青年マンガの感想・レビュー15413件<<522523524525526>>咲く花と散る花ヨリが跳ぶ ヒラマツ・ミノルナベテツヒラマツ・ミノルさんの作品は基本ギャグが多目のストーリーで安心して読めるんですが、時折挿入されるシリアスな描写の印象もまた、この作者の「真実」なんだろうなあと思います。 この「ヨリが跳ぶ」も、物語の8割くらいはギャグでコーティングされています。ただそのギャグというのは、懸命な生き方の人間が全力でぶつかる結果であり、小賢しい生き方とは無縁の痛快さがあります。 物語の中盤に、あるシリアスなシーンがあります。そこまでのギャグまみれの物語とは異なる、ある女性のラスト・ダンス。アスリートが死に場所を迎えた時に笑顔を浮かべて、それを観ている人間が納得出来るというのは、その物語の語り手の企みが成功したと言えるのではないかと思います。 全20巻というのはちょっと長いかもしれませんし、序盤と終盤で物語のテイストも多少変わってきます。とはいえ面白い作品ではあるので、もし良ければ。至高で究極のツンデレキャラ 芹沢達也ラーメン発見伝 久部緑郎 河合単名無しツンデレって言葉があります。これは、そっけない態度をとる美少女が、好意をもった相手につい、いじわるをしてしまうような、大体そんな意味で使われる言葉です(べ、別にあなたのために解説したわけじゃないんだからね)。ツンが相手へのいじわる、デレは相手への好意ですね僕も御多分にもれず、ツンデレには色々とうるさいのです。さまざま、古今東西のツンデレキャラを思い浮かべ、何が至高で究極のツンデレかと考えると、やはりこれは『ラーメン発見伝』の芹沢達也(42)を挙げざるをえない。 『ラーメン発見伝』はラーメンが趣味の普通のサラリーマン・藤本が、様々なラーメンと出会い、自分自身のオリジナルのラーメンを完成させ独立する、そんな物語です。2000~2009年のラーメントレンドから、ラーメン経営の難しさにまで言及しているので、0年代ラーメン文化の通史ともいえる作品です。主人公・藤本のライバルになるのが、至高のツンデレ芹沢達也(42)。名前からもわかる通り、男。それもスキンヘッドです。芹沢はフードコーディネーターとしても有名ラーメン店の店長としても有名な、ラーメン界のトップ。自分にとって有用な人間には人当たりはよく、無用な人間に対してはとてつもなく冷徹です。多くの客を「舌バカな人間」と馬鹿にし芹沢は邪悪な笑顔と共に名言を吐きまくります。「ヤツらはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ。」この芹沢が、巨大な壁として藤本の前に立ちふさがり続けるのです。それも、26巻にわたって!昨今の、すぐに負け、すぐに味方になってしまう安いライバルに見習ってほしいくらい、骨太です。芹沢は藤本のことを認めながらも、それをおくびにも出さず、「所詮、優秀なラーメン・マニアでしかない」と挑発しつづけます。お前は経営者の苦しみも知らない、ただのマニアでしかないと。芹沢とそれを追う藤本の戦いも、はるばる26巻をかけてようやく終わります。これでついにデレるか?と思ったらそれでもまだデレない。芹沢達也しぶとい!まだデレない。そして最終回。独り立ちをする藤本についに芹沢達也はデレるのです。26巻ずーと藤本のライバルでいつづけた男(42歳)の至高のデレを、是非みなさんにも味わっていただきたいですね。赤羽マニアックディープタウン東京都北区赤羽 清野とおる猫あるく街のおかしなもの、気になることって誰しもあるんだろうけど、面倒くさかったり怪しさにビビったりして普通はスルーするのがあたりまえ。しかし清野先生はそれを日常の一部にして楽しめる才能に溢れています。 文句なしに面白い赤羽の魅力満載ガイドブック! ちょっとした探究心が日常を楽しくしてくれるって事を教えてくれる一冊です!コンビニとかによく置いてある感じの漫画絶対服従プリズン RAZEN アオイセイmampuku原作者はウェブ小説家でデスゲームものらしき作品が他にもいくつかコミック化されています。本作は北朝鮮をモデルとしたと思しき独裁国家に監禁され何故かサッカーさせられる話です。 