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フランスで11万部を売り上げた衝撃のバンド・デシネ作品が邦訳化! 金正日と同じ誕生日を持つ北朝鮮のひとりの少年ジュンサン―― 彼の数奇な運命を描いたバンド・デシネの問題作が遂に登場! ジュンサンは北朝鮮の小学校に通う8歳の少年。彼の自慢は、国家主席、金日成(キム・イルソン)の息子で、カリスマ的な指導者、金正日(キム・ジョンイル)と同じ日に生まれたこと。生活は楽ではないが、優しい父母や姉に囲まれ、健やかに成長し、いずれお国のために役に立つことを夢見ながら、日々、勉学や遊びに明け暮れている。ただひとつジュンサンが怖れることがあるとすれば、それは国を裏切ること。ある日、父方の祖父母が脱北者らしいと知った彼は、そのことにひどくうろたえる。やがて、金日成が亡くなり、金正日が最高指導者の地位を受け継ぐ。食料不足は深刻になる一方で、生活が改善する気配は感じられない。ジュンサンの両親は、やむなく子供たちを連れ、脱北をはかるが… 【巻末特別企画 デイリーNKジャパン編集長高英起による作品解説】本作から読み取れる北朝鮮の日常生活や思想教育、人々の葛藤、そして、壮絶な環境下でたくましく生き延びようとする主人公の成長―― 中朝国境で北朝鮮から2度の指名手配を受けながら取材を重ねてきた筆者が、当時目の当たりにしたのは、まさにたくさんの幼き脱北者だった。脱北者インタビュー等を交えながら本作品に描かれたリアルな北朝鮮の人々に迫る。【高英起プロフィール】1966年、大阪府生まれ。北朝鮮情報専門ネットメディア『デイリーNKジャパン』編集長/ジャーナリスト。新聞、雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れー中朝国境滞在記ー』、『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』、『北朝鮮ポップスの世界』(共著)、『脱北者が明かす北朝鮮』など。
フランスで11万部を売り上げた衝撃のバンド・デシネ作品が邦訳化! 金正日と同じ誕生日を持つ北朝鮮のひとりの少年ジュンサン―― 彼の数奇な運命を描いたバンド・デシネの問題作が遂に登場! ジュンサンは北朝鮮の小学校に通う8歳の少年。彼の自慢は、国家主席、金日成(キム・イルソン)の息子で、カリスマ的な指導者、金正日(キム・ジョンイル)と同じ日に生まれたこと。生活は楽ではないが、優しい父母や姉に囲まれ、健やかに成長し、いずれお国のために役に立つことを夢見ながら、日々、勉学や遊びに明け暮れている。ただひとつジュンサンが怖れることがあるとすれば、それは国を裏切ること。ある日、父方の祖父母が脱北者らしいと知った彼は、そのことにひどくうろたえる。やがて、金日成が亡くなり、金正日が最高指導者の地位を受け継ぐ。食料不足は深刻になる一方で、生活が改善する気配は感じられない。ジュンサンの両親は、やむなく子供たちを連れ、脱北をはかるが… 【巻末特別企画 デイリーNKジャパン編集長高英起による作品解説】本作から読み取れる北朝鮮の日常生活や思想教育、人々の葛藤、そして、壮絶な環境下でたくましく生き延びようとする主人公の成長―― 中朝国境で北朝鮮から2度の指名手配を受けながら取材を重ねてきた筆者が、当時目の当たりにしたのは、まさにたくさんの幼き脱北者だった。脱北者インタビュー等を交えながら本作品に描かれたリアルな北朝鮮の人々に迫る。【高英起プロフィール】1966年、大阪府生まれ。北朝鮮情報専門ネットメディア『デイリーNKジャパン』編集長/ジャーナリスト。新聞、雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れー中朝国境滞在記ー』、『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』、『北朝鮮ポップスの世界』(共著)、『脱北者が明かす北朝鮮』など。
夢見ることは生きること――。奇才ホドロフスキーと天才メビウスが結びつき、生まれた衝撃のスペースサーガ! 世界中のクリエイターを陶酔させ続ける伝説のフランスコミック謎多き本編を紐解く解説集『アンカルの謎』を併録し、再起動! これを読まずしてSFは語れない。カルトの帝王アレハンドロ・ホドロフスキーとBD界の天才画家メビウスによる壮大なスペース・オペラ『アンカル』。ウイスキーと人造娼婦とドラッグをこよなく愛するR級探偵ジョン・ディフールの日常は、謎の生命体“アンカル”を手に入れた日から一変する。クローン手術を繰り返す大統領、ミュータント、異星人、化学兵器、階級間の争い、陰謀…… ジョンの行く先にはさまざまな試練が待っている。宇宙と人類の運命を懸けた果てしない大冒険の先に、ジョンが見たものとは? アンカルとは何なのか? 人はどこから来て、どこへ行くのか? ホドロフスキーの哲学とメビウスのアートが生み出した、世界的ベストセラー!
