あらすじ僕の存在はこの世界で意味があるの? ――不明。舞台は遥かなる星の海へ。おさげの少女との運命の出会い、そして!? さらに奇妙な人々も登場!時空と空間を超えて紡がれるSF(すこしエスエ・フ)なスペース冒険譚、フィナーレ。
或る日突然、主人公の作家と担当編集者と野良の培養肉(?)以外の生きものが消えてしまったところから始まる物語。 残った者同士、喰うか喰われるか、もしくは全く喰わないかの状況で淡々と「なんとなく希望がない絶望感」が漂います。 この作者独特の可愛くてメルヘンチックな世界観に唐突に訪れるどす黒い不安の塊のような表現(しかしそれに全く動じないキャラたち)が好きなら読んで損はないと思います。 たまに挟んでくる培養肉レシピは全く参考にならないのにしっかり読んでしまう。