黒博物館 スプリンガルド
19世紀・ヴィクトリア朝初期のロンドンで、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。現場では、高笑いしながら跳び去る怪人の姿が目撃されていた。3年前、夜道で女性たちを驚かせたという「バネ足ジャック」が殺人鬼となって帰ってきたのか?事件を追うロンドン警視庁の警部は、意を決してある「貴族」の館へ馬車を飛ばす……。『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎、新境地。熱き活劇の名手が奏でる怪奇と冒険と浪漫の協奏曲(コンチェルト)!
19世紀・ヴィクトリア朝初期のロンドンで、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。現場では、高笑いしながら跳び去る怪人の姿が目撃されていた。3年前、夜道で女性たちを驚かせたという「バネ足ジャック」が殺人鬼となって帰ってきたのか?事件を追うロンドン警視庁の警部は、意を決してある「貴族」の館へ馬車を飛ばす……。『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎、新境地。熱き活劇の名手が奏でる怪奇と冒険と浪漫の協奏曲(コンチェルト)!
人間に寄生し共存する未知のバクテリアは空気を媒介にパンデミック・感染爆発を引き起こした。感染者には知能と体力の大幅な上昇がみられ、そうして生まれた新人類は、人の目を塞ぎ続けてきた支配者たちの存在に気付く。かつての支配者たちの暗黒時代が始まる……。
遊撃士協会ル=ロックル訓練場。そこに正遊撃士(ブレイサー)となった、エステルの姿があった。せっかくの昇格も、彼女の心のなかにある暗いものが、エステルにつきまとっていたのだった。結社「身喰らう蛇」の間者として、エステルとその父・カシウスのもとにいた、ヨシュア。無意識の状態であるとはいえ、結社に動向を伝えていたこと、そしてなによりも、暗殺に加担していたことも加わり、エステルと一緒に過ごしていた彼は姿を消してしまう…。そのヨシュアの姿を追いながらも、正遊撃士としての一歩を踏み出すエステル。彼女の物語――。〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラストを「電子版オマケ」として特別収録!!〉