少女マンガの感想・レビュー3719件<<979899100101>>お茶の合間に…紅茶王子 山田南平名無し紅茶の中から出てきた紅茶王子こと、アッサムとアールグレイ。願い事を3つ叶えてくれるのに、奈子も美佳もなんですぐに願い事を言わないのかが不思議だった。自分なら願い事3つぐらいすぐ浮かぶのだけど。でも願い事を叶えて貰ったら紅茶王子は消えてしまう、それは寂しい。紅茶王子には、いつまでもお茶会同好会の仲間として奈子のそばに居て欲しい。紅茶のウンチクなどもあり、楽しい学園ファンタジー作品なのですが、内容の割には全25巻と長巻です。一気に読み通すよりも、お茶の合間に少しずつ読みたいマンガです。愛が無くてもいいんじゃない食う寝る所に愛は無し あらいきよこ名無し1話目の表題作の男性がクズっぽく描かれてますけど、私は子供を欲しくなかったので、この同棲相手さんは羨ましい、と思って読んでしまいました。結婚する気はないのは困りますが、子供を欲しくない男性、良いですね~。私もこういう風に価値観のあった男性を選べば、離婚にはならなかったのかな~と思いよみました。途中から違ったタイプの男性が、出てきますが私なら同棲相手の彼氏を選びますね。34歳女の本音女は本音を語らない あらいきよこ名無し同窓会で久々に会った同級生はほとんどが結婚していて例外なく家庭の話で盛り上がる。確かに34歳ともなれば結婚している人が多いかもしれない。とは言え現在は結婚も遅くなっているから30代前半で結婚を焦らなくても良いのに、いや返ってその年代だから焦るのかもしれない。凛々子は独身介護士、アヤカは既婚だけど何か裏の秘密有り、桜はすでに離婚してシンママ。立場の違う3人が同窓会をきっかけに会うようになったものの会話にはいつも裏と表が有る。その裏の心の声(本音)がとても鋭くて面白い。女友達ほど、簡単に裏切るものはないです。だからこそ、この漫画を読んでいて、大きく肯くものばかりでした。男同士の友情より女同士の友情ほど、儚いものはないのがリアルの世界。思わず考えさせられてしまいました。ちょっとシリアスだけど、それなりに面白い。ダメ恋作者による読みきり集君は唇から毒を盛る 尾崎衣良カカオ4つ恋のお話の短編集です。ストーリーの短さで、どれもサクッと読めてしまうのですが、その中には「これぞ少女漫画‼︎」と言える要素が全て含まれています。恋する女の子の心のときめき、高揚感、幸福感、悲しみ、切なさなどなど、女性が共感できる気持ちがぎっしり詰まった作品です。まだ見ぬ恋に憧れている人、恋している真っ最中の人、恋を失ってしまった人、すでに家庭を持っている人、どんな状況にいる女性もこの作品が好きになってしまうんじゃないかな。個人的には、第1話が気持ちがスカッとするし、主人公ふたりのいじらしさ、可愛らしさもあって好きです。 食をとおして考える、子供の心とからだの健康給食の時間 くりた陸名無しいじめが原因でおばあちゃんの家がある田舎の小学校に転校した未来は、最初可哀想な女の子という印象でした。しかも好き嫌いが激しい偏食ときているから給食の時間も大嫌いで、体も痩せているという問題もある。でもそこで出会った給食のおばさん、ならぬおじさん(超イケメン)人に、キュンキュンときめいたことで好き嫌いがなくなる!?という展開です。 小学生が大人に恋をするという恋愛の話がメインですが、育ち盛りの子どもたちの心と体の悩みにも向き合っていくというテーマがあると思います。 未来と健さんがどうなるのか、想像以上に感動のラストでした。初々しいラブコメブラザー・トラップ 日向きょう名無し折角新たな恋の予感がしているのに和泉は元カレの弟。それも元カレとの別れはちょっといわく付き、となったらその弟との恋は上手く行くのかどうなのか?でもそれは本人達、あかりと和泉次第だと思う。まだあかりに元カレ大和への気持ちが残っているなら止めた方が良いと思うけれど、どう見てもあかりには大和より和泉の方が似合う。それはきっとあかり自身が一番よく分かっていると思う。揃って不器用な2人には何だか色々な行き違い、勘違いが起こる予感はするけれど、それに挫けず幸せになって欲しいと思う。