みずのとちゃやま
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「水」と「茶」くらいしか取り柄のない小さな町は、一大産業である茶園側と、茶園による水質汚染を主張する“そうでない側”とに分かれて対立を増している。父親が“そうでない側”の先頭に立つ水野と、茶園のひとり娘で同級生から酷い虐めに遭う茶山。声をかけあうことすら許されないふたりは、人知れず逢瀬を重ねている……。クラブ×百合で話題を呼んだ『アフターアワーズ』の西尾雄太、最新作。ヒリヒリと切実なガールズラブ青春譜。下巻も同時発売。
「水」と「茶」くらいしか取り柄のない小さな町は、一大産業である茶園側と、茶園による水質汚染を主張する“そうでない側”とに分かれて対立を増している。父親が“そうでない側”の先頭に立つ水野と、茶園のひとり娘で同級生から酷い虐めに遭う茶山。声をかけあうことすら許されないふたりは、人知れず逢瀬を重ねている……。クラブ×百合で話題を呼んだ『アフターアワーズ』の西尾雄太、最新作。ヒリヒリと切実なガールズラブ青春譜。下巻も同時発売。
この話は、水野と茶山という2人の女子高生のガールズラブストーリーなのですが、水野はスクールカーストの上部にいて、一方茶山は少し暗くておとなしい性格で、陰湿ないじめを受けている。 そんな2人は交際を公にできるはずもなく、誰にも知られずに逢瀬を重ねるのであった… 閉鎖的な田舎の高校が舞台で、まだ親元にいて自由がきかずにキリキリとした空気が漂います。 2人の恋も、そんな鬱屈した気持ちを発散するように割とディープです。 家族問題や人間関係に悩んで傷つきながら、ふたりの関係性も変化をしてゆきそうですね。 痛々しさもあるけど、目が離せない魅力があるマンガです。