少女マンガの感想・レビュー3719件<<107108109110111>>穏やかで純粋な気持ちになれる耳をすませば 柊あおい名無し映画を観てると時々「思春期の甘酸っぱい青春を謳歌しやがって…ッ!」みたいな気持ちになるんですけど、漫画だと(穏やかで)純粋な気持ちで読めるから不思議。漫画の持つ力なんでしょうか?漫画の方が入り込みやすいというか、一途な想いを感じやすかったですね。ギョッとするタイトル(笑)処女同盟 あおいみつ名無し主人公は5人の女子高生たち。恋や性に大いに興味のあるお年頃です。 ゆずき、恋泉、千津子、翠、希空の5人は、「ビッチにならずに、高校を卒業するまで処女でいよう」とその名の通り処女同盟を結びます。 しかし、もちろんそのまま同盟が守られるはずがありません。経験がないからこそ、恋愛や性に異様なくらい期待してしまったり、お互いに嫉妬してしまったり。。 もちろんそんな同盟を組んだことのある方はいないでしょうけど(笑)、同年代の読者なら、この複雑すぎる気持ちに共感してしまうのでは無いでしょうか。 ギョッとするタイトルで引かずに(笑)読んでみてください。結構深い少女漫画ですよ。ちびっこナンパイケメンクールにいきましょう あゆかわ華名無しイツキは5歳にして年齢問わずあらゆる女性にモテまくる天才ナンパ幼児。 そんなイツキが巻き起こす愛にらあふれたスーパーナンパギャグ漫画です。 可愛い美少年が次々とお姉さん達をメロメロにしていく様子がおかしく、テンポが良いのでスイスイと読めます。面白いです。ハートフルめぐたんワールドおしゃべりな時間割 水沢めぐみ名無し姫ちゃんのリボンでおなじみの水沢めぐみ先生のハートフル初恋ストーリーです! 小5の千花ちゃんの甘酸っぱい初恋に思わず顔がにやけてしまいます。 絵柄も女の子キャラは可愛く、男の子キャラはかっこよく描かれていて心の清涼剤になってくれそうな漫画です。 笑顔になりたい貴女、可愛らしい少女漫画で癒されてくださいね。 4人目の「花の24年組」はみだしっ子 三原順せのおです( ˘ω˘ )2020年3月に、三原順没後25周年として、漫画家として残したイラスト全てを収録した、『三原順 ALL Color Works』が発売されました。 私1人では三原先生を語れないのですが、これを機に、よりたくさんの人に三原先生の作品を知ってほしいので、満を持して口コミを投稿します! 少女漫画を大きく変え、またそれからの少女漫画の礎を築き上げた「花の24年組」には、よく萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子の3名の巨匠が挙げられます。 ここに4人目をあげるのであれば、私は間違いなく三原順をあげたいです。 三原先生は、1973年に別マでデビューした後、活動の場を白泉社に移し、花とゆめにて1975〜1981年にかけて、初の連載作『はみだしっ子』を描きます。 花とゆめの当時の誌面を見る限り、美内先生のガラスの仮面と並んで、読者の支持を得ていた作品のように思えます。 デビュー作から、三原先生の作品は萩尾、竹宮、大島先生とは全く異なった角度から、少年または少女の内面を描きました。 前述した3名の先生が、少女の目を通して見た世界や夢を漫画に落とし込んだのであれば、 三原先生は少年・少女が普遍的に持っている内面を具現化させました。 それはとても素直で、無邪気で、可愛らしく、 一方で、時に「ここまで彼らの弱く惨めな内面を晒すのか」と衝撃を受けるほどです。 『はみだしっ子』は、三原先生の作風を確立させた作品であり、本作で取り上げられているテーマは、以降の作品でも共通して語られています。 「愛ってなんだろうね、どこにあるんだろうね。ザマアミロ!」 社会からはみ出し者になってしまった4人の旅の行く末を、是非多くの人に見届けてもらいたいです。 三原先生は、1995年3月に、惜しくも連載中に亡くなられましたが、この後25年の間に、数々のイベントが行われています。 短編を含む全ての作品の書籍化、2015年「三原順復活祭」の展覧会、2018〜2020年の3年連続で原画展の開催、原画の整理及び保護活動etc…。 また、後期代表作『Sons』の舞台化にならび、『はみだしっ子』は近年2度に渡って舞台化されました。 