あらすじ

ついに交わしたキス。そして――… ムスブさんとの仙台出張が決まった砂上君。泥酔した先輩が起こしたハプニングのおかげで、ムスブさんと同じ部屋で夜を明かすことに。一つのベッドに腰掛け、二人はついにキスを交わす―― ムスブさんと砂上君。0.01mmずつ距離を縮めてきた二人の関係性が大きく変わる夜。今、一番応援したいラブコメ待望の最新刊――!
あそこではたらくムスブさん 1巻

気になるあの娘は… コンドームの研究者!? 湘南ゴム工業株式会社で営業担当として働く砂上吾郎くん。彼が密かに想いを寄せるのは、総合開発部のムスブさん。そして、可憐な理系女子・ムスブさんが日夜研究しているのは、なんとあの… 「コンドーム」なんです!!

あそこではたらくムスブさん 2巻

ムスブさんとの距離を縮めたい… のに。同じ職場で働く理系女子・ムスブさんに好意を寄せる砂上君。だが“コンドーム”を取り扱う会社で働く影響で、ついナチュラルセクハラを連発してしまう…… 「そ、そんなつもりじゃないんですっ!」もむなしく… しかしそんなある日、社内のあるプロジェクトをムスブさんと一緒に担当することに! これは大チャンス…!? はたして砂上君はムスブさんとの距離を縮めることができるのか…!? 大人気作家・モリタイシが描く「理系女子とのむずむずラブコメ」最新刊!

あそこではたらくムスブさん(3)

二人の永い夜が始まる―― 砂上くんが想いを寄せるのは同僚のムスブさん。ある日、ムスブさんの残業を手伝った結果、彼女の乗らなければいけない終電が目の前で行ってしまう。「…このあと…どうしますか…?」「……」二人の永い夜が幕を開け、誰も予想出来なかった瞬間が訪れる。アレを作る会社で働く理系女子との、0.01mmずつ進むラブコメ最新刊。

あそこではたらくムスブさん 4巻

「好き」ってなんだろう。同僚・砂上くんからの告白を受けたムスブさん。しかし恋愛経験の乏しい彼女は「好き」という気持ちの正体が分からず、その告白に返事をできずにいた。少しずつ砂上くんのことを目で追いかけるようになってしまったそんな中、お母さんからのアドバイスでムスブさんは砂上くんをディナーに誘うことに――…

あそこではたらくムスブさん 5巻

ついに交わしたキス。そして――… ムスブさんとの仙台出張が決まった砂上君。泥酔した先輩が起こしたハプニングのおかげで、ムスブさんと同じ部屋で夜を明かすことに。一つのベッドに腰掛け、二人はついにキスを交わす―― ムスブさんと砂上君。0.01mmずつ距離を縮めてきた二人の関係性が大きく変わる夜。今、一番応援したいラブコメ待望の最新刊――!

あそこではたらくムスブさん 6巻

愛しの彼女は……コンドームの研究者。コンドームの研究者であるムスブさんと付き合うことになった、砂上くん。仙台出張では初めての口づけを交わし、二人の距離が少しずつ縮まります。二人がコンドームを使う日は、果たして訪れるのか…? 次にくる漫画大賞2023コミックス部門10位ランクイン! 身悶え必至。0.01mmずつ進む理系女子ラブコメ、待望の最新刊!

あそこではたらくムスブさん

理系清楚女子とちょい奥手男子の真面目な社会人ラブコメ

あそこではたらくムスブさん モリタイシ
sogor25
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ヒロインの名前は結(ムスブ)。主人公の名前は坂上(さがみ)。2人はごく普通の社会人で、会社でごく普通の出会い方をして、ごく普通に仲を深めていく。ただひとつ違っていたのは、2人が勤めているのはコンドームの会社だったのです…! という、まさかゲッサンで連載してるとは予想できないタイトル。でも、実際に読んでみればわかるけど作品の雰囲はとても爽やか。主人公の坂上くんはちょっと奥手な感じがあるけど性格は真面目で好印象だし、ムスブさんは仕事一直線で恋愛に興味なさそうな雰囲気だけど決して人当たりは悪くなく、同僚という意味だけで言えばかなり順調に坂上くんとの親密度を上げていく。 但しその風景に常に紛れ込んでいるコンドーム。そのせいでどうしても会話の端々で"大人の関係"が想起されてしまう。ただ、コンドームの存在自体をギャグにしているわけではなく、コンドームの話をする中で"付き合ってもないのに親密になった後のいろいろの妄想が浮かんで気まずくなる"という、ある意味ラブコメのド真ん中みたいな展開が違和感なく進んでゆく。だからこそ、2人の仲がゆっくり進展していっても、それを微笑ましく見ていられるのかもしれない。 また、忘れてはいけないのはコンドームについての描写。ムスブさんが研究職ということもあり、商品開発の描写はとても丁寧。作中でも言われている通りコンドームはれっきとした医療機器であり、その研究風景は真面目そのもの。そういう意味では理系のお仕事ものとしても読める。 そして実はこの作品、"女性目線"をすごく意識して描かれている作品でもある。商品開発の場面では男性視点の話だけではなく女性側の使用感や潤滑ゼリーの話も出てくるし、女性のお客さんが薬局でコンドームを買おうかどうか迷ってる、みたいな描写もさらっと入っていたりする。そんな描写を下世話な雰囲気を一切出さずに描いていて、作品のターゲットとして女性読者のこともしっかり視野に入っていることが伺える。 もし実際の商品とのコラボなんかが実現したら、もしかしたら性教育的な方向にも展開していけるかもしれない、そんな可能性を秘めた作品。 2巻まで読了