霊能番長

霊能番長

これまで、5作品を紹介した怪奇探偵シリーズとは趣の異なる新シリーズが『霊能番長』だ。この霊能番長は根本尚が学生時代から描いていたという。2008年から再びこのシリーズを描き始め、1~6話を2009年に『霊能番長』として、7~9話を2010年に『霊能番長2』としてまとめられた。この本は2冊の総集編であり、書下ろしの新作も1篇追加。10作品をまとめて読むことができる。基本的には霊能を持つバンカラな番長が助手役となる神路壱与とともにさまざまな妖怪を退治していくという作品。どの作品も10ページ前後の掌編で、ギャグのセンスが秀逸。妖怪やギャグマンガが好きな人なら、存分に愉しむことができる作品集となっている。

兄さんのバカ!

兄さんのバカ!

兄さんが車の免許を取った。くわえタバコでさっそうと車を走らせる兄さんが羨ましいムギは「ちょっとだけ乗せて」とせがむが、「免許がない者が車に乗ると、わきの下からタイヤが生える恐ろしい病気になる」と言って車に乗せてくれない。そこでムギも免許を取ることにしたのだが…!?ムギと兄さんのヘンテコ兄弟が繰り広げる、ファンタジック・ギャグワールド!!

アナモルフォシスの冥獣

アナモルフォシスの冥獣

【これって…死体ですよね?】 前作「フラクション」に続く長編奇想空間・書き下ろし単行本第2弾! 事件や事故の現場を再現し、被害者の霊を呼び出す降霊イベント“アナモルフォシスの館”。特撮セットの中で非業の死を遂げた男の霊の降霊に成功するが、イベント参加者の男女6人が次々と怪死を遂げていく…。

善の研究 ─まんがで読破─

善の研究 ─まんがで読破─

明治から昭和にかけて西洋文化を次々と取り入れ、大きな変革と進歩を成しとげた日本。しかし急激な変化は社会にひずみを生み、その解決を海外進出に求めた結果、国際社会の中で追いつめられたすえ、ついに戦争へと突き進んでいく──。東洋と西洋の思考の違いが生んだ波乱の時代の中、哲学者・西田幾多郎は、東洋思想と西洋哲学を融合させた新たな思想を編み出す。日本の思想界を変えた歴史的名著を漫画化。

タロのいちんち

タロのいちんち

農村で暮らすセントバーナード犬・タロ。体は大きいのに、表情はいつも困り顔。子犬の時にはこの困り顔が「かわいいっ!」と評判だったのに……。タロはおっとりのんびり、それからちょっと臆病。その性格ゆえか、ついつい、みんなにもて遊ばれちゃう。飼い主の理不尽な仕打ちにグッと耐え、カラスやキツネ、タヌキに襲撃される毎日。それでも四季折々で表情を変える大自然の中、無事な一日の終わりを喜ぶタロなのだっ!!

デスちち

デスちち

「おっぱいを揉まないと死んでしまう病気」…通称『OPモマネイトシヌ病』。この病気を患う薄幸の少女・もみみは、ある朝うっかりおっぱいを揉み忘れ、登校途中に生死の境をさまよっていた。死を覚悟した彼女の前に現れたのは、伝説級の美巨乳の持ち主・剣崎センカだった――。(女の子が女の子のおっぱいを揉む4コマです)

蛭子能収の人生日記

蛭子能収の人生日記

金を一度も返したことのない友人に10万円を貸してくれと頼まれる。こいつの苦労話なんか聞きたくもないが、友達だから一応聞かねばならないのだ。ある時、子供を一人産んでくれないかと頼まれた。そしてそのかわりに100万円くれるというのだ…蛭子能収が描くこれぞ人生!

車上童

車上童

おじいさんから形見の車を譲り受けたすばる。そこに棲みついていたのは座敷童ならぬ「車上童」の美々緒(びびお)だった!!読むと旅をしたくなるロードムービーコミック!

大復活祭 【新装版】

大復活祭 【新装版】

足洗邸から「中央」へ飛び立った義鷹。その頃「中央」では名うてのハンターたちによって、続発する怪異事件の捜査が行われていた。『足洗邸の住人たち。』にも万魔殿学園生徒として登場する“浪花天使”上池田・美奈歩、“神曲”修羅道・梅夜たちと共闘する義鷹。そして、その怪異の源とは……!?

MISS

MISS

ノラ・ベイカー。通称“ミス”。職業・殺し屋。スリム・ウィルハイト。元御曹司。職業・売春婦のひも。欲望渦巻く禁酒法時代のハーレムで、白人の女と黒人の男が出会い、愛した。狂騒の1920年代を駆け抜けたある男と女の記録。1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。父に先立たれ、母に捨てられた白人の少女ノラ・ベイカーは、警官上がりの探偵フランク・クインに拾われ、彼の愛人兼秘書として働き始める。ある日、クインに命じられ、拳銃を手に入れるためにイースト・ハーレムを訪れたノラは、そこで、スリム・ウィルハイトという小粋な黒人と出会う。最悪な出会いから、予期せぬ再会を経て、やがて2人は、殺し屋コンビを結成し、暗黒街をのしあがっていく――。貧困と悪徳が蔓延し、裏切りが横行するハーレムを舞台に、“ミス”・ノラ・ベイカーとスリム・ウィルハイトの白黒コンビがお届けするシニカルな人間喜劇。

空海の生涯

空海の生涯

奈良、長岡、平安と都が変転する時代にひとりの傑物が躍り出た。その名は空海。官吏への道を捨てた学生時代、謎の山岳修行時代、渡唐、そして密教の恩師・恵果との劇的な出会い、帰国、最澄との交流と訣別、高野山の開創…。以後一千二百年の日本仏教の歴史を展開させた原動力=密教とは何か。密教の大成者にして、土木技術者、書の天才――。日本のレオナルド・ダ・ビンチといわれるマルチ人間・空海が走り抜けた怒涛の生涯を追う。

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