これらの活動のほとんどは、当時の読者やファンによる企画・支援であり、そして成功を収めていると伺っています。 亡くなられてから25年もの時間が経ち、ここまで多くの支持を得て、数々のイベントを成功に収めてきた少女漫画がを、私は他に知りません。 先日発売された『ALL Color Works』も、数々のイベントの成功があったからこそ、発売されたものなのでしょう。 時を超えて読者を惹きつけ続ける少女漫画の名作を、是非読んでもらいたいです。二人が幸せになって欲しい僕の初恋をキミに捧ぐ 完全版 青木琴美名無し実写映画を観たことがありましたが、漫画の方が細かく描かれています。命の大切さに気づかせてくれる作品で、何度か泣けてしまうところがあって読んでいて、人を好きになる事は素晴らしいと思いました。最後はご想像におまかせなので、本当にどうなったかと気になる終わり方でしたが、完全版では最終回について青木先生による解説が収録されています。買うならこちらの完全版がおすすめです。世話焼き妹はイケメン姉に敵わないあとで姉妹ます。 めのあうしぃ@カワイイマンガ容姿端麗、みんなに好かれる「カッコいい」高校生のちかみ。彼女の裏の姿は、妹の小学生・るみかしか知らない。 その裏の姿とは…… ●家ではめっちゃダラシナイ ●野菜大嫌い そして…… ●女児アニメのコスプレイヤー そんな「痛い」姉・ちかみを何とかカッコよく保とうと、何かと世話を焼く妹・るみか。ちかみはるみかに叱られながらも、口八丁手八丁でるみかを籠絡。しっかりしてるようでいてコロッと騙される、るみかが可愛い。 カッコいいお姉ちゃんを周囲に自慢したくて奮闘し、姉の交友関係にヤキモキするるみかを、奔放に振舞いながらも要所で安心させてやるちかみ。家庭の都合で二人暮らしの、互いを強く想う心がコメディの要所要所に描かれ、はっきりとした恋愛描写はあまりないのに、しっかり姉妹百合している。 妹に親友にと、ちかみは周囲に恋情と嫉妬心を起こさせる。それだけちかみが良い奴なわけだが、そんなモテモテ姉を、るみかは信頼して愛し続けることが出来るのか? 強い想いはあれど、そんなに深刻にならずに笑いながらもグッとくる、愛らしい姉妹百合コメディだ。 絵とカバーデザインの可愛さだけでも、手元に置いておきたい作品! 素敵な世界カードキャプターさくら CLAMP名無し読むと幸せになれるCLAMP先生の代表作品です。 絵柄も美麗ですし、登場人物が皆素晴らしい人物ばかりです。子供は皆良い子で可愛く、大人は責任感があって優しい。 アニメにもなった今もファンの多い名作少女漫画です。可愛くて綺麗な世界を観たい人、ぜひこの幸せな世界に浸ってください。オススメします。深い愛情を感じるぼくと三本足のちょんぴー 小田原ドラゴン名無し漫画家・小田原ドラゴン先生とミニチュアピンチャーのちょんぴーとの出会いから、ちょんぴーが家族になり、やんちゃぶりに振り回されつつも深い愛情を感じて、お互いに掛け替えのない存在になるまでの日常一コマ一コマが微笑ましくて、読みながら思わず笑顔になってしまいます。ガンのために三本足になってしまったちょんぴーですが、全く不自由を感じさせないやんちゃさには見ているこちらも楽しく明るい気分になり、元気をもらえます。私も犬と猫を飼っていて、彼らが飼い主にもたらしてくれる幸せを日々感じていますが、この作品の中にも同じように幸福感があふれていて、とても温かくてほっこりした気持ちになります。主人公、天狗の娘の秋…町でうわさの天狗の子 岩本ナオ猫あるく主人公、天狗の娘の秋姫も女の子らしくてかわいいけど、姫を助ける幼馴染で世話焼きの瞬ちゃんや優しい同級生のタケル君など出てくるキャラが魅力的! ゆるゆるでほのぼの系の恋愛漫画だと思って読んでいたら、後半は加速的にダイナミックな展開になり一気に伏線回収していったので呆気にとられるくらい驚いたし!良くできたストーリーに引き込まれました。 最初読みはじめた時はラストにこんな泣かされるとは全く思ってなかったなぁ〜、読んで良かったです。 妖怪物が好きな人、うしおととらなんかかが好きな人は刺さると思います。 Twitterでめっちゃバズってたやつ双子百合えっちアンソロジー 一迅社アンソロジー名無し一定層にドストライクだったのか、こういうものにしては珍しく相当バズってた印象。個人的には最後に乗っていた凡竜先生の「双子引力」がユニークで印象的だった。