少年マンガの感想・レビュー7879件<<308309310311312>>急展開の4巻!次の巻が待ち遠しい約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすか名無し物語はどんどん佳境になっていってますね。ママとの激闘がどんどん盛り上がっているところです。ノーマンは出荷されてしまうのか?ママの目をどうかいくぐるのか?この辺りが見どころじゃないでしょうか? 特に4巻の後半ではあっと驚く展開が待っていて、そこからは最後のページまで一気に読んでしまうほどのスピード感があって4巻は最高でした。次の5巻発売が待ち遠しいですね。カゲの軍団と戦うブルードラゴンを宿した少年のアクションファンタジーBLUE DRAGON ラルΩグラド 小畑健 鷹野常雄名無し昔ジャンプでやっていたが4巻で打ち切られてしまった。同時期に出た鳥山明キャラデザの「ブルードラゴン」というゲームのコミカライズ作品だった記憶がある。 光の世界へ侵略を始めた闇女王が率いるカゲの軍団を、ブルードラゴンのラルどという伝説級の強さをもつカゲを身に宿した少年ラルの冒険の話。人間を、というよりも女を救うべく立ち上がったラルは、道中で女をはべらせてお目付役のミオを困らせるのだが、久しぶりに読み返して「ああ、やってんだな」とわかった。(当時はわからなかった) 鳥山明のデザインを採用せずに独自のキャラクターを作り上げていて、カゲの軍団の造形はALL YOU NEED IS KILLに引き継がれているようにも感じる。ストーリー的には少し中途半端なところがあるにはあるが個人的な思い入れもあって久しぶりに読み返して面白いと感じた。双(石直球)賭ケグルイ双 河本ほむら 斎木桂mampuku 「賭ケグルイ」本編は変態同士のマジキチ変顔バトルといった様相である一方、前日譚にあたる外伝の主人公・金髪ツインテールこと早乙女ちゃんは(比較的)人間らしいキャラクターで、作品内では珍しく庶民育ち。もうこっちが本編でいいんじゃないか・・・ ときにカッコよくときに無様で、本気で悔しがる姿が最高にキュートな早乙女ちゃん、、本編序盤で夢子にぶち転がされた後もしぶとく活躍する彼女をこれからも末永く見守りたい自分にしか見えない幻覚だと思っていたが実は…虚ろう君と 白土悠介 古川一名無し久野知理には自分にしか見えないため幻覚だと思っていた秘密の友達さなかがいたが、実は虚人という特定の人間にしか認識できない存在で、その虚人(さなかとは別の)に襲われたことをきっかけにさなかとともに友達とかを守るために行動を始めるというストーリー。 イメージとしては「亜人」の少年誌版という感じのマンガ。さなかはわりと友好的で話ができるが、話が通じなかったりちょっと精神構造が歪な奴もいたり、虚人を使って悪いことしようとする奴らも出てくる。アクションシーンも派手なので楽しくチャンピオンで読んでるマンガ。 『マジ辞書』土田 別冊マガジン2017年8月号マジ辞書 土田名無し円周率をどれだけ書けるかを競うスポーツ漫画。わりと意味がわからないと思うけど、1番シンプルなこの作品の要約がこれ。マガジン新人賞の入選作で選評をしていた日向武史が「よくこんな設定を思いついた」とコメントをしていたと思う。たしか日向武史だったはず。 円周率コンテスト出場をかけてクラスメートと勝負するんだけど、より早く書くために呼吸をしないとか、ステップを改良するとかそういう技が出てきて、本当にスポーツ漫画だった。 設定的に奇をてらっている感じはたしかにあるが、スポーツ漫画としてもちゃんと面白いので、別マで読んでほしい。 そして、シャーペンの透け具合までわざわざ描いてるのは描き込んでるなぁって思った。4巻発売!どんどんドロドロしてきました!骨が腐るまで 内海八重名無し脅されている相手の情報はまだ全然つかめていないけど、新しい情報の入手先は手に入った。まだ全然脅してくる奴の情報はわからないけど明つながりでこれから少しずつ明らかになってきそうな感じがある。 一方で仲間割れフラグがぷんぷんでこれまでは外に敵がいる状態だったけど、これからは身内に敵がいる感じで話が進んでいくのかなと思う。4巻になって新しい展開も出てきたし楽しいね。遠征版 別冊マガジン2017年8月号将国のアルタイル カトウコトノ名無し『将国のアルタイル』遠征版が別マガ8月号に掲載されていた。