大学生にしては初々しい2人のラブストリーだけど、きっとこんな可愛いカップルもいるはず。高校生~大学生が読めば等身大で楽しめ、それが過去だった人たちが読めば自分にもこんな時があったなと懐かしくなると思う。日向先生のおすすめラブコメ作品。友情努力勝利プラスαすぎる昭和の名作シャンペン・シャワー かわみなみ野愛少女漫画もスポーツ漫画も滅多に読まないけど、この2つが合わさって更にギャグ漫画要素も入るとこんなに面白いのかとびっくり! 少女漫画でサッカーを取り扱った作品て現在に至るまでどれくらいあるのでしょう。好きな男の子がサッカー部とかそういうのは多いかもしれないけど珍しいのでは? しかもわたしが生まれる前に連載されていた作品で、Jリーグ発足前らしいのでまたもやびっくり。ガチのサッカー好きだから描けた漫画なんだなあ…。 だからこそ、サッカー好き以外の人も楽しく読める漫画だと思います! ジャングルで育ったバナナばっかり食べてる野生児アドルと、彼を取り巻く変人だらけの仲間たちがてんやわんやサッカーしたりサッカー以外のことをしたりとにかく楽しい! 変人だらけだけど絵は昭和のキラキラこってり少女漫画なので、アクが強いのに美しくて絶妙なんですね。アドルめっちゃ可愛いし。 サッカー漫画とかアニメって試合の描写が超次元なものが多いけど、こちらの作品はだいぶまともと言うかしっかり描かれているのではないかなと思います。 後半になると結構超次元サッカーだし、男塾みたいな修行もしてるけども…それもまた一興。 友情努力勝利にプラスしてギャグと美が加わってるんだから最強です。2chコピペのトッティもこのチームなら常識人かもしれない…という世界観をぜひ味わって!! 夏目友人帳スピンオフ4コマニャンコ先生が行く! 緑川ゆき カネチクヂュンコ名無し表紙のかわいらしさに惹かれて読んでみました。私たちの世代でニャンコ先生といえば、いなかっぺ大将を思い出すのですが、こちらのニャンコ先生はなんともほんわかした気分にさせてくれるかわいらしい作品です。夏目友人帳本編を読んでいない私でも楽しく読めました(読んでいればなおのこと楽しいはず)。 世の中が心配ごとや不安が多い昨今、頭の中をふんわりと空にして、気がついたらくすりと笑ってしまって、あたたかい気持ちになりたいときにおすすめです。明るく楽しく笑えるグルメ漫画食と薔薇の日々 松苗あけみ名無し「純情クレイジーフルーツ」で有名な松苗あけみさんのグルメ漫画です。貧乏な家に育ち、食べることが大好きな女の子・米(まい)ちゃんが、お金持ちのお嬢様の和菓子(わかこ)の家のレストランの売り上げを上げるべく奮闘するストーリーです。 専門的なグルメ漫画ではありませんが、恋愛とグルメが混じった松苗ワールドが楽しめます。明るく楽しい気分になれる漫画です。絶望しかないミスミソウ 押切蓮介野愛ずっと読むのを躊躇っていた作品。 壮絶ないじめの果てに、家族を焼き殺された主人公・春花が復讐を決意するストーリー。 あらすじだけ読んでも、つらい。 復讐を果たしたところで幸せになる未来なんか最初から見えていない。 学校だけが全てじゃない、逃げてもいいなんて言葉は逃げる選択肢を持っている強者のエゴかもしれない。逃げきれなかった春花も、逃げることすら知らなかった流美も、追い詰められて殺すしかなかった、是か非かではなく是が非でもやるしかなかった絶望の深さは想像を絶する。 復讐は善か悪か?是か非か?最後まで読んだところで結局結論を出すことはできなかった。 春花が救われるようなラストが訪れてくれと願いながらも、いじめっ子達がひとりひとり消えていくのをどこか清々しい気持ちで見てしまう。 漫画だから、虚構だから、なんて言い訳になるのだろうか。 最後まで誰も救われません。もちろん、読んだ貴方も。 歴史に基づく王族のお話。登場人物が魅力的!王国の子 びっけ名無し王国を舞台にしたお話。設定がしっかりしていて、独特の世界観に浸れます。王女の安全を守るための影武者役に選ばれた庶民の少年が、女装すると王女にそっくりという設定自体がワクワクします。 他の登場人物も、単純に「悪い人」「良い人」に分けられず、それぞれの心の動き、葛藤なんかがちゃんと描かれていて深みがあると思います。 