あらすじよろず屋「つごもり」の主人、月森 藍次(つきもり あいじ)は人の形を借りた異形の者。警官の万善 巌(ばんぜん いわお)は、何故か月森の助手を務めている従兄弟(いとこ)の万善 未散(ばんぜん みちる)を守ろうと、なりゆきから月森と交尾をして精を与えることになってしまった。月森の真実の姿、巌の失われた過去の記憶、未散が巌に寄せる想い、それぞれの思惑が重なり、人と妖の関係は何処へ…。