少年マンガの感想・レビュー7903件<<6263646566>>救いはあるのでしょうか #1巻応援クラゲの骨は青 追本兎来栄寿『花は口ほどにモノを言う』の追本さんの新作なら間違いなく面白いはずだという確信に近い期待を持って、楽しみに第一話を読みました。 そして、読み終えた後は第一話最後のセリフと同じ感情に陥りました。 不穏と不安と闇と絶望をじっくりコトコト煮込んで冷やして固めたものを、見目は良い薄く脆い何かしらで覆って取り繕った歪な料理のような。普通の物語であれば救済を担いそうなはずの存在が、名状し難き深淵へと繋がる道塗となっています。 以前から感情表現の巧さは光っていましたが、マンガという媒体における不穏さを煽る表現力もすこぶる高く、常に嫌な予感をもたらされます。その一方で毎話毎話の引きも非常に強く、ページを捲る手が止まらなくなる。そんな魔的な誘惑を感じる作品です。 言うまでもなく通常クラゲには骨はないわけですが、それを青いと表するタイトルは一体何を意味するのか。 ジェットコースターのような目眩く展開と、精神へのダウン追い打ち。色々な意味で目の離せない物語です。プロレス良く知らないけど作者の愛とロマンは伝わったグラップラー刃牙 外伝 板垣恵介mampuku『グラップラー刃牙』本編クライマックス、トーナメント決勝からのあれほどの大団円の感動も冷めやらぬうちにわざわざおっぱじまるくらい作者この2人好きだったんだなというのがわかる“エピローグ”になってます。 ぶっちゃけ当時を知らないのでこの世紀の勝負をとりまく熱量がどれくらいリアリティあるものだったかまでは知りえませんが、この作品の多くの描写がそうであるようにファンタジーだったとしても面白かったことに変わりありません。幸せな気持ちにさせてくれる谷くんとみゆと仲間達。正反対な君と僕 阿賀沢紅茶Pom 谷くん、みゆ。この二人、最高のカップルです。 名前で呼ぶのすら、緊張していることに可愛い〜と思い、読んでる時は日常の嫌なこと忘れてしまうくらいでした。 みゆも、正直で素直で内面も可愛すぎだし、ただただ愛おしい二人だなぁ〜としか感じない幸せな気持ちになれる漫画だと思いました。 友人たちの恋も所々にあって、皆が皆キャラが立っているし、どこを読んでも楽しかった。サバイバル感!!Dr.STONE Boichi 稲垣理一郎ママ子科学×サバイバルといった感じでしょうか。科学が全く苦手な文系女子ですがわくわくするような展開で読みやすく、なるほどなぁ~と感心しながら読み進められました。かなり非現実的な設定ではありますが、すぐ入り込めます。それぞれのキャラクターが良いんでしょうね。頭脳派な千空かっこいいです!!まだ途中なのですが早く続きを読みたいです! どんなご利益があるのかね?江戸前エルフ 樋口彰彦starstarstarstarstar_borderこめつぶエルフがご神体ってなかなかな発想。 名前も高耳神社って名前すごくマッチしてる!! しかも全国に結構なエルフがいてるなんて、みんな美人さんで可愛い、癒されます! この数十年引きこもりになってしまって町の人との交流がなかったけど、新米巫女といっしょに少しずつだけど月島の街に出て現代のお江戸満喫! 長く生きるエルフとの考え方や距離感の違いなんかが面白いっす。カラーなだけあって、ほんと美味しそうでヨダレもの!!食戟のソーマ カラー版 附田祐斗 佐伯俊 森崎友紀starstarstarstarstar_borderこめつぶ青春料理コメディ。 アニメで何期もやっていたけど、完結していたんですね!! 下町の定食屋の少年が、どんなジャンルの調理でも奇想天外なアイデアで立ち向かって、審査員や周囲の人を提供した料理に釘付けにしていく。 敵味方関係なく切磋琢磨して料理の腕ガンガン磨いていきます。 美味しいと感じた時の表現が、一様に服が破けて恍惚の表情でとろけてる~。ある意味見せ場笑。な、何この漫画…!シバタリアン イワムロカツヤ名無し表紙からしてインパクトありすぎます シバタ増殖 シバタ対主人公 ふつーの顔がたくさん増殖してるのが余計に気持ち悪い… 夢なのかなんなのか不思議な漫画すぎます。 つめあとどころじゃない #読切応援つめあと 椎野つばめstarstarstarstarstar野愛※ネタバレを含むクチコミです。デスノやっぱすごいわ…! 