この前、マガジンに掲載されていた出張読み切りと同じく十人長時代の話だが今回は盗賊ではなくひったくりを捕まえる話。 ただ、出張版ではマフムートが1人目立つ感じだったが、遠征版ではカリル・パシャとの交流がメインの話だったので、懐かしかったし、いい話だったのでどちからというとこちらの話の方が好きだった。 コミックボンボンから生まれた、オッサン化け猫マンガ化け猫あんずちゃん いましろたかしstarstarstarstarstarひさぴよ長生きしてたら次第にヒトの言葉をしゃべるようになり、完全におっさんと化した猫、あんずちゃんの味わい深い日常を描いた漫画。 実家はお寺。俗世間に順応しきってマイペースに生きているのが羨ましい。 「俺は別にやりたいことなんてねーんだよな・・・」とか言ってゴロゴロしながらも、家事を手伝ったりマッサージしてあげたりと、人のために動くことが多いところが素敵。 あんずちゃんは無免許運転で捕まるようなダメな部分も多いけど、子どもにとって良い教訓になるよう反面教師になってくれてる。カッコいい青春とは無縁な主人公だが、偉大な男であることは間違いない男おいどん 松本零士starstarstarstarstarマンガトリツカレ男宇宙戦艦ヤマト/キャプテンハーロックのSFや戦場まんがシリーズとも違った4畳半ものの一つ 上京して汚い下宿の四畳半の部屋を借りて貧乏生活をしてるんだけど、自分の道を突き進む主人公の生き様がすげーいい。 よく女性が出てくるんだが、あんまり区別できなかった。 4畳半ものとは下宿の4畳半で物語が進むシリーズの総称と言えばいいのかな(元祖大四畳半大物語/蛍の宿/ひるあんどんなど) ワダチ/大純情くんは4四畳半 + SFなんで厳密には違うと思うんだけどこの辺詳しい人に教えて欲しい。 戦国乱世を舞台にした妖怪バトルファンタジー戦国妖狐 水上悟志名無し戦国の乱世(だいたい室町の後期)を舞台にして初めは人間に悪さをする妖怪を懲らしめる妖狐・たまと仙道・迅火の旅という感じの話だったが、だんだんストーリーが次元をまたぐほど大きくなっていく。 1部・2部とあるんだが、どちらの主人公も別の仕方で人の道から外れてしまっていて、それが妖怪や道しるべとなる人との出会いで成長していくところや、妖怪や妖怪の力を得た人間との戦いも激しくてとても良い。 水上悟志のマンガの中ではバトル要素が多いと思うがかっこいいので、いわゆる少年漫画好きにはおすすめ。 犬鷲使いの少年将軍の戦記将国のアルタイル カトウコトノ名無し将国という将軍が政治も行う国の最年少将軍になった犬鷲使いのマフムートが、侵略してくるバルトライン帝国を相手に戦う。 スタートから将軍だが、前半早々降格の憂き目にあい中盤くらいまで将軍とは?と見つめ直し続けている。そこからの成長がたくましくのがアルタイルの面白い場面の一つ。 戦いは軍略を巡らせた軍と軍の戦いで、拠点を奪い合う戦争である。マフムートの鷲が活躍したり、海戦では天才的な船乗りがいたり個人の武が軍や軍略で重要な位置を占めるような戦いも描かれる。そして、政治的な話・戦争の話、どちらもわかりやすく読みやすかった。1年1組に集まるのはちょっと変わった女の子うちのクラスの女子がヤバい 衿沢世衣子名無し1年1組のクラスの女子はちょっと変わっている。「無用力」と呼ばれるなんの役にも立たない超能力が使える。それだけが違う。 役に立たないけど、見た目が人と違ってしまったり、世界の見え方が文字通り変わってしまったり、自分のイライラがわかりやすくなってしまったりするので、無用力によって思春期の心の揺れ動きがわかりやすく強調されていて能力とかギャグ的な面白さよりも心理描写の楽しみの方が多かった。 無用力に振り回されながらも、友達とそれを乗り越えたり受け止めたりあるいは笑ったりする高校生活がコミカルに可愛く描かれている。基本的に1話完結なんだけど、最後の話はそれまでに出てきた子たちが総動員で頑張っていて結構感動する。1話1話楽しく読めるし、終わり方も素敵だしとてもいい漫画。『うしおととら』1巻の作者コメントを題材にしたような漫画月光条例 藤田和日郎地獄の田中『うしおととら』1巻の作者コメント(カバー裏のところ)に「…「マッチ売りの少女」が気に入らなかった。