「お嬢様にはこの島の娼婦になっていただきます」絶海の孤島で、飢えた獣たちが令嬢に襲いかかる! 昭和初期、華族令嬢の九条涼子は家のために望まない結婚を強いられることに反発していた。娘が嫁ぐ前に最後の家族旅行をしたいという父の提案で、涼子は両親や使用人らとともに九条家が所有する島へ船で出かけることに。使用人の中には涼子の父が妾に産ませた醜い姉・ミツ子も乗っていた。嵐のため船が難破し、涼子は命からがら島へ流れ着くが、そこで待っていたのは使用人の男たちからの性奴隷にされる日々と、九条家に恨みを持つミツ子からの復讐だった。屈辱に耐え、涼子は自らの美貌と身体で逆に男たちを支配しミツ子を陥れようとするが、死んだと思っていた兄と恋人の菊子が現れ新たな派閥が――!?