったので良かった いつか続き出してくれないかな…號鉄のジョニー 友美イチロウstarstarstarstarstarウマタロ全身武器マンの哀愁漂うおっさんが主人公がひたすらに悪人をぶった斬るマンガ。 終戦後の架空日本が舞台で、荒廃したパンクな世界感がすごく好きだった。今でも読み返す度になぜこんなに面白いマンガが1巻で止まってしまったのかと、やるせない気持ちになる。 叶わぬ願いかもしれないが、もし続編があるならいつまでも待つのでぜひ読みたい。禁猟区の感想 #推しを3行で推す禁猟区 さいとう・たかをstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだがやはりさいとう・たかを劇画座招待席シリーズは面白いのうが多い。この禁猟区は風巻剛が事件を元に色々な問題に手を出したり巻き込まる。所々なぜこういう生活をしているかの話が出てくるが妙に浪花節感があっていいな ・特に好きなところは? 最終話のエピソード。謎の男Mの過去や海外に行って新しい生活をできるのにあえて残る主人公の生き方だな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 文字は多いし内容も少し複雑だしバイオレンスな描写も多いので万人に受けるとは思わないがやはりさいとう・たかをは偉大だったなと思わせる劇画だとは思う バンドマンのごくごくフツーな日常漫画セケンノハテマデ サライネスstarstarstarstarstarかしこそーっと(?)メジャーデビューしたロックバンドの日常漫画。元製薬会社の営業マンだったモーちゃんを筆頭にマニアな音楽好きが喜ぶような曲をやってるカッコいいバンドなんだけど演奏シーンはあんまりない!とはいえ単行本の最後ではドレスコーズの志磨涼平とかフジファブリックの名前があったので取材はしっかりしてるのかも…?もしかしてステージに立ってない時のミュージシャンのリアルってこうなのかッ!!?という面白さが読み終わってからジワジワ湧いてきました。読み返すのが楽しみだ。ちなみに1巻にはねねちゃんと巴ちゃん、3巻にはゴロちゃんとマキオくんの「誰も寝てはならぬ」メンバーも登場します。ユーキャンドゥーイッツの感想 #推しを3行で推すユーキャンドゥーイッツ 畠本レモン名無し※ネタバレを含むクチコミです。銃・病原菌・鉄・歴史・宗教・美少女純潔のマリア 石川雅之starstarstarstarstarmampukuイングランドとフランスの百年戦争を舞台に、本物の魔女(生娘)が戦争を食い止めるためにドタバタ孤軍奮闘する話。 石川雅之先生の描く女の子には独特で不思議な質感の色気がありますね。 連載当時の十余年前にも読んでいたはずですが、今よりずっと歴史や宗教の知識が無かったのでさっぱりわからずじまいだったと記憶しています。 信仰とは救いとは何なのかといった問いから始まり、道徳や善など倫理学的なテーマにも通ずるストーリーになっており、大変深くて濃い味がします。御託は抜きに、感情や価値観をガッシガッシ揺さぶられてシンプルにめちゃめちゃ面白い。 というかこんなゴリゴリに人文学なマンガ描いておられたと思ったら最新作『惑わない星』はバキバキ理系なやつなの本当に在野のインテリって感じでかっこいいです。 漫画家を目指す弟と、その兄━━されど筆は走る コトブキ名無し陽キャな兄がいい味を出しています。 兄の、陰キャな弟の描いた作品への容赦ない指摘が、きっとホントにその通りなんだろうな(そして事実だからこそ傷つきそう😂)って感じで可笑しかったです。癖になる転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint 青辺マヒト 十夜 chibi狐優曇華なろう原作のコミカライズで、正直よくある感じの無双聖女の無自覚大活躍系かなぁとは思いつつ、ちょっと型破りな性格というか解釈によって癖になる感じの漫画に仕上がってると思いました。 とにかく、主人公の好感度高いですよ。なるほど、こうくるかビバリウムで朝食を 道満晴明狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。 デスメタル聴きながらふわふわシフォンケーキ♡を食べてるみたいな漫画金剛寺さんは面倒臭い とよ田みのるMiyakeハイッ!みんな幸せッ!! ココロのなかのネコチャンを解き放つシーンが好き。 