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昭和に咲く女の華1――敗戦から一年余りの東京未だ手つかずの焼け野原雨、露だけは凌げるバラック建てが軒を連ねていた。瓦礫が整理された所は自然と人が集まり、溜まりとなって闇市が建ち、あらゆるものが売買されていた。しかしお金も無く、金に替えるものも無いものは浮浪者となって浮浪児らに混じり残飯をあさるしかなかった。空襲を生き延び、飢えを凌いで敗戦の虚脱に耐えた後にもこうした生き地獄があり、当然そこには置き引きかっぱらいに走り、腕力のある者は引ったくり強盗、恐喝と豹変するしか糧を得られなかった。ことに女一人糧を得るには身を売春より手段はなかった…■目次●昭和に咲く女の華 第一話 たくましくも儚い「パンスケ」の生き様●昭和に咲く女の華 第二話 サチを待ち受ける、さらなる危機●昭和に咲く女の華 第三話 サチと男の運命が、音もなく動き出す…●昭和に咲く女の華 第四話 やっと女の幸せが訪れたサチに忍び寄る、不穏な影が…■画 ケン月影
昭和に咲く女の華2前回までのあらすじ――詩文を助けてくれた身分違いの男と恋に落ち、パンスケから足を洗ったサチ。幸せな世界へと一歩踏み込んだとき、戦争で死んだと思っていたはずの恋人が帰ってくる。恋人は現状に傷付き、抵抗するサチを無理やり犯し…■目次●昭和に咲く女の華 第五話 傷付き苦しむ男の、歪んだ愛情を否めず…●昭和に咲く女の華 第六話 やっと掴んだ幸せを自ら手放す、苦渋の決断…●昭和に咲く女の華 第七話 目の前の愛を捨て、堕ち行く者に手を差し伸べる■画 ケン月影
昭和に咲く女の華3前回までのあらすじ――サチが突然。別れを告げられた御曹司は、その真意を問いただそうと訪れる。サチは冷たい態度ではねのけるが、強引に唇を奪われ、心が揺らぐのであった―――。■目次●昭和に咲く女の華 第八話 自分の気持ちに正直になったサチだが…●昭和に咲く女の華 第九話 目の前で愛する男が刺され、さらなる悲劇が…●昭和に咲く女の華 第十話 愛しいあの人と、やっと…■画 ケン月影