作者がサッカーや北の情勢に詳しいかどうかはさだかではありませんが、非常にローコンテクストで親切設計なストーリーだなと感じました(詳しくないから平易なだけかもしれないけど) 味も深みも乏しく粗の目立つ作品ではありますが、展開は概ねテンプレ化しているようなので安定感はあるのかもしれません 医局の政治と変革医龍 乃木坂太郎 永井明名無し『シグルイ』の冒頭にはこのような言葉があります。「封建社会の完成形は 少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」。『医龍』を読んでいて、この言葉を思い出しました。民主主義な現代日本を舞台にしていながら、『医龍』に描かれる医局はまさに封建社会そのものなのです。 『医龍』で描かれるのは医局の政治。医局の中は完全なる上下関係で、大多数の人間は上から押さえつけられ、自身の弱さにあえぐことになります。この作品内において、絶対的な強者が二名います。一人は胸部心臓外科を支配する医局長の野口。そしてもう一人、圧倒的な腕をもつが故に、組織に属さずにいられる天才外科医・朝田。 そして、最も大事なキャラクターが、医局内で最も地位の低い、研修医の伊集院です。物語は、医局で大過なく過ごすことしか考えていなかった伊集院が、天才・朝田との出会いによってどのように成長していくのかがポイントになっていきます。平凡な伊集院が、どんな道を選びのか…それが医局の変革になっていくのです。 伊集院が朝田というスターを見ながら自分自身の道を探していく過程はとでも面白いのですが、私は彼らの周りにいる弱者に興味が移ってしまいます。 とくに木原と霧島の二人が好きです。伊集院のかつての指導医・木原は、上に媚び、下に強くあたる人間です。医局から追い出されるのを恐れ、よるべき大樹を常にさがしています。そこに野口の推す教授候補として現れたのが霧島。霧島はかつて、朝田に罪をなすりつけ当時いた大学から追い出したことがあります。朝田の天才的な技術に羨望と同時にコンプレックスを感じているのです。 木原は当初、野口の推薦ということで霧島に取り行っていましたが、だんだんと霧島に共感していくのです。14~15巻のエピソードにそれが描かれています。手術中、霧島のミスをかばい、自身が医局から追い出されるかもしれない時、木原は全てを野口に言おうかと思います。けれど木原はそれをしませんでした。あの弱い木原がなぜそうしなかったのか…ここは屈指の名シーンです。その言葉に、霧島は朝田へのコンプレックスから解放され、自分だけの道を見つけることとなります。 ただ、霧島と木原の関係が、これで終わらないのもこの漫画の面白いところ。紆余曲折を越えた最終エピソードでも一番の輝きを放っていたのが、この木原と霧島。平凡で、ずるくて、弱いけれども、それでも前にむかおうとする普通の人々が美しく思える漫画なのです。ダンジョン飯「っぽい」魔界道中記ウチの使い魔がすみません 櫓刃鉄火ぱにゃにゃんだー流行り的なものの流れをきちんと把握していないので、恐縮ですが、それでもダンジョン飯以降ダンジョン的な題材を取り込む作品が増えてきた(もしくはそれらにスポットが当たるようになった)ように思います。 しかしながら、(ごく個人的で感覚的なものなのでどこまで一般的なものとして共有できるのかは不安ですが)ダンジョン飯的な感じをダンジョン飯以外からはあまり感じたことが、いままでありませんでした。 そこでようやく、『ウチの使い魔がすみません』の話になるのですが、試し読みの1巻を読んだとき、なんとなく「ダンジョン飯っぽい」と感じました。 この作品には、いわゆるダンジョンは出てきませんし、飯を作ることもないのですが、異世界や異世界の生き物に対する細かさと、それらに対するある種の偏愛が引き起こすギャグのテンポが、ダンジョン飯と似てるのかなと思います。 子供悪魔の使い魔になった人間のノーマンは、魔物研究に取り憑かれた暴走機関車のような男で、シリアスな展開であろうとレアな魔物や悪魔がいれば、解説をまくし立て、鼻息荒くサンプル採取を敢行する、常軌を逸したキャラとして描かれています。 