仏のように優しい「鬼」と、全ての行動に根拠と理由をつけたい堅物女子の恋愛物語。 常にナレーションが叫んでいる。そして文字が多い。 情報の瀑布と熱量でぶん殴ってくる感じが心地よい。 そこそこ重めのシーンとかもあって、樺山くんも金剛寺さんも「死にたいといつも考えている」なんて言葉を放ったりする。けど、その重さを軽々ぶっ飛ばすだけのパワーのあるノリがあるから、読んでいてその重さをあまり感じることはない。 ミサイルが発射されたり、地球滅亡レベルの隕石が飛んできたり、天災がおこったり、強盗が店を襲ったり、極楽と地獄の戦争が勃発したり、てんやわんやの事件も盛りだくさんだけど、本編とは大きく関わりのない話である。 ちなみに誰も死なないし不幸にならない。 デカい事件と並行してラブストーリーを中心に据えるこの強引さが良い。 ハートフルなメルヘンカフェでふんふわシフォンケーキを食べながら、店内のBGMはデスメタルが流れてるみたいな。 一見バランス悪そうだけど、暴力的なまでのラブアンドピースハートフルほんわかパワーで強引にまとめ上げている。 面白い!リモデリング:Rの感想リモデリング:R 平岡滉史 大野将磨starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男リモデリングの続編ではなくリメイクでそれもリモデリングの二巻までの内容だった。リモデリングに比べてかなり読みやすくはなっていると思いますが個人的にはリメイクでつづいてもらってそのまま続きをよみたかったな ツワモノガタリの感想 #推しを3行で推すツワモノガタリ 山村竜也 細川忠孝starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中も読んでいたがWebに移籍した後は読んでいなかったので今回最後まで読んだ。改めて読むとなんかノリが終末のワルキューレっぽかった ・特に好きなところは? 結局誰が一番強いのかはちょっと曖昧な感じになっているところ・・・ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 同じような題材をみなもと太郎が「日本剣客伝」という読切でやっていたのを思い出しながら読んだ。何にもスポーツらしいものがない時代で才能がある若者が日本中に道場があり剣を学んでいた時代で誰が一番の剣豪かいうのを新撰組にメンバーに話させるのは面白いがあんまり決着はついていないんだよな・・・ お前はもう気持ちよくなっているケンシロウによろしく ジャスミン・ギュstarstarstarstarstarかしこ母親を奪ったヤクザを殺す為に北斗の拳をバイブルにして指圧を極めた男の物語です。北斗の拳を読んでなくても全く問題ありません。ヤンマガでの連載も追っかけてますが単行本で読み返しても面白いです。中盤でバチぴょんが沼倉が大麻栽培をしてると勘違いしてうっかりヤクザを殺したことで復讐劇は終わり、人生の目標が指圧で多くの人を幸せにすることにシフトしますが、最新話でこの世には笑いのツボなるものがあると知り、新たなツボを探すことを宣言しました。この漫画はどこに向かっていくんだ?!!ということも含めて必見です。個人的に野田ソフトのじいさんが好きなのでまた登場して欲しいです。有麻くんがかわいそうすぎる。闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説 真鍋昌平 速戸ゆうstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ4巻に入ったところまで読んだのですが、3巻まで振り回されていた有馬くんがかわいそうすぎて、いたたまれない気持ちが止まりません。 4巻だと、肉蝮がお金を払えば動いてくれるダークヒーローのようなものになっているのは、出所後の目的を果たし終えたからでしょうか。 有麻くんは、いろいろとタイミングが悪かっただけなんでしょうか。 やっちゃいけないことを願ったとはいえ、なんという。 作中は、普通の人だと心の傷は消えないどころじゃない破壊と暴力が起こり続けているのに、どこかコミカルに見えます。 圧倒的なパワーはすべてをギャグに変えてしまう法則は健在のようです。 登場人物すべてに関わりたくない思いますが、その気持ちを聞かれているんじゃないかという恐怖が残ります。 