なんでかわいそうな女の子がかわいそうなコトになっちまうんだよ!! だけど本のさし絵に正拳(せいけん)を叩き込んでもムナしいだけだ。だから僕はそのパンチを代理のヤツにぶちかましてもらうことにした。うしおととら、こいつらはつまり・・ そういうヤツらなんだ」って書いてあるんだが、『月光条例』はこの1巻のコメントをそのまま題材にしたような漫画。 藤田和日郎作品はどれも好きだけど、『月光条例』だけは他の作品よりもキャラクターが向き合わなきゃいけない逆境が厳しく、そして彼らに投げかけられる言葉も厳しい印象があるが、藤田和日郎が漫画家になった原体験と向き合い続けながら描いたからかなと思っている。 実際、おとぎ話を登場人物をキャラクター(マッチ売りの少女も登場する)として採用し、彼らの味わう不条理を物語の骨子にして、不条理極まりない物語がそうでなければいけない意味を与える一連の流れは、藤田和日郎が漫画家になった原点と向き合った軌跡だと思う。 「うしおととら」「からくりサーカス」「黒博物館スプリンガルド」など長期の連載も短い連載も数多く世に出して、たくさんのキャラクターたちの人生を作ってきた上で取り組んだ、ある意味で第二のデビュー作とも言える漫画じゃないかな。 出張読み切りが週刊マガジンに掲載将国のアルタイル カトウコトノ名無し将国のアルタイルの出張読み切りが週刊マガジン(2017年31号)に掲載されている。マフムートがイスカンダルと一緒に盗賊を捕らえる話で、ページ数も短くさくっと読める感じ。 ただ、マフムートが十人隊長なので、本編よりも昔の話と思われる。普段から大人!って感じではないが、いつもよりやや幼く描かれている気もしないでもない。 別冊マガジンの8月号にも「遠征版」が掲載されるらしい。講談社漫画賞&アニメで読者層拡大を狙っているんだろうな。本編も今とても盛り上がっているから追い風になってほしいな画集として買ってるシリーズサクラブリゲイド あずま京太郎 日向寺明徳mampuku表紙を見ただけで、そのクオリティの高さは説明不要でしょう。重量感のあるロボット、エロかわな女の子、どちらもこの上なく美麗な線で描かれています。 極秘部隊の試験兵器とか生体接続とかもう嫌な予感がプンプンして最高ですね。ヒロイン二人との三角関係の行方にも注目です。上村一夫の自伝的戦後史関東平野 上村一夫名無し上村一夫の半生がモデルになっている自伝的な戦後史。艶やかなタッチや仄暗い鬱屈さというのは健在だが、同時に激動の時代にまだ姿のはっきりしない希望を追いかけたパワーのようなものも感じるので、読後感は悪くない。 物語は小学生から、青年期までが描かれている。 幼少期は、戦後半ば狂った大人たちに、純粋な子供(金太と銀子)の夢が儚く裏切られてしまう様子が情緒的に描かれている。金太が母の影を求めて、蛇女のところへいく話はやるせない悲しみのようなものを感じた。夕日に照らされているところは特に印象的。 戦後は金太が何者かになろうともがく姿が色々な人たちを通して描かれる。これは現代にも通じるテーマであると思うが、銀子との対比でそれがより鮮明に描かれていると思う。育ての親でもあり師匠的な存在でもある柳川大雲が終盤になるにつれて老成した魅力を持ってきて、この漫画を好きになった大きな要因でもある。 とても面白いので読んでほしい漫画 幼馴染5人の罪が暴かれ新しい事件に巻き込まれる骨が腐るまで 内海八重名無しあらすじの範囲のネタばれ込みだと幼馴染の5人がかつて人を殺し遺棄した罪を共有している。しかし、誰にも知られていないはずだったのが、それをネタに脅迫をされ、姿の見えない敵?に追い詰められていく。 基本的に話、過去に犯した殺人の秘密を守る、敵を見つけるの二つのことをこなそうとするんだけど、敵からの要求がだんだんハードになっていったり、仲間内の友情が揺らいだりしていってハラハラする。 エロ・グロ描写は結構あるので、苦手な人は注意いつ連載再開するのか考察するトピHUNTER×HUNTER カラー版 冨樫義博アルマジロジャンプ流で冨樫義博がラインナップにあるから、そのタイミングで再開とかあるかな??