この人間使い魔のノーマンの魔物への偏愛とそれ故の細かい魔物の生態分析が、ダンジョン飯っぽさをわたしに感じさせたのかなと思います。ダンジョン飯も異世界生物を飯の材料としてみる細かさがありましたし、味への探求的偏愛も描かれていたように思いますので。 ただ、あくまでも「っぽい」だけで、作品としての類似性はほぼ無いに等しいです。けど、このっぽさが気に入って読み進めてしまいました。 異常な行動力の持ち主に振り回されるドタバタギャグが好きな人なら楽しめると思いますので、どうぞぜひ。なかなか謎の多い短編集ニンジャ警察 悪人喰い かわぐちかいじstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男表題の「ニンジャ警察 悪人喰い」と1話完結の短編が入った短編集 1話完結の短編はなんかスッキリしない感じであったが面白い。 個人的には「ニンジャ警察 悪人喰い」を強く推したい。山奥に籠る女忍者が都会に行き警察官と事件を解決していく内容で俺の好きなハード感じと非現実的なところがいい感じのバランスになってる。 新キャラが出たところで終わってるのが残念。続きが読みたい 犬輔さんが描く殺人鬼神様、キサマを殺したい。 松橋犬輔やむちゃこの漫画、好きだな~ 殺人鬼の少年と、それに伴う殺害現場をメインに描いてるわけだからもっと暗い気持ちになってもいいのに、それがない。 松橋犬輔さんが描く純粋なキャラクターはすごく魅力的なんです。ほわーんとした空気ごと描いてるみたいな? 余談ですが1巻の中にこの前読んだばかりのB級ホラー小説「ネクロフィリアの食卓」の表紙が使われていて笑ってしまいました。キャラが渋滞してる赤ずきんちゃん平成最後の赤ずきん 黒崎冬子名無しなにが平成最後なのかは読んでもわからなかったけど、美しさに優劣をつけることは無粋であるというのはそのとおりだと思います。 赤ずきんが「ありがとでーす」と言ったり、おばあちゃんが赤ずきんのことを「赤の字」と呼んだり、猟師が女装した男だったりと、色んな要素が渋滞していたけど最終的な感想は、最高!です。美しいだけじゃないシビアなスケートの世界氷上のクラウン タヤマ碧名無し可愛い絵柄に対して結構シビアというか嫉妬とか才能の世界を描いてる漫画。 幼馴染を驚かせたいが為に跳ぶのに、幼馴染はその主人公の才能をみて自分と比べて苦悩してしまったり…。 絵の線が柔らかで好きです。 表紙が超かっこよくて手に取りました紅色魔術探偵団 山田章博ANAGUMA山田章博作品、本作しか読んだことがないのですが、まずもって硬質で精緻なペン運びが見事です。(改めて見返すと、イタリアのマンガ家セルジオ・トッピっぽい妖艶さがありますね) 絵の魅力はもちろんのこと、セリフ回しやキャラクターの造形も洒脱! アーティスティックなだけでなく、ちゃんとキャラ芝居のカワイさも同居しているのが達人技です。 話の筋も「イケメン小悪魔がマッドサイエンティストと美少女チャイナ娘にこき使われて不思議な事件に巻き込まれる」というキャッチーな作りでとっつきやすい。 と思えばディティールの凝りもすごい(ソロモンの魔術書のくだりとか)ので、読み応えがあります。 もっとこの3人の物語が見たい…と思わずにはいられない快作です!人に薦めたくなる短編集ワンナイト・モーニング 奥山ケニチ名無し読み終わった後、もっと読みたい!と思える短編集でした。 自然体で、いい意味でありふれてて、親近感のあるお話が多いです。 ごはんもすべて身近なものだったのがよかった。とくにたまごサンドが美味しそうだったな! 話としては、肉まんのがいちばん好きかも。 奥山ケニチさんはおっぱい描くの上手いと思います。響のバトル成績まとめ響~小説家になる方法~ 柳本光晴まくらうど※ネタバレを含むクチコミです。 ありそうと思わせるのがうまいゴールデンゴールド 堀尾省太いい漫画読みまだ最初ですが、面白いです。 「アニメイトに行きたい〜」という普通の一般的な子供の目線から自然と不思議な現象に巻き込まれていく。 広い日本。