シリア人の大学教員の父、フランス人の母の間に生まれた作家の自伝的コミック。激動のリビア、シリア、そしてフランスで目にした、現在につながる混乱の根源とは──?
「マンガ的爽快感とバンド・デシネのリズム、双方のいいとこ取りがフランスで話題になった、MANGA×BANDE DESSINÉEのハイブリッド格闘アクション!」大友克洋氏絶賛! 【内容】とある王国で開催される毎年恒例の格闘技トーナメント。二人一組で行われるこの大会の優勝チームには栄光の国王杯と金貨が授けられる。貧しい生活を送っていたアドリアンは、武術学校では落ちこぼれだが、優勝して今の生活を脱したいと意気込んでいた。そしてついに出場権を手に入れた大会を明日に控えることに。だが、パートナーは急病で棄権し、アドリアンも出場できなくなる。落胆する彼に声を掛けてきたのは謎の旅人リシャールだった。彼もパートナーを欠き困っていたという。かくして、アドリアンとリシャールの急造チームは、並みいる強敵が参戦するトーナメントに挑む。選手達は火や風、木などの精霊たちにパワーを借りて、相手を倒すのだが、リシャールはすべて素手だけで勝利を得ていく。このままいけば、アドリアンの優勝も夢ではなくなる。ところが……。マンガ・アニメ世代の作家3人が送る今フランスで最も熱い作品! 2015年アングレーム国際漫画フェスティバル“最優秀シリーズ賞”受賞!!
2026年、ナイキ・アッツフェルドは驚異的な記憶力で過去を蘇らせ、自分が生まれた1993年、戦火のサラエヴォでの出来事を思い出す。生後数ヶ月で出会った同じ境遇のふたりの孤児、アミールとレイラのこと、生涯ふたりを守りぬくと誓ったこと。さまざまな宗教が覇権を争う時代、ナイキは離れ離れになったふたりを探しに行く。レイラは今や有能な宇宙物理学者で、人類の未来に大きな影響をもたらす可能性のプロジェクトに関わっている。一方アミールはかつてサッカーのゴールキーパーとして鳴らしていたが、今では科学、文明、思想の三つを抗争の柱に掲げる国際テロ組織の手先となっている。3人は意図せずして地球規模の闘争に巻き込まれるが、この闘争を陰で操っているのが「モンスター」という謎の人物だった。エンキ・ビラルは世界的に有名なバンド・デシネ作家、及び映画監督。「モンスター」は彼の代表作と言える傑作。第一部は1997年に発表され、10年余りの歳月をかけ、2006年にようやく完結。9.11の同時多発テロ事件、急進的な宗教団体の台頭、異常気象などを暗示するようなシーンに驚くとともに、独特の幻想世界に堪能するばかり。エンキ・ビラルは鮮やかに既存のマンガとSFのコードに挑戦し、新たな可能性を示す。第1部「モンスターの眠り」。
あの夏、忘れられない家族の想い出。みんなが一年で一番楽しみにしているイベントは“夏のヴァカンス”。だけど今年のヴァカンスはいつもとちょっと違う、切ないハプニングの連続だった。バンド・デシネ作家のピエール、妻のマド、そしてジュリー、ニコル、ルイ、ポーレットの4人の子供たち。ベルギーのブリュッセルに暮らすファルデロー一家は、毎年夏になると、マイカーに乗って旅行に出かけるのが恒例。1973年―ミシェル・サルドゥーのシャンソン「恋のやまい」が大ヒットした年。出発前にゴタゴタがあったものの、その年も一家は意気揚々と夏の一大イベントに出発する。目的地はもちろん太陽が降り注ぐ南フランス。一家は、ルノーの赤い4Lに乗り込み、歌い、騒ぎ、寄り道をしながら、南へと向かう。明るい陽射し、そよ風、誰もいない自分たちだけの川辺。どこか懐かしい風景と特別な時間。夏休みの体験が、家族の間にあるわだかまりを解き、一家の絆をより深めていく……。瑞々しい筆致で、ノスタルジーたっぷりに送る、かけがえのないフランスの夏休み。
〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』、傑作と名高い選りすぐりの3作品を収録した歴史的名作シリーズの初邦訳。メビウス、エンキ・ビラルと並び、BD界の三大巨匠と称されるスクイテンが、ついに日本上陸。繊細な描線、計算されつくされた構図、あらゆる芸術のエッセンスを詰め込んだBD芸術の真骨頂! 第16回文化庁メディア芸術祭大賞受賞作品。