キャプテンも好きだけどこっちの系統の方も面白いふしぎトーボくん ちばあきお 千葉樹之starstarstarstarstarマンガトリツカレ男キャプテン/プレイボールのちばあきおが書いた、動物や植物とコミュニケーションはできるけど、人間とはコミュニケーションが苦手な少年の話 動物や植物と会話できるという能力を持っているんだけど、動物と会話できるせいで人間の世界で浮いてしまったり それ以外も色々な素晴らしい能力を持っているが、実社会で、不必要な能力で人付き合いに問題が発生したりする。 後半になるにつれ友達とのコミュニケーションができてくるのだが、あることがきっかけで友達から疎まれてしまう最終回周辺の話は何回読んでも、辛い気持ちになる。 今思ったけど岡崎二郎の「Neko2」、木々津克久の「ヘレンESP」とかの人間が動物とコミュニケーションがとれるけど、動物側がクールな感じがするのが好きだね あとネズミのミッキーがいろんな意味でクールだ 必ず座って帰る男 流星課長流星課長 しりあがり寿マンガトリツカレ男京王線の満員電車で繰り広げられる電車内席取りバトルに勝ち必ず座って帰る男「流星課長」 必ず座って帰るのはいいんだけど、なぜかロシアの体操選手「アンドレイ・イツデモ・スワルコフ」やら、通勤ロボ、総理大臣の強敵が出てくる。 内容は席取りバトルけど、絵がカッコいいし、通勤電車に乗る人間としてすごい楽しめる。 実写もあった https://www.youtube.com/watch?v=wq4-Im3jIzw 青春の思い出の作品I”s<アイズ> 桂正和まーくんジャンプをその当時買っていて、クラスで友達と話するのは、ワンピースやナルトの事ばかりでしたが、実は僕はアイズを結構楽しみに読んでいました。けど、そんなこと友達には言えませんでした。アイズの要素のエロが思春期の私には強すぎて、何かアイズの事を好きとは恥ずかしくて言えませんでした。 しかし、大人になって読んでみるとけっこう感動できる作品だと思いました。エロなしでも十分いい作品です! ただ、何年たっても桂正和先生のお尻の描き方は色あせないですね・・・。ちなみに私は泉ちゃんが好きでした。エロいから。何もなかった高校生活と独りぼっちの応援団をやり直すアゲイン!! 久保ミツロウ名無し卒業式の日に階段から落ちて気がついたら三年前の入学式の朝にタイムリープしていた…というタイムリープもののコテコテな始まり方をする。 だいたい自分の人生を変えるか、誰かの人生を変えるのどちらかが多いと思うけど、「アゲイン」は主人公の今村が誰とも関わらずに高校生活を終えてしまっていたから、誰かと関わることで自分も変わって(成長して)いく 改めて読み返すと人生の分岐点っていうのは本当にたった一言だったりするんだなと思ったりもした。 潰れかけの応援団とニート一直線の今村くんの人生が復活と再生。鉄板ながら情熱的な展開に惹きつけられる漫画だった。 小林まことの新人時代を描いている青春マンガ青春少年マガジン1978~1983 小林まこと名無し「柔道部物語」など小林まことの描く青春は泥臭くもあり突き抜ける爽快感もあって大好きだが、この漫画は小林まことの新人漫画家時代の青春が描かれている。漫画家としてデビューして得た仲間たちと過ごした楽しい時間と、自殺したくなるほどの苦しさの両方が詰まっている。 アメトークでケンコバさんが取り上げたようだが、「JJM女子柔道部物語」などで興味を持ったらぜひこのマンガも読んでほしい。小林まことのエッセンスが詰まっている作品。5巻くらいで終わる月刊少年漫画のもの寂しさが好きてとくち 河下水希 大崎知仁mampuku いちご100%で知られる河下先生の新境地、というか 殺陣などのアクションにはそれほど見どころといえる箇所はないものの、さすがにキャラクターは魅力的。現代口調の主人公が浮いてて違和感を覚えるのも最初だけで、リアリティの線引きが分かりやすくはっきりしているので読んでてすぐ慣れる。 女剣士の里江にいちいちグッとくるというか、膝から下しか露出してないのになんでこんなにセクシーなのかと。てか3巻くらいからサービスカット増えた?テコ入れかな<<308309310311312>>
物語はどんどん佳境になっていってますね。ママとの激闘がどんどん盛り上がっているところです。ノーマンは出荷されてしまうのか?ママの目をどうかいくぐるのか?この辺りが見どころじゃないでしょうか? 特に4巻の後半ではあっと驚く展開が待っていて、そこからは最後のページまで一気に読んでしまうほどのスピード感があって4巻は最高でした。次の5巻発売が待ち遠しいですね。