幽霊話ではないのに、夢に出てきそうで怖いです。みな弁護される権利はありますが九条の大罪 真鍋昌平starstarstarstarstar_borderゆゆゆ知らない世界はファンタジーと変わらない。 でも一歩歩む方向を変えると、そこにあるところがファンタジーと違う。 怖いなあ。 半グレ系の人たちの弁護だけでなく、介護に関わる問題を取り上げていて流石だなと思った。 ちょうど、介護はあくどく運営すれば、比較的楽にお金が入ってくるようにできると読んだところだったので。 民営化したら大変なことになるけど、民営化しないと数が足りない。 社会の闇を垣間見せられるせいか、読後感は悪い。 登場人物が救われても、根本的な問題を見せつけられているので、救いようがない気持ちに陥る。 でも九条先生は依頼人を全力で弁護するという弁護士としての一点を守られていて、そこは清々しい。 立ち上がれ日本人ジャパン 三浦建太郎 武論尊starstarstarstarstarウマタロ日本のヤクザが北斗の拳みたいな世界に飛ばされて、悪党をやっつけて真の「ジャパン」を作り上げようとする物語である。とまあ序章部分だけで1巻が終わってしまうのだけど、三浦建太郎の初期作品というだけでも読む価値は充分あり。 このままだと日本は古代カルタゴと同じく滅ぶと予言され、原発問題から食料問題まで、当時の日本社会への問題提起がなされる社会派な側面も。外国人にやられっぱなし、媚びまくりの日本人に対して、尊厳とは何か、アイデンティティとは何かを突きつけられる。気付けばジャパンの一員として熱い気持ちになっていることだろう。 咲-Saki-に人生を変えられた者として #1巻応援朱色のステラ 伊達朱里紗 笹倉綾人starstarstarstarstar兎来栄寿「伊達朱里紗さんのマンガを、『アエカナル』や『ホーキーベカコン』の笹倉綾人さんが描く」。 初めてそれを聞いた時は正に驚天動地でした。思い入れがある方と、大好きな漫画家のコラボ。歓喜せずにはいられないな、と心の中の池田がリー棒をおもむろに掲げました。 伊達朱里紗さんと言えば今や押しも押されもせぬ大人気Mリーガーで、リーグMVPも獲得した 選手です。 そんな伊達さんは声優としても活躍されていますが、その初めての大きな役どころは『咲-Saki- 全国編』の上重漫役でした。『全国編』放映に際して最初に行われた新声優陣による数十人参加のお渡し会に伊達さんも出ており、私もそこで伊達さんに初めてお会いしたのですが、そのときはまさかこんな展開になるとは思ってもいませんでした。 そう、『咲-Saki-』に人生を変えられたといえば私もです。 アニメとしては前作にあたる『咲-Saki- 阿知賀編』の熱が冷めやらず、『全国編』が放映され始めた年から私は『咲-Saki-』を愛しすぎて聖地であり世界遺産でもある吉野山に移住して働き始めることになりました。それによって、さまざまな出逢いがあり経験があって、普通の人生では考えられないようなことをたくさん積み重ねてきました。『咲-Saki-』がなかったら、文字通りまったく違った人生を歩んでいたことでしょう。 私は子供のころから麻雀と『ガンガン』が大好きで、その延長線上に『咲-Saki-』が存在した形なのですが、伊達さんは麻雀とアニメの延長上で『咲-Saki-』を発見し、より麻雀の深みにハマっていったそうで。親近感を抱かずにはいられません。『咲-Saki-』が最初ではないにせよ、『咲-Saki-』きっかけで麻雀の深奥へと歩む人がどんどんでてきているのは大変にすばらなことだと思います。 このマンガでは、そんな伊達さんがプロ雀士を目指していく姿、またプロになってから奮闘する姿が、笹倉綾人さんの美麗な絵で描かれています。伊達さん以外のプロ雀士たちも、笹倉さんの絵の魅力もあってキャラが現実以上に立っているように感じられます。 美しくて強い女性麻雀プロが世間から注目され、闘牌が配信されて大人気を博す。まさに実世界が『咲-Saki-』のような世界となってきているのですが、その立役者のひとりである伊達さんの軌跡をマンガで楽しく読めるというのも、またすばらなことです。ここから実際にMリーグも観てファンになるという人も多いことでしょう。 ひとりの麻雀好きとして麻雀業界がますます盛り上がっていって欲しいですし、その過程で今後ますます増えていくであろうこうした展開も応援しています。