あらすじ

私たちは爆発した星の欠片で、できている。流れ星から生まれたなら流れ星みたいに生きていきたい。新たに理解しあえるダンス部の仲間を見つけた一条紫。ひとりで走っていた道を、今は3人で走ってる――。嬉しさも束の間、次に彼女の前に立ちはだかる壁は学校の生徒会。文化祭で踊れないかもしれない…そんな危機を乗り越える為、心から紫を拒絶する会長・胡桃沢真凜 率いる生徒会へ真剣勝負を挑むのだった。
ムラサキ 1巻

震えろ、魂。言葉で表現できなくなった時、ダンスが始まる。創作ダンス部設立に向けて奮闘する女子高生・一条紫。だが未だに部員は一人も集まらない。ある日、校内の美少女・菫ソラを、踊りながらストーキングする男・翡翠翔之助を発見! 「色々ヤバいけど、こいつのダンスは本物だわ」彼のダンスに一瞬で目を奪われたムラサキは、変態イケメンダンサー捕獲作戦を始動する――!! 意識の破壊と覚醒!! 美しく疾走する、高熱量物語!!

ムラサキ 2巻

理屈とか理論の知らないことを、私の体は知っている――。もっと先があるなら、きみと、あなたと、一緒に踊りたい。【次にくるマンガ大賞 2018 Webマンガ部門入賞】宝島社「このマンガがすごい!2019」雑誌編集部が選ぶこのマンガがすごい!オトコ編 第1位(ar編集部) ダンスをこよなく愛する一条紫と、白熱したダンスバトルの末、翡翠翔之助は一ヶ月の謹慎処分を余儀なくされる。思うように活動できないムラサキだったが、とめどなく沸きあがる、踊りたい衝動を抑えられずにいた。「翔之助くんのダンスを観てから、身体が落ち着かなくなってる」それは、彼女の“ある記憶”をも遡り、自分自身と対話する事になる…。わたしと世界、全ては繋がっている。表現という向こう側へ挑戦する、大いなる実験記録!! そうだ、あの時決めたんだ。人生をダンスするって。私はダンサーなんだ――。

ムラサキ 3巻

私たちは爆発した星の欠片で、できている。流れ星から生まれたなら流れ星みたいに生きていきたい。新たに理解しあえるダンス部の仲間を見つけた一条紫。ひとりで走っていた道を、今は3人で走ってる――。嬉しさも束の間、次に彼女の前に立ちはだかる壁は学校の生徒会。文化祭で踊れないかもしれない…そんな危機を乗り越える為、心から紫を拒絶する会長・胡桃沢真凜 率いる生徒会へ真剣勝負を挑むのだった。

ムラサキ 4巻

空に堕ち、舞わされる かつて人には神の声が聞こえた。それは詩の形をして 歌うように── 翡翠翔之助のダンスに魅了され、一条紫の言葉が忘れられず、風紀委員長・ドラコ赤太郎は、遂に翔之助へ勝負を仕掛けてしまう。カオスに憧れ、抑えつけていた身体を解放していく風紀委員長。エスカレートしていく2人に、これは暴力だと制する菫ソラ。それに対して「ダンスでいい」と言い放った翔之助。舞い続け、闘い続けた果てに行きつく舞台とは…?

ムラサキ 5巻

この世界は不条理であり、残酷であり、やさしく、熱く、冷たく、秩序立ち、カオスであり、美しく、不可解に、廻っている。ひとはある日 突然この世界に出現し、そしてある日 孤独に消えていく。ひとは本質的にずっと孤独なのだろうか? 死への恐怖―― もしくは憧れは誰とも分かち合うことができないものなのだろうかわたしがわたしであるというこの不可解に挑戦する。限られた主体、限られた時間、限られた時代、限られた星この宇宙に生まれ落ちた喜びを、畏怖を、奏で、刻み、踊れ──!