あらすじ宇宙からの謎の物体「天錐(てんすい)」。それは人間だけを標的にし、一度ロックオンされたら人間は身動きがとれず、ゆっくりと落下してくる「それ」に押しつぶされ消滅していく。身動きがとれず生存期間は2週間程度だ……。とある普通の女子校生の身に突然降りかかってきた災難…。余命2週間の間に起こる様々な出来事と本人の気持ちの変化を様々な角度から丁寧に描いている読み応えのある不思議な作品。
天変地異も病気も事故も大体の不幸には何の意味もない。何の前触れもなく起こり、好奇の目に晒され、立ち向かう術もない。 だから怖いし、何か意味を探してしまうんだろうなと思った。 ストーリー性もメッセージ性もなく、無作為に不幸がやってきて何の救いもなく終わる。悲しいとか悔しいとか感じる間も無く取り残される。 ふとした時に思い出してこんな目にあったらどうしようと怖くなりそうな予感。