伊達さんを初期から応援している者としても、今後もより一層のご活躍を楽しみにしています。業のおねショタ #1巻応援波のしじまのホリゾント 小川麻衣子兎来栄寿『ひとりぼっちの地球侵略』、『てのひら創世記』の小川麻衣子さんの作品です。 作者曰く「兄の元カノに恋する少年の話」。 「BSS(僕が最初に好きだったのに)」は概念として言語化されましたが、こちらはまだ定まった名前はないですね。NTRともまた違った背徳感のある関係を、おねショタでやるというこの。 なんちゃうもんを読ませてくれたんや… なんちゅうもんを…… そんな感想になり脳や性癖が破壊される人が出るであろうことも想像に難くない、罪深い一作です。 小川麻衣子さんなので、キャラクターが男女問わずとてもかわいいわけです。そして、そのかわいさがあるからこそ、罪深さが増しています。 1巻の中でも特に盛り上がりを見せるとあるシーンを始め、少年という存在が抱える自制できるものもできないものも含めた憧憬や羞恥や背伸びしたい感情や絶望感をさまざまなイベントを通して非常に巧みに描いています。そこには、在りし日の自分が少年だったときの感情を想起させる力があります。 何色にも染まることのできるホリゾント、最後はどんな色になっているのでしょうか。 読書を通して結びつく絆 #1巻応援恋より青く 深海紺starstarstarstarstar兎来栄寿『春とみどり』の深海紺さんによる、新たな女性同士の関係性を描いた作品です。 一目見て深海紺さんだと解る雰囲気と絵柄で、繊細に静やかに紡がれていく感情の糸と糸が今回もとても良いです。 本作は、女子高生ふたりが読書を通して仲を深めていくという内容なのですが、本がキーアイテムとなっている部分も非常に好みです。本をあまり知らない人にお薦めするのは、難しくも楽しい作業だよねと本の虫の咲倉を見ながら感情移入を深めました。 女子高生らしい交友関係の中での諸々も程よく描かれていて、そちらの方に同調したり反発したりする人もいることでしょう。 何しろ、メインのふたりの関係性とその推移が、急行ではなく各駅停車のようにひとつひとつ進んで行くこの感じが良いです。停車駅のホームの屋根にでもなってふたりを風雨から守りながら見守っていたい。そんな風にすら思わせてくれます。 女の子同士の関係性の物語が好きな方は押さえておくべき作品です。村の因習に巻き込まれるサスペンス惨殺半島赤目村 武富健治 中島直俊starstarstarstarstarかしこ再開発に失敗した離島に赴任した若い医師が村の因習に巻き込まれるサスペンスです。「武富健治実話作品集 狐筋の一族」を読んでから、武富健治先生は容赦なく恐ろしい絵を描かれる人という信頼があります。村の因習モノってだけでも確実に面白いのに、タイトルに「残虐」が付くなんて最高にヤバいです。全2巻とは思えない内容の濃さなので、期待値を上げて読んでもガッカリしないことを保証します。ぜひネタバレをしないで読んで欲しいので詳細は避けますが、どんな残虐なシーンよりもクライマックスのキスシーンが頭から離れません。読んだ人にはこの気持ちを分かってもらえるはず…。金で雇われた擬似家族タコポン 狩撫麻礼 いましろたかしstarstarstarstar_borderstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 モンスターは誰だ優しくない奴全員殺す(読切) ペル野愛タイトルそのままの作品。 普段はゆるふわおっとり女子高生、しかし思いやりのない行動を見つけると殺戮モンスターになってしまう! めちゃくちゃおもしろいけどこれ読んで溜飲を下げる我々もモンスターかもしれないなエスカレートしてほしい離婚飯 ~今日から使える合法毒レシピ~ 佐佐木あつし ゆきさくstarstarstarstarstar_border野愛実際こういうことやってる人いるのかなあ…こわいなあ…。 コミカルともガチとも判断がつかないストーリーと絶妙に古くさくてレディコミっぽい絵柄がぴったり合いすぎて、こわいしモヤモヤするけど癖になる面白さ。 読切だけど合法毒レシピのバリエーションが気になるので、これからエスカレートしていく様を連載で見たい! 連載で人気になれば誰かレシピの再現をするヤバい人が出てきちゃうだろうな…。<<8788899091>>
※ネタバレを含むクチコミです。