あらすじ
父を亡くした少年・りくの元に突然タコが空から降ってきた……。謎のタコと生活していくうちに大嫌いな父との思い出がよみがえる。あれだけ大嫌いだったはずなのに、りくはタコとの奇妙な生活の中で心の奥底に眠っていた感情に気づき始める……。そんな、心温まるヒューマンストーリー。
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父を亡くした少年・りくの元に突然タコが空から降ってきた……。謎のタコと生活していくうちに大嫌いな父との思い出がよみがえる。あれだけ大嫌いだったはずなのに、りくはタコとの奇妙な生活の中で心の奥底に眠っていた感情に気づき始める……。そんな、心温まるヒューマンストーリー。
父を亡くした少年・りくの元に突然タコが空から降ってきた……。謎のタコと生活していくうちに大嫌いな父との思い出がよみがえる。あれだけ大嫌いだったはずなのに、りくはタコとの奇妙な生活の中で心の奥底に眠っていた感情に気づき始める……。そんな、心温まるヒューマンストーリー。
何かのタイミングでこの表紙が目に入り、気になったので読んでみた。同人誌っぽい、と思ってたら本当に同人誌として描いたものらしい。 あとがきで作者がこの漫画を生み出すのに相当苦悩したことが記されている。勝手な想像だけど、自身の経験を元にしてるのかなと思った。 ストーリーとしては、何をするにも点数で評価してくるような厳しい父親に育てられた少年が、ある日、父が亡くなってもなんの感情も生まれてこなかったところから始まり、家のベランダに唐突に落ちてきた「タコ」と行動を共にすることで自身が抱えるトラウマや、父親に対しての思いと少しずつ向き合うというもの。 読み手としてはとにかく父親の愛情のない(しかし躾や成績に関してはものすごくこだわる)接し方には疑問しかなかった。ああいう親に育てられたらなんでも点数評価で考える人間が出来上がってしまう。不器用な人だったといえばそれで済む場合もあるみたいだけど、そういうのはあまり好きじゃない。 だけど、主人公が父親と最後に交わした言葉を考えると、彼の心に「後悔」の文字が浮かぶことは想像できるので、そのままにしておいたら駄目なやつだったんだな、と理解できます。 今は商業漫画家として活躍してるようなので、他の作品も読んでみたいですね。