特別読切「Aキラ編」DEATH NOTE 特別読切 小畑健 大場つぐみ名無し「週刊少年ジャンプ」2008年11号に掲載された読切「Cキラ編」の続きから始まる新作読切。画業30周年小畑健展にて冒頭10ページの原稿が展示される。 (追記:2020/02/04 ジャンプSQ.2020年3月号に完成した読切原稿が掲載!) 【あらすじ】 ミードラからノートを受け取ったリュークは、夜神月のように長くノートを使ってもらえるような人物を求め、3年連続知能テスト1位の日本一頭のいい中学生・田中実の元を訪れる。実はリュークに2つ質問をし、「2年後ならノートを使う」と約束して一度所有権を手放す。 そして2年後の2019年5月、死神・リュークは約束していた通り田中実の元を再び訪れる。 『DEATH NOTE Aキラ編』 https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156668356542 『DEATH NOTE Cキラ編』 https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156668356526 (両作とも2019年8月12日まで限定公開) (追記:2020/02/04 読切掲載を受けて3/3まで再掲載中)DEATH NOTEという名作DEATH NOTE カラー版 小畑健 大場つぐみいい漫画読み今読んでも名作に変わりない ジャンプの黒塗りの見開きページは今でも印象的すぎて覚えてる DEATH NOTE新作読み切りも面白かった 名前を書いたら死んでしまうノートという設定でキャラクターは生きてこの世界のどこかにいる人間がモデル だからどの時代でやっても漫画になる、気がする。 人間の死が軽く扱われすぎてていろんな意見があるかもしれないけれど、漫画のテーマはそこにはないので不快な印象を抱いたりはしない。 またこのくらい読み応えがある漫画が読みたい。 ゾン100アニメ化ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎名無しともりる 実年齢は23歳 演じるアキラは26歳 実年齢より年上 演じるなんてスゴい触りたいのに触れない死神坊ちゃんと黒メイド 井上小春 イノウエstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ貴族の坊っちゃんがメイドに逆セクハラされているけど、二人は両思い。 そう、両思い。 でも、ハッピーエンドにはなれない。 魔女の呪いで触れたものの命を奪ってしまうから。 ある一定の線を超えなければ平凡な日常ものなのに、その範囲ではおさまりきらない。 魔女の呪いは強力過ぎる。 大変困った設定なのに、コミカルなシーンやホッとするシーンが要所要所にあるから、気を入れすぎずに読むことができる。 早く呪いが解けたらいいねと思いながら読んでいるのだけど、よくよく考えたら、坊っちゃんは貴族だから身分差があるし、さらに長男だから魔女の呪いという欠点がなくなると、長男としての仕事が戻ってくるのでは。 坊っちゃんのためにも、長女と次男は根回しが必要なのでは。 最終回まで読めば、ホッとできるのかな。楽しみ。俺つえーじゃなく姉つえー異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~ 田口ケンジ このえstarstarstarstarstar_border宮っしぃ異世界転移した主人公、ちょーブラコンの姉が異世界に追いかけてきて、姉弟で冒険始まるぜ!と思ったら、主人公はマジで普通の強さ、姉は超チートなステータスで、異世界俺つえーでなく、姉つえーな内容 ひたすらブラコン姉が弟とイチャイチャしようとしたり、姉に守ってもらいながら冒険したりと、田口先生の姉推しマジではんぱない、最高じゃん 同作家の作品好きな自分としては、超絶姉推しマンガとして素晴らしいと思います シンプルイズベスト異世界チート魔術師 鈴羅木かりん 内田健 Nardackstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ異世界に突然転移した主人公と幼なじみの女の子 使える魔法の属性数で強さが変わるファンタジー世界で女の子は全ての属性を使える超レアなマジシャンになり、主人公はユニーク属性の更にレアなユニークマジシャンに 魔法の世界で高校生がチート能力を駆使して冒険したり、魔族と戦ったりと、良くある内容ではあるが、長寿作品なだけあってしっかり作られてる シンプルながら、ファンタジーとしては一定のクオリティがあるので、読んでいてハズレ無しな感じが好印象 やっぱ気をてらったりせず、ありがちでも王道な異世界ものは一周回っていいですよねせっきん! マシュリー!!