双子の消費カロリーが連動しているという発想から、ああなるとは。道満晴明を思い起こさせるアホさ。いいね!ファンタジー少女漫画!暁のヨナ 草凪みずほあき国を追われたお姫様が誰よりも気高く強くあろうという芯の強さに惹かれます。その姫を護衛する龍たちも1人1人キャラが濃くてかっこいいです。グッズ化して欲しい名言推しが武道館いってくれたら死ぬ 平尾アウリ名無し「生きていく上でいちばんどうにかなるのはお金だから」(えりぴよ) 「お金を出してこその接触。」(くまさ) 「私の人生には推しの一分一秒が必要なんです!!」(えりぴよ) 「オタクは推しの言動ひとつで人生狂うんですから」(くまさ) https://www.comic-ryu.jp/blog/2019/10/191010oshibudou06/ 公式グッズの名言も良いのだが、まだまだステッカーやTシャツにしてほしいヤバい名言がたくさんある。「臓器オフ」とか。 魔法とロボットと友情と恋、すべてが詰まったファンタジー作品魔法騎士レイアース CLAMP名無しCLAMP先生の代表作といっても過言ではない作品。東京タワーに修学旅行で偶然集まった、光・海・風の3人の少女が突然異世界のセフィーロへ飛ばされ、その世界を救う魔法騎士となる。子ども心にワクワクが止まらない壮大なファンタジー。本作品の特徴はなんといってもCLAMP先生が生み出す魅力的なキャラクター。主人公3人も個性的で美しいが、周りを彩る仲間・敵もとても魅力的。当時カラーページを何度も見返してはウットリしていたことを今でも覚えている。作品はファンタジー作品らしく、主人公たちの成長と魔法世界がうまくリンクしており、キャラクターに感情移入して応援してしまう。作品ラストであかされる驚きの結末も含めて、見ごたえのある漫画だ。世界一可愛くて世界一恐ろしい聖ロザリンド わたなべまさこ野愛漫画の登場人物でいちばん可愛い女の子は誰だと思いますか? と聞かれたら、おそらくわたしはロザリンドと答えます(ハルシオン・ランチのヒヨスとゆびさきミルクティーの左ちゃんも捨てがたいけど)。 ロザリンドはそれはそれは天使のように愛らしく無邪気な少女です。母に愛され執事に見守られ暮らす、天真爛漫で素直な少女です。 でもめちゃくちゃ人殺します。とんでもない方法で殺します。 「輸血」と「バター」がかなり印象に残っていて何度も思い出したり読み返したりしています。トラウマになるのでぜひ読んでみてほしいです。 話は振り出しに戻るのですが、ロザリンドは本当に可愛い女の子なのです。嘘を嫌い、苦しんでいるひとを放っておけない一面もあります。母を愛し、また、母に愛されている幸せな女の子なのです。 だからこそ、どうしてこんな天使のような女の子が…と悲しくなったり恐ろしくなったり心を揺さぶられるのだと思います。 大人になったロザリンドに格闘技覚えさせて沙村先生のベアゲルターに登場させたい…そんな恐ろしいパラレルワールドを夢想してしまったので神に懺悔したいと思います。年齢を重ねてから理解できる女ともだち 一条ゆかり名無し中学生の頃にリアルタイムで読んでいた時はいまいち理解できなかったけど、ある程度の歳になって読むと理解できる作品。主人公とその叔母の「女ともだち」のような関係が、あっさりしているようで、実はお互いにとって大切な存在という、奥の深さを感じる。りぼん誌に連載されていたが、ターゲットとしてはもっと上の世代を狙ったほうがウケたと思う。 りぼん黄金期の超名作!姫ちゃんのリボン 水沢めぐみ名無し「パラレルパラレル、***になあれ!」この呪文を、当時何度唱えたことだろう。残念ながら私は姫ちゃんの赤いりぼんを持ってなかったし、魔法の力もなかったから変身はもちろんできなかったけれど。作中で姫ちゃんは何度も、そこで変身しちゃだめだよー、ってところで変身しちゃう。それはちょっとしたいたずら心だったり、仲間のピンチを救うシーンだったり。そのたびに私はハラハラドキドキ、涙をしたんだ。大地君はかっこいいし、日比野さんもいい奴だし、何度読んでも笑顔になれる名作です。当時と今の感想の違い先生! 河原和音名無し初めて読んだのは掲載当時で高校生だったので、主人公・響や親友の千草に思いっきり感情移入して読んで、好きな人を想って切ない気持ちになったり、先生や親など大人の言うことがわからなくてムカついたりしていました。 