歴史を扱う漫画って、人物の関係や王位をめぐる勢力図とか、込み入って小難しくなりがちですが、ちゃんと説明があり、話の進み方が丁寧なのでわかりやすいです。 史実に基づいた設定らしいので、歴史ものが好きな人(とくに英国)は読んでいて面白いと思います。美しい女装男子が好きな人にもおすすめ。虐めに立ち向かう勇気を教えられた新不思議のたたりちゃん 犬木加奈子名無したたりちゃんが、いつも虐められている姿を見ると、自分の子供時代にタイムスリップしてしまう。自分自身は、特にいつも虐められていたわけではないが、小学校のクラスでは、こんな漫画みたいないじめが横行していたのは確かだ。たたりちゃんの漫画を通して虐めに立ち向かう勇気も教えられたけれど、それ以上に、たたりちゃんの孤独に胸がキュンとしてしまった。京都の趣感じる素敵な作品。ながたんと青と-いちかの料理帖- 磯谷友紀Pom 戦後昭和の京都。 料亭、ホテル、料理の数々。品もあり、その時の世界に吸い込まれていく様な素敵な作品でした。 いち日と周(34才と19才の夫婦)お互い好きな人はいる中での結婚生活。多少のギスギス感が否めない。。 周は桑乃木(料亭)の立て直しのために、試行錯誤し、いち日は料理人として腕を上げていく。楽しそう。 なんやかんやと言いつつも、二人のチームワークは抜群と思う。 1年で立て直すことができるのか。 ここも読みどころですが、周といち日の関係も徐々に深まって行くので気になる所です。 所々出てくるお料理も、暖かい気持ちにさせてくれて、懐かしい気持ちにもなりました。 この作品の雰囲気がとても好きです。 憧れのあの子がお姉ちゃんに!?いい弟、悪い弟 瀬能旬名無し憧れだった女の子が親の再婚で自分のお姉ちゃんになってしまった!?という男の子からすると夢のような物語。血のつながらない男女が一つ屋根の下で姉弟として一緒に住んでいたら、絶対恋愛感情がでてきてしまいますよね。ちょっとドキドキハラハラさせられましたが、ラストはホッコリ。読んで良かったです。少女がたくましく成長していくお話暁のヨナ 草凪みずほ名無しすっかりアニメ化などの流行に乗りそびれ、つい最近無料キャンペーンで初めて読んで、どハマりしました。 初めは、か弱い夢みがちなヨナだったのが、物語が進んでいくにつれただ周りの男性に守られるだけじゃなく、自分から戦いに行くかっこいい女性に成長していきます。スウォンに裏切られつつも、好きな気持ちを断ち切れない。旅が進むごとのハクとの関係性にもキュンキュンします。また、シリアスな場面もクスッと笑わせてくれる、大好きな作品です。 元々古代中国系のお話が好きですが、少女漫画でそういった描写はそこまで期待していませんでした。ですが、街並みから服装といいとても凝っていて素敵です。「ぴょんぴょん」で連載されていた動物漫画とんで!小鳥ちゃん【完全版】 マヤよーこ名無しその昔、小学館より刊行されていた少女漫画雑誌「ぴょんぴょん」で連載されていたという、動物漫画。小学生の女の子が不思議な力を得て、動物たちを守っていくお話です。 昔はよく見かけたデフォルメされた絵柄で、人間だけでなく動物も愛らしく描かれています。話のテンポもちょうどよく、主に一話完結の話がまとめられています。小・中学生向けの内容だと思うので、読むとなんだか昔懐かしい気持ちになります。 小さな物語で描くもの窓辺の春 鯖ななこpennzou「窓辺の春」は月刊フラワーズ2019年4月号に掲載された鯖ななこ先生による短編読切作品だ。 鯖先生は現状自著の発行がなく、また作品も月刊ないしは増刊フラワーズにしか掲載されていない。そのため、鯖先生を存じない方が多いと判断し、まず鯖先生の経歴を記す。(間違いがあればご指摘頂けると嬉しいです!) 鯖ななこ先生は月刊フラワーズ2017年8月号にて発表された第90回フラワーズコミックオーディションにて金の花賞(賞の位としては第2位にあたるが、金の花賞以上が出ることはそうそうない)を受賞、受賞作「最適な異性となる要因の主観的考察」が増刊フラワーズの同月号に掲載されデビューした。以降より増刊フラワーズでは短編読切を、月刊フラワーズでは定期購読の販促4コマを執筆されていた。初の連載作品は月刊フラワーズ2018年5月号より開始された「きょうのヤギさん」で、現在も続いている。「きょうのヤギさん」は先述の販促4コマの設定を汲んだ4コマショートで、物語形式の作品が月刊フラワーズ本誌に掲載されたのは2018年10月号の短編読切「おとぎの杜」が初めて。以降、いくつかの短編読切と短期連載作品「Hide&Seek」が発表されている。 この経歴は、例えばデビュー当時の岩本ナオ先生も同様に販促4コマ(「町でうわさの天狗の子」の巻末に収録)や短編読切・短期連載(「スケルトン イン ザ クローゼット」に収録)を執筆しているように、フラワーズ生え抜き作家の定番ルートといえる。ただし、4コマショートとはいえかなり早い時期から連載を任されているパターンは珍しく、ここから編集部から特に期待されている(悪い言い方だと囲い込まれてる)のでは?と察することも出来る。 「窓辺の春」に話を戻す。本作は月刊フラワーズで発表された作品としては2作目となる。自分は前作の「おとぎの杜」で鯖先生の読切をはじめて読み、もしかしてこの人のマンガはすごいのでは……?と思いはじめ、本作でそれが間違いでなかったことを確信した。 鯖先生作品では「主人公が失ったものや隠れていたものに気がつき、見方を変える」ということが多く行われる。その変化がもたらす心地よさが魅力だと思う。本作ではその上で主人公の行動が他のキャラクターに伝播していく様子が描かれており、より風通しのよい作品になっている。 個人的にビビっときたのは、(ややネタバレになるが)おじさんが清潔な身なりで出掛けるシーンがあるのだが、なぜおじさんがその格好をしたのかを、後のたった1コマで表していた点だ。そのほんの小さな、しかしあざやかな手腕に惚れ惚れした。 本作は決してスケールの大きい物語ではない。小さな物語だ。しかしながら、岩本先生などフラワーズの先達が描いてきたように、小さな物語によって表せるものはあり、それがフラワーズらしさを形作る要素のひとつだと考えている。その潮流に鯖先生は乗っていると思う。 絵柄については丸みを帯びた親しみやすい画風であるが、大胆なトーンワークなどグラフィカルな要素も多く含まれており、それが鯖先生らしい画面にしている。 先述の通り、鯖先生単独名義の自著は未だに発行されていない状況である。しかし現在も断続的に短編は掲載されており、直近だと月刊フラワーズ2020年7月号に短編「おしゃべりな人魚」を掲載予定だ。これを除いても、単行本一冊分のストックは十分にある。 ただし、フラワーズ新人の初単行本は、めちゃくちゃハードルが高いのか、それはもう全然出ないのだ。最後に出たのは2017年12月の笠原千鶴先生「ボクんちの幽霊」が最後だったはずで、つまりここ2年以上出ていません。 それでも、初の自著が出版されるのを自分は心より待っています……大切なことが詰まってる青春物語キラメキ☆銀河町商店街 ふじもとゆうき名無し人情味あふれる商店街に住む男女6人組の幼なじみたちの交流に、心から温かい気分になれたり、時に涙して、笑顔になれる物語です。成長していくにつれて普通は離れていってしまう心を、しっかりとつなぎとめていく主人公たちの姿に何だか救われる思いがしました。友情も愛情もただ楽しいだけでなく、一筋縄ではいかない色々な問題が起こるけど、みんな相手のことを心から思いやっていて何度も泣けました。嘘に嘘を重ねた愛憎劇私たちはどうかしている 安藤なつみ名無し伝統と格式ある和菓子屋をめぐる愛憎劇。 母親を無実の罪で失ったヒロインは、真実を知るため名前を変え、嫁として潜り込むのだが、そこで泥沼の人間関係に巻き込まれる。 とにかく誰でもいいから、信頼できる人を見つけて協力を仰げばいいのに、愛し合っている旦那にすら嘘をついて結局裏切りの種を蒔くあたり、見ていて息苦しい。 本当に『どうかしている』というタイトルがぴったりだと思う。 イケメン兄弟と同居!きょうだいごっこ 安斎かりん名無しイケメン兄弟といきなり同居することになった女の子のドタバタ劇。 主人公は一人っ子なので、いままで兄弟と一緒にくらした経験がないため、いろんな場面であたふたしてしまう。そんな彼女がとても純で思わずキュンとしてしまいました。 それにしてもイケメン兄弟と暮らせるなんてラッキーだな…2巻で終わってしまったのが非常に惜しい。複雑な「人の心」にシンクロする百合 #1巻応援あなたと私の周波数 くわばらたもつあうしぃ@カワイイマンガある時、目の前の人が隠し持つ「何か」に触れる。 思いがけない秘密に触れて、その『昏さ』に混乱し、時に何かに気付かされ、時に受け入れ……様々な感情の在り方が、この『あなたと私の周波数』という短編集には描かれている。 その感情はかなり複雑だ。喜びの中に苦しみがあったり、プライドと憧れが混乱していたり、割り切れないまま前に進んだり……それは複雑なのだが、同調できるリアルさがある。 一言では言い尽くせない感情の機微を描いた、読み応えのある物語達。人の心の複雑さを忘れない為に、一つひとつの物語に心をシンクロさせつつ、読んでいきたい。 ●あなたと私の周波数 貴方は私の想いを知らない……そう思っていたOL。ふと見つけたトランシーバーから……貴方の声? ●お前に聴かせたい歌がある バンドのメンバーに「私の死体を埋めるのを手伝って」と頼まれる。……生きてるよね? ●あんたが背中を見せたから 陸上部のエースは転校生に負けてしまう。エースのプライドに対して、転校生は……。 ●君のすべて 弁当屋のバイトJKと、彼女に懐くJC。自分の父親が亡くなった〈らしい〉と聞いたJKは、JCの父が亡くなったと聞く。 ●私たちの長すぎる夜 好きな人に振られた事を引き摺り、泣きながら酒を飲み、女子をナンパしようとする女。占い師のお姉さんのキャラが好きロンリープラネット 売野機子こしあん占いって信じますか?当たらないって分かってるけど気になっちゃうって人にオススメの漫画かもしれません。どうにもならないって知ってるけど頼りたくなる気持ちってありますよね。そういうのをいいんだよって言ってもらえるお話です。 登場人物がたくさんいるんですが人気占い師のお姉さんのキャラが特に好きです。彼女の言うことがすごくいい。未来も本音も何でもお見通しな人だって悩んでる。でもハッピーエンドのきっかけもたくさんあるんだって思えました。 恋文をめぐるステキな恋のはじまりのオムニバス恋文日和 ジョージ朝倉名無し恋文=ラブレターをテーマに、様々な恋の始まりを描いた作品集です。デジタル時代の今、アナログの代表とも言える手紙を書いたり、もらったりすることは稀になってしまいましたが、この作品を読んでいると、手紙ってただの紙切れじゃないんだな、心がそのまま文字になって贈られるものなんだな、と今更ながらその特別さに気付かされます。ロマンティクなんだけれど甘すぎないストーリーで、さらっと読めるのに、話のひとつひとつがなぜかとても心に残るのは、ジョージ朝倉さんの個性的な画風と、主人公たちの気持ちや行動が、恋をしたことがある人なら誰でも共感できるものだからでしょう。女の子だけだなく、男の子にも読んでもらいたい漫画。全3巻ですが、私としては1巻と3巻がおススメです。高校生に振り回される警察官のラブコメPとJK 三次マキ名無し主人公と警察官という異色のカップルのお話です。 幼い主人公が甘えまくって彼氏を振り回すような感じかと思っていたのですが、読み進むにつれて女の子の方も成長し、年上の警察官を支える素敵な女性になっていきます。 主人公が公務員の奥さんやるような真面目なタイプではなく、天真爛漫で明るい感じなのが逆に好きです。<<979899100101>>
紅茶の中から出てきた紅茶王子こと、アッサムとアールグレイ。願い事を3つ叶えてくれるのに、奈子も美佳もなんですぐに願い事を言わないのかが不思議だった。自分なら願い事3つぐらいすぐ浮かぶのだけど。でも願い事を叶えて貰ったら紅茶王子は消えてしまう、それは寂しい。紅茶王子には、いつまでもお茶会同好会の仲間として奈子のそばに居て欲しい。紅茶のウンチクなどもあり、楽しい学園ファンタジー作品なのですが、内容の割には全25巻と長巻です。一気に読み通すよりも、お茶の合間に少しずつ読みたいマンガです。