の感想 #推しを3行で推すせっきん! マシュリー!! 和田隆志starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ハルタや月刊スピリッツで描いていた和田隆志の新作じゃないか。ダンサーの記録あたりからずっと読んでいるが相変わらず面白いね。 ・特に好きなところは? きのこ王国の王女がキノコを食っていることに対しての「キノコ食べるんだ・・・」のツッコミ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 和田隆志はどの雑誌で何描いてもいいな。最強ジャンプの読切の後によくあるテーマに関係ある豆知識みたいなのは毎回面白い Lost Childrenの感想 #推しを3行で推すLost Children 隅山巴文starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中も読んでいたがほとんど理解していなかったので今回全部読んだ。 身分制と民族差別が支配する国家での二人の少年が主人公で各パートごとに物語が進んでいく。最終的には色々要因を回収して終わったとは思う。巻頭か巻末に各用語の説明をもう少し入れてほしかった。 ・特に好きなところは? 7巻以降かな。色々一気に話が進む ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 読み込めば読み込むほど面白くなるマンガとは思うが、マンガ内の舞台や風習や用語などが多く今回もなんとなく読み切ったという感じになってしまった。 近いうちにもう一回読み返してみようとは思う 小粋でお洒落であたたかいお話ジェーン・ドゥに祝福を 三堂マツリ野愛死者蘇生中のベッドの上がごちゃごちゃしているのが凄くセンスがいいなあと思った。 この時点ではコミカルなのかシリアスなのかハートウォーミングなのかわからないけど、きっと面白い作品に違いないという予感がした。 やっぱり面白かった。 お洒落で可愛らしい絵柄にぴったりの小粋であたたかい作品だった。 でもほんわか感動話ってだけでもなくてコミカルさもありブラックさもあり、絶妙なバランス。自分の語彙力の中だと小粋って言葉がいちばんしっくり来るかなあ。 素敵な作品でした!シバタとは何者か。どこから来てどこへ行くのか。 #1巻応援シバタリアン イワムロカツヤ兎来栄寿第1話の衝撃度でいえば、2023年最大級でした。 1話を読み終えた誰しもが思ったであろうことは、「え、これ読み切りじゃないの? 続くの!?」ということではないでしょうか。 いじめられっ子と厭世的な少年の奇妙な友情から始まる本作は、骨子としてはいいお話にもなりそうなパーツが揃えられています。しかし、そこから始まるのは恐怖と驚愕のサスペンス。 「アルマゲドンはまた明日」や「みこととおろちと」などイワムロカツヤさんの過去の読切を読めば、良い感じのラブのコメりも混ぜつつそうした方向に進むこともできたはずなのですが、本作は非常に異質です。 ゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のオマージュに溢れた1985年公開の『バタリアン』(原題『The Return of the Living Dead』。日本では1986年にあの『コマンドー』と同時上映)は、まさにホラーとコメディを掛け合わせたシュールなゾンビ映画で、本作の元ネタを感じさせます。「バタリアン」という言葉に掛けるために、シバタが選ばれ犠牲になったのでしょうか。もし世界線がズレていたらタバタリアンやエバタリアンになっていたかもしれませんね(『オバタリアン』だと別のマンガになってしまう)。 しかし、読み進めると「もしかしてこのためにタバタやエバタではなくシバタだったのか……?」という描写も出てきます。 