大人になって読んでみると、響の先生への気持ちがとても真っ直ぐで応援したくなる気持ちは変わりませんが、先生や周りの大人達の気持ちもわかって、より面白く感じました。 特に、中島先生が浩介の気持ちを疑ってしまう気持ちが痛いほどわかり、それをぶつけても尚、中島先生を選ぶ浩介のカッコ良さはたまらなかったです。 響と先生のその後の話を読みたくなりました。3姉妹の恋物語福家堂本舗 遊知やよみ名無し代々、受け継がれてきた由緒ある和菓子屋の3姉妹が、それぞれ色んなパターンの恋愛をして悩んで成長して行く姿が描かれていておもしろい。時にはちょっとぶつかり合いながらも、お互いのことを支えあう3姉妹のことが羨ましくなりました。中でも次女あられと職人のケンちゃんとの恋は良かった。 女性恋愛漫画家による異世界無双はできるか!?#1巻応援次回作は異世界漫画家 忍のれん雛編集からボツをくらい続ける女性漫画家が異世界に飛ばされて、自分の描いた漫画で生きてきます。 異世界であっても自分の描いた漫画が認められる瞬間は何よりも尊く、ジーンときてしまいます。 異世界に飛ばされた先は女エルフが支配する「女性だけの国」です。あれ?Twitterで見た怖い議題?となりましたが、コミカルに、どのキャラも魅力的に描く忍先生の技量で、安心して次の展開を心待ちできます。今後主人公のミヤがどう動いていくのか、とても楽しみです。 異世界ならではの呪い師や鍛冶屋、アシスタントと一緒に現代の漫画を再現できるように奮闘するストーリーが心地よく、とても好きです!!童貞なのにパパ!ぼくは浪人童貞パパ 庄司陽子名無し庄司陽子先生の漫画は『生徒諸君!』が有名ですが、『ぼくは浪人童貞パパ』も当時人気があった作品です。 浪人生である康太郎が偶然出会った3歳の女の子「ちっとちゃん」にパパと慕われ、そのママ「きっこ」(まだ高校生!)とも次第に親しくなっていく。そして、康太郎はついにきっことの結婚を決意する… 。 コメディータッチですが、感動的なストーリーで、人生の大変さや責任とは何かを教えてくれた漫画です。 ちなみに、このお話には「これでおさらば童貞パパ」という続きがあります。 「男と女の曲がり角」に短編として収録されていますので、気になる方はそちらも読んでみてください。忘れられない恋愛漫画ハンサムな彼女 吉住渉名無し主人公の未央が一哉とどうなってしまうのか、最後までドキドキして読み進めていきました。美央が可児収と付き合ったり、それでも一哉への想いを断ち切れない姿がとても切なくて、物語がどんどん面白くなっていくんですよね。昔読みましたが今でも覚えているぐらい大好きな作品です。 キラキラ大正ロマンはいからさんが通る 新装版 大和和紀名無し婦人解放運動が盛んな時代を舞台にした大正ロマン少女漫画です。 華やかな容姿と言葉遣いで、女性がこれからの世の中でどういう生き方をすべきなのか考えさせられます。アグレッシブに生きようとする時代にふさわしく、困難がありながらも前向きに努力するヒロインの姿が美しい。ぜひ、女性に一度読んでいただきたい作品です。動物のお医者さんを読んで動物のお医者さん 佐々木倫子名無しかつて大人気でドラマにもになった、獣医を目指す獣医師の卵たちの漫画(ギャグ寄り)です。著者の佐々木倫子さんの取材力がすごいのだと思いますが、獣医学部についてかなり詳しく、動物もリアルで、そして何より面白いです。話はほぼ1話完結なので、どの話から読んでも楽しめます。この漫画を読んで私のいとこも「獣医になりたい」と言い出したほど影響力のある漫画で、モデルになった北海道大学の獣医学部の倍率がものすごく上がったのは有名な話です。またシベリアンハスキーも人気になりました。佐々木先生独特のふわっとした絵柄で描かれており、出てくる動物たちがとにかく可愛く、動物たちの心の声がまた面白いので、読んだことのない方にはぜひおすすめです。ちょっとした動物豆知識も身に付きます。<<107108109110111>>
映画を観てると時々「思春期の甘酸っぱい青春を謳歌しやがって…ッ!」みたいな気持ちになるんですけど、漫画だと(穏やかで)純粋な気持ちで読めるから不思議。漫画の持つ力なんでしょうか?漫画の方が入り込みやすいというか、一途な想いを感じやすかったですね。