辺鄙なところ、ましてや離島に行ったらこんなヘンテコなことが起きてもおかしくはない! 流れてきた木の何かを洗ってみたらフクノカミだったりしてもおかしくない。 違和感なく不思議な漫画の世界に引き込まれる。 劇的に何かが起こるというよりは、日常が知らないうちに何か別のものになっていく感じ、すごいと思います。 おすすめです全体的に夏っぽい短編集あたたかい肩 雁須磨子名無し夏っぽい話が多いので、汗をかく描写が多い気がしたのだけど、雁須磨子が描く汗はエロいなーとしみじみ。 表題作のあたたかい肩はどっかで読んだ記憶があるなと思ったら、Swimsuits Fellows!に載ってたやつだったんだ。歳を重ねる不安がどこかに吹っ飛ぶその女、ジルバ 有間しのぶ名無しこんな店があったら絶対に通いたい! 40歳の主人公が「若い子」と言われる店で、高齢のホステスたちが毎夜愛のこもった接客をしてくれる。 酸いも甘いも知り尽くした女たちの、明るくて大きく包み込む優しさに、主人公も抱いている不安(40歳独身恋人なし、きつい仕事、貯金なし、田舎の親の心配…)を蹴散らして、これからの生き方を自分で変えてゆく。 読むと年を取ることはちっともマイナスなことではなく、むしろ逆で、プラスでしかないんだと思えます。 アララがホステスたちに影響され新たな生き方を見つけていきながら、同じように将来に希望を見いだせず腐っていた友人をも巻き込んで前を向いて強くなってゆくさまが痛快です。気持ちの変化による見た目の若返りかたも面白い。 後半は店を立ち上げた女性ジルバやくじらママがどのように生きて来たのかを振り返るのがメインです。 この店で働く以上、ジルバという人間のことを知る必要があるのでしょうが、壮絶な生き様を追体験するような感覚があるので読む手が少々重くなります。 40を越えたら自分もこんな店をつくりたいな〜…。 ニヤニヤ不可避! 最高に尊い「おっさん×幼女」退魔師と悪魔ちゃん トナミショウたか悪魔ちゃんがかわいすぎて頬が緩むのを止められないので、電車とかで読むのマジで気をつけて。一人でいるときに好きなだけ悶絶しながら読むのがオススメ。「おっさん×幼女」と「人間×悪魔」という属性が絡み合う、萌えの相乗効果がやばい…! 読んでると「あびゃーっ🙈悪魔ちゃんかわいい!!!!」と、「うひゃーー!! 退魔師さんイケメン🙈」が交互に襲ってきて、もうどっちに興奮しているのかわからない。わからねーが、とにかく2人とも最高ってことはわかる。 2人の関係性は表紙の通りで、「愛情を注ぐ退魔師」と「それに戸惑う悪魔ちゃん」という構図がたまらく愛しい。作者は「色気のあるカッコいいおっさんとかわいい幼女」を描くために生まれてきた天才としか言いようがない。 ちなみに悪魔ちゃんですが、ニコニコ静画の読者から「きれいなメムメム(※悪魔のメムメムちゃん)」と呼ばれてて笑いました。 【無料掲載】ComicWalker https://comic-walker.com/jp/contents/detail/KDCW_AM05200296010000_68/ 【無料掲載】ニコニコ静画 (マンガ) http://seiga.nicovideo.jp/comic/33766 (画像は『退魔師と悪魔ちゃん』トナミショウ第1話より。)「君の名は。」で満足できなかったタイプの人にココロコネクト CUTEG 庵田定夏mampuku アニメ化に際して色々騒動があったのは作者にとっても作品にとっても気の毒でしたが、作品自体はめちゃめちゃ素晴らしいです。 最初のシリーズ「ヒトランダム」ではだばだば泣きましたし、それ以降の作品もどれも切なく苦しく力強く感動的で、ラノベで恋愛でここまでできるのかと驚きました。 コミック版も可愛らしく良くできていますが、読んで「悪くないな」と思ったらぜひ原作小説かアニメを見てほしい。近年流行った「君の名は。」的な恋愛モノが好きで、かつ「君の名は。」に物足りなさを感じた人には特にオススメしたいです。あの映画で新海さんがあえて省略した "入れ替わり" 当事者たちに起こったココロの変化の描写を、逆に徹底的に掘り下げた作品が「ココロコネクト」だからです。アスペルガー症候群の男が父親になったらプロチチ PROFESSIONAL FATHER 逢坂みえこ名無し専業主夫の育児漫画といえばそうなのですが、主人公の徳田直は人間関係も仕事も全く上手くいかず、産休を終えた妻が職場復帰したのと同時に専業主夫として家事育児をほぼワンオペで行うことになった、アスペルガー症候群の男です。 直は一つのことに固執したり、人の発言をそのまま受け取ってしまう、また嘘や社交辞令が一切言えないため、周りの人から距離を置かれることも多いが、どうすれば息子の太郎を無事に健やかに育てることができるかを、納得できるまでとことん考え、調べ、時には自分で実験し、身につけてゆく。 バリバリ働く妻が、とても明るくて物分りが良く直の最大で唯一の理解者です。周りの人もだんだんと理解を示していきます。 難しいことは描いていないので、サラサラ読めます。 発達障害に対する理解につながるだろうし、育児するうえでの有効な知識も得られると思います。 結局、育児は母親と父親どっちがやろうと大変であることには違いがないですね。でもやらないと得られない発見や楽しみがあるんだろうな、と思います。 当代随一のデコ貧乳マエストロくノ一ツバキの胸の内 山本崇一朗mampuku 男を見たことがないくノ一だけの里で悶々と暮らすラブ未満コメディ。「からかい上手の高木さん」作者だけあってチャームポイントのおでこ、ぺったんこの胸、少女性の中に仄かに香るバブみ、素晴らしいです。「美少女」という概念に頼らずに可愛い女の子を描く天才。 ムッツリスケベな主人公ツバキが妄想逞しくしているだけの話かと思いきや、個性豊かな同僚のくノ一たちとの切磋琢磨も微笑ましく描かれています。 巻末のオマケ漫画に高木さんがゲスト出演していますが、さすがナイスからかいでした。会心の一食をお見舞いしたるワ!華麗なる食卓 ふなつ一輝 森枝卓士名無しタイトル通りカレー漫画です! 料理漫画多すぎて食傷気味になり避けてしまう最近ですが、1ジャンルを掘り下げ型と思えば面白い。 一重にカレーと言っても色々あるんですね…長編なのですが1話1話安定感があります。 だいたいカレーと可愛い女の子が多い話。 読んだ後はもうカレー食べることしか考えられなくなります。 ココイチに置いてて欲しいグロいけど読んでしまうギフト± ナガテユカ名無しグロいけど読んでしまう 環とか顔可愛いし違和感あるはずなんだけどこのアンダーグラウンドな世界に馴染んでる 女性作家が描いてるとは思えない 手品先輩が可愛すぎる手品先輩 アズ名無し手品先輩が可愛すぎるなぜだ…どうして俺は寿司が握りたいんだ!!元祖江戸前寿し屋與兵衛 内山まもる 白川晶名無しサラリとタイムスリップして寿司を握ります。 タイムスリップというより不思議な夢を見て寿司屋與兵衛が憑依してしまった感じ? なぜだ、どうして俺は寿司が握れる…! 理屈すっ飛ばして寿司を握る漫画。女も寿司も上手に握ってやるぜ! 一貫してどの男も女には優しく寿司には厳しい… 寿司を握る漫画的には一番最速なのでじわじわと面白いです。 寿司ネタとシャリの知識は勉強になります。 寿司大好きなのでこういう食い方してみたいと思うばかり <<522523524525526>>
ヒラマツ・ミノルさんの作品は基本ギャグが多目のストーリーで安心して読めるんですが、時折挿入されるシリアスな描写の印象もまた、この作者の「真実」なんだろうなあと思います。 この「ヨリが跳ぶ」も、物語の8割くらいはギャグでコーティングされています。ただそのギャグというのは、懸命な生き方の人間が全力でぶつかる結果であり、小賢しい生き方とは無縁の痛快さがあります。 物語の中盤に、あるシリアスなシーンがあります。そこまでのギャグまみれの物語とは異なる、ある女性のラスト・ダンス。アスリートが死に場所を迎えた時に笑顔を浮かべて、それを観ている人間が納得出来るというのは、その物語の語り手の企みが成功したと言えるのではないかと思います。 全20巻というのはちょっと長いかもしれませんし、序盤と終盤で物語のテイストも多少変わってきます。とはいえ面白い作品ではあるので、もし良ければ。