ともあれ、1話を読んでも「これ、続くの……?」、2話を読んでも「これ、続くの……?」と衝撃に晒されながら読者を戸惑いの渦にグイグイと引き込み、「気付いたら『【推しの子】』を読むより早くこちらを読みに来ていた」という人も出るほど謎の中毒性すら生む魔力を持った作品です。 シバタとは一体全体何なのかという圧倒的な謎を巡る中で、極めてどうでもいいポイントに無駄なディティールがあるところも不思議な浮遊感を生んでいます。 普通じゃない作品の刺激やドキドキ感を味わいたい方にお薦めです。 余談ですが、連載時の「一糸乱れぬ、進撃の柴田…!」といった、担当編集もノリノリになっていることがうかがえるアオリ文も好きです。後半で珍しく化けた漫画脳みそプルン!【新装版】 川口憲吾starstarstarstarstar_borderleon序盤はアルプス野郎廃児と二代目一休ぐらいしかアタリが無かったが、4巻で戦国ハイスクールノブナガが始まってから一気に面白いネタが増えたなと思う。 強烈なキャラ付けが見事でハマってしまった。2ndseasonも最初から面白いネタが楽しめるのでそちらも是非。 あまいぞ!男吾の感想 #推しを3行で推すあまいぞ!男吾 Moo.念平starstarstarstarstarleon・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 男だろうが女だろうが真正面からぶつかる男吾が最高にカッコイイ! ・特に好きなところは? Moo.先生でしか出せない迫力あるアクションシーンと心と体のぶつかり合いを描いたストーリー全般。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 作者が自分の描きたいものを思いっきり描いた作品なので、面白いのは当然です! 英知出版版を読むのがオススメ。あふれ出る阿部共実リスペクト! #読切応援吹部やめたい萩野さん(読切) 桃原チャンピオンスキー吹奏楽部に所属するちょっと不真面目な女子2人を中心とした部活コメディ。作者の紹介ページにて、阿部共実先生のファンであると公言されているだけあって、随所にリスペクトを感じる作風。レジェンドの影響は受けつつも、また少し異なる路線というか独自の個性が既にあるように思った。(ちなみにもう忘れられてるかもしれないけど、阿部先生は少年チャンピオンでデビュー。その流れも込みでアツい)あと、吹奏楽部の描写がかなり詳しく描かれており、ガチな吹奏楽部マンガとしても読み応えがあった。期待しかないのでぜひ連載化することを祈ってる体は人間、アタマは犬の新感覚ニューヒーロー!!ドッグマン 中井はるの デイブ・ピルキー書肆喫茶mori店主※ネタバレを含むクチコミです。 蘇った夫が見知らぬ女性になってしまった件ジェーン・ドゥに祝福を 三堂マツリstarstarstarstarstar天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。100万回死んだルナの感想 #推しを3行で推す100万回死んだルナ 猗笠怜司starstarstarstarstar名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<6263646566>>
『花は口ほどにモノを言う』の追本さんの新作なら間違いなく面白いはずだという確信に近い期待を持って、楽しみに第一話を読みました。 そして、読み終えた後は第一話最後のセリフと同じ感情に陥りました。 不穏と不安と闇と絶望をじっくりコトコト煮込んで冷やして固めたものを、見目は良い薄く脆い何かしらで覆って取り繕った歪な料理のような。普通の物語であれば救済を担いそうなはずの存在が、名状し難き深淵へと繋がる道塗となっています。 以前から感情表現の巧さは光っていましたが、マンガという媒体における不穏さを煽る表現力もすこぶる高く、常に嫌な予感をもたらされます。その一方で毎話毎話の引きも非常に強く、ページを捲る手が止まらなくなる。そんな魔的な誘惑を感じる作品です。 言うまでもなく通常クラゲには骨はないわけですが、それを青いと表するタイトルは一体何を意味するのか。 ジェットコースターのような目眩く展開と、精神へのダウン追い打